こんにちは。
都道府県魅力度ランキング2022に置いて47位になってしまった佐賀県。筆者のような旅行好きからすると魅了がない県などない、どこも行きたい場所ばかりだと思うのですが、毎年毎年魅力度ランキングは大きく取り上げられています。
そこで筆者が訪れたいと思うような佐賀の魅力を堪能してやろう!と思い立って計画した今回の旅行。実は2022年の9月には西九州新幹線が開業し、長崎県とともに盛り上がっている佐賀県。今回はそんな佐賀県の魅力を探ってきた旅のまとめを紹介したいと思います。
以下目次です。
それではスタート!!
旅の行程
1日目
羽田空港から飛行機で佐賀空港へ。佐賀空港も見学してから、佐賀の中心部へ向かい博物館を中心に佐賀観光を楽しみます。
2日目
滞在した佐賀駅周辺から移動してまずは武雄温泉へ。少しだけ新幹線に乗って嬉野温泉も堪能。嬉野からはバスと列車を乗り継いで長崎へ。長崎から西九州新幹線とリレーかもめ号を使って一気に博多に向かい、福岡空港から九州を去ります。
1日目)佐賀の玄関口九州佐賀国際空港
佐賀へ向かうには飛行機が一番便利。知名度は低いかもしれませんが佐賀には九州佐賀国際空港という立派な空港があります。
まずは羽田空港第2ターミナルのサテライトより佐賀行きのANA451便に搭乗して空路で佐賀を目指します。B737型機と小型機ではありますがそこそこの搭乗率がありました。
羽田空港から約2時間で九州佐賀国際空港に到着。2021年の夏に改築されたターミナルビルはかなり綺麗で使いやすくなっています。
すぐに佐賀市街地に行っても時間が余りそうなので、佐賀空港内と周辺をぶらぶらしてみることにしました。展望デッキからの眺めが良かったり、空港近くの公園にYS11が置いてあったりなかなか面白い空港でした。
佐賀空港内のレストランで少し早めの昼食。頂いたのは佐賀のご当地グルメシシリアンライス。佐賀市を中心として提供されているメニューで、ご飯にお肉、サラダが乗っかり最後にはマヨネーズがかかっている一品です。
なんとも形容しがだいご当地グルメなので是非一度実際に食べて欲しいです。個人的には結構好きな味でした。
1日目)佐賀の博物館を巡る
空港からバスに乗車して、博物館前バス停で下車。佐賀空港から佐賀駅行きのバスは到着便に合わせて運行されており、高速道路は経由しないため途中いくつもの停留所で降車することができます。
佐賀の中心部は佐賀空港から佐賀駅に向かう途中にあるので、観光スポットが集まるエリアで下車してすぐに観光を始めることができます。
まずやってきたのは博物館前と停留所の名称にもなっている佐賀県立博物館。入館無料で実は明治維新にも貢献している佐賀の歴史をじっくりと学ぶことができます。
今回は訪問していませんが隣接して佐賀県立美術館もあります。
佐賀県立博物館・美術館と道を挟んで存在するのが佐賀城本丸歴史館。佐賀城は先程の博物館美術館も敷地内、次に紹介する佐賀県庁までもが敷地内にあるかなり大きな城でした。現在は本丸のあった場所に本丸御殿が一部復元されています。
内部は佐賀が生み出した明治維新に貢献した偉人を中心に、佐賀の歴史や全国をリードしていた科学技術などを紹介しています。
博物館巡りを終えた後は佐賀県庁へ。県民でもないのに県庁になんの用と思われるかもしれませんが、実は佐賀県庁は立派な観光スポットになっています。
佐賀県庁の最上階には展望室があります。展望室からは佐賀の街を一望することができます。高い建物や遮る山はあまりないため佐賀平野はもちろん、有明海や雲仙まで見渡すことができます。
最後にもう一つ、佐賀が世界に誇るお祭りである佐賀バルーンフェスタに関する展示を見ることができる佐賀バルーンミュージアムを観光していきます。
バルーンとはただの風船ではなく熱気球のこと。あまり馴染みのない熱気球についてその仕組みや歴史を運転シュミレーターをはじめとしたゲームを通して知ることができます。かなり新鮮な体験ができる博物館でした。
2日目)武雄温泉と嬉野温泉
佐賀駅前のホテルに宿泊し、2日目は朝早くから行動を開始していきます。この日は移動距離がかなり長い。まずは長崎本線の普通列車に乗車して、改称したばかりの江北駅へ。江北駅で佐世保線に乗り換えて武雄温泉駅を目指します。
武雄温泉駅から少し歩いてやってきたのは武雄温泉の温泉街にある楼門です。楼門の先には武雄温泉を気軽に楽しめる立ち寄り湯の武雄温泉元湯があります。朝早い時間からでも営業しているのが元湯の強みだったのですが、なんとこの日はちょうど臨時休業日。残念ながら武雄温泉のお湯を堪能することは叶いませんでした。
ちょっと物足りないので武雄の街をぶらぶら。スタバの入った内装が綺麗すぎる図書館や開業して間もない西九州新幹線を目のまえに見ることが出来る武雄市役所のデッキなど、武雄観光を楽しみました。


2022年9月に開業したばかりの西九州新幹線に武雄温泉駅から1駅だけ乗車してやってきたのは嬉野温泉駅。嬉野の街には鉄道駅がなく、念願の鉄道駅が新幹線駅となりました。嬉野温泉へのアクセスが格段に向上したので、これから人気の温泉地に名乗りを上げそうですね。
どちらの駅も真新しく使いやすいようになっています。まだまだ駅周辺は開発途上な感じがありました。
武雄温泉で温泉を楽しめなかったので、嬉野温泉でリベンジ。佐賀は温泉も素晴らしいのです。2つの温泉地が新幹線で1駅で結ばれているなんて他の県にはないのではないでしょうか。
日本三大美肌の湯に数えられている嬉野温泉を堪能。湯上りにはお茶の産地としても知られる嬉野茶のジェラートまでいただいて、今度はバスに乗車して山を越え、長崎県の彼杵という街を目指します。
2日目)開業したての西九州新幹線に乗車
嬉野温泉からバスでやってきた彼杵で列車待ちの1時間散策をして、大村線を走る快速シーサイドライナーに乗車します。車内外どちらも奇抜すぎていろいろと話題になったYC1系による運転です。
大村湾の絶景を眺めつつ、西九州新幹線開業に伴って色々を変化した区間も見学しながらの長崎までの1時間ちょっとの列車旅になりました。
2021年の9月に訪れた時とまた変化を見せていた長崎駅を30分ほどふらつき、やってきたのは西九州新幹線のホーム。開業から2ヶ月半たっていましたが、平日夕方の新幹線でも満席の大混雑。かなりの盛り上がりを見せている様子でした。
武雄温泉駅までは約30分の短い新幹線の旅でしたが、最新の新幹線の乗り心地の良さや贅沢な指定席を楽しむことができました。
武雄温泉駅では改札を通ることなく在来線特急のリレーかもめ号に乗り換え。大勢の人たちが新幹線から特急へと乗り換える波に乗りつつ、九州を代表する特急列車787系へと吸い込まれていきます。
賛否両論あったこの乗り換えですが、2021年の9月に訪問した際の特急かもめで長崎から博多まで向かったのと比較して、そこまで不便には感じませんでした。長崎博多間の時短効果をかなり感じられました。
武雄温泉駅での乗り換えから1時間はかからずに九州一の大都市博多駅に到着しました。観光客でかなり賑わっていた長崎駅ですが、比較にならないほどの大混雑。この旅の目的は佐賀県の観光を楽しむことなので、福岡ではさっさと行きたいところだけ抑えることにしました。
やってきたのは博多駅に隣接する商業施設KITTE博多の地下1階にあるshinshinラーメン。博多ならではのとんこつラーメンを楽しめるにも関わらず、とんこつ独特のにおいが少なく食べやすいラーメン屋さんです。
博多駅を訪れた際の定番のラーメンを夕食として楽しんで、すぐに地下鉄に乗車。福岡の市街地からとにかく近い福岡空港へと移動します。
このブログでもさんざん取り上げて、超が付くほど評価しまくっている福岡空港から帰路につきます。今回選択したのはスターフライヤー。ANAやJALといった航空会社に匹
敵するほど快適な座席空間を楽しみながら羽田空港へと戻ってきてこの旅は幕を閉じました。
ということで以上、佐賀県旅のまとめでした。
魅力度最下位なんて言葉が先行してしまう佐賀県ですが、訪れてみた感想としては、魅力、あるじゃん!の一言に尽きます。
バルーンミュージアムでの見学では、とにかくバルーンフェスタに行きたくなりましたし、嬉野温泉は温泉そのものがとても気持ち良かったです。今回訪問できなかった唐津や有田など、まだまだ訪れたい魅力的な場所がたくさんある佐賀県。順位付けがされてしまうのは仕方ないかもしれませんが、47位だからといって魅力がないわけではないんですよね。
西九州新幹線も開業して、訪れやすくなった佐賀県が2023年のランキングでどうなっていくのか楽しみですね。
この記事は2022年12月中旬の情報です。
最後までお読みいただきありがとうございました。