がーわのたびレポ

日本各地の移動手段や観光地、宿泊施設をじっくりと紹介!

【搭乗記】JAL伊丹新潟 悪天候の日本海側へのフライト

こんにちは。

今回は伊丹空港から新潟空港への搭乗記をお届けします。

大阪と新潟の移動は陸路ならば新幹線の乗り継ぎ、そして高速バスという選択肢が存在します。しかし、新幹線では東京駅での乗り継ぎが必要となり、最速でも4時間半ほどの所要時間がかかります。高速バスも所要時間が9時間となっており、昼行バスの設定はなく夜行バスのみとなっています。昔は寝台急行きたぐにという夜行列車も設定されていたような距離が離れている大阪新潟間。今回利用する飛行機では時刻表上は1時間5分のフライトと他を圧倒する速さを誇っています。その需要の高さから伊丹からANAJALで10往復、関空からはpeachが週4便を就航させています。

そんな高需要を誇る大阪新潟間のジェイエアによるフライトの様子を搭乗記として紹介していきたいと思います。

 

以下目次です。

 

それではスタート!!

飛行機を取り替えて出発

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関西3空港の中でも国内線そしてフルサービスキャリアの就航する伊丹空港へとやってきました。伊丹空港を拠点に小型機を用いて各地を結んでいるジェイエアを利用して新潟空港へと向かいます。伊丹新潟便は1日に4往復運航されており、朝・昼・午後・夜と使いやすい時間帯の設定となっています。

 


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出発時間に合わせて伊丹空港の北ターミナル19番搭乗口へとやってきました。利用する機材はエンブラエル170型機で普通席のみの76席仕様となっています。搭乗開始が少しだけ遅れて、出発時刻に搭乗。座席に着いてしばらくすると、機体の不具合を調整中とのアナウンスが入りました。出発を遅らせて調整するとのことだったものの、結局不具合は解消できず、一度降機。機体を変更して再出発することになりました。


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ということで一度搭乗した機体を降りて、24番搭乗口へと移動。再出発は50分遅れでの時刻が設定されました。まさかの事態になりましたが、それでも遅れて出発してくれるだけ感謝。ジェイエア拠点空港ということもあって代替機がすぐに準備できたのもよかったです。地方空港では確実に欠航という選択肢を取られていたことでしょう。


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時刻表上の出発時刻から遅れること約55分。やっと飛行機に搭乗することができました。再搭乗のため乗客皆が集まっていることもあってスムーズに機内へと入ることができました。機内はほぼ満席で、ビジネス利用の方が多いように感じました。座席は進行方向左側A席で主翼の少し後ろあたりになりました。

 

好天の大阪から北上

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定刻から遅れること1時間。伊丹空港の長い方の滑走路であるB滑走路から北側に向けて離陸。山を避けるように旋回して進路を東へと取っていきます。

 

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伊丹空港を離陸後上昇しながら一気に旋回。進行方向左側の眼下には今出発したばかりの伊丹空港の姿を確認することができました。伊丹空港がどれだけ住宅をはじめとした建物に囲まれている立地かもよくわかりますね。


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しばらく飛行していると滋賀県上空に差し掛かります。雲間からにはなっていますが、琵琶湖の姿を見ることができました。恐らくその前には京都の街並みも見えていたはずです。雲がなければ…


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琵琶湖の東岸に達したあたりで進路を東向きから北東へと変えて新潟へ一直線で向かっていきます。当日のフライトでは琵琶湖を過ぎると写真のように雲に覆われて地上の景色を見ることは叶いませんでしたが、進行方向左側席からは恐らく白山や富山平野の様子などを見ることができたはずです。

機内サービスですが雲が多く揺れが続いたこともあって、ドリンクの提供はなかったと記憶しています。


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一瞬雲が切れたので外を眺めると、眼下には海。そして虹がかかっているのが見えました。海なので場所はわかりませんが、恐らく新潟県に入り上越市を過ぎたあたりの日本海かと想像します。明らかに白波が立っており、冬の始まり日本海の荒れ模様を見ながらこの先の天気への心配が大きくなってきました。

 

大荒れの新潟へ到着

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いよいよ新潟空港への着陸態勢に入り、明らかに揺れそうな色味の悪い雲の中へと機体は進んでいきます。出発時に既に新潟の天気が荒れ模様だということはわかっていましたが、特に目的地変更や折り返す可能性があるといった条件付き運航ではなかったため、なんとか着陸はするだろうと思いながら、揺れるフライトを過ごしていきます。


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揺れる雲の中をしばらく飛んで、やっと雲を抜けると新潟と思しき陸地が見えてきました。が、いかんせん天気が悪くあまりはっきり見えないのでどこを飛んでいるかもわからず。新潟県の地理がよくわかっていなかったこともあってどこに向かっているのか想像もつきませんでした。


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段々と高度を下げており、新潟空港へと近づいているのはわかりますが肝心の新潟空港の姿を全く確認することができず。ただこれだけ広がる田んぼを見ているとここが越後平野であることは確信しました。

フライトレーダーでは航路が反映されておらず確証はありませんが、風向き的には新潟空港の東側からの着陸となるようです。恐らく進行方向右側席からは新発田の街並みを見ることができたはずです。


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遠くに高層ビルと思しき影が見え始めると、阿賀野川を飛び越えて新潟空港の長い方の滑走路であるB滑走路へと着陸しました。非常に風が強く着陸直前までかなりの揺れが続いていたので少し不安にもなりましたが、しっかり新潟空港に到着してくれました。パイロットの方々ありがとうございます。


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雲の動きが非常に早い新潟空港へと到着しました。定刻からは約50分遅れ、伊丹空港を離陸してからは1時間かからずのフライトとなりました。ちなみに駐機場到着後もとてつもない強風で、音はすごいし機体は揺れるという状態。冬の日本海側、飛行機で行くべきではないですね…

 

ということで以上、伊丹空港から新潟空港への搭乗記をお届けしました。

圧倒的な早さを誇る伊丹新潟の空路。まさかの飛行機を乗り換えるというトラブルが発生し結果的には遅延という形にはなりましたが、それでも飛んでしまえば1時間を切るフライト時間で新潟へとやってくることができました。冬の日本海側というと荒れた天気が多く、空からの景色を楽しむのは難易度が高いかもしれません。それでも着陸直前には米どころ新潟ならではの田園風景など見ることができるはずです。

関東住みの方には縁がないかもしれませんが、空路で新潟もいいかもしれませんね。

 

この記事は2023年11月下旬時点での情報です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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【徳島阿波踊り空港】館内が明るい!特殊な構造の徳島空港

こんにちは。

今回は徳島県の空の玄関口、徳島阿波踊り空港を紹介します。

徳島県の県庁所在地徳島市と渦潮で有名な鳴門市の間に挟まれた松茂町に位置している徳島空港徳島県の空の玄関口として東京、福岡と空の便で結ばれています。陸路では関西に立地的には非常に近く、高速バスやフェリーなどで結ばれているため、東京と福岡の2路線となっています。徳島空港は他の空港では見られないような構造となっており、コンパクトかつ開放的なターミナルビルと飛行機との距離が近い展望ホールが特徴となっています。

今回はそんなちょっと変わった徳島空港の様子をお届けしていきたいと思います。

 

以下目次です。

 

それではスタート!!

徳島阿波踊り空港のアクセス

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徳島県松茂町に位置する徳島阿波踊り空港。滑走路は東西方向へと伸びており、滑走路東側は海、紀伊水道へと面しています。ターミナルビルは空港の東寄りに位置しており、空港の施設自体は航空自衛隊との共用となっています。滑走路のすぐ近くには運転免許センターがあり、免許センターは旧徳島空港ターミナルビルの建物を使っているんだとか。


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ターミナルビルの玄関前には空港の愛称にもなっており、徳島県が世界に誇る文化である阿波踊り銅像が設置されています。さすがに銅像なので見る阿呆に徹しましょう。

ここまで外観を見てきましたが、2010年に新しく建てられたターミナルビルということで、かなり新しさを感じる建物であることがわかると思います。

 

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徳島空港のアクセスですが、基本はバス。徳島駅との間に空港リムジンバスが設定され、出発到着便の接続が図られています。

ターミナル1階にはバスの乗車券券売機が設置されています。バス車内では交通系ICが使えないとのことで、交通系ICを使う場合は事前に券売機で買っておく必要があります。


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出発到着便と接続がある徳島駅との空港リムジンバスのほかに、徳島駅と鳴門方面を結ぶ路線バスが徳島空港にもやってきます。鳴門方面へは路線バスが便利ですが、航空便との接続はないので注意が必要です。

 

吹き抜けが特徴の明るいターミナル

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それではターミナルビル内を紹介していきます。徳島空港は全体的にガラス張りで館内は明るくなっています。制限エリア内もガラスで仕切られており制限エリア外からも見えるような構造となっています。

写真は1階の到着口です。手荷物受け取りのターンテーブルがあるエリアもガラス張りで一足早く出迎えの人に気づいてもらうことができそうですね。

 


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到着口の目の前のスペースは3階まで続く吹き抜けとなっています。2階部分は旅客が入れるエリアはほぼなく、3階が出発エリアとなっています。1階からでも制限エリア内や搭乗ゲートから飛行機へ向かう通路が見えるようになっています。


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そんな1階の到着口奥にあるスペースでは駐機場に止まる飛行機を同じレベルから見ることができます。飛行機というより周辺で動く車両の方がよく見えますかね。

制限エリアというわけではなく、飛行機に乗らずとも誰でも入れるエリアから見えるのは珍しいような気がします。


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到着口の並びにはセブンイレブンと休憩スペースがあります。また写真右手側にはインフォメーションもあり、徳島の観光案内などがモニターで放映されていました。

 

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同じ1階には各航空会社のチェックインカウンターが並んでいます。といっても徳島空港JALANAの2社しか就航していないので2社のカウンターが並ぶ形です。便数もあまり多くなく、カウンターでのチェックインや荷物を預ける時間が決められているようでした。

 


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1階からエスカレーターで一気に出発エリアである3階へとやってきました。3階には出発口以外にもお土産屋さんやレストランがあります。広さの割にはお土産店が4店舗、レストランがフードコートの店舗も含めて4店舗あります。徳島ラーメンや徳島バーガーなどご当地グルメも揃っているので、空港から出なくても徳島を楽しめるようになっています。

 

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徳島空港の出発口の上にある出発便案内です。最近ではあまり見なくなったパタパタ式の出発案内が使用されています。変わる様子を見ていると今はない航空会社や行先を目撃することがあるかもしれません。

ちなみに到着口の到着便案内も同じようにパタパタ式が使われていました。ターミナルビルの新しさとは少し似つかない存在かもしれませんね。

 


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出発口の横にはカードラウンジが設けられています。当日の搭乗券を持っており、特定のゴールドカードを持っていると無料で利用できるほか、料金を払って利用することも可能となっています。

ラウンジ内は駐機場とは反対側の駐車場に面していますが、遠く鳴門大橋と思しき橋まで見渡すことができました。更に徳島名物のすだちジュースや徳島発祥の大塚製薬オロナミンCなども提供されており、ご当地ドリンクを味わうことができます。

 

飛行機に近い展望ホール

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最後に空港には必須の飛行機が眺められるスポットを紹介していきます。空港の飛行機見学スポットというと、屋上の展望デッキが挙げられると思いますが、ここ徳島空港には屋上デッキはありません。屋上がない代わりに全天候型の展望ホールが用意されています。建物内からじゃ飛行機がよく見えない、なんてことがないのがこの徳島空港展望ホールの特徴です。

 


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展望ホールは写真右側、徳島空港の搭乗橋の3階部分に設けられています。したがってターミナルビルより飛行機側へと飛び出しているため、飛行機をかなりの近さから眺めることができます。

ちょうど搭乗橋のつなぎ目部分には楕円形のホールが設けられていて、椅子もあるほか、出発・到着便の情報が出るモニターも設けられていました。


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展望ホールからの眺めですが、お隣のスポットに駐機しているJAL機はこんな感じの近さで見ることができます。更に奥には徳島市街地の建物や眉山などの象徴的な街並みも確認することができます。


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そして展望ホールのある搭乗橋のスポットに飛行機がやってくるとこの迫力。ガラスで仕切られているとはいえ、エンジン音も伝わってくるので飛行機の迫力を、よくあるターミナル屋上のデッキとは異なる角度で感じることができます。

展望デッキがないのは少し残念に思ってしまうこともあるかもしれませんが、これだけの視点から、そしてこの近さから飛行機を見れるのは徳島空港のならではだと思います。

 

ということで以上、徳島阿波踊り空港を紹介しました。

今回訪問してみて自然光がこれでもかと差し込んでくる明るい空港というのが徳島空港のイメージになりました。2階が存在せず、広さとしてはそこまで広くないターミナルビルですが、狭さを感じたり物足りなさを感じることは全くなく、コンパクトにまとまっていて使いやすさの方が感じる場面が多くありました。アクセス手段が少なく、空港に長時間滞在とすることはあまり多くないかもしれませんが、展望ホールなど徳島空港ならではのポイントも楽しんでいただきたいと思います。

 

この記事は2023年9月下旬時点での情報です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

【新潟旅行記】新潟市の鉄板観光地をめぐる!初めての新潟旅まとめ

こんにちは。

今回は新潟市に初めて旅行した新潟旅の旅行記をお届けします。

新潟県の県庁所在地である新潟市新潟県自体は何度か観光のために訪れたことがありましたが、新潟市には全く触れたことがありませんでした。JALの上級会員になるための回数修行をしていた2023年、神奈川から新潟へは普通上越新幹線を利用すると思いますが、飛行機で回数を稼ぐために大阪経由で新潟へと向かい、旅行もそうですが修行も兼ねることにしました。わざわざ大阪を経由することになるため、新潟での滞在時間自体はかなり少なくなってしまいますが、初めての新潟旅ということで有名な観光地をかいつまんで観光していくことにしました。

そんなJGC回数修行を兼ねた初めての新潟旅を一気に紹介していきたいと思います。

 

以下目次です。

 

旅の行程

1日目、まずは伊丹空港へと飛びます。伊丹で乗り継ぎをして新潟空港へと向かいます。その後は新潟駅へと移動し、新潟市街地を中心に観光、新潟駅前のホテルに宿泊します。

2日目信越線に乗車して長岡へ。長岡を観光し、新幹線で新潟駅へと戻りそのまま新潟空港へと向かいます。帰りももちろん飛行機、新潟から伊丹を経由して羽田へと帰ります。

 

1日目)伊丹経由で新潟へ

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早朝の羽田空港から旅の始まりです。果たして東京から新潟へと向かうために朝から羽田空港にやってくる人はどの程度の割合いるものなのでしょうか。もちろん羽田新潟間には航空便が設定されていないため、飛行機で向かうには乗り継ぎが必須となります。

乗り継ぎに使える空港はいくつかありますが今回は大阪伊丹空港を選択。平日朝の伊丹便でビジネスマンに交じって大阪へと向かっていきます。

 


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伊丹便での使用機材はJALB767型機、ディズニーリゾート40周年の特別塗装機でした。機内ではヘッドカバーやドリンクサービス用のコップなど所々にディズニーキャラクターがデザインされ、朝の伊丹便には似合わない華やかな雰囲気となっていました。


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伊丹空港では1時間50分ほどの乗り継ぎ時間があり、一度制限エリア内を出てカードラウンジでゆっくりしてから再び保安検査を受けて制限エリア内へと入ってきました。

本来であれば10:25に出発する予定でしたが、機材の不具合が見つかり一度搭乗したにも関わらず降ろされて機材を変更しての出発となりました。伊丹出発が約55分遅れて11:20となりました。新潟での滞在時間は減ってしまいますが安全第一です。


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定刻よりも約1時間遅れて大荒れの新潟空港に到着しました。日本海側らしく強い風と雨雲に影響されて揺れの中でのフライトとなりました。新潟空港日本海に面していることもあって余計に風が強いのか、到着後駐機場についても風で機体が揺れているような状況でした。

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新潟空港からバスに揺られて新潟駅へとやってきました。東京から新幹線なら最速で1時間半を切るなかで、今回は大阪を経由して5時間をかけてやっと到着しました。修行でもしてない限りは飛行機でやってくる機会はそうないと思います。

初めての新潟駅になりますが絶賛工事中。昔の姿も知らない、そして工事が完成しているわけでもない中途半端なタイミングでの訪問となってしまいました。

 

1日目)大雨と強風の新潟観光


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予定よりも1時間遅れましたが新潟市街地を観光していきます。まずやってきたのは新潟駅から少し離れたところにある万代シティ。万代シティにあるバスセンターの立ち食いそば屋では新潟のB級グルメとして名をはせているバスセンターのカレーを頂きました。観光客だけではなく地元の方もおりかなり混雑していました。

 

大荒れの天気の中で所々観光しがてら雨宿りをして、やってきたのは新潟市歴史博物館みなとぴあ。信濃川の河口、港のあるエリアに位置しています。写真の本館は旧新潟市役所庁舎を模したデザインとなっている他、敷地内には新潟税関など歴史的な建物がいくつかあります。館内では新潟の歴史を学ぶことができるようになっています。


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新潟観光を終えて夕食に頂くのは新潟名物のタレかつ丼かつ丼というと卵でとじられたかつ丼をイメージする方が多いと思いますが、新潟のかつ丼は薄めのとんかつをタレにくぐらせてそのままご飯にのっけるタレカツが主流となっています。新潟駅周辺ではタレカツ丼をはじめとした新潟の美味しいグルメ、さらにお酒を楽しめるお店が多くありました。

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宿泊したのは新潟駅の南口前にあるアートホテル新潟駅前。ホテル自体はビジネスホテルで少し歴史も感じるような建物や内装になっています。このホテルの目玉は朝食バイキング。新潟名物を中心にメニューが揃えられており、1泊2日ながら滞在時間が少ない今回の旅行では、新潟名物を少しずつ一気に楽しむことができました。

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2日目)新潟県2番目の都市長岡へ

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2日目は新潟市を離れ少し遠出をして行きます。新潟駅は絶賛工事中で、在来線ホームが完全に高架駅に切り替わったのが2022年6月のことなので、駅ホームやコンコース、商業施設含めてまだまだ綺麗な状態が保たれていました。

新潟駅からは6両編成の普通列車に乗って信越線を南下していきます。

 


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新潟駅から普通列車に揺られて1時間ちょっとで新潟県第2の都市長岡へと到着しました。長岡といえば花火で有名で、夏の時期以外にも花火を楽しめる長岡花火ミュージアムや駅周辺には山本五十六記念館など見どころは多いようです。が、1日目に引き続き大雨と暴風は変わらず前日に傘を壊していたこともあって、駅の周りの屋根のあるエリアをぶらぶらするのみとなりました。


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駅周辺の散策もそこそこにして長岡駅の駅ビルCoCoLo長岡内にあるぽんしゅ館へとやってきました。新潟といえば米どころ、そして酒どころ。新潟の誇る日本酒を少しずつ楽しめる夢のような施設です。新潟駅越後湯沢駅にもありますが、花火以外の時期だと最も空いているのが長岡駅かもしれませんね。

ここで苦手だった日本酒を克服することに成功。酒蔵ツーリズムなんてのも体験してみたくなる、良いきっかけとなりました。


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そして長岡でも名物グルメを頂きます。新潟でローカルグルメとして愛されているのがイタリアン。イタリアンと聞いただけではイタリア料理なのかと想像してしまいますが、実際は全く別物。写真のように焼きそばにミートソースがかかった謎すぎる料理です。新潟ではファストフードの要領で食べられているらしく、長岡駅ではフードコートで楽しむことができました。


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帰りも信越線で帰る予定でしたが、強風のために列車遅延が発生しているとの情報があり、新幹線で新潟駅へと向かうことにしました。信越線は途中三条や加茂、新津などを経由していますが、新幹線は新潟まで直線的に結んでいるためたったの20分ちょっとで到着してしまいました。天候を気にしないことも含めてさすがの新幹線です。

 

2日目)再び乗り継ぎで帰宅

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新潟駅へと戻り、そのままリムジンバスに乗車して新潟空港へ。新潟空港内を見学したり、お土産を購入したりして再び飛行機で伊丹空港を目指します。新潟空港を離陸直後にはちょうど新潟市街を眺めることができました。雲の低さや日本海の白波の様子からこの日も悪天候であったことが伝わるかと思います。新潟空港の展望デッキが閉鎖されているほどでした。

 

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夕方の伊丹空港に到着です。新潟とは打って変わって夕焼けの空を眺めながらの静かな着陸となりました。行きとは異なり空席も目立つフライトとなっていました。


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1日目と同じく乗り継ぎ時間を2時間ほど確保しておきました。今回の乗り継ぎ時間は打って変わって制限エリアを出てすぐに保安検査を受けなおし、再び制限エリア内へと戻ってきました。そして今回はJALサクララウンジを利用、新潟で購入した新潟のおいしいお米の爆弾おにぎりを頂きました。大阪にいますが、最後の最後まで新潟の味を楽しむことができました。


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それでは最後の羽田行に搭乗していきます。まさかの行きに利用した機材と全く同じディズニーリゾート40周年の特別塗装機でした。新潟には全く関係ありませんが、ディズニーで始まりディズニーで終わる旅となりました。

 

ということで以上、初めての新潟旅の旅行記まとめをお届けしました。

新潟市には初上陸となった今回の旅行。事前に考えていた観光スポットは巡ることができましたが、大荒れの天気もありついでに見たかったポイントなど大幅に縮小しての旅行となりました。また本来なら同じ新潟市の鉄道のまち新津を2日目に観光する予定でしたが、これまた天候で長岡に変更。その長岡でも満足に観光することができませんでした。ただそれでもホテルの朝食にも助けられつつ、新潟グルメはしっかりと堪能することができました。

今回の旅は消化不良という結果なりましたが、新幹線で再訪し時間をしっかりとって他のスポットを見て回りたいですね。

 

この記事は2023年11月下旬時点での情報です。

最後までお読みいただきありがとうございました

【搭乗記】JAL高知福岡 南国土佐から一気に九州福岡へ!!

こんにちは。

今回は高知龍馬空港から福岡空港への搭乗記をお届けします。

四国の南側高知県に位置する高知龍馬空港。陸路で四国各県の県庁所在地や本州各地方へと向かうにはかなりの山越えと時間が必要になります。そこで力を発揮するのは飛行機。高知龍馬空港からは東京線の他にも距離の近い伊丹線、そして今回利用する福岡線が運航されています。陸路では新幹線と特急の乗り継ぎで4~5時間の所要時間がかかりますが、空路だと時刻表上は1時間と比べ物にならないほどの速さを誇っています。短い飛行時間の路線ではありますが、四国を飛び越えるフライトで見どころもありますので、その搭乗記を紹介していきます。

 

以下目次です。

 

それではスタート!!

高知空港から出発

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高知出身の超有名な偉人である坂本龍馬の名が付いた高知龍馬空港。空港内ではその名の通り坂本龍馬の像や写真にもある顔出しパネルなどが至る所に設置されています。

保安検査場を通過した制限エリア内はガラス張りになっており、制限エリアの外にいても中の様子が確認でき、飛行機に乗る直前まで見送りなどすることができるようになっていました。

 

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保安検査場を通過し、制限エリア内へと入ってきました。今回利用するのはJAL3582便、高知空港を10:25に出発し、1時間後の11:25に福岡空港に到着する予定となっています。高知空港は搭乗口が3つありますが一番端の搭乗口1番を利用して飛行機へと向かっていきます。


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搭乗していく機材はエンブラエル170。JALグループのジェイエアが運航している飛行機で、主に伊丹空港を中心に地方路線を運航しています。ジェイエア福岡空港から各地方路線も飛ばしておりそのうちの1つの路線が高知線ということになります。


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機内に入りました。今回はキャンペーン運賃で激安だったスカイメイトを利用して搭乗当日に航空券を購入しているため窓側はなんとか取れましたが、主翼のほぼ真上あたりで視界が少し遮られている場所です。

機内の搭乗率は7割程度。観光客もビジネス客も半々くらいといったところでしょうか。


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飛行機はほぼ定刻で動き始めました。小型機らしく、プッシュバックでは少しだけ後ろに下げてそこから自走で180度回転し駐機場を出て誘導路へと進んでいきます。


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高知空港はそこまで大きな空港ではなく、便数も多くないので、飛行機が動き始めてから5分ほどで滑走路から南東方向へ向けて離陸しました。

高知空港は非常に海に近い空港のため、離陸したらすぐに眼下には太平洋が広がるようになります。

 

高知から四国を縦断


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高知空港を離陸し太平洋上ですぐに旋回し進行方向を西へと変えて高知県の太平洋岸を進んでいきます。たったいま飛び立ったばかりの高知空港の姿も横目に見ることができました。こう見ると海のすぐそばに高知空港が位置していることが分かるかと思います。

 

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しばらくすると高知市の市街地が見えてきました。建物が密集しているのが分かる高知市の中心部は実は海から少し距離があり、入り江のような港が広がっているのが高知市の特徴ですね。有名な景勝地である桂浜はちょうど飛行機の主翼の先端あたりに見えているエリアです。高知市中心部からはかなり距離があるように見えます。


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高知市上空で進路を北西にとり、太平洋上を離れて四国本島の上空へと入ります。高知市の家々が密集している街並みを見ていたと思ったらあっという間に一面に山が広がる景色へと変化していきました。

陸路では越えるのが大変な四国山地を空からさらっと飛び越えていきます。


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四国山地を越え、高知県から愛媛県へと入りすぐに瀬戸内海へと出ることになりました。写真に見えているのは恐らく松山の北側にある松山市の北条と呼ばれるエリア。一瞬にして太平洋から瀬戸内海へ四国を縦断してしまいました。

ベルトサインの消灯時間は約20分ほどとかなり短く、ドリンクサービスはなくJALオリジナルキャンディのサービスがありました。


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四国を出ると見えてきたのは広島市街地の景色。かなり距離を感じ、手前には宮島の姿を確認することができます。広島湾は瀬戸内海でもかなり奥まっている所にあり、松山からも近いように見えて実は遠かったりします。フェリーで2時間40分ほどかかりますからね。

 

市街地の真ん中福岡空港

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広島市が見えた後は雲に隠れてほとんど地上の景色は楽しめず。恐らく山口県上空を飛行し、日本海いわゆる玄界灘へと飛んで進路を南に変えてから福岡空港へと進入していくような飛行経路になるかと思います。したがって晴れていても山口県を出てしまえば海しか見えなかったですかね。

博多湾玄界灘に浮かぶ島々を眺めながら福岡の市街地上空へと入っていきます。


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福岡空港の魅力といえば日本一といっても過言ではないほど、空港と市中心部が近くにあること。福岡空港の着陸直前には風向きや使用滑走路に関わらず左右どちらの窓からも福岡の都市部の景色を楽しむことができるようになっています。


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定刻より5分ほど早く福岡空港へと到着しました。小型機ではありますが搭乗橋が付いてターミナルビルに直接降りることができるようです。福岡空港は大型機からプロペラ機まで、JALANAからLCCまで多種多様な飛行機がやってくる空港で、駐機場もそこまで広くないにも関わらず、それをうまい事さばいているのが本当に感心します。

写真にいる飛行機は福岡からは遠く離れた北海道札幌を結ぶエアドゥの機材です。

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福岡空港のターミナルビルはかなり特殊で、場所によっては到着コンコースが3階となっています。普通は飛行機を降りると1階へと降りることが多いので、到着コンコースから乗ってきた飛行機を見下げるような画角は新鮮でした。あと搭乗橋がびっくりするほど長いですね。

ちなみに到着口やバゲッジクレームは1階になるので、3階の到着コンコースから一気に1階まで下る超絶長いエスカレーターがこの先に待っていました。

 

ということで以上、高知から福岡への搭乗記をお届けしました。

陸路ではあまりにも時間がかかりすぎてしまう2都市間の移動、ライバルがほとんど存在しないことから航空券の値段はかなり高い金額となっています。今回はスカイメイトのセールで6000円台で購入しましたが、そういったセールがないと使いにくい価格かもしれませんね。また1日に2往復朝晩にしか設定がなく、かなり混雑しているようですので、しっかり計画を立てて搭乗すべき路線ですね。

 

この記事は2023年10月中旬時点での情報です。

最後までお読みいただきありがとうございました

【宿泊記】ホテルビナリオ梅田 朝食が売りのビジネスホテル

こんにちは。

今回は大阪駅近くのホテルビナリオ梅田の宿泊記をお届けします。

誰もがご存じの大都市大阪駅周辺には数えきれないほどのホテルがあります。外資系の超高級ホテルから格安チェーンのビジネスホテルまでそのラインナップは様々。近年再開発が進められているうめきた地区ではまた何軒かの新しいホテルがオープンするという話もあるほどです。そんなホテル激戦区の中でも存在感を示しているのがホテルビナリオ梅田。その理由は朝食にあります。大阪名物が揃っているだけではなく、こだわりが感じられることから、大人気の朝食となっています。

そんな朝食を楽しみに宿泊してきましたので、その様子をお届けしたいと思います。

 

以下目次です。

 

それではスタート!!

大都会大阪ど真ん中のホテル

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今回宿泊するホテルビナリオ梅田は大阪駅の北側、オフィスビルやホテルなどのビルが立ち並ぶエリアに位置し、JR大阪駅から徒歩10分、阪急大阪梅田駅からは徒歩5分ほどの距離です。ホテルの見た目はビジネスホテルらしくなく、欧州のちょっと洒落た雰囲気を感じる外観となっています。

 

いきなり部屋の窓からの眺めです。12階と比較的高層階へのアサインになりましたが、写真を見ても分かる通り周辺には12階よりも高いビルがたくさんあります。右手側に見える存在感のあるビルはホテル阪急インターナショナル。阪急系のホテルの中でも高級ホテルに分類されるホテルです。とまあこのように大阪駅周辺のビル街に位置していることが分かるかと思います。

 

狭くても十分なお部屋

今回は最も部屋数が多いバリューシングルルームを利用します。部屋の広さは約10㎡とビジネスホテルのシングルルームとしては、ここよりも広いシングルルームを何度も利用しているので狭い方に分類されるかと思います。それでも狭くて過ごしにくさを感じることはありませんでした。

 

部屋に入ってすぐの左手側にはハンガー、そしてその下には空気清浄機やスリッパなどの準備がされています。シングルルームなのでハンガーの数としては十分かなといった所です。

 

部屋に入り右手側にはユニットバスがあります。バスタブはそこまで広いものではないですが、ビジネス利用が多いことを考えるとシャワーを浴びれれば十分ですかね。特に大浴場などの設備はありません。

アメニティですが、歯ブラシ以外は1階のフロント横から必要なものを持っていくスタイルでした。

 

デスクの上にはペットボトルのミネラルウォーターが置かれていました。予約時の価格帯的にミネラルウォーターのサービスがあるとは思わなかったので嬉しく感じました。そのほかドライヤーに消臭スプレーもこちらに置かれています。

デスクは部屋がそこまで広くないにもかかわらず、しっかり広さが取られておりビジネス需要の高さを感じました。


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デスクの端にはテレビが設置されています。部屋の広さからするとテレビがかなり大きめに感じました。そしてホテルの案内なども確認できるほか、YouTube等の動画配信サービスが楽しめるテレビになっていました。これは有難いですよね。

 

テレビの下には冷蔵庫、そして電気ケトルとお茶セットです。冷蔵庫の中は空っぽで、大きさはそこまでですが、特に不便に感じることはありませんでした。朝食が名物のホテルなので冷蔵庫で冷やしておくものはそこまで多くないのではないでしょうか。

 

ベッドのサイズはシングルサイズ、1人で寝る分には狭さを感じることはありません。枕のすぐ上のところに小物置けるスペースがあり、こちらは有難く感じました。

 

選ぶ楽しみを感じる朝ごはん

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それではホテルビナリオ梅田の最大の売りである朝食の様子をお届けします。朝食会場はホテル1階にあるレストラン璃泉さんです。昼食、夕食も営業しており、和食をメインとして高級感ある上質なお料理を楽しむことが出来るそうです。

主に宿泊者が対象の朝食ですが、混雑時以外はビジター利用も可能なようでした。

 

かなり人気な朝食となっていることもあり、宿泊日は時間を指定する必要がありました。チェックイン時に6時半〜、7時半〜、8時半〜の3つの時間帯からお好みの時間の整理券を取っていく形になります。この整理券と別で発券される朝食券を持って、整理券にある時間内にレストランへと向かいます。

 

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こちらがお待ちかねの朝食。最大の売りであること、そして人気がわかるような品数の多さを誇っています。さらに一品一品の質が良く、選ぶ楽しみもありつつ、どれを選んでもハズレがないような朝食となっていました。

混雑状況ですが、土曜の朝ということで混雑しているかなと予想してたのですが、待ち時間が発生するほどの混雑はなく、席のあまり具合も6〜7割くらいでした。

 


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では特徴的なメニューをご紹介します。写真左側、朝食メニューとしてよくあるカレーは神戸牛カレー、大阪名物の肉吸いにうどんを入れた肉うどん。写真右側にはたこ焼き、そしてマグロのお刺身。

他にも今話題のクロワッサンをワッフルにしたクロッフルや高級食パン、それらに合わせるためのお好みに合わせた数種類のはちみつがあったり、選ぶたのしさがあるメニュー構成でした。


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もちろんデザートも揃っています。左からソフトクリーム、ヨーグルト、そして瓶入りのプリン。プリンは数量限定とのことですが、これがとんでもなく美味しかったです。

飲み物に関しても迷ってしまうような種類の多さでした。

公式ホームページには朝食の様子を映したYouTubeも投稿されているので、宿泊する際の予習に要チェックです。

 

ということで以上、ホテルビナリオ梅田の宿泊記でした。

館内施設の簡潔な形や部屋の広さなどビジネスホテルらしさがあるホテルですが、最大の売りである朝食は前評判にたがわぬ素晴らしさでした。大阪駅周辺の好立地はそのままにここまで朝食で楽しめるホテルはそう多くはないと思います。大阪駅周辺で朝食にこだわりたいのなら一番に検討すべき選択肢かと思います。

またこのホテルは2023年5月に敦賀で宿泊したホテルグランビナリオ敦賀と同じビナリオグループによる運営でした。前回敦賀で宿泊した際には素泊まりにしていたのですが、これだけの朝食を見せられると素泊まりは間違えだったかもしれないですね。

 

この記事は2023年10月下旬時点での情報です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

【松山空港】みかん一色!愛媛を楽しむ四国一の松山空港

こんにちは。

今回は愛媛県にある松山空港を紹介します。

四国で最も人口が多い愛媛県の県庁所在地松山市に位置する松山空港。四国No,1の自治体に恥じず、四国にある4つの空港の中でも最も利用者数が多く、便数や就航都市も多い四国一の規模を誇る空港となっています。羽田便はもちろんジェットスターによる成田便、そして近距離ですが大阪伊丹便があり、そのほかに名古屋中部便、福岡便、鹿児島便、那覇便と西日本を中心に航空路線が設けられています。陸路ではアクセスしにくい四国という立地が影響している路線のラインナップですね。

そして設備面でも松山空港には愛媛名物のみかんを中心に愛媛をしっかり楽しめる施設が揃っております。今回はターミナルビル内で楽しめる愛媛県の魅力をしっかりと抑えつつ、松山空港の様子をお届けしたいと思います。

 

以下目次です。

 

それではスタート!!

松山市街からほど近い空港

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松山空港が四国一の利用者数、規模感を誇る理由は多々あると思いますが、その一因となっていると思うのが市街地と空港の近さです。四国の他空港と比較して空港が市街地に非常に近く、リムジンバスを利用してJR松山駅まで15分ほど、繁華街のある松山市駅までも20分ほどの距離感となっています。

写真は松山空港を離陸直後の機内から撮影したものですが、すく近くの場所にビルが密集する松山市街地の姿が見えるかと思います。


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アクセスに関しては基本的にリムジンバスが活躍します。行先としては松山市駅道後温泉駅前行きの2通りのバスが出ていますが、いずれのバスもJR松山駅を経由する他、道後温泉駅前行きであれば繁華街の大街道バス停も経由します。

またリムジンバスの他に路線バスもありますが、大多数がリムジンバス利用になるかと思います。(写真は2021年12月に訪問した際のものです)

 

航空便も多いのでバスの本数も多く、選択肢が豊富に用意されているアクセスしやすい空港になっています。その代わりに松山以外の愛媛県内各地へ向かう際は強制的にJR松山駅などでの乗り換えが必要になります。

さすがは愛媛、松山空港へのアクセスバスまでちゃんとみかん色で染められています。

 

四国一の空港のターミナルビル

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ここからはターミナルビル内を紹介します。1階には到着口と各航空会社のチェックインカウンターが並びます。国内線の到着口は2つ設けられており、高松や高知にもあった駐機場をリアルタイムで映した映像も放映されています。


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到着口を出るとまず最初に出迎えてくれるのが愛媛県のマスコット「みきゃん」。愛媛県では至る所で見かけるキャラクターで、愛媛県内での決済に用いられるアプリもみきゃんアプリとの名づけがされています。

そして写真左側の店舗では見切れていますが、蛇口から注ぐみかんジュースを楽しめるようになっています。松山空港に到着して早速みかんの洗礼を浴びることになります。

 


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空港の入口を背にして、到着口に左側にはJAL、右側にはANAのチェックインカウンターが位置しています。唯一就航するLCCジェットスターJALのカウンターより奥にあり、しかも奥まったエリアにあるのでちょっと見つけにくいかもしれません。

 

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ANAのチェックインカウンターの右側には国際線エリアがあります。特に仕切り等はなく、ほぼ連続して国際線エリアが広がる形です。

チェックインカウンターには様々な航空会社のロゴが見えていますが、2024年1月現在ではチェジュエアのソウル仁川線、エアプサンの釜山線が運航されており、春からはエバー航空台北桃園線も復活する予定となっています。

 


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1階と吹き抜けで続く2階は出発フロア、そしてお土産屋やレストランが揃うメインフロアとなっています。保安検査場の入口に向かって左側(写真左)がレストラン、右側(写真右)がお土産エリアです。

レストランは5店舗のラインナップで、寿司屋や宇和島鯛めしの名店、B級グルメが楽しめるフードコート、カフェもあります。お土産屋さんは3店舗ありますが、地元愛媛のいよてつショップがほとんどの面積を占めています。品揃えは抜群です。

 

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お土産屋が広がるエリアを超えると国際線の出発口が見えてきます。国際線側は店舗もなく寂しさがありますが、写真のみきゃんガーデンなど、みきゃんが明るい雰囲気が作り出してくれています。

 

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ちなみに1階にもお土産屋と飲食店があります。スペースの関係上店舗が広いとは言えませんが1階にある立ち食いのうどん屋さんは気軽にそしてリーズナブルに愛媛名物じゃこ天の乗ったうどんを食べることができるのでおすすめです。

 

展望デッキと娯楽の3階フロア

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3階は主に展望デッキがあるフロアとなっていますが、展望デッキに出る扉の左右に一部施設が設けられています。まずはデッキに向かって右側にスカイパークと名付けられたエリアがあります。小さなゲームセンターになっており、空港ならではのフライトシミュレーターも設置されていました。


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スカイパークの反対側にはスカイラウンジというカードラウンジが設けられています。特定のクレジットカードのゴールドカードを持っている搭乗者が利用できるラウンジで、松山空港は2階にももう1つビジネスラウンジというカードラウンジがある他、制限エリア内にはANAJALの上級会員向けラウンジもあります。

このスカイラウンジは展望デッキに面した窓があるため飛行機が見えるほか、愛媛ならではのポンジュースが飲めたりします。


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展望デッキへと出てきました。ご覧のように屋根はないので悪天候時だとここから飛行機を見るには傘が必須となりそうです。デッキ自体はかなり広くベンチなんかも所々に設置されていました。空港の規模に対してかなり広いような印象を持ちました。


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駐機場に面している柵ですが、ちょうど目線の高さの部分が撤去されており飛行機撮影や飛行機見学にはもってこいの展望デッキになっています。松山空港は海側から滑走路に着陸することが多く、デッキから見ると角度があまりないので着陸便がやってくることに直前まで気付きにくい立地になっています。

 


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ここからは完全に余談になりますが、松山空港には大型機もやってきます。特にANAの羽田便はB777型機やB767B787型機が入ることもあってバラエティ豊かな特別塗装機も時には見ることができます。幹線ではない地方空港でこれだけ中型機、大型機を楽しめるのは珍しく松山空港の特徴となっています。

 

ということで以上、松山空港の紹介でした。

四国で最も利用者数が多い空港ということで、四国へ旅行する際には松山空港を利用する機会がある方が多いと思います。松山旅行の定番となる松山市内の観光地からのアクセスが良く、更には愛媛県各地への拠点となるJR松山駅にも近いという最高の立地を誇っている松山空港。それでもターミナルビルの中では愛媛名物を堪能でき、みきゃんが出迎えてくれるようになっています。アクセスが良く時間が少ない中でも愛媛を楽しめる空港になっているので、飛行機の乗り降りだけではなく少し滞在してみるのもいいかもしれませんね。

 

この記事は2023年9月上旬時点での情報です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

【搭乗記】JAL青森伊丹 日本海から太平洋へ日本縦断フライト

こんにちは。

今回は青森から大阪伊丹への搭乗記をお届けします。

青森と大阪は寝台特急日本海で結ばれていたように陸路では1日かけての移動となることがしばしば。寝台特急が淘汰され新幹線網が張り巡らされた現在でも6時間はかかってしまう距離があります。そこで活躍するのが飛行機。今回搭乗するJAL2156便は時刻表上の所要時間が1時間35分と陸路とは比較にならないほどの速さを誇ります。もちろん新幹線ならば東北の雪景色から大都会東京、そして富士山を見ながら…という移り変わる車窓も醍醐味ですよね。ですが、飛行機だって負けていません。気象条件によりますが、日本海側から太平洋へと移り変わる景色を楽しめるフライトとなっています。

今回は青森から大阪までの変わる景色をメインにフライトの様子を紹介していきたいと思います。

 

以下目次です。

 

それではスタート!!

青森空港から出発

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保安検査場を通過して青森空港の制限エリア内へとやってきました。ターミナルビルは2019年にリニューアルされておりまだ綺麗なままです。

青森空港の搭乗ゲートは最近地方空港では導入が進んでいる各航空会社共通の機械となっていました。各会社の特徴的な改札音が聞けないのが少し寂しく感じます。


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今回搭乗する機材はJALグループのジェイエアが運航しているエンブラエル190。クラスJもある機材で、大阪伊丹空港を中心に大型機を用いるほどでもないある程度の幹線に投入されています。

同じ路線を運航するANAはプロペラ機を用いており、座席数、便数の面でもJALの方が多くなっています。


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利用する座席は前方左側席のエンジンの真横あたり。搭乗率はかなり高く9割ほどはあったかと思います。客層はビジネスから観光客、そして部活の遠征と思しき団体までおり、幅広い層からの需要を感じました。

 


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青森空港の滑走路を青森市街地を背にして南西方向へと離陸していきます。山の上にある空港なので離陸してすぐには建物を確認できずひたすら森が見えました。


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どんどん高度を上げていきつつ、平地そして街が見えてきました。県内3番目の都市弘前のある津軽平野かと思います。ただ弘前の街はもうちょい大きいはずなので、この写真で見えているのは黒石の街ですかね。

 

日本海側から太平洋側へ

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残念ながら雲に阻まれ青森県の景色を十分に楽しめないまま日本海へと出てきました。北海道東北と関西を結ぶ便は基本的に日本海側のルートを取って飛行します。羽田便ではあまり見られない景色を楽しめる、はずでしたが、雲や霞であまりはっきりと地上の景色を楽しむことができませんでした。


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しばらく飛行しながら見えてきたのは新潟市。雲がないものの太陽光の当たり方の関係なのかはっきりと確認できませんが、 日本海側でこれだけの都市が広がり郊外には田んぼが広がっていることから恐らく新潟市の上空かと推測できます。

写真はありませんが、フライト時間が長いこともあってドリンクサービスもしっかりとありました。

 


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日本海側を飛行しながら新潟県上越地方から本州上空へと入り、長野市街地を左に眺めながら太平洋側を目指して南下していきます。雲に隠れながらもですが、進行方向左側には普段は見ない角度から富士山(写真左)が見えました。そのまま伊那谷に沿うように南下を続けていきます。


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南下を続けながら少し旋回し進行を西向きに変えると、左側には愛知県の渥美半島が見えてきました。これが見えるとほぼほぼ羽田発西日本行きのフライトと同じ航路に入っているでしょうかね。ここからは見慣れたルートで伊丹空港を目指していきます。

 

いつものルートで伊丹空港

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伊勢湾を飛び越えてどんどん高度を下げながら三重、奈良と通り、生駒山地を超えると見慣れた大阪の街が眼下に飛び込んできます。とはいってもいつもは朝の時間帯に伊丹空港に到着することが多いため、西日に照らされる大阪を見るのは新鮮な気がしました。

 


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大阪の中心部を飛び越えてどんどん地面が近づいてきました。そして伊丹空港の姿が見えましたが、滑走路が左手に見えています。今回は小型機ということもあって1800mと短く、ターミナルビルに近い方のA滑走路へと着陸します。ちょうどB滑走路から離陸していく飛行機を超至近距離から眺めながらの着陸となりました。

 

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定刻の16時30分の5分ほど前に伊丹空港のスポットに到着となりました。外を見ても一目瞭然ですが、今回はオープンスポットの到着で搭乗橋が付かず、ターミナルビルから少し離れた所へと到着でした。伊丹空港は小型機の運航がほとんどなので、どの便がオープンスポット利用になるのか予想がしにくいです。


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今回はオープンスポットへの到着だけではなく、まさかのターミナルビルまで歩いての移動となりました。確かに駐機されたスポットとターミナルビルは近いものの、ここまで大きな空港で歩いて飛行機から降りるという経験ができるとは思わず、嬉しかったです。ただ興味ない人からすると面倒くささが勝ちそうですね。特に天気が悪かったら大変です。

 

ということで以上、青森伊丹間の搭乗記をお届けしました。

陸路ではあまりにも時間がかかりすぎる青森と大阪の間の移動。やはり飛行機の移動の速さを痛感させられました。利用客層も様々で、平日にもかかわらずほぼ満席近いというフライト。土日や繁忙期などは機体のサイズアップを検討してもいいのではと思えるほどでした。関西拠点のLCCでも青森線は飛ばしていないので、価格的には少し高くなってしまうかもしれませんが、それでもセールなどを利用すればお得に東北旅を楽しめるかと思います。

また羽田発着便ではあまり楽しめない日本海側の景色を楽しむこともできる路線です。雲が多くなりがちな地域なのでかなり運要素もあるかもしれませんね。

 

この記事は2023年9月中旬時点での情報です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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