こんにちは。
日本海側で1番の都市とも呼ばれる新潟市。東京から新幹線で1時間半ほどのアクセス、そして米どころ新潟ならではのグルメやお酒が充実しており、旅行先に選ばれることも多くなっています。今回は初めての新潟市観光ということで、定番のグルメを楽しみつつ、新潟市内鉄板の観光地を巡ってまいりました。悪天候で思い通りに進まなかった面もありましたが、なんとか観光はできたのでその様子を紹介していきます。
以下目次です。
それではスタート!!
旅の拠点は工事中の新潟駅
新潟市内を観光するにあたって拠点となるのは上越新幹線の終着駅であり、JR在来線が乗り入れる新潟駅。新潟へやってくる旅行者の多くが最初に降り立つ玄関口となっています。
そんな新潟駅は鉄道以外にもバスターミナルも充実しています。現在は万代口にはスイッチバック式のバスターミナルがあり、昭和を感じさせる駅前になっています。ただ現在進んでいる新潟駅の改良工事に伴って、こちらのバスターミナルも間もなく見納めです。
新潟駅は2022年にホームがすべて高架化され、現在は高架化したことで新たに生まれたスペースを商業施設として開業させる工事を行っています。また先述のバスターミナルも高架の下に入り込む形となり、鉄道とバスの乗り継ぎの利便性がかなり向上することになります。
工事の完了までは通れない場所が多く、すこし使いにくさもある新潟駅となっていました。ひとたび完成すれば、かなり使いやすく駅ナカ含めて魅力的な駅となりそうな予感がします。
新潟グルメは外せない
ここからは新潟観光を進めていきます。新潟観光を楽しむうえで外せないのがグルメ。言わずと知れた米どころの新潟県ですが、そのお米はもちろんお米以外にも様々なグルメが揃っています。
まず1つ目の新潟グルメを求めてやってきたのは新潟駅からバスで数分の万代シティ。こちらには新潟駅のバスターミナル同じくバスの拠点である万代シティバスセンターがあります。このバスセンター内にお目当てがあります。
バス乗り場が並ぶ一角にあるのが、こちらの万代そば。駅などでよく見かけるスタイルの立ち食いそば屋さんです。そば屋とは言いながらも、そばやうどんの麺類をしのいでしまう人気の新潟グルメが存在します。
こちらの立ち食いそば屋ですが、かなりの人気店で昼食を過ぎた14時前に訪問しましたが、ちらほらとスペースがある程度の混雑具合でした。回転は早いですが、混雑には注意です。
そば屋で楽しめる新潟名物が、こちらのカレー。いわゆる普通のカレーではありますが、味がしっかりとついており少し辛めのカレーです。普通サイズでも大きめで、ワンコイン以下で満腹になれます。これが大ヒット、新潟グルメの1つとなっています。
その証拠に新潟駅や空港のお土産売り場にはバスセンターのカレーと題したお菓子が数種類展開されており、さらにはレトルトカレーまで販売されています。
さて続いては信濃川の河口、新潟港エリアへとやってきました。こちらの田中屋本店で頂ける新潟名物は笹だんごです。笹の葉っぱに包まれた団子で、その団子もよもぎの練りこまれた緑色で中には餡が入っています。
新潟港エリアにある田中屋本店みなと工房では笹だんごを購入できるほか、実際に作られている様子を見学することもできます。
そんな笹だんごが有名なお店でいただくのは、ソフトクリーム。もちろんただのソフトクリームではなく、きなこソフトクリームあずきトッピングです。和菓子屋さんのきなこが練りこまれた和テイストのソフトクリームにあんこの相性が抜群です。2階にはイートインスペースがあり、新潟港の景色を眺めながらソフトクリームを楽しむことができます。
さて続いていただくのはたれかつ丼。かつ丼というと地域性はありますが、大多数の方が卵でとじられたものをイメージする方が多いと思います。しかし新潟のかつ丼というと写真にあるように、薄めに揚げられたとんかつを甘辛醤油たれにくぐらせてそのままご飯に載せたものです。ソースかつ丼やデミカツ丼とはまた異なるようですね。
米どころというのはだいたいお酒どころでもあります。新潟駅には日本酒を扱うお店もあります。ここでの名物が日本酒の飲み比べが出来るぽんしゅ館。訪問日は残念ながらぽんしゅ館は休館日でしたが、それでも新潟が誇る日本酒の数々を購入することができるようになっています。
新潟市街地を一望!無料展望台
グルメもひと段落したところで続いては観光スポットを見ていきたいと思います。万代シティから信号を渡ってすぐのところにこちらの高層ビルが新潟日報メディアシップ。こちらはオフィスやホール、レストランや大学のキャンパスなど様々な用途に使用される複合施設となっています。
地上105mの高さを誇る新潟日報メディアシップの最上階である20階には誰もが利用できる展望フロアが設けられています。こちらの展望フロアは地上100mの高さで新潟市内だけではなく天気が良ければ佐渡島まで見渡せます。
展望スペースとしての機能だけではなく、イベントができるようなスペースもありつつ、訪問時は小学生の絵?が展示されていました。
展望フロアからの景色を一部紹介します。こちらは新潟駅方面。このビルほど高さはありませんが、高層ビルが立ち並び日本海側で1番の大都市と呼ばれる理由が分かりますね。一方で天気が悪く遠くまでは見えませんが、遠くに目をやると米どころならではの田んぼが広がる様子も見えるかもしれません。
こちらは展望フロアにあった佐渡島のPRコーナー。現在佐渡金山が世界遺産の登録を目指して頑張っています。そのほか佐渡の魅力が発信されており、この日天気が悪すぎてその姿を眺められないのが心残りとなりました。
最後に新潟港側の景色を紹介します。日本一長い信濃川の河口付近には新潟の港湾機能が集められています。その中でもひときわ目立つビルがホテル日航新潟の入る万代島ビル。こちらは高さ140mを誇り、新潟で最も高いビルとなっています。最上階には展望室もありこちらも訪問しておきたい新潟の観光スポットです。
そんなビルのふもとにはWhat's Niigataモニュメントが設置されています。目立ちます。
信濃川河口で歴史を学ぶ
メディアシップのすぐ北側にはこの地域一帯の地名にもなっている萬代橋があります。石造りのアーチ橋は国の重要文化財にもなっており、信濃川に掛かっていることや新潟の新旧の中心部を結んでいることもあって新潟市のシンボル的存在となっています。
渡ることもできますが、その美しさを川岸からぜひ眺めてみてはいかがでしょう。
信濃川を渡って先ほどまでいたエリアの対岸にやってきました。メディアシップからも見えた万代島ビルを中心とした建物は朱鷺メッセと名付けられ、国際展示場や会議場のある複合施設となっています。信濃川対岸からだと船のように見えるのも特徴的です。
朱鷺メッセの隣には佐渡汽船のターミナルがあります。新潟市から佐渡へと向かうには現状こちらのターミナルから発着する船を利用する必要があります。佐渡島の規模からいってもかなりの需要があるのか、船は大きなサイズで対岸から見えても迫力を感じました。
続いてやってきたのは新潟市歴史博物館みなとぴあ。こちらは新潟の港としての歴史や米作りの歴史など現在の新潟市を形作った歴史を学ぶことができるようになっています。写真にある博物館本館は明治時代に作られた2代目新潟市役所庁舎をモデルに作られています。
同じみなとぴあの敷地内にあるこちらの建物は旧新潟税関庁舎です。こちらは国の指定重要文化財になっており、江戸時代幕末に開港された新潟港の税関庁舎がそのまま現存している貴重な建物となっています。博物館の館内の展示だけではなく、敷地内にある歴史ある建物も見ておくべきでしょう。
悪天候すぎたこともあって、本来の訪問予定だったスポットよりも数を減らすことになりました。その代わりに新潟市歴史博物館の滞在時間をしっかりとって、新潟市の歴史を深く学ぶこともできました。今回観光した新潟港の成り立ち学び、実際に見れたのはかなり収穫でした。また、グルメも充実しすぎでしたね。日本酒を楽しめなかったのは心残りですが、新潟駅のリニューアルと合わせて再訪して達成したいと思います。
この記事は2023年11月下旬時点での情報です。
最後までお読みいただきありがとうございました。