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【富山空港】河川敷にある富山きときと空港 

こんにちは。

今回は富山県にある富山きときと空港を紹介していきます。

北陸新幹線によって東京と結ばれている富山県ですが、空港もあり羽田空港との空路も確保されています。富山駅から東京駅まで最速達タイプのかがやき号で2時間とちょっと。一方で飛行機は富山空港から羽田空港までは時刻表上では1時間ちょっとと1時間ほどの差があります。この所要時間の差が現在でも空路が維持されている要因です。

新幹線は駅に行けばすぐに乗車することが出来る利便性の高さを誇り、東京富山間の移動の9割は新幹線が占めている現状。普通に新幹線を利用しても面白くないということで、今回は飛行機で富山羽田間を移動してみることにしました。

夜間のフライトになったため搭乗記ではなく、富山空港の紹介をメインにして富山羽田間の移動の様子をお届けしたいと思います。

 

以下目次です。

 

それではスタート!!

富山空港へのアクセス

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17時が近づき帰宅ラッシュが始まっている富山駅です。富山空港へは富山駅からバスを利用して向かいます。

富山駅の南口にあるバスターミナルの6番乗り場より富山空港行きのバス、富山空港を通るバスが出発します。富山空港行き専用ではなく他の場所へ向かう路線バスも発着しているので、乗り間違えないように注意が必要です。

 

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利用したのは路線バスの総合運動公園行き。富山空港を経由するので利用できますが、路線バスなので多くの停留所に停車しながら進んでいきます。時刻表上の所要時間は25分でしたが、実際には35分ほどかかりました。

富山空港発の便に合わせて1日4便リムジンバスタイプの直行バスも出ているので、空港での滞在時間が必要ない場合は直行バスに乗ることをお勧めします。料金は一緒です。

また富山空港からは岐阜県高山方面にバスが出ていますが、この時は運休中です。

 

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富山空港は愛称として富山きときと空港という名前がついています。「きときと」とは富山弁のことばで新鮮なという意味。富山湾が誇る海の幸を表現した言葉で、お寿司屋さんなどの名前にも用いられている言葉です。

富山空港のターミナルビル内にも富山のきときとを味わうことが出来る寿司屋さんがあります。

 

富山空港のターミナルビル

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ここからは富山空港のターミナルビルを紹介していきます。

まずは1階。こちらは到着口です。少し時代を感じるような内装になっています。到着口を出た時に富山に来たぞをいう感じはあまりないかもしれませんね。同じ北陸の小松空港なんかは恐竜が出迎えてくれたような気がします。


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到着口の左奥に進むとチェックインカウンターがあります。富山空港には国内線はANAしか就航していないためANAのチェックインカウンターのみが設置されています。

羽田線が1日3便、札幌新千歳線が1日1便と便数はかなり少ないので、便が被る時間帯はなく羽田便前には混雑するかなといったレベルです。

国際線用の施設もありますが、訪問時は運休中でした。

 


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ターミナル2階は出発口、レストラン、お土産屋さんなどがあるメインフロアになっています。

その中に富山空港について紹介したコーナーがありました。立山連峰が綺麗に見える立地や、後ほど紹介しますが富山空港は河川敷にあるため障害物がなく飛行機を見ることができるため、富山空港は人気の撮影地になっています。そんな富山空港の魅力が発信されているコーナーになっています。

 

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2階の出発口から奥まった場所にはカードラウンジらいちょうがあります。便数も少なく決して大きな空港とはいえない空港にもカードラウンジがあるのはビジネスマンにとってはありがたいのではないでしょうか。

特に富山県富山市としても空港を維持するためにビジネス利用を推進している面があるので、こういった設備の充実は必須です。


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カードラウンジに入れるカードを持っていないのでラウンジの前で折り返し出発口へ向かう手前で発見したのがこちらのとやまの水コーナー。

富山は立山連峰をはじめとする北アルプスの恵みがもたらす水が有名で、水道水でも美味しい水だと言われています。富山空港のターミナルビルでは無料でそんな富山の美味しい水を楽しめる場所が用意されています。

 

最大の見どころは展望デッキから

ターミナル3階は空港の事務所などのオフィスになっており、最上階の4階に空港を見渡すことが出来る展望デッキがあります。この展望デッキからは富山空港の特徴を見ることができます。

まずは空港そのものの立地。富山空港神通川の河川敷にあります。空港が河川敷にあるのは日本でもここだけ。写真が暗くて見にくいですが、向こう側に見える灯りの手前に真っ暗な場所が横に続いていますが、そこが川です。

河川敷にあるため、空港ターミナルビルと駐機場の間に堤防が設けられています。そのため富山空港の搭乗橋は非常に長くなっています。長い搭乗橋は夜でも確認できますね。

 

そして展望デッキというと飛行機を見るための場所というイメージがありますが、富山空港の展望デッキは駐機場や滑走路の反対側も見渡すことが出来るようになっています。その理由は立山連峰

富山空港からも富山の本気と呼ばれる立山連峰を眺めることが出来るようになっています。こちらもお天気次第ではありますけどね。

 

ただ時間はすでに夜。さすがに立山連峰の姿を見ることは叶いませんでした。これでも時間としては18時前なので、夏ならまだ夕焼けくらいの時間なはずです。冬の旅行は1日が短く感じてしまいます。


富山から羽田への短いフライト

本題にしたかった富山羽田間の搭乗記をちょっとだけ紹介しておきます。記事にするなら昼のフライトにしなければいけませんが、旅行の滞在時間も確保したいですからね。

搭乗するのはANAA320型機。羽田空港から各地方空港を結んでいる小型機です。富山空港には北陸新幹線開通前はB767型機などの中型機も就航していましたが、新幹線開通後はB737A320型機にサイズダウンされています。

 

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保安検査場を通過して搭乗待合室内へと入ってきました。搭乗待合室はそこまで広くはありませんが、1日4便ということを考えると混雑することはなさそうです。実際A320型機で機内は満席近くの混み具合でしたが、待合室内は空いている席が多くありました。

 

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搭乗時刻になりゲートを通過して、機内まで向かっていきます。この写真でも駐機場までの間に堤防があることがわかるかと思います。この堤防を乗り越えていくために搭乗橋がとても長くなっています。


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搭乗しました。窓の外にも堤防らしきものが見えています。どうやら駐機場と滑走路の間にも堤防があるようですね。毎年のように全国各地で水害が発生している昨今、空港だからといって堤防を欠かすわけにはいかないです。

機内はほぼ満席の大混雑状態。北陸新幹線の方がシェアが大きいとか本当??というレベルです。どうやら団体旅行のお客さんが利用していたみたいです。


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富山空港を北側に向けて離陸します。離陸直後眼下には富山の街の夜景が広がっていました。写真左隅に富山駅があります。やはり富山駅周辺は明るく、幹線道路と思しき道に沿って明るくなっています。

富山の街を見ながら富山湾に出て、旋回し東京方面へと進路を変えていきます。


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時刻表上は1時間5分の非常に短いフライトですが、ちゃんとドリンクサービスがあります。搭乗時ANAは大人気アニメとコラボ中。コップもそのデザインのものでした。

直線距離で結べればもっと早くつくはずですが、羽田空港は大都会東京の空港ということで、混雑や進入ルートが限られていることから一度栃木県の方へと出てから南下するちょっと遠回りのルートになっていました。

 

 

ということで以上、富山きときと空港の紹介と富山羽田線の搭乗記でした。

河川敷にあるかなり特徴的で面白い空港でしたが、訪問時間が遅すぎたこともあってうまくその魅力を楽しむことができませんでした。実際に川の様子が見えるのが一番わかりやすいですよね。撮影スポットでもあるので、次回訪問時はじっくりと滞在して、富山空港を楽しみ尽くしたいと思います。

北陸新幹線開通によって富山駅の施設も充実し、出発ギリギリまで楽しめるのも新幹線の魅力。富山と羽田を結ぶ便を維持していくには、やはり航空便ならではの、富山空港ならではの魅力を見つけていくことが必要になりそうです。

 

この記事は2022年11月中旬の情報です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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