がーわのたびレポ

日本各地の移動手段や観光地、宿泊施設をじっくりと紹介!

【搭乗記】JAL伊丹新潟 悪天候の日本海側へのフライト

こんにちは。

今回は伊丹空港から新潟空港への搭乗記をお届けします。

大阪と新潟の移動は陸路ならば新幹線の乗り継ぎ、そして高速バスという選択肢が存在します。しかし、新幹線では東京駅での乗り継ぎが必要となり、最速でも4時間半ほどの所要時間がかかります。高速バスも所要時間が9時間となっており、昼行バスの設定はなく夜行バスのみとなっています。昔は寝台急行きたぐにという夜行列車も設定されていたような距離が離れている大阪新潟間。今回利用する飛行機では時刻表上は1時間5分のフライトと他を圧倒する速さを誇っています。その需要の高さから伊丹からANAJALで10往復、関空からはpeachが週4便を就航させています。

そんな高需要を誇る大阪新潟間のジェイエアによるフライトの様子を搭乗記として紹介していきたいと思います。

 

以下目次です。

 

それではスタート!!

飛行機を取り替えて出発

f:id:gawa67tabimaru:20240206225158j:image

関西3空港の中でも国内線そしてフルサービスキャリアの就航する伊丹空港へとやってきました。伊丹空港を拠点に小型機を用いて各地を結んでいるジェイエアを利用して新潟空港へと向かいます。伊丹新潟便は1日に4往復運航されており、朝・昼・午後・夜と使いやすい時間帯の設定となっています。

 


f:id:gawa67tabimaru:20240206225242j:image

f:id:gawa67tabimaru:20240206225245j:image

出発時間に合わせて伊丹空港の北ターミナル19番搭乗口へとやってきました。利用する機材はエンブラエル170型機で普通席のみの76席仕様となっています。搭乗開始が少しだけ遅れて、出発時刻に搭乗。座席に着いてしばらくすると、機体の不具合を調整中とのアナウンスが入りました。出発を遅らせて調整するとのことだったものの、結局不具合は解消できず、一度降機。機体を変更して再出発することになりました。


f:id:gawa67tabimaru:20240206225201j:image

ということで一度搭乗した機体を降りて、24番搭乗口へと移動。再出発は50分遅れでの時刻が設定されました。まさかの事態になりましたが、それでも遅れて出発してくれるだけ感謝。ジェイエア拠点空港ということもあって代替機がすぐに準備できたのもよかったです。地方空港では確実に欠航という選択肢を取られていたことでしょう。


f:id:gawa67tabimaru:20240206225152j:image

時刻表上の出発時刻から遅れること約55分。やっと飛行機に搭乗することができました。再搭乗のため乗客皆が集まっていることもあってスムーズに機内へと入ることができました。機内はほぼ満席で、ビジネス利用の方が多いように感じました。座席は進行方向左側A席で主翼の少し後ろあたりになりました。

 

好天の大阪から北上

f:id:gawa67tabimaru:20240206225155j:image

定刻から遅れること1時間。伊丹空港の長い方の滑走路であるB滑走路から北側に向けて離陸。山を避けるように旋回して進路を東へと取っていきます。

 

f:id:gawa67tabimaru:20240206225440j:image

伊丹空港を離陸後上昇しながら一気に旋回。進行方向左側の眼下には今出発したばかりの伊丹空港の姿を確認することができました。伊丹空港がどれだけ住宅をはじめとした建物に囲まれている立地かもよくわかりますね。


f:id:gawa67tabimaru:20240206225433j:image

しばらく飛行していると滋賀県上空に差し掛かります。雲間からにはなっていますが、琵琶湖の姿を見ることができました。恐らくその前には京都の街並みも見えていたはずです。雲がなければ…


f:id:gawa67tabimaru:20240206225430j:image

琵琶湖の東岸に達したあたりで進路を東向きから北東へと変えて新潟へ一直線で向かっていきます。当日のフライトでは琵琶湖を過ぎると写真のように雲に覆われて地上の景色を見ることは叶いませんでしたが、進行方向左側席からは恐らく白山や富山平野の様子などを見ることができたはずです。

機内サービスですが雲が多く揺れが続いたこともあって、ドリンクの提供はなかったと記憶しています。


f:id:gawa67tabimaru:20240206225436j:image

一瞬雲が切れたので外を眺めると、眼下には海。そして虹がかかっているのが見えました。海なので場所はわかりませんが、恐らく新潟県に入り上越市を過ぎたあたりの日本海かと想像します。明らかに白波が立っており、冬の始まり日本海の荒れ模様を見ながらこの先の天気への心配が大きくなってきました。

 

大荒れの新潟へ到着

f:id:gawa67tabimaru:20240206225626j:image

いよいよ新潟空港への着陸態勢に入り、明らかに揺れそうな色味の悪い雲の中へと機体は進んでいきます。出発時に既に新潟の天気が荒れ模様だということはわかっていましたが、特に目的地変更や折り返す可能性があるといった条件付き運航ではなかったため、なんとか着陸はするだろうと思いながら、揺れるフライトを過ごしていきます。


f:id:gawa67tabimaru:20240206225617j:image

揺れる雲の中をしばらく飛んで、やっと雲を抜けると新潟と思しき陸地が見えてきました。が、いかんせん天気が悪くあまりはっきり見えないのでどこを飛んでいるかもわからず。新潟県の地理がよくわかっていなかったこともあってどこに向かっているのか想像もつきませんでした。


f:id:gawa67tabimaru:20240206225623j:image

段々と高度を下げており、新潟空港へと近づいているのはわかりますが肝心の新潟空港の姿を全く確認することができず。ただこれだけ広がる田んぼを見ているとここが越後平野であることは確信しました。

フライトレーダーでは航路が反映されておらず確証はありませんが、風向き的には新潟空港の東側からの着陸となるようです。恐らく進行方向右側席からは新発田の街並みを見ることができたはずです。


f:id:gawa67tabimaru:20240206225614j:image

遠くに高層ビルと思しき影が見え始めると、阿賀野川を飛び越えて新潟空港の長い方の滑走路であるB滑走路へと着陸しました。非常に風が強く着陸直前までかなりの揺れが続いていたので少し不安にもなりましたが、しっかり新潟空港に到着してくれました。パイロットの方々ありがとうございます。


f:id:gawa67tabimaru:20240206225620j:image

雲の動きが非常に早い新潟空港へと到着しました。定刻からは約50分遅れ、伊丹空港を離陸してからは1時間かからずのフライトとなりました。ちなみに駐機場到着後もとてつもない強風で、音はすごいし機体は揺れるという状態。冬の日本海側、飛行機で行くべきではないですね…

 

ということで以上、伊丹空港から新潟空港への搭乗記をお届けしました。

圧倒的な早さを誇る伊丹新潟の空路。まさかの飛行機を乗り換えるというトラブルが発生し結果的には遅延という形にはなりましたが、それでも飛んでしまえば1時間を切るフライト時間で新潟へとやってくることができました。冬の日本海側というと荒れた天気が多く、空からの景色を楽しむのは難易度が高いかもしれません。それでも着陸直前には米どころ新潟ならではの田園風景など見ることができるはずです。

関東住みの方には縁がないかもしれませんが、空路で新潟もいいかもしれませんね。

 

この記事は2023年11月下旬時点での情報です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

watabimaruga.hatenablog.com