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【搭乗記】JAL青森伊丹 日本海から太平洋へ日本縦断フライト

こんにちは。

今回は青森から大阪伊丹への搭乗記をお届けします。

青森と大阪は寝台特急日本海で結ばれていたように陸路では1日かけての移動となることがしばしば。寝台特急が淘汰され新幹線網が張り巡らされた現在でも6時間はかかってしまう距離があります。そこで活躍するのが飛行機。今回搭乗するJAL2156便は時刻表上の所要時間が1時間35分と陸路とは比較にならないほどの速さを誇ります。もちろん新幹線ならば東北の雪景色から大都会東京、そして富士山を見ながら…という移り変わる車窓も醍醐味ですよね。ですが、飛行機だって負けていません。気象条件によりますが、日本海側から太平洋へと移り変わる景色を楽しめるフライトとなっています。

今回は青森から大阪までの変わる景色をメインにフライトの様子を紹介していきたいと思います。

 

以下目次です。

 

それではスタート!!

青森空港から出発

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保安検査場を通過して青森空港の制限エリア内へとやってきました。ターミナルビルは2019年にリニューアルされておりまだ綺麗なままです。

青森空港の搭乗ゲートは最近地方空港では導入が進んでいる各航空会社共通の機械となっていました。各会社の特徴的な改札音が聞けないのが少し寂しく感じます。


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今回搭乗する機材はJALグループのジェイエアが運航しているエンブラエル190。クラスJもある機材で、大阪伊丹空港を中心に大型機を用いるほどでもないある程度の幹線に投入されています。

同じ路線を運航するANAはプロペラ機を用いており、座席数、便数の面でもJALの方が多くなっています。


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利用する座席は前方左側席のエンジンの真横あたり。搭乗率はかなり高く9割ほどはあったかと思います。客層はビジネスから観光客、そして部活の遠征と思しき団体までおり、幅広い層からの需要を感じました。

 


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青森空港の滑走路を青森市街地を背にして南西方向へと離陸していきます。山の上にある空港なので離陸してすぐには建物を確認できずひたすら森が見えました。


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どんどん高度を上げていきつつ、平地そして街が見えてきました。県内3番目の都市弘前のある津軽平野かと思います。ただ弘前の街はもうちょい大きいはずなので、この写真で見えているのは黒石の街ですかね。

 

日本海側から太平洋側へ

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残念ながら雲に阻まれ青森県の景色を十分に楽しめないまま日本海へと出てきました。北海道東北と関西を結ぶ便は基本的に日本海側のルートを取って飛行します。羽田便ではあまり見られない景色を楽しめる、はずでしたが、雲や霞であまりはっきりと地上の景色を楽しむことができませんでした。


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しばらく飛行しながら見えてきたのは新潟市。雲がないものの太陽光の当たり方の関係なのかはっきりと確認できませんが、 日本海側でこれだけの都市が広がり郊外には田んぼが広がっていることから恐らく新潟市の上空かと推測できます。

写真はありませんが、フライト時間が長いこともあってドリンクサービスもしっかりとありました。

 


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日本海側を飛行しながら新潟県上越地方から本州上空へと入り、長野市街地を左に眺めながら太平洋側を目指して南下していきます。雲に隠れながらもですが、進行方向左側には普段は見ない角度から富士山(写真左)が見えました。そのまま伊那谷に沿うように南下を続けていきます。


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南下を続けながら少し旋回し進行を西向きに変えると、左側には愛知県の渥美半島が見えてきました。これが見えるとほぼほぼ羽田発西日本行きのフライトと同じ航路に入っているでしょうかね。ここからは見慣れたルートで伊丹空港を目指していきます。

 

いつものルートで伊丹空港

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伊勢湾を飛び越えてどんどん高度を下げながら三重、奈良と通り、生駒山地を超えると見慣れた大阪の街が眼下に飛び込んできます。とはいってもいつもは朝の時間帯に伊丹空港に到着することが多いため、西日に照らされる大阪を見るのは新鮮な気がしました。

 


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大阪の中心部を飛び越えてどんどん地面が近づいてきました。そして伊丹空港の姿が見えましたが、滑走路が左手に見えています。今回は小型機ということもあって1800mと短く、ターミナルビルに近い方のA滑走路へと着陸します。ちょうどB滑走路から離陸していく飛行機を超至近距離から眺めながらの着陸となりました。

 

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定刻の16時30分の5分ほど前に伊丹空港のスポットに到着となりました。外を見ても一目瞭然ですが、今回はオープンスポットの到着で搭乗橋が付かず、ターミナルビルから少し離れた所へと到着でした。伊丹空港は小型機の運航がほとんどなので、どの便がオープンスポット利用になるのか予想がしにくいです。


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今回はオープンスポットへの到着だけではなく、まさかのターミナルビルまで歩いての移動となりました。確かに駐機されたスポットとターミナルビルは近いものの、ここまで大きな空港で歩いて飛行機から降りるという経験ができるとは思わず、嬉しかったです。ただ興味ない人からすると面倒くささが勝ちそうですね。特に天気が悪かったら大変です。

 

ということで以上、青森伊丹間の搭乗記をお届けしました。

陸路ではあまりにも時間がかかりすぎる青森と大阪の間の移動。やはり飛行機の移動の速さを痛感させられました。利用客層も様々で、平日にもかかわらずほぼ満席近いというフライト。土日や繁忙期などは機体のサイズアップを検討してもいいのではと思えるほどでした。関西拠点のLCCでも青森線は飛ばしていないので、価格的には少し高くなってしまうかもしれませんが、それでもセールなどを利用すればお得に東北旅を楽しめるかと思います。

また羽田発着便ではあまり楽しめない日本海側の景色を楽しむこともできる路線です。雲が多くなりがちな地域なのでかなり運要素もあるかもしれませんね。

 

この記事は2023年9月中旬時点での情報です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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