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【米子鬼太郎空港】米子空港経由で松江米子間を移動する! 鉄道で巡る山陰旅⑥

こんにちは。

今回は山陰の鳥取県に位置する米子鬼太郎空港を紹介します。

台風直撃の中行程を進めていた山陰旅。台風には勝てず、これから利用する予定だった山陰本線伯備線が運休。この日中に岡山に到達する術を失ってしまいました。

復旧したら伯備線に飛び乗れるように伯備線の起点駅である米子駅へと移動することに。限られた手段を用いて米子に移動する際に経由した米子空港をついでに紹介するという棚ぼた記事になります。

 

以下目次です。

 

それではスタート!!

JR運休中の松江駅から空港連絡バスに飛び乗る

松江観光を終えて台風の中宍道湖大橋を渡りJR松江駅までやってきました。列車の運行情報はネットでも見ることができますが、駅に行って最新情報を得るのが一番。

松江駅はこのあたりでは大きなターミナル駅になっているので列車がだめでも他の手段を探しやすいというメリットもあります。

 

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松江駅の改札にやってきましたが完全に運休中でホームにすら上がれない状態。まだ線路の点検の目途も立っておらず、ここで待っていてもどうしようもない状態でした。

伯備線は米子始発の列車が多く、松江で運転再開を待つよりも米子へ向かったほうが早いと判断しなんとか米子へと向かおうと思います。

といっても列車は運休中。いわゆる路線バス乗り継ぎ旅になるのかなと思っていたのですが…

 

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駅前のバスターミナルを眺めどうやって米子へ向かうか考えていた所、視界に入ったのは米子鬼太郎空港行きのバス。米子の文字が見えたのでこれしかないとノータイムで飛び乗りました。

行程をしっかり組んでから行動に移す派の人間なんですが、この時はさすがに勝負をかけるしかありませんでした。実際にこの次の便は4時間後。飛び乗ってよかったです。


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列車でも高速バスでも山陰を脱出することが出来ないため、飛行機にお客さんが流れているのか、バスは半分程度のお客さんを乗せていました。

大荒れの天気というわけではないものの、悪天候の中バスは松江を離れて鳥取県の米子へと向かっていきます。

 

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バスの車両自体は高速バス仕様になっておりかなり快適に移動することができます。ただルートとしては、高速道路を通ることはなく松江を北に抜けて中海の北側を走行し米子空港を目指します。

途中通称ベタ踏み坂と呼ばれる江島大橋を渡って島根県から鳥取県へと入ります。もちろんバスもベタ踏み、アクセルを踏んでうなりを上げながら登っていました。

 

松江駅を出発して約50分ほどで米子空港に到着しました。

バスは飛行機の出発時間に合わせて運行しているため、バスを下車した人のほとんどがそのままANAのチェックインカウンターへと吸い込まれていきました。

 

米子空港ターミナルビルとすなば珈琲

すぐに米子駅へ移動することもできましたが、せっかくなのでターミナルビルを見学していきます。米子空港は3階建てで1階が到着ロビー、2階が出発ロビー、3階が展望デッキとよくある地方空港の造りになっています。

そして特筆すべきは空港の愛称にもなっているゲゲゲの鬼太郎。空港内には至る所にゲゲゲの鬼太郎のキャラクターたちが描かれています。写真のプリクラもここならではですね。

 

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簡単にビルの中も紹介していきます。1階は到着口とチェックインカウンターがあります。

米子空港は国内線にはANAのみの就航となっています。したがってANAのチェックインカウンターがあるのみでした。国際線は香港、上海、ソウルに就航しているようですが、訪問時点では運休中でした。


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2階は搭乗待合室や保安検査場、そしてお土産屋さんとレストランがあります。

鳥取県の中でも西部に位置する米子ということで島根鳥取両県のお土産が売られているようでした。

ちょうど東京便が出発する直前ということもあり、このエリアはかなりの賑わいを見せており、台風真っ只中の空港の景色には見えませんでした。

 

そんなレストランコーナーには鳥取県が誇るカフェチェーンのすなば珈琲があります。

元々鳥取県に寄る予定はなかったので考えていませんでしたが、せっかく鳥取へと来られたので食べるしかないですもんね。ということですなば珈琲にて猛烈に早い夕飯にします。

こちらのすなば珈琲米子空港のエプロンや滑走路を見ながら食事が出来るようになっており、米子空港に来た際にはぜひ寄っておきたいお店ですね。


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注文したのはもさ海老ホットサンドとすなば珈琲名物のバグっている大きさのアイスコーヒー。2021年に鳥取駅前店で売り切れおり食べられなかったホットサンドのリベンジを果たすことができました。

予定になかったすなば珈琲を楽しむことが出来て、旅程が狂って落ち込んでいたメンタルもかなり復活しました。

 

空自基地と併用の米子空港

3階の展望デッキへとやってきました。

天気があまり良くないですが、米子空港の滑走路は中海に突き出す形になっており、中海の景色が眺められるはずです。

 

ここ米子空港航空自衛隊美保基地との共用になっています。したがって写真のような空自機の発着も見ることが出来るようになっています。

米子空港を発着する民間機はANAの東京便が1日6便ほどと多くはない発着数です。しかし自衛隊機の発着を見ることが出来るので、完全に飛行機がいないという時間はそこまで長くないのではと思います。

 

ANAの東京行が出発していきます。山陰へはANA鳥取、米子、萩石見の3空港に、JALが出雲にとうまく棲み分けがなされています。片方の航空会社のみで便数が少ないので、やはり山陰へのアクセスはよくないなという印象がありますね。

天気が良くない中でしたが展望デッキはお見送りの人がちらほらと見えました。

 

鉄道でもアクセス可能!米子空港駅

早い夕飯も済ませ、米子空港も十分に見学したので米子駅へと移動します。

米子空港から米子駅へはバスもしくは列車で向かうことができます。台風接近中ですが米子空港駅から米子駅を結ぶJR境線は通常運行中。今回は列車で向かうことにしました。

米子空港駅はターミナルビルのすぐ近くまで乗り入れているわけではないため、5分ほど歩く必要があります。

 

道中には途切れることなく屋根が続いており濡れずに向かうことができます。また、米子空港駅への標識もしっかりあるので迷うことはほぼないはずです。

ちなみに歩道橋の上は曇りガラスになっており空港の様子がはっきり見えるというわけではありませんでした。

 

米子空港駅にやってくるのは米子駅境港駅を結ぶJR境線です。境港はゲゲゲの鬼太郎の作者水木しげるの故郷であることから、境線の列車はゲゲゲの鬼太郎ラッピングなっています。しかも車両ごとにキャラクターが異なる力の入れようです。

基本的には1時間に1本ほどの本数があり、利便性もある程度は確保されていました。

 

JR境線はボックス席が並ぶローカル線の車両ですが、車内もしっかりゲゲゲの鬼太郎仕様になっています。

また空港駅を抱えているということもあるのか交通系ICを利用することができます。便利ですよね。

 

境線に揺られて30分ほどで米子駅に到着しました。

伯備線再開してないかなと少しだけ期待していましたが、米子駅の改札にある時刻表には境線以外全く表示されていない状態。残念ながら再開予定は21時台。しかも新見行と当日中に岡山に到達することは不可能になりました。

ここで断念をして米子駅近くのホテルに宿泊、翌早朝から移動することにしたのでした。

 

 

ということで以上米子空港の紹介でした。

まさか飛行機を利用しない空港の紹介記事を書くことになるとは思いませんでしたが、

すなば珈琲がある時点で超優秀な空港だと確定しましたね。

出雲や松江までの距離も、倉吉や鳥取までの距離も非常に遠いというほどではないので、山陰観光の起点になってきそうな空港でした。JRで直接アクセスすることが出来る点もかなり強いところだと思います。

 

この記事は2022年9月上旬時点での情報です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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