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【旅行記】新幹線を迎える準備が進む長崎駅 長崎・福岡旅⑥

こんにちは。

今回はあと1年に迫った西九州新幹線の開業準備が進む長崎駅の様子をお届けしたいと思います。

長崎駅は2020年の3月に新しい駅舎へと引っ越し、現在再開発が行われている真っ只中です。新幹線開業に備えて、新幹線の高架駅のお隣に在来線の長崎駅もお引越しとなりました。駅舎とホームの位置も大幅に変更となっており、旧ホームやその横にあった車庫を含めて再開発のための大工事が行われています。少し不便になったところはありますが、再開発が完了するとそんな不便さも感じることがなくなるはず。

今回は今しか見れない工事中の長崎駅の様子を紹介していきたいと思います。

 

以下目次です。

 

それではスタート!!

路面電車と商業施設が揃う長崎駅

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長崎観光を終えて観光地を網羅している路面電車に乗車。長崎駅前電停までじょうしゃしてきました。大きなターミナル駅へ乗り入れる路面電車は、その大ターミナル駅が始発駅の場合が多いのですが、ここ長崎の場合は途中駅。長崎駅前を通る道路の真ん中に電停があるので、歩道橋から電停へと向かう必要があります。

 

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現在の長崎駅の姿はというとこんな感じ。一目でわかるほど絶賛工事中。

2020年3月に奥に見える白い屋根の高架駅へと移転をしました。それまでは今重機が入っているあたりに駅舎があり、ホームがあり、線路が敷いてありました。現在では特にその名残もなくなっており、重機ばかりになっています。


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長崎駅の駅ビルとして機能していたアミュプラザは引き続き営業をしています。アミュプラザには専門店や映画館などが入っています。このアミュプラザは新駅舎や新駅ビル完成後もこのままの姿で残り続ける予定です。

現在長崎駅でお土産を購入するなら、改札前に仮設のようなファミリーマートがありますが、品揃えが決して多いわけではないので、アミュプラザ1階で購入することをお勧めします。新幹線が開業すれば高架駅の真下にお土産屋さんが入るはずです。

 

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写真に見えてる白い屋根の道が歩行者通路になっています。この通路を介して現在の長崎駅へと向かいます。路面電車やバスとの乗り換え時間が結構かかるので、それを考慮して予定を立てる必要があります。

更にアミュプラザも遠くなってしまうので、お土産選びや駅弁選びに熱中しすぎて予定の列車に乗り遅れないように注意です。


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先ほどの白い屋根の歩行者通路を歩くと間近で工事している様子を見ることができます。逆にこの光景を見られるのは今だけなはずです。

駅東口のこの辺りが何になるのかというと、バスターミナルと新駅ビルができるそうです。新駅ビルは新幹線開業後に完成予定で、マリオット系のホテルが入る予定だそうです。現在の駅前とは全く違った光景になりそうですね。

 

長崎駅の新高架駅舎

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新駅舎と銘打ちながらも、まだまだ建設途中ですが、こちら側は新幹線の駅になります。開業は22年度秋頃。あと1年といったところですね。

佐賀県武雄温泉駅までの一部区間の暫定的な開業という立ち位置になっていますが、その先現在の九州新幹線に繋がる日はいつになるのでしょうか。その日まではこれまで乗り換えなしでつながっていた博多長崎間も乗換が必要になります。

 

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東側にある工事中の新幹線駅を抜けると在来線の改札口に辿り着きます。

駅自体は大きいながらも改札は1カ所のみで、すぐ横に自動券売機、その横にはみどりの窓口が位置しています。前の長崎駅と比較すると、始発・終着駅感が薄れてしまっていることは否めません。

 

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改札前にはファミリマートが入っています。特急かもめ号での車内販売は行われていないので、飲料や食事などを買うならばここがラストチャンスになります。

もちろん長崎土産の取り扱いもありました。確証はありませんが、新幹線駅や新駅ビルができればもう少し規模の大きいコンビニやお土産屋さんが改札前など駅のコンコースへ入るのではないかと思います。

 

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こちらは新駅舎完成に伴い新設された長崎駅西口です。西口にバスターミナルはなく、タクシー乗り場や自家用車の送迎所がありました。

コインロッカーもたくさん設置されてました。見た目は少し寂しい西口ですが、駅前にはすごい施設ができるんです!!

それが…

11月開業予定の出島メッセ長崎

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西口の目の前にはこの11月に開業を予定しているMICE施設「出島メッセ長崎」があります。MICE施設とは国際会議や展示会などを行える施設のことで、近年需要が増加しているようです。

こちらの出島メッセでも国際会議が開催できるコンベンションホール、展示会が開催できるイベント・展示ホールなど充実した施設が準備されています。

 

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出島メッセのすぐ横、というか同じ建物内にヒルトン長崎が入っています。

客室数は200を数え、温浴施設も備えたホテルとなるそうで、こちらも出島メッセと同じく11月1日に開業します。駅からのアクセスも良く、出島メッセでのイベント参加の有無に関わらず、長崎観光の際の選択肢にも入ってくるホテルになりそうですね。

 

長崎駅の新幹線と在来線のホーム

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特急かもめ号に乗車するために長崎駅のホームへとやってきました。こちらもまた特徴的な造りとなっています。

まず構造としては、新幹線のホームと在来線のホームが隣り合う形で存在しています。まだ完成して時間が経ってないこともあり綺麗ですが、新幹線が開業すればまた印象も変わると期待しておきます。

 

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在来線ホームから新幹線ホームを見ると、少しだけ新幹線ホームの方が高い位置にあります。東京駅の東海道線のホームからも東北新幹線のホームが少し高くなっているのが見えますが、これには何か理由があるんですかね。気になります。

新幹線ホームは絶賛工事中。作業員の方の姿もちらほら見えました。

 

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長崎駅は始発・終着駅でこれ以上線路は伸びていないのですが、海側は開けている構造になっています。

県庁に近い場所に改札でも設けるのかと思いきや、長崎の海を感じられるように開放的な構造にしたとの記述がありました。列車でやってきたお客さんを長崎の海を望める駅で出迎えるということなんですね。

 

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在来線のホームは5番のりばまであります。4番のりばは3番のりばの先にあり、写真のように頭端式のホームになっています。

九州の車両ってユニークな形や色がしていて、見ているだけで楽しくなります。普段見ない列車を見るだけで旅行気分を非常に感じれるますね。

この後、特急かもめ号に乗車し、本日の最終目的地である博多駅を目指します。

 

 

ということで以上、工事中の長崎駅の紹介でした。

駅というインフラの重要性からして、一時期休業して一気に工事して開業とはいかないもの。だんだんと変わっていく姿は、よく利用していた方々からすれば名残惜しく、我々のような観光客からするとどのように変わるのか早く見たい気持ちがあり、さまざまな感情が交錯する場だとと思います。

次に訪れる時に長崎駅がどのような姿になっているのか、楽しみにしていたいと思います。

 

この記事は2021年9月中旬の情報です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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