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【搭乗記】JAL羽田北九州 山陽の景色を楽しむフライト

こんにちは。

今回は羽田空港と福岡県の北九州空港を結ぶ路線の搭乗記をお届けします。

福岡県の北九州市にほど近い瀬戸内海の海上に浮かんでいる北九州空港。大都会福岡のど真ん中に位置している福岡空港を補完する役割を持ちながらも、観光地である下関や門司港にほど近く、大分へのアクセスもかなり良い場所にあるのが今回向かう北九州空港です。北九州空港へは羽田空港からJALスターフライヤーの2社が1日往復30便を運航しています。

今回はJALを利用して羽田空港から北九州空港へと飛んできましたので、機内から楽しめる景色や、羽田空港のバス出発の様子も紹介していきたいと思います。

航空券は宿泊とセットのJALダイナミックパッケージを利用したので料金不明ですが、セール運賃等は別として福岡空港線よりはすこし安い値段で航空券を買うことが出来そうです。

 

以下目次です。

 

それではスタート!!

バスラウンジからの旅のはじまり

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羽田空港の第1ターミナルへとやってきました。北九州便は南ウイングからの出発となります。そこまで幹線ではないことや、使用機材が基本的にはB737型機で統一されていることもあって、保安検査場に近い搭乗口が割り振られることはそこまで多くありません。


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今回利用する便は羽田空港を午前8時ちょうどに出発する便のため、朝のラッシュ真っ只中。現在工事のために搭乗橋のあるスポットが減っていることもあり北九州便はバス出発ラウンジからの出発となります。バス出発ラウンジへは搭乗待合室から1フロア降りる必要があります。

第1ターミナル南ウイングでは80~90番の搭乗口が割り振られていた場合、バスで搭乗機へと向かうことになるため、少し早めに搭乗口へ向かったほうが良さそうです。

 


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バス出発ラウンジへのエスカレーターを降りると搭乗口が横一列に並び、その前に椅子が並ぶバス出発ラウンジの搭乗待合室に辿り着きます。もちろん売店であるブルースカイに御手洗いもしっかりと完備されています。ただ椅子の数がそこまで多くなく、ちょうど北九州行きと大分行きの2便が重なるタイミングで、空いている椅子の数が少なめでした。

北九州行きの飛行機へ向かうバスは全部で3台ほど用意されました。搭乗順は通常と同じく、事前改札→優先搭乗→一般といった具合でした。

 

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しばらく空港内のバスの旅を楽しんで、北ウイングよりも北側にある駐機場エリアへとやってきました。搭乗機の目の前で下ろされてタラップ車の階段を上がって機内へと乗り込みます。

機内の通路が混んでいる影響で階段の途中で立ち止まることが多くありました。


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今回利用する機材はボーイング737-800型機。JALの国内線では多く用いられている機体で、羽田を発着する地方路線に主に投入されています。機内は通路が1本で3+3の座席配列になっています。

機内設備としてはWi-Fiはもちろん飛んでおり、電源も完備されていました。


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搭乗しました。やはり搭乗橋よりも時間がかかるのは確かです。

今回は最後方から1つ前の座席を指定しました。周辺にプチ団体がいてにぎやかでした。1列に自分1人しかいないなんて時代はもう終わりましたかね。よかったです。

 

羽田出発後は雲の上の飛行

しばらく地上を走行し混雑している羽田空港のD滑走路から離陸、上昇しながら旋回し進路を西に取ります。

羽田空港を飛んでから関東、中部地方上空は薄い雲に覆われており地上の景色を楽しむことはできませんでした。

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ドリンクサービスは一時提供が中断されていたJALオリジナルドリンクのスカイタイムももぶどうを選択。JALのドリンクサービスは写真付きのメニューを見せながら注文を聞いてくれるので大きな声を発さずとも希望を伝えることができます。


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しばらく飛行していると地上の景色が見えるようになってきました。こちらは琵琶湖の沿岸、滋賀県に位置する近江八幡の様子です。ロープウェイの軌道が見える八幡山とその麓に広がる近江商人の町並みが特徴的です。

 

山陽の景色を楽しみ西へ

関西を通り過ぎ山陽へと入ると雲がほとんどなくなり地上の景色が楽しめるようになってきました。写真は2枚とも山陽の山の中にある空港。左は岡山空港、右は広島空港です。どちらも都市部からかなり離れた山の中にあることで有名ですが、空から見ると一目瞭然でした。空港自体は大きいんですけどね。

 

広島空港を通過してすぐに明らかに大都市が見えてきました。河口の三角州に位置するのが中国地方1番の大都市の広島です。地理の勉強で学んだことが空からだとはっきりわかりますね。

 

広島市街地を通り過ぎると見えてくるのは宮島。厳島神社で有名な宮島ですが、実はこんなに大きい島なんです。フェリーを降りてから厳島神社までぶらぶら観光する人は多いと思いますが、それは写真の右端のほんのちょっとの範囲しか見てませんでした。ただそれ以外の範囲はほぼ山で、建物があるようには思えません。

 

広島を過ぎたあたりから降下をはじめ、だんだんと地上の景色が近づいてきました。広島県を超えて見えてきたのは本州最後の山口県。こちらはコンビナートをはじめとする工場地帯が印象的な周南市の様子です。新幹線の駅名でいうと徳山駅ですね。写真中心部に見えている少しカーブしている駅が徳山駅です。

 

またしばらくすると海沿いの空港が見えてきました。こちらは山口宇部空港。ちょうど滑走路の横の誘導路を走っている飛行機が見えます。

山口宇部空港宇部市街や新山口駅ともそこまで離れておらず、利便性の高い空港です。瀬戸内海に飛び出す形になっているので、目的地である北九州空港とも海を挟みますが意外と近くに位置しているのです。

 

海上北九州空港へ着陸

山口宇部空港過ぎると大きく旋回し、北側から北九州空港の滑走路へと進入していきます。北九州空港近くになると再び雲が出てきてしまい、地上の景色は着陸直前まで見ることができませんでした。

着陸直前には長距離フェリーが集まっている新門司港のすぐ横を飛んでいきます。新門司港も瀬戸内海に面しているため、小倉駅まではバスなどで移動する必要があります。

 

北九州空港海上空港になるので、着陸する直前までは陸地が見えずほんとに空港があるのか不安になってしまいます。空港島の敷地が見えてきたと思うとすぐに着陸しました。

 

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ターミナルビルは滑走路の南側に位置しているので、滑走路を離脱するとすぐに駐機場に到着しました。お隣には北九州空港を拠点としている航空会社スターフライヤーの機体がいました。スターフライヤーの羽田北九州便は便数も多くかなり充実しています。またフルサービスキャリアながらもJALよりも運賃が安いことがあります。


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北九州空港は2006年に開港した比較的新しい空港なこともあって、ターミナルビルはかなり機能的で使いやすく、綺麗な状態を保たれています。飛行機を降りた時点でこのように振り返って写真を撮ることも容易でした。

 

ということで以上、羽田北九州の搭乗記でした。

一部では雲に阻まれた景色も、山陽を中心に地上の景色を楽しみながらのフライトになりました。機内も搭乗率は高めで、旅行需要の復活を感じさせられました。

福岡空港は博多から近いこともあって混雑している一方で、少し空いている印象のある北九州空港便。小倉や下関、大分などへ向かうには福岡空港よりは近く向かうことができます。さらに羽田北九州間は便数もそこそこ充実しているので、目的地によってはかなり便利に利用することが出来るはずです。

福岡空港の混雑を解消しようと、北九州空港をうまく利用するような計画も出ているので、今後福岡へ旅行する際には今よりもメジャーな存在へとなっていくと思います。

 

この記事は2023年2月中旬時点での情報です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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