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【松江旅行記】水と歴史の松江観光 鉄道で巡る山陰旅⑤

こんにちは。

今回は山陰島根県県都である松江観光の様子をお届けします。

宍道湖のほとりに位置している松江は歴史の街。現存12天守の1つである松江城をはじめ、松江城周辺には歴史的な建造物が揃っています。

そんな松江ですが、実は水の都でもあります。宍道湖の水もそうですが、松江の市街地は宍道湖から流れ出る大橋川や松江城の堀としても利用される京橋川など、川が形成している街でもあります。

松江観光を歴史、そして水に関連したスポットを中心に、もちろんグルメも挟みながら紹介していきたいと思います。

 

以下目次です。

 

それではスタート!!

島根の中心松江の街歩き

まずは松江の街歩きから。じっくりと見たいスポットだけではなく普通に街を歩いているだけでも十分に観光になります。特に町割りに関しては城下町の雰囲気をそのまま感じられるところも多く残っています。

こちらは松江の京店商店街と茶町商店街。朝の営業前の時間帯のため賑わいは皆無ですが、雰囲気ある通りになっています。京風の町並みからその名が付けられたようです。

 

商店街を抜けて宍道湖方面へと向かうと見えてくるのは宍道湖大橋です。宍道湖から中海へと流れる大橋川の入口に掛かる橋になっています。

最も宍道湖に近い橋になっており、夕日スポットとして有名な橋でもあります。台風の真っ只中だった訪問日は風が非常に強く歩くのがやっとでした。

 

京店商店街から京橋川を渡った場所にあるのが島根県市町村振興センター。タウンプラザしまねという愛称がついています。

建物内にはパスポートセンターや会議室等の事務的な設備や、写真右側のような島根県各市町村を紹介しているコーナーが設けられています。島根県は横に長く今回訪問した松江や出雲は島根県のまだまだ東部。西にはまだまだ多くの自治体があります。

 

タウンプラザしまねから松江城方面へと歩いていくと竹島資料館がありました。領土問題を抱えている日本海に浮かぶ竹島島根県に属しています。そんな竹島に関する展示などを行っている施設になります。

あいにくこの日は休館日。残念ながら訪問することは叶いませんでした。

 

竹島資料館を過ぎると島根県庁が見えてきました。人口は全国46位の島根県の県庁ということもあってかそこまで大きな建物というわけではありません。ただ敷地はかなり広く、先ほどの竹島資料館も県庁舎の一部分にあるようです。

そして県庁あるあるの城のすぐ近くにあります。現在は城内というわけではないですが、昔の規模からいうと城内ですね。

 

松江のシンボル国宝松江城

松江観光のメインとも呼べる松江城を見ていきます。松江城へは松江しんじ湖温泉駅からなら歩いていける距離、JR松江駅からだとバスで10分かからないくらいです。

まずは大手門から城内へと入っていきます。大手門の前には松江城とその城下町を作り松江の発展の礎を作った堀尾吉晴公の銅像が建てられています。

 

松江城内には城には似つかわしくない建物があります。それがこちらの興雲閣という建物。

興雲閣は明治36年西暦だと1903年に完成した建物で当初は迎賓館として、その後は松江市の展覧会や会合等に使用されていました。

 

現在は中を無料で見学することができます。1階には喫茶室があり伝統的な建物の中で優雅な時間を過ごすことができます。そして2階には大広間がありこちらは貸切をしてイベント等に使うことができます。

 

興雲閣を後にしていよいよ松江城天守へと向かいます。国宝であり江戸時代の1611年に築城されたものが残されています。

本丸には天守しか残されておらず、広い本丸の空間に天守の圧倒的な存在感を感じることができます。また写真映りもかなり良いです。

 

天守内へと入ってきました。内部は松江城に関する展示がメインになっています。

現存天守であることから階段は急になっており中を見学するときは覚悟が必要です。

 

最上階の5階は天狗の間と呼ばれており、松江の街並みを眺めることができるようになっています。この日は台風接近中で窓ががっちり閉められており、中は蒸し蒸しでした。また風が強く窓を揺らす音が恐怖を感じさせるようでした。それでも全く被害がないのは流石江戸時代から続いている建物ですね。

 

最上階からの景色を簡単に紹介します。写真左側は城下町の景色。高い建物はありませんが密集度は高くなっています。

写真右側は宍道湖方面。宍道湖岸には島根県庁をはじめとして官公庁が集まっているエリアと松江しんじ湖温泉エリアになっており比較的大きめな建物が集まっています。

 

台風を避け屋内施設で松江の歴史を学ぶ

松江城観光を終えて雨が強くなる予報があったので屋内で観光できる施設にやってきました。こちらは松江歴史館。松江城下町をはじめとした松江の歴史を中心に展示・解説がなされています。

外観は松江城の周辺に存在した武家屋敷風になっており松江の街の雰囲気作りにも一役買っています。

 

松江歴史館の館内には喫茶店があります。こちらの喫茶店では松江の文化でもある茶の湯、そして和菓子を楽しむことができます。

せっかくなので窓の外に広がる日本庭園を見ながらお店の目の前で手作りしている上生菓子とお茶を味わってきました。お菓子はおすすめの生わらび餅。お茶との相性が最高でした。

 

こちらは松江城の周囲に広がる堀。奥の方向は塩見縄手と呼ばれるエリアで小泉八雲旧宅や見学することのできる武家屋敷等があります。ただ雨風が強く今回はこれ以上進むのを断念しました。台風ですからね…観光施設が休業していなかっただけよしとしましょう。

 

松江は水の都。街の中に張り巡らされている川や水路から観光を楽しめる堀川遊覧船があります。これも松江の名物なのですが、まあ悪天候につき欠航中。舟すらもいませんでした。

 

松江のご当地グルメを楽しむ

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最後に松江ならではのグルメを紹介します。出雲なら出雲そばやぜんざいといった有名なご当地グルメがあります。同じ島根県なので松江でもそれらのグルメを楽しむことは可能ですが、松江ならではのものを食べるためにやってきたのはレストラン西洋軒さん。


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注文したのはこちらのカツライス。一見カツカレーにも見えますが全くの別物。かかっているのはなんとデミグラスソースなんです。

普通に美味しかったですね。デミグラスソースと白ごはんって未知数な気がしますが、割と相性も良かったです。

岡山名物のデミかつ丼と近いものを感じますが、松江の方カツライスは丼ではなく洋風皿での提供でした。

 

 

ということで以上、松江の旅行記でした。

今回は台風によって満足な松江観光とはいきませんでした。それでも国宝松江城を見ることができたり、松江の上生菓子ご当地グルメを楽しむことができ、台風の中でも楽しむことはできたと思います。

紹介だけした塩見縄手方面の観光スポットや天気が良いなら宍道湖に沈む夕日などまだまた見どころがあり、消化不良感は否めません。また訪れて紹介できたらと思います。

 

この記事は2022年9月上旬の情報です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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