こんにちは。
新幹線網が発達し新幹線が牛耳っている東北地方。それでも一部の空港には羽田空港からの便が設定されています。今回利用する秋田便もその一つで、東京秋田間の航空シェアは健闘を見せて鉄道:飛行機が6:4程度の割合になっています。東京秋田間の新幹線は最速で3時間40分程度、対する飛行機は空港同士のフライトは1時間程度ですが、秋田空港から秋田駅間はバスで40分程度かかります。空港アクセスの時間を考えるとどっちをとるか絶妙な距離なので、航空便もそこそこの充実具合を見せANAとJAL合わせて羽田秋田間には9往復設定されています。
利用したのはJALの朝一番のフライトで羽田7時ちょうど発で秋田には8:05に到着するJAL161便です。今回は羽田から秋田までのJALによる搭乗記を紹介していきます。
以下目次です。
それではスタート!!
JALなのにほぼ2タミ!遠い搭乗機
羽田空港第1ターミナルにやってきました。今回利用する朝一番の秋田便は羽田空港工事の関係もあるのかバスでの搭乗となります。北ウイングのバスラウンジまで向かっていきます。バスでの搭乗は不便さを感じる一方で、飛行機好きにとっては飛行機を間近で見られるというメリットも存在するので一概には嫌とは言えません。
第1ターミナルのバスラウンジを出発してかなりの時間空港内を走ってやっと搭乗機近くまでやってきました。普段ならば第1ターミナル側の駐機場を使うことが多いですが、隣に見えるのはいつも第2ターミナルを使用するエアドゥ機やANA機。なんとバスで第2ターミナル側までやってきていたようです。
今回搭乗する機材はJALグループのジェイエアが運航しているエンブラエル190型機。ジェイエア自体は伊丹空港を中心に小型機を用いて地方間を結んでいる航空会社ですが、需要が少ない時間帯や路線においては羽田空港発着の便もいくつか存在しています。
いくら小型機とはいえ、グラウンドレベルから見るとかなりの迫力を感じました。
バスを降りて階段を上り機内へと入ってきました。今回は進行方向右側の翼の後ろ当たりの座席です。平日の朝一番の便ですが搭乗率はそこそこ高く、どちらかというとビジネス利用が多い客層だったかと思います。
北行きということもあってC滑走路から離陸をします。おそらく北へ向かう飛行機はC滑走路から離陸することがほとんどなので、滑走路に近いANA側の駐機場を使っていたのかと思います。風向きの関係上、一度南側へと離陸し東京湾上で大きく進路を変えて北側へと向かっていきます。
晴天の東北をフライト
太平洋上で北向きに旋回し、千葉県上空を飛んでいきます。進行方向左側なので基本的には太陽が当たっている状態になります。眼下にはちょうど幕張のあたり。ZOZOマリンスタジアムが特徴的な他にも周辺には高層ビルも確認できました。
千葉上空の時点ですぐにベルトサインが消えて水平飛行に入りました。茨城に差し掛かるあたりだったので明らかにでかい霞ケ浦を見ることができるほか、右の写真では関東平野にそびえる筑波山らしき山も見ることができました。
千葉県から茨城・栃木の上空を通過し東北地方上空へと入ります。福島県は特に目立ったものが見えず、次に見えた景色は山形県の山形市上空。建物が密集しているエリアと東北らしく田んぼが広がっているエリア、上空から見るとはっきりわかりますね。そんな中でも山形駅すぐそばにある山形城跡にある霞城公園は目立つ存在です。
機内サービスに関してですが、フライト時間は短いもののドリンクのサービスがありました。そしてジェイエア運航ならではのジェイエアのルートマップが書かれたポストカードを頂くことができました。CAさんお手製の物ということで、各地の名物などが記されており、ルートを知るだけではない楽しみ方ができそうですね。
台地上の秋田空港へ到着
山形県の北部に入ると徐々に高度を下げはじめます。秋田空港は住所でいうと秋田市、秋田県のちょうど真ん中らへんの西側に位置しています。滑走路は東西の向きにあるので、北向きに飛んできた飛行機は旋回して機首の向きを90度変えていきます。今回は西側からの進入になったので進行方向右手側には山が切り拓かれた秋田空港の姿を確認することができました。
秋田の山と田んぼの景色を眺めながらどんどん高度を下げていき、山の中の台地上に突如現れた秋田空港の滑走路へと着陸しました。進行方向左側の座席ならば恐らく秋田市の中心部を眺めることができたはずです。風向きなどによって使用滑走路が異なるため、特定の景色を狙って乗るのはほんとに難しいですね。
羽田空港を出発してからおよそ1時間で秋田空港へと到着しました。大きな揺れなどもなく基本的には晴天で落ち着いたフライトになりました。空港アクセスや手続き時間などを含めないで単純に考えると羽田を出て秋田県に1時間でついてしまう飛行機の速さを感じさせられました。
ということで以上、羽田から秋田への搭乗記でした。
新幹線と飛行機がバチバチに争っている区間は東京と地方間を中心に多数存在しています。そんな中でも東北地方は新幹線のスピードがとんでもなく速いこともあって新幹線が優勢な場所が多く、航空路線は限られた場所へ限られた便数が就航している状態になっています。秋田空港は秋田市街地からは少し距離がありますが、それでも1日の便数でいうと、東京東北間の路線としてはかなり多くなっています。新幹線から見るとてつもないスピードで流れていく景色もいいですが、飛行機から見る東北の景色を楽しんでみてはいかがでしょうか。
この記事は2023年9月中旬時点での情報です。
最後までお読みいただきありがとうございました。