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【搭乗記】JTA宮古那覇 うちなーの翼で宮古島から沖縄本島へ!

こんにちは。

今回は沖縄の離島路線、宮古空港から那覇空港への搭乗記をお届けします。

沖縄那覇空港を拠点に沖縄県の離島や本州各地との間を結んでいる日本トランスオーシャン航空、通称JTA。うちなーの翼をコンセプトに沖縄と各地を繋げる大事な役割を担っています。またJALグループの一員として、羽田発着の岡山線や小松線にも就航。その認知度を沖縄県以外でも徐々に高めていっている航空会社です。

今回はそんなJTAの運航するドル箱路線でもある宮古那覇線を利用。JALグループでありながら、沖縄らしさを所々にちりばめたサービスがあり機内から沖縄の雰囲気を感じることができます。沖縄を感じる路線と機材、サービスで沖縄を満喫したフライトを紹介していきたいと思います。

 

以下目次です。

 

それではスタート!!

うちなーの翼JTA

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搭乗記の前にまずは日本トランスオーシャン航空のご紹介から。日本トランスオーシャン航空JTAは前身の南西航空から60年近く沖縄に根差した航空会社として沖縄の空を飛び続けています。

沖縄那覇空港を拠点として、中部や関西、福岡といった大都市はもちろん、小松や岡山などの地方都市にも就航。そのほかに宮古や石垣と羽田、関西を結ぶ便を就航させており、まさにうちなーの翼となっています。

 

中部国際空港で撮影した写真を使いながら機体の特徴をお話していきます。JTAの機材はB787-800型機で統一されており、同じ機体を運航するJALと全く変わりのない機体外観に見えますが、ちょっとだけ異なる点があるんです。

まずは機体前方から中ほどにかけての会社名のロゴ。JALとは異なりきちんと「JAPAN TRANSOCEAN AIR」となっています。また操縦室すぐ下にはうちなーの翼のロゴ、機体前方のドア横には沖縄らしくでいごの花が描かれています。

 

宮古空港からサクラジンベエで

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それでは宮古空港から那覇空港への搭乗記に参りたいと思います。今回利用する便は宮古12:25に出発するJTA558便。使用機材はB737-800型機ですが、美ら海水族館とのコラボで実現した特別塗装機サクラジンベエジェットを利用していきます。

JTAでは同型機材を14機保有しており、サクラジンベエジェットはその中で1つしかない機材になるのでそこそこレアな機材と言えるかと思います。


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搭乗しました。座席は進行方向左側の後方を指定しました。搭乗率はそこまで高くなく、3+3の座席の片側3席を1人で独占できるほどの混雑具合でした。那覇宮古線は乗り継ぎ需要も含めてかなり混雑しているイメージですが、観光シーズンではないことや平日の昼間便であったことも影響してそうです。

この搭乗より前にJTAの他の機材にも搭乗していますが、機内ではサクラジンベエならではのものなどはなかったかと思います。


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ほぼ定刻に飛行機が動き出し、並行誘導路がないためすぐに滑走路へ進入。滑走路西端へと向かいターンしてから離陸していきます。出発前の安全ビデオはJTAオリジナルのもの、沖縄っぽさを感じるキャラクターが安全について説明していきます。ただJTAの機材だからといって統一されているわけではないようで、行きの那覇宮古便ではJALと同じ仕様の安全ビデオが放映されました。


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2000mと短めな宮古空港の滑走路を目いっぱい使うことなく速やかに離陸。天気が悪く雲も低めではありましたが、離陸直後は宮古空港の北側に広がる宮古島中心市街地を眺めることができました。今回の滞在では宮古空港から1歩も外に出ていないため、宮古島市街地の地理勘は全くなく、名残惜しさも余り感じませんでした。


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全く観光することのなかった宮古島ですが、離陸してから雲に入るまでの一瞬の間だけ空から宮古島を観光。天候が悪いのとほぼ見切れておりはっきりとは確認できませんが、画面左端には宮古島伊良部島を結ぶ観光名所にもなっている伊良部大橋を確認することができました。

 

JTAならではのサービス

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離陸して10分程度で雲の上に出ました。雲の上は当たり前ですが綺麗な青空。やっと沖縄らしい空が見えるようになりましたが、残念ながら海は全く見えず。

ベルトサインの消灯時間は5分程度とかなり短め。時刻表上のフライト時間も50分と短いので天候によっては消灯する時間が全くないこともあるかもしれませんね。


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JTAJALグループと基本的には同じサービス内容でWi-Fi環境もJALと同じものが整備されています。

ドリンクサービスでは、JTAならではのドリンクメニューとしてさんぴん茶が提供されています。那覇宮古線のような短いフライトではサービスが提供されない場合もあるので注意が必要です。実際このフライトではドリンクサービスがありませんでした。行きの那覇宮古行の便ではさんぴん茶のみ提供があったので、天候などにも左右されるのかもしれません。


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こちらはJTAの機内誌です。Coralwayという名前になっておりJALの機内誌とは別でJTAオリジナルになっています。沖縄に密着した記事で構成されているので、ペラペラとめくるのにちょうどいい興味深さがありました。

その他機内エンターテインメントについてですが、機内モニターでは沖縄離島の紹介動画などが流されておりやはりここでも沖縄を感じられました。

 

雨の那覇空港に到着

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雲の上を15分ほど飛行すると降下を始め雲を抜けて海も見えるようになってきました。進行方向左側席からは海と遠くにちらっと島が見える程度で気づいた時には那覇空港の沖合側に埋め立てられたB滑走路へと進入していました。


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着陸したB滑走路からはもう1本のA滑走路を渡ってターミナルビルへと向かう必要があり、大雨の那覇空港を少しだけ地上走行して駐機場へと向かいます。那覇空港は駐機場とA滑走路の間に並行誘導路が1本しかないため同時に複数の飛行機が動いているとその動きが制限されることが多くなっています。実際左側にはジェットスターが待たされている状態でした。


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定刻よりも5分ほど早く、宮古空港から約45分で那覇空港22番スポットに到着しました。お隣にはJTAの同じく美ら海水族館とのコラボした特別塗装機ジンベエジェットが駐機していました。乗ってきたサクラジンベエと合わせて2機の特別塗装機が並ぶ様子を見られたってことですね。あいにく制限エリア内からは確認することはできませんでした。


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那覇空港は到着と出発の動線が分かれていないため手荷物受取所へ向かうには案内表示をしっかりと確認して向かう必要があります。手荷物受取所にはめんそーれの看板がありました。本州から来る人が大多数ですが、同じ沖縄県内から到着するとめんそーれには少しだけ違和感を覚えますね。

 

ということで以上、JTAサクラジンベエジェットでの搭乗記でした。

本島と距離がある離島が多い沖縄県では、フェリー以外にも飛行機が住民の重要な足となっています。またリゾート地や観光地として人気が高い島へと本州や海外からお客さんを運んでくるのも飛行機の仕事。沖縄那覇だけではなく宮古島石垣島などを中心にまさにうちなーの翼として大活躍しているJTAで、沖縄の雰囲気を感じるフライトを楽しみながら沖縄離島に訪れてみてはいかがでしょうか。

 

この記事は2023年12月下旬時点での情報です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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