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【山陰旅行記】サンライズ出雲!特急やくも!鉄道で巡る山陰旅

こんにちは。

今回からは2022年9月に行ってきました山陰旅の様子を投稿していきます。

まずは行程紹介を兼ねて旅を一気に振り返っていきます。

この旅行は2020年10月に訪れた山陰旅のリベンジも兼ねたもの。当時は出雲大社稲佐の浜など十分に観光することができませんでした。今回はそんな出雲もじっくりと、そして島根の県都松江もしっかりと観光していきます。最終的には山陽は広島県まで移動していきますが、夏の旅ならではのトラブルにも見舞われています。

どんな旅になったのかぜひ見届けていただければと思います。

 

以下目次です。

 

それではスタート!!

旅の行程

0日目

東京駅から寝台特急サンライズ出雲に乗車して出雲市を目指します。

1日目

出雲市到着後は出雲観光。夕方に一畑電車松江へ移動し、松江に宿泊します。

2日目

午前中は松江観光。午後は松江駅から特急やくもに乗車して岡山を目指すはずが…

台風直撃によって伯備線が夜まで運休。当日中に岡山まで向かうことが不可能になり、あの手この手を使って鳥取県米子まで移動。米子にて宿泊します。

3日目

米子から朝イチの特急やくもに乗車して岡山へ。駅の外に出ることなく新幹線に乗り継ぎ、広島県三原まで移動します。三原からはバスを利用して広島空港へ。広島空港から飛行機で羽田へと帰ります。

 

0日目) 寝台特急サンライズ出雲で一気に山陰へ

旅の始まりは夜21時を過ぎた東京駅。この時間帯から旅を始めることは、寝台特急が全盛期だった時代からすると当たり前だったのかもしれませんが、現在はかなり珍しいパターンですね。

日曜夜の東京駅はこれから家路につく人とサンライズで出発する人でかなり賑わっておりました。

 

終点出雲市までは約12時間。車内販売もないためしっかりと買い出しをしてから乗り込みます。12時間過ごす部屋はB寝台シングル個室。1階ではありますが、寝台列車という非日常の景色に心が躍りながら東京を離れます。

ただ旅の始まりなので夜更かしすることなく早めに就寝しておきました。

 

目が覚めると車窓に広がるのは全く知らない景色。目が覚めてスマホの位置情報を見ないとどこを走っているのかわからない、そんな経験中々出来るものではありません。
早朝の岡山を抜けて、山間の伯備線へと入っていきます。

1日目) 出雲観光を満喫

東京駅から12時間の寝台特急の旅は島根県出雲市駅に到着して終了。

いつまで走っているかわからない寝台特急サンライズ。今のうちに乗車しておくべきでしょう。ただかなりきっぷが取りにくくなっており、平日でも満席が続出しているみたいですね。

watabimaruga.hatenablog.co

 

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出雲に到着して温泉に入り、早めに昼食を食べます。出雲といえばそば。

駅前にある出雲そば一福さんで揚げなすのそばを頂きました。出雲といえば割子そばですが、今回は通常のそばに。器が異なるだけでそばの味は同じですからね。

 

出雲市駅から一畑電車を利用して出雲大社へとやってきました。前回参拝時は拝殿でお参りして大満足し帰ってしまいましたが、今回はしっかりと神楽殿の大注連縄まで見てきました。

さすがの出雲大社。平日というのにかなりの賑わいがありました。

 

出雲大社から歩いて15分ほど、やってきたのは稲佐の浜

国譲りの神話の舞台でもあり、神在月には全国の八百万の神がこの稲佐の浜から出雲にやってくる場所としても有名です。

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出雲大社へと戻り、続いてやってきたのは古代出雲歴史博物館。

神話の時代から存在するという出雲大社の歴史をはじめ、出雲周辺で発掘された青銅器などの展示もあり、かなり見ごたえのある内容になっていました。

出雲大社参拝とセットで訪れるのがおすすめです。

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2日目) 台風迫る松江を観光

出雲観光を終えて一畑電車に乗車。宍道湖の北岸を走って松江までやってきました。

松江に到着してまずは夕食。こちらは松江のB級グルメのカツライス。カツカレーのようにも見えますがかかっているのはデミグラスソース。他の地域では見ることが出来ないご当地グルメを楽しむことができました。

 

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松江で宿泊したのは2022年4月にオープンしたばかりの御宿野乃松江。

言わずと知れた共立リゾートのドーミーイン系列の和風版ホテルです。最上階には宍道湖を望むことが出来る天然温泉、さらに朝食には島根県ご当地グルメをたくさん堪能することができました。

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2日目に入り松江市内を観光していきます。この時山陰地方には台風が近づいており、風がとにかく強い状態での観光になりました。

まずやってきたのは松江城。現存12天守の1つで、宍道湖松江市街地を望む位置に建てられています。強風でガタガタいう天守閣を見学するのも貴重な経験になりました。

 

松江といえば、張り巡らされているお堀を船で巡ることができる堀川遊覧船。

ギリギリの橋を身をかがめながら進んだり、堀から見る松江城や市街地を楽しむクルーズなのですが、台風接近につき全く営業していませんでした。

 

天気が悪いときに観光するべきは屋内施設。やってきたのは松江城のすぐそばにある武家屋敷風の建物の松江歴史館。
館内には松江の歴史をはじめとした展示と松江の文化でもある茶の湯を味わうことが出来る喫茶店もあります。大雨と強風を建物の中で観光しながらやり過ごしていきます。

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2日目) 列車運休!旅程崩壊を乗り越えろ!

風は強いままですが雨は小康状態になったので松江城付近から宍道湖大橋を渡って松江駅までやってきました。

本来の予定ならばここ松江駅より特急やくもに乗車して山陰を離れる予定でした。しかし台風接近に伴い、山陰本線伯備線運休中。列車で松江を出ることは不可能に。

せめてもの可能性にかけて伯備線の始発駅である米子へとどうにか向かう方法を探します。

 

松江駅でどうにかこうにか米子に行けないか探していると、駅前のバスターミナルに米子空港行きのバスが。これしかないと判断し即座に飛び乗りました。

なんとか米子空港へたどり着き、しばし米子空港を見学。一度羽田へ飛び、そこから岡山へ飛べば解決ですがそんなお金はありません。ちなみに米子羽田便は台風接近中でしたが普通に飛んでいるようでした。

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米子と境港を結んでいるJR境線は通常通りの運行。ということで米子空港からはJR境線に乗車して米子駅までやってくることができました!!

伯備線再開の情報が出るまで待ちますが、再開は夜の9時とのこと。この日中に岡山まで行く列車は存在しないということで、この日は米子滞在が決定したのでした。

 

宿泊したのは米子駅前にあった米子ワシントンホテルプラザ。

翌早朝からの移動が決定していたので駅前のホテルにしました。素泊まりかつ滞在時間もものすごく短かったので特に宿泊記は用意していません。

 

3日目) 朝から大移動で山陽へ向かうも…

最終日は早朝から移動が始まります。朝6時の特急やくもに乗車してまずは岡山を目指します。台風はどこかに行ってしまい快晴の空模様。

ただ台風がなければ2日目に国鉄色リバイバルやくもに乗車できるはずだったので少し残念な気持ちを抱えたまま伯備線を進みます。

 

特急やくもの終点岡山で下車。観光する時間もなく乗り換え改札から新幹線乗り場へとやってきました。

本来の予定であれば、岡山から広島まで向かい広島観光もちょっと楽しむはずだったんですが、乗車するのはこだま号。広島の手前まで向かいます。

 

こだま号を下車したのは三原駅。瀬戸内海の島々への船が出ている他、駅にはでかでかとたこの街と書かれています。ぜひゆっくり観光をしていきたいのですが、時間が迫っているのですぐにバスに乗り継ぎ。山の上にある広島空港を目指します。

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というわけでまだまだお昼時ですが広島空港に到着。13時発の羽田行の便に搭乗するため、山陰から一気に移動をしてきました。
せめてもの広島気分をということで昼食にはお好み焼きを選択。そばが入ったお好み焼きは広島ならではですね。初めて入れるサクララウンジを楽しみながら、JALにて羽田空港へと帰ってきたのでした。

 

 

ということで以上山陰旅のまとめ記事でした。

台風接近によって思い通りにはいかなかった旅行ではありますが、念願だったサンライズ出雲や新型車両の導入が発表された特急やくもにも乗車することができました。さらにリベンジと題して2年前には観光できなかった部分もしっかりと見ることができました。

ただ、岡山については消化不良。食べたかったものや泊まりたかったホテルなどがあったので、このあとリベンジ旅行をすることになりました。そちらの記事もお楽しみに。

 

この記事は2022年9月上旬時点での情報です。

最後までお読みいただきありがとうございました。