こんにちは。
列車旅もまた旅情があっていいですよね。
ローカル線に揺られる旅もよし、特急や新幹線で駆け抜ける旅もよし。
今回は後者。九州の特急かもめに乗って長崎から博多へささっと移動していきます。
さて、今回も長崎福岡旅をお届けします。
旅は1日目。長崎観光を終えて、宿泊地である福岡に移動していきます。
長崎福岡間の移動は鉄道もしくはバスの2択。バスならば博多バスターミナルと長崎駅前を2時間半ほどの所要時間、2620円で移動することが可能です。
一方JR九州の特急かもめでは、所要時間は2時間前後、自由席で4270円となっています。
典型的な速さをとるか安さをとるか問題の区間ですが、JR九州では格安のネット切符が存在します。
座席数限定、7日前まで購入、変更不可などの条件付きではありますが、博多長崎間の指定席がなんと半額以下の2370円で発売されています。
今回はその格安切符を使って博多まで向かいます。
以下目次です。
それではスタート!!
長崎駅停車中の白いかもめ
長崎駅の3番のりばです。こちらに停車中のかもめ26号に乗車して博多まで向かいます。
長崎を15:19に発車し、博多到着は17:13と2時間を切る所要時間で向かってしまいます。
長崎駅では発車15分ほど前にホームにやってきましたが、すでに停車中でした。流石の始発駅。
今回乗車するのは白いかもめと呼ばれる車両です。
かもめ号には2種類の車両が使われており、もう一つは黒いかもめと呼ばれるグレーの色になっています。
JR九州の時刻表には白いかもめで運転と書かれていましたので、乗りたい車両があるときは事前にチェックしておくべきですね。
ドア周りはちょっと汚れていて、白とはいえないかもしれないですね。
毎日外を走っている車両なので仕方ありません。
九州の特急はどれもデザインが洗練されていて特急のかっこよさが感じられます。
車内の様子
車内も普通の特急とは異なる様子だったので紹介していこうと思います。
車内に入ると広めのデッキがあります。ここ2号車は偶然だったみたいですが、ギャラリーと呼ばれるデッキだそうです。
ネットきっぷは自分で座席表から席を選択することが可能なので、こだわりがあったりする場合は便利ですよね。
少し進んだ通路沿いにもギャラリーの名にふさわしく、デザインが続いています。
これは絵でいいんですかね。ちょっと美術には疎いのでわからないです。
ですが、観光列車でも何でもない特急列車、というか博多長崎間というビジネス利用も一定数ありそうな特急列車なのにこのような遊びごごろがあるのは楽しいですね。
旅行者としては旅情をガンガン感じます。
少し進むとなにやらフリースペース的な所がありました。
電話はデッキでお願いしますとよく言われますが、これだけデッキにスペースがあれば電話も十分にできそうですね。
窓が縦長についているので、自分の座席の窓から楽しめない車窓を楽しむことができるのもいいかもしれません。
他の号車にも様々な形のフリースペースがあるようでした。全部見ていないので写真はありません。
さあ車内へと入ってきました。こちらが指定席車内の様子です。
特徴的なのは荷物棚でしょうか。大多数の特急の荷物棚といえば、ただ置けるようになっていますが、この885系の荷物棚はまるで飛行機のように閉められるようになっています。
ただそこまで広いスペースというわけではないので、あまり大きな荷物、スーツケースなどは入らないかもしれません。恐らくその時のために前方に荷物スペースがあるのだと思います。
座席は黒色でヘッドカバーが落ち着いた金色のようになっています。
座席の間にあるひじ掛けも大きく、横の人と取り合いになることはないでしょう。
テーブルは背面ではなく、真ん中のひじ掛けから取り出す方式で、電源も備えられていました。
普段飛行機ばかり乗っていますが、特急列車も特急列車で快適で良かったです。
車窓
続いては車窓を紹介していきたいと思います。
長崎駅を発車すると一瞬だけ新幹線と並走しますが、新幹線はすぐにトンネルの中に消えてしまいます。次に再会するのは諫早駅です。
長崎駅を出ると次の浦上駅まで高架化された線路を走っていきます。
長崎駅発車時、指定席車内のお客さんはまばらな状態でした。
列車旅をするとお供が欲しくなります。食べ物は博多についたらすぐ夕飯の予定だったので抜きですが、飲み物は長崎県産のみかんを使ったみかんジュース。
あまりみかんのイメージはない長崎県ですが、長崎では江戸時代からみかんが生産されているそうです。
有明海を挟んだ向こう側には雲仙の姿が見えています。
島原地方もぜひ行ってみたい場所の一つです。熊本から有明海をフェリーで渡り島原へ行く行程何度も考えているんですが、いまだ実行には移せていません。
有明海沿いは地図で見ればよくわかるのですが、くねくねとしており特急列車としては走りにくそうな線路が続いています。
博多方面なら進行方向右側にずっと有明海が見えている状態になるので、車窓を楽しみたい場合は右側席を指定するのをおすすめします。
一気に飛んで佐賀駅です。佐賀観光として吉野ヶ里遺跡を訪れたことはありますが、まだ佐賀の中心部には行ったことがない筆者。そこそこ発展していましたね。
そして時間帯が時間帯で、佐賀駅は学生で大混雑。停車中は視線を感じました。
さらに佐賀駅からは多数の乗車があり、指定席も窓側席はほとんど埋まっている状態になりました。
さらにさらに自由席もほぼ満席の状態なのか、ゴミ捨てに行った際にデッキに立っている人までいる状態でした。佐賀博多間は相当な需要がありそうですね。
佐賀平野に入ると特急らしくぶっ飛ばして走っていきます。
佐賀の次に停車したのは九州新幹線と交わる新鳥栖駅です。ちょうど博多方面への新幹線が新鳥栖駅に入っていく様子も見えています。
熊本・鹿児島方面へと向かう人はここで乗り換えかなとも思いますが、そこまで乗降はありませんでした。
博多に到着
長崎から約2時間。博多駅に到着しました。
博多駅に近づいていくほどビルが増えていって、さすがの大都会だと感じます。
向かいのホームには長崎行きのかもめも停車していました。長崎博多間はかもめ以外にも、佐世保やハウステンボスへ向かう特急も走っているので、なかなかの高頻度運転になっています。
新幹線開業でどう変わるのか気になるところです。
博多駅の外へと出てきました。
さすがの大都会だけあり、人、人、人。
博多は何度も訪れており、特に見るものもなかったのでさっさとホテルへと向かいました。
ということで今回はここまで。
長崎博多の移動は来年開業予定の新幹線によって大きく変わることが予想されます。
武雄温泉長崎間を走る新幹線にはかもめの愛称が受け継がれるそうで、長崎博多間を走る現在の特急かもめはなくなってしまいます。
乗るならあと1年ですね。
ただ武雄温泉から博多の間の新幹線開業については未定ということで、特急自体は博多武雄温泉間で走り続けるようです。
どっちにしろ佐世保やハウステンボスへ向かう特急は新幹線関係なく残ると思いますが。
さて次回は長崎グルメに焦点を当てて書いていきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。