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【搭乗記】JAL福岡松山 九州から四国へ変わる風景を楽しむフライト

こんにちは。

今回は福岡空港から松山空港への搭乗記をお届けします。

九州一の大都市である福岡からこちらも四国一の大都市である松山への移動手段として、今回利用する飛行機以外にも鉄道、高速バス、そしてフェリーという選択肢があります。鉄道なら新幹線と特急列車を乗り継いで4時間半ほど、バスとフェリーはともに夜行便となっています。1泊しながら移動できるというメリットはありつつも、一晩かけての移動となるためかなりの時間を要します。スピードでは断トツの飛行機では、福岡松山間のフライト時間は50分ほど。福岡空港松山空港も市街地に非常に近いため、飛行機移動での時間ロスの原因となる空港アクセスの時間も少なく済みます。

今回はそんな圧倒的な便利さを誇る福岡から松山への搭乗記を紹介していきたいと思います。

 

以下目次です。

 

それではスタート!!

最混雑空港の福岡から

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博多駅から地下鉄で5分ほど、福岡空港へとやってきました。今回利用する松山便は小型機での運航ですが、搭乗橋を用いて飛行機へと乗り込むことができる11番搭乗口を利用します。福岡空港は非常に便数が多く、それをさばくためにこの11番搭乗口には2つの小型機が使用できるようになっています。そのため改札機がたくさん並んでいました。

 

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福岡空港の制限エリア内は窓ガラスが少なく、飛行機を見ることができる場所が少なめになっています。ちょうど良い場所がないことと、松山線の使用機材がエンブラエル170型機と小型なため見にくいですが、こちらの飛行機で松山空港へと向かっていきます。

今回利用する便はJAL3601便、福岡空港を13:10に出発し、松山空港には13:55に到着するというタイムテーブルになっています。


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定刻よりも10数分前に搭乗が開始されました。座席は進行方向左側で主翼の後ろ後方座席を指定しました。搭乗率はかなり低く4割程度といった所。前方はしっかり座っていましたが、後方は誰も座っていない列があるほどでした。

福岡松山線は1日4往復が設定されており、JALのみが就航している路線です。運航はJALグループのジェイエアが担当しています。


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この日の福岡空港は北風運用。ターミナルビルのある北側から誘導路を長いこと走行して、滑走路の南端から離陸していきます。福岡空港には滑走路が1本しかないですが、日本でも有数の混雑空港になっているため離陸まで時間がかかることもしばしば。今回も着陸機を数機待ってからの出発となりました。


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飛行機に乗り込んでから20分ほど要してやっと福岡空港を離陸しました。ド平日の昼間というあまりラッシュとは言えない時間帯にこれだけの時間を離陸までに要しているので、ラッシュ時間帯となるとかなり待たされることもあるかもしれません。現在2本目の滑走路を造る工事が進められており、2025年の3月には運用が開始される見込みとなっています。

 

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今回は福岡空港を北へと向けて離陸したため、離陸直後には眼下に福岡の市街地の景色が広がります。進行方向左側からは福岡の中心部である博多駅周辺の様子を見ることができます。飛行機が上空をどんどん飛んでいくことから高層ビルはあまりなく、博多駅といった象徴的な建物が埋もれてわからないのが福岡の中心部です。


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博多駅などの中心部を見ながらどんどんと上昇。その先には博多港の景色も観ることができます。大昔からアジアの玄関口として栄えていた博多港。現在も韓国釜山との高速船が運航されている他、写真にはクルーズ客船と思しき大型客船が停泊しているのが確認できますね。


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博多港を通り過ぎると上昇しながら旋回をし、一気に南向きへと機首を変えていきます。恐らく進行方向右側座席からは離陸したばかりの福岡空港やその先に広がる福岡の市街地を見ることができたはずです。ただ残念ながら雲が出現し始めて、地上の景色は途切れ途切れで見えるといった形になっていきました。

 

豊後水道を越えて四国へ

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しばらく南下したのちに進路を東へと変えます。恐らく羽田線をはじめとした東側へ向かうフライトも同じような航路を歩んでいくかと思います。ただ、松山線に関しては距離が短いため高度が低くなっているはずです。

雲がなくなって見えてきたのが大分県国東半島の付け根あたりにある宇佐市辺り。八幡宮総本宮である宇佐神宮やUSAという駅名標がある宇佐駅などが有名ですね。


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そのまま進むと山と谷がそのまま海へと落ちていく特徴的な地形が連続している国東半島の上空を通過していきます。主翼のすぐ近くには国東半島から船で行ける離島姫島もちらっと見えています。

進行方向右側席からはおそらく大分空港や別府湾、別府や大分などの大分県の主要な街並みを見ることができたと思います。


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国東半島を飛び越えると一気に豊後水道を横断して四国を目指します。今回のフライトの飛行ルートは、飛行機のルートを見ることができるフライトレーダーに映っていないためはっきりとはわかりません。おそらく海上で北東へと進路をとり、松山空港に対して北側から進入をしていきます。

 

到着直前の島々の眺め


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あまりにも島が多すぎてどれがどの島なのか全く不明ですが、島の多い瀬戸内海を飛行して松山空港へと進んでいきます。ちなみに機内サービスについてですがもちろんドリンクを提供している余裕はなく、キャンディのサービスのみでした。ベルトサインが消灯していたのは5分程度の時間でした。


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高度が下がり、前方に島とは思えない規模感の街並みが広がってくると間もなく松山空港へと着陸をします。松山空港は北西方向の海上に滑走路が飛び出すような形になっています。ギリギリまで海上を飛行しているので、到着するタイミングがわからない福岡空港とは全く異なる空港の立地となっています。


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定刻よりも5分ほど遅れて松山空港の駐機場へと到着しました。お隣には福岡空港でもいたANAB787型機が駐機中。ANAは地方空港にも大型機・中型機を飛ばしており贅沢な機材運用をしているように見えます。

この機材は折り返し福岡空港行きとして、30分後くらいに戻っていくこととなります。

 

ということで以上、福岡松山間の搭乗記をお届けしました。

フライト時間としては1時間を切り、飛行機の速さを十分に感じれる路線となっています。それだけではなく、福岡市街地から国東半島、瀬戸内海の島々と低高度から楽しめる変わる地上の景色も面白い路線となっていました。逆区間の松山福岡便では大きく飛ぶルートが異なっていくため、この路線この向きでしか楽しめないフライトが出来たと思います。四国と九州を結ぶJALのフライトを有効活用しながら観光を楽しんでみてはいかがでしょう。

 

この記事は2023年10月中旬時点での情報です。

最後までお読みいただきありがとうございました