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【旅行記】高山と富山の景色に癒される 高山富山癒し旅まとめ

こんにちは。

今回は2022年11月に行ってきました岐阜県の高山と富山県の富山を巡る旅をお届けしたいと思います。

2021年の西日本周遊旅の際に訪れた富山。その時の訪問で富山が大好きになってしまい、今度こそ綺麗な立山連峰富山市内から見に行くぞと意気込んで臨んだこの旅行。富山観光自体は前回訪問時にかなり行っていたので、今回は岐阜県の高山をくっつけることにしました。高山は古い町並みが売りの街。しっかりと散策をしつつ、温泉にも浸かって癒されてきました。

そんな高山そして富山の旅行の様子を一気に振り返っていきたいと思います。

 

以下目次です。

 

それではスタート!!

旅の行程

1日目

バスタ新宿から高速バスに乗車して一気に岐阜県飛騨地方の中心高山へと向かいます。高山の到着は既に午後。この日は高山観光をして高山の温泉を楽しめるホテルに宿泊します。

2日目

朝は高山の観光スポット宮川朝市を観光。その後高山駅から特急ひだに乗車して富山を目指します。富山では天候を気にしながら路面電車立山連峰が見える絶景を探す富山観光。最後は富山空港から飛んで羽田へと帰ります。

 

1日目) 高速バスに揺られて高山へ

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旅の始まりは2か月連続のバスタ新宿です。東京から高山へは東海道新幹線と特急ひだを乗り継いで向かうのが一番早いのですが、今回は時間もあるので高速バスを選択しました。

バスは朝ラッシュ真っ只中の新宿駅を8時15分に出発して高山駅にある高山濃飛バスセンターを目指します。

 

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バスは中央道をひたすら走り岡谷JCTから長野道へと入り松本ICで高速を降ります。松本からは国道158号を進み長野県と岐阜県の県境にある安房峠の峠越えへと向かっていきます。

高速道路のスイスイ具合からすると一気に山道に入るので車窓の変化がかなり面白い路線です。


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安房峠を越えて奥飛騨温泉郷の一つである平湯温泉に到着。平湯温泉バスターミナルにて降車扱いをしつつ休憩時間が設けられています。

11月とはいえ標高の高い平湯温泉。周囲の山々は雪化粧をしており、さらにはバスターミナルでも雪が舞っているほどの寒さでした。


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新宿から約6時間をかけて高山駅前にある高山濃飛バスセンターに到着。時刻はすでに14時です。新幹線と特急を乗り継ぐと所要時間は4時間半ほどで金額はバスの倍以上。東京からはかなり遠いんだなという印象です。

このバスセンターは各方面へのバスが出ており、世界遺産白川郷へもここでバスを乗り換える必要があります。

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1日目) 高山の古い町並みを観光

それでは夕暮れも近い時刻になっていますが、高山を観光していきます。高山駅から歩いてやってきたのは高山一の観光スポット古い町並。

幕府直轄地の天領であった高山には江戸時代末期から明治時代にかけての建物が多く残る通りがいくつもあります。昔の雰囲気をそのまま感じられることから飛騨の小京都と呼ばれ、多くの外国人観光客を集める場所になっています。

 

続いてやってきたのは高山市内を流れる宮川沿いにある宮川朝市。こちらも高山を代表する観光スポットで、午前中には地元飛騨の野菜や漬物、食べ歩きができるスイーツまで様々な地元ならではの品々が並ぶ朝市になっています。
高山の中心でもある古い町並のすぐそばで、朝の散歩にはちょうどいい立地ということもあり朝から賑わいが感じられる場所です。

 

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高山での夕食は高山ラーメン。オーソドックスな醤油スープに細いちぢれ麺を使用した高山ラーメンは高山の街至る所にあるラーメン屋にて味わうことができます。

高山のちょっと先の飛騨古川が舞台になった映画君の名は。でも高山ラーメンが登場し、聖地巡礼の効果もあって人気のご当地グルメとなりました。

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高山で宿泊するのは共立リゾートの高山桜庵。高山駅周辺には温泉を楽しめる宿が多く集まっており、その中でも貸切露天風呂が楽しめる高山桜庵を選択しました。最上階から高山の町並みを望みながら入る温泉にはとても癒されることができました。

また朝食も高山ならではの名物がたくさん並び、大満足の宿泊となりました。

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2日目) 特急ひだのグリーン車で北陸富山へ

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2日目の朝に宮川朝市を観光したのちやってきたのは高山駅。ここからはJRを利用して移動していきます。

乗車するのは高山本線を走る特急ひだのキハ85系。特急ひだは名古屋から高山を結ぶ特急で1日4往復だけ富山まで足を伸ばしています。今回はそんな富山行きのひだに乗り込みます。


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乗車するのは先頭のグリーン車。富山へと向かう特急ひだは3両編成でグリーン車、指定席、自由席がそれぞれ1両ずつの設定になっています。

富山へ向かう特急ひだは平日にも関わらず大混雑、指定席で窓側が空いていなかったので奮発してグリーン車を予約してみました。グリーン車は先頭車で大きな窓から前面展望を楽しみながら移動することができます。


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富山駅に着いたらすぐに行動を始められるように特急ひだの車内でお昼ご飯。高山駅で旅行支援のクーポンを駆使して購入した飛騨牛しぐれ寿司の駅弁を購入しました。

グリーン車の落ち着いた空間と美味しいお肉の駅弁でいい時間を過ごすことができ、奮発した甲斐がありました。

 

高山駅を出発して山を越え富山平野に入り、高架化され屋根に覆われた富山駅に到着しました。このホームに気動車特急のひだ号はちょっと新鮮に見えます。ただこの景色も新型特急HC85系への置き換えによってもうそろそろ見られなくなりそうです。

いまやあいの風とやま鉄道の駅となった富山駅、JRの高山本線は端のホームへと追いやられています。

 

2日目) 路面電車で富山観光

富山観光を始めていきますが、富山での最大の目的は立山連峰の絶景を拝むこと。富山駅近くからも立山連峰の様子を見ることができるんですが、あいにくの曇り空。

その姿を拝むことがかなり難しそうだったので、富山観光をメインに変更。事前に立山連峰が見えるパターンと見えないパターンで旅程を組んでいたので、見えないパターンで進めることにしました。

 

見えないパターンの旅程で使うのは路面電車富山市内を隈なく走る路面電車を利用して観光をしていきます。まずは富山駅の北側を走る富山港線に乗り込み、富山港周辺を観光することにしました。

富山港線はもともと富山ライトレールとして富山駅の北口から岩瀬浜駅を結ぶ単独の路面電車として運行されていましたが、2020年に富山駅南側の富山地方鉄道路面電車と直通運転を始めたことによって富山地方鉄道富山港線として、環状線などと一体的に運行されるようになりました。

 

富山港線に乗車して終点の手前東岩瀬駅で下車。数分歩いてやってきたのは伝統的な建物が残る東岩瀬の町並み。富山湾に面した富山港エリアは江戸時代から北前船の寄港地として栄えてきました。岩瀬地区一帯にはそんな北前船と貿易を行った廻船問屋や土蔵などの歴史的な建物が多く残っています。

中でも廻船問屋では当時の栄華を感じられる建物内を見学することが出来るようになっています。

 

富山港観光の後、富山港線に乗車し南北接続の恩恵を受けながら富山駅を通過してそのまま環状線へと入り富山城へとやってきました。
富山城の建物自体は復元されたもので内部は博物館になっています。ちょうど鉄道150周年を記念して富山駅の特別展を行っており、とても見ごたえのある展示になっていました。

 

2日目) 富山きときと空港から帰る

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富山城を見学し富山駅に戻ってくるとそろそろ空港へと向かう時間。駅ナカでお土産を購入して、せっかく富山に来たので富山ならではのご飯を頂くことにしました。

富山駅には富山名物を堪能できるお店がかなり揃っていますが、その中で選択したのは白エビ亭。富山湾のめぐみである白エビをふんだんにつかった白エビ天丼を頂きました。富山はごはんといい景色といい最高すぎて、絶対に再訪すると心に決めました。

 

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富山駅からバスにのってやってきたのは富山空港。富山の方言で新鮮なという意味をもつ「きときと」の愛称がついた空港で、東京便が1日3往復、新千歳便が1日1往復いずれもANAにて運航されています。

富山駅北陸新幹線がやってきて便数減少、そして機材も小型化はされましたが、空路はしっかりと維持されています。飛行機だと新幹線に比較して一瞬で羽田へとついてしまうのが魅力的です。


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富山空港は全国的にも珍しく河川敷にある空港です。空港内に堤防があり、ボーディングブリッジが異常なほどに長くなっています。

展望デッキからは既に真っ暗でしっかりとは確認できませんでしたが、そんな富山空港を眺めることができます。さらに富山空港のデッキからは空港の滑走路とは反対側、立山連峰の姿も楽しめるようになっています。

富山からANA機に搭乗し、1時間ほどで羽田へと帰りこの旅も終了となりました。

 

 

以上高山富山旅のまとめでした。

1泊2日かつ1日目の到着は午後と滞在時間としては非常に短い旅行にはなりましたが、高山の町並みに温泉、特急ひだのグリーン車と富山観光と満足度の高い旅になりました。

ただ高山まで行ったなら世界遺産白川郷や温泉地下呂に行きたかったなぁという欲が出ちゃいますね。あとは何回富山の立山連峰に振られればいいんでしょうかね…まだ富山が本気を見せてくれません。見せてくれるまで何度でもリベンジしたいと思います。

 

この記事は2022年11月中旬の情報です。

最後までお読みいただきありがとうございました。