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【女満別空港】知名度ないとは言わせない!オホーツク観光の入口女満別空港

こんにちは。

今回はオホーツク地方の空の玄関口「女満別空港」の様子をお届けします。

北海道は道東、空港にはうってつけの大空町に位置している女満別空港。周辺には流氷のまち網走や世界自然遺産知床、カーリングの街北見といった観光地として人気の高い街が存在しています。そんなオホーツク海沿いの街の空の玄関口となっているのが女満別空港なのです。

道内一の大都市である札幌から300キロ以上離れており、北見や網走と札幌の間はバスや鉄道ではかなりの時間がかかることから札幌丘珠空港新千歳空港との間にも航空便が設定されているという特徴を持っています。もちろん東京便も就航しています。ターミナルビルはコンパクトに集約されていながら北海道を感じられるようになっています。今回はそんな女満別空港を紹介していきます。

 

以下目次です。

 

それではスタート!!

女満別空港のアクセス

女満別空港は主に網走と北見の2つの街をその利用圏としています。今回は網走バスターミナルから女満別空港への空港バスを利用したのでその様子も併せて紹介します。

網走バスターミナルから観光バス型のバスに乗車して女満別空港を目指します。航空便に合わせてバスの時刻が設定されており便数もそこそこあります。今回乗車した女満別空港行きのバスはまさかの貸切状態でした。

 

バスの車両は高速バスで用いられるようなタイプですが、途中のいくつものバス停に停車してお客さんを拾っていきます。網走と女満別空港の間には少し大きめの街が位置しておりそれが空港の名前にもなっている女満別です。女満別の中心部にも停車する他、写真は女満別の観光地であるメルヘンの丘周辺にもバス停があります。

 

女満別をはじめとしたいくつかの街の中心部を経由して網走バスターミナルより35分ほどで女満別空港に到着となります。女満別空港は周辺を田園風景に囲まれており、北海道らしい景色を楽しみながら急に女満別空港が現れるような感覚です。

実際に滑走路への入口を示している誘導灯もご覧のように畑のど真ん中に広がっています。

 

女満別空港は基本的にバスでのアクセスとなります。バスでのアクセスは今回利用した網走と北見の2方面に路線がある他、時期限定で知床へと向かうバスも運行されています。どちらの方面も航空便に合わせた運行がなされています。

その他に石北本線の西女満別駅が2キロほど徒歩25分程度の距離にあり、最寄り駅として使えなくはないですが、西女満別駅は無人駅で列車本数が非常に少ないため実用性にかけています。

 

時代を感じるターミナルビル

f:id:gawa67tabimaru:20230630224609j:image女満別空港のターミナルビルを紹介していきます。ターミナルビルとしては3階建てで国内線のみの就航となっています。1階が到着口、2階が出発口、3階は展望デッキとその役割が分かれています。地方空港ではよくある構造で、コンパクトで使いやすいと言えると思います。


f:id:gawa67tabimaru:20230630224606j:image地方空港では航空便に合わせた連絡バスの運行がされていることが多く、空港の建物の外側へと出る機会というのはそこまで多くないと思います。女満別空港はさすが北海道の空港らしく駐車場へと向かう途中の現在の気温が分かる時計が用意されていました。冬であればここで数字を見るだけで北海道を感じることができそうです。

 

f:id:gawa67tabimaru:20230630224431j:imageではターミナルビル内を紹介していきます。まずは1階南側に到着口があります。天井の低さや床のタイルなどからターミナルビルの歴史を感じてしまいます。

国際線は就航していないため国内線のみの到着口で、手荷物受取所のターンテーブルは2つ用意されています。到着口を出たところすぐが空港連絡バスの乗り場となっています。

 

1階の北側には航空会社のチェックインカウンターが並んでいます。基本的にはANAJALになりますが、エアドゥに関してはANAとの共同運航便となっており、ANAのカウンターで搭乗手続きや荷物預けが出来るようになっています。JALANAの反対側に格安航空会社peachのチェックインカウンターがあります。このような地方空港でLCCが就航しているのは珍しく感じます。

2階には出発口、保安検査場があります。保安検査場の目の前にはターミナルの内装とは時代が異なりそうな出発案内が用意されています。便数はそこそこ多く、羽田便と千歳便の2種類です。羽田便よりも千歳便の方が多いのが、陸路では時間がかかりすぎてしまう女満別の立地を象徴しています。

 

f:id:gawa67tabimaru:20230630224509j:image2階保安検査場の前にはお土産屋さんの並ぶエリアがあります。ターミナルビルの大きさからすると比較的多くのスペースが割かれている印象で、北海道を代表するお土産物は一通り抑えられているようです。店舗も多く選択肢も多いですね。

お土産屋さんの奥にはレストランもあり、北海道のグルメをしっかりと揃えたレストランのほかお寿司屋さんなどもありました。

 

f:id:gawa67tabimaru:20230630224646j:image同じく2階、保安検査場を通過した制限エリア内です。搭乗口は3つあり搭乗橋の個数とも連動しています。制限エリア内にはブルースカイがありますが、ラウンジ等はありません。

広さ的には広くもなく狭くもなくでしょうか。東京便単独ではそこまで座席が埋まっていなかった印象です。

 

f:id:gawa67tabimaru:20230630224643j:imageこちらが搭乗口です。改札機通過後は出発・到着の動線が同じになります。搭乗口の案内もそうですが、女満別空港は全体的にターミナルビルのハード面の時代と、出発案内などのソフト面の時代にかなり開きがあるように思えました。

 

大自然と飛行機を眺める展望デッキ

最後に展望デッキを紹介します。展望デッキへは2階から階段を使っていく必要があり、3階は完全に展望デッキだけになっています。デッキは地方空港にしては広いような気がしました。もしかしたら人がいなかったからそう感じただけかもしれませんけど。

 

羽田空港へ向かうエアドゥのB767を見送ります。女満別空港には中型機であるB767型機もやってきます。JALも時期によっては羽田便にB767を用いることがあるようですが、基本的にはB737の小型機になっています。

飛行機の背景を見ればわかりますが、飛行機はもちろんのことその先に広がる北海道らしい大自然も展望デッキから眺めることができます。

 

羽田便では中型機が用いられている一方で、札幌新千歳便にはJALエンブラエルANAはプロペラ機が投入されています。JALは新千歳便の他により札幌中心部に近い丘珠便も運航しており、そちらの路線にはプロペラ機が投入されているようです。
小型ながらもJALANA合わせて羽田便を上回る8便と高頻度で運航されており、札幌と道東の需要の高さが伺えます。女満別空港の展望デッキからは中型機からプロペラ機まで様々な飛行機を眺めることができます。

 


ということで以上、女満別空港の紹介でした。

地方空港のコンパクトさはしっかりとありつつも、タイミングが良く様々な種類の飛行機を一気に見ることもできました。女満別空港は2021年より道内7空港の運営を担っている北海道エアポートによって運営されている民営化がされています。2021年より北海道エアポートとして運営されるようになったことがハードとソフトの差を感じるところかもしれません。ターミナルビルの大規模リニューアルは難しいかもしれませんが、今後ハード面も時代に合わせたものに変わっていくことを期待したいと思います。

 

この記事は2023年4月上旬時点での情報です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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