こんにちは。
沖縄県の沖縄本島から西に約300kmの海に浮かぶ大人気リゾート地の離島である宮古島。そんな宮古島へのアクセスは飛行機が主となります。沖縄本島との間にも旅客便のフェリーの運航はなく、もちろん本州方面にもありません。その分、沖縄本島をはじめとして航空便が非常に充実しており、那覇便は1日14往復もあります。そのほかにも羽田、関西、中部との直行便が設定されている他、同じ沖縄県の離島である多良間島と石垣島との間にも航空便が設定されています。
宮古島にやってくる、宮古島から出るためには必ず利用することとなる宮古空港。宮古島の玄関にふさわしく島の雰囲気を感じれるようになっており、離島空港としては設備も充実しています。今回はそんな宮古空港を紹介していきたいと思います。
以下目次です。
それではスタート!!
宮古島の玄関口となる空港
宮古島の北西部にある宮古島の中心部のすぐ南側に位置しているのが宮古島の宮古空港。宮古島と沖縄本島、本州各地を結ぶ路線が発着しますが滑走路は1本で2000mの長さとなっています。滑走路に並行する誘導路がないため、滑走路端で一度回転してから離着陸することになっており滑走路の長さも含めて増便や機材の大型化が妨げられています。
ターミナルビルの外観は沖縄っぽさを感じるような赤い瓦が使われており、何重にも屋根が重なった面白い見た目になっています。
宮古空港からの地上交通ですが、島内に鉄道は通っていないため公共交通はバス一択となります。しかし空港と宮古島中心部を結ぶ飛行機に接続したシャトルバスなどの設定はなく、島内を走る路線バスの1つの停留所として宮古空港バス停があるといった具合。観光にはレンタカーを用いるのが一般的となっています。
南国感じるターミナルビル
それではターミナルビル内を紹介していきます。宮古空港のターミナルビルは3階建てになっており、1階がチェックインカウンターや到着口、2階にお土産屋さんやレストランと出発口、3階に展望デッキがあります。一般的な地方空港にありがちな作りになっていますが、中央部が3階まで吹き抜けになっており沖縄の島らしく日差しが差し込む明るい空港となっています。
まずは1階から。到着口の手荷物受取所です。離島の空港とはいえ、東京からやってくる中型ジェット機もあるため2つのターンテーブルが出迎えてくれます。各空港で工夫を凝らしてお出迎えをしていることが多い手荷物受取所ですが、宮古空港には熱帯魚が泳いでいる水槽が設置されていました。
1階の到着口とチェックインカウンターのエリアです。到着口の目の前には案内所、そして宮古島ではおなじみの宮古島まもる君が設置されていました。チェックインカウンターですが宮古空港はANAとJALグループのJTAとRACが就航しているため、2社のチェックインカウンターが並ぶ形となっていました。
ちょうどクリスマスが迫った時期に訪問していることもあってサンタさんやクリスマスツリーなどがありました。
2階には吹き抜けに沿ってお土産屋さんが並んでいます。沖縄のお土産はもちろんですが、宮古島ならではのお土産も揃っており、沖縄本島と合わせて訪問する際もお土産被りなどは気にしなくてもいいような品揃えでした。
お土産屋さんが並ぶエリアを抜けるとレストラン街になっています。レストランは3店舗で沖縄料理、宮古そば、そして日本では沖縄にしかないハンバーガーチェーンのA&Wが入っています。宮古島でもエンダーが食べられるのは超うれしいですが、今回の滞在では沖縄本島でエンダーに行けるので、今回は宮古そばを選択してみました。
今回頂いた宮古そば。沖縄そばの中の1つの種類でそこまで明確な違いがあるというわけではありませんが、特徴的ことが1つだけあります。それがこの見た目。写真左側の状態で提供されるのが宮古そばです。具が載っていないのが宮古そば…ではなくて、具材が麵の下に隠されており、自分で発掘する必要があるのが宮古そばとなっています。
同じ2階の制限エリア内へとやってきました。羽田便がある割には制限エリアが少し手狭な印象で、本州便と那覇便が重なったりするとかなり混雑するのではないかと思います。制限エリア内にはお土産屋があり、買い忘れのお土産を最後に調達できるほか、軽食コーナーもありジューシーおにぎりなどが販売されていました。
制限エリア内、宮古空港のAとB2つの搭乗口に挟まれたエリアには巨大な液晶ディスプレイが設置されており、宮古島に関する広告が流され続けていました。観光客にとっては帰路に着く直前のタイミングで見ることになるとは思いますが、それでも次回の旅も宮古島へという宣伝になるのかもしれません。いずれにしろこの大きさの画面で宣伝していれば目には付きますね。
飛行機と市街地を望むデッキ
最後にターミナルビル3階にある展望デッキを紹介します。デッキはすべて屋根に覆われているというわけではなく開放感のあるつくりとなっています。訪問時のように雨の日だとフェンスそばまで行けない場所もあるので注意が必要です。
またフェンスはかなり高く厳重に設置されていますが、間隔が広いこととカメラ穴があることから普通のスマホカメラなどであれば撮影は問題なく出来そうです。
駐機場に止まる飛行機の向こう側には並行誘導路のない滑走路があり、そしてその先に見える街並みが宮古島の中心部の街並み。離島ということで高い建物はありませんが、それでも建物が密集しているように見えます。
ちょうどこの日は東京からやってきたANAの中型機B767型機がいました。小型機に比べるとかなりの迫力がありました。ギリギリB787型機までであればやってくることができるようです。
展望デッキからはギリギリ海も眺めることができます。滑走路端のもっと向こう側、天気が悪く空との分かれ目がはっきりと確認できませんが、それでもちゃんと海は見えています。デッキから飛行機と青い海と空を眺めれば空港から出ずとも宮古島に来たという実感を得ることができそうです。
ということで以上、宮古空港の紹介でした。
宮古島と本州・沖縄本島を結ぶ唯一の交通手段である飛行機。そして宮古島に来るならば必ずといっていい程使うことになるのが宮古空港でした。空港はその地域をコンパクトに楽しめるような工夫がされていることが多く、宮古空港も例外ではなく、食事やお土産、そして建物の雰囲気まで沖縄の離島を感じることができる空港となっていました。ちなみに宮古島と橋で結ばれた伊良部島と橋で結ばれた下地島にはみやこ下地島空港という空港があります。ここには東京から直行便も出ており、こちらも特殊な空港となっています。ぜひこちらも利用してみてはいかがでしょうか。
この記事は2023年12月下旬時点での情報です。
最後までお読みいただきありがとうございました。