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【秋田空港】圧倒的な秋田の味の品揃え!秋田を詰めこんだ秋田空港

こんにちは。

今回は秋田県の県庁所在地秋田市にある秋田空港を紹介していきます。

秋田市の南部の丘陵地に位置する秋田空港秋田駅までバスで40分ほどで結ばれています。東京秋田間のシェアは飛行機よりも新幹線の方が高くなっていますが、羽田線以外にも札幌、名古屋中部、大阪伊丹など陸路では結びにくい場所と空路でつながっています。ちなみに秋田県北部の大舘付近には大館能代空港があり、こちらは羽田便が就航しています。

羽田線を中心に便数も多く、曜日限定にはなりますがタイガーエア台湾の台北線も運航されているため、ターミナルビルは県を代表する空港としてかなりの規模感があります。今回は秋田県をしっかり詰め込んだ秋田空港の様子をじっくりとお届けしたいと思います。

 

以下目次です。

 

それではスタート!!

到着後すぐに秋田を感じる1階

こちらが秋田空港の外観です。見た目は空港というより市役所とか文化会館によくありがちな外壁の色と造りになっています。ターミナルビルは3階建てで国内線と国際線は2階部分が渡り廊下でつながっていますが、一応別の建物となっています。国内線ターミナルビルの目の前には立体駐車場がありました。屋根があり濡れずに行けますが、冬場の雪は防げるのか微妙な所ですね。

 

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空港アクセスに関してですが、公共交通機関となるとバスが基本になります。バスは秋田市の中心部となっている秋田駅・県庁方面のみとなっています。その他の県内各都市へは秋田駅にて鉄道に乗り継ぐが、空港からの乗合タクシーを利用する形になるかと思います。

レンタカー屋もありますが、少し離れたところに店舗があるため送迎バスでの移動となるようでした。


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ではターミナルビル内の様子もお届けしたいと思います。まずはターミナル1階、こちらは到着口です。到着口の目の前には観光案内のカウンターやレンタカーの受付が並んでいました。到着口を出ると出迎えの人がたくさん待っているのが、到着口が1つしかない地方空港を感じるポイントです。

 

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1階の到着口の反対側にはチェックインカウンターが並んでいます。秋田空港にはANAJALの2つの航空会社しか就航していないので、2社のカウンターが並んでいる形です。なぜか長崎の離島を飛ぶオリエンタルエアブリッジが中部線を飛ばしていますが、ANAとのコードシェア便で機材もANA機のため、ANAのカウンターを利用しているみたいでした。

 


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1階のチェックインカウンターと到着口の間には観光情報コーナーが用意され、その反対側には秋田ならではのなまはげとその後ろには秋田美人の秋田ならではの展示もされています。さすがは秋田県の空の玄関口です。陸の玄関である秋田駅にはたしかでっかい秋田犬のバルーンが置かれていた気がします。

 

秋田の味を楽しむ2階

ターミナルビル2階出発フロアへとやってきました。1階からの階段を上がってすぐの場所にはギャラリーがあり秋田県にゆかりある美術家さんの作品展示がされていました。その奥にはかなりの広さを誇るお土産屋さんがあります。

お土産屋さんは秋田の名物ならばすべて網羅しているレベルの品揃えで、いぶりがっこなんかは十数種類の用意があり、青森や岩手なんかのお土産まで取り扱っていました。

 

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お土産屋さんの奥には秋田名物を楽しめるレストランが2店舗用意されています。カフェのようにカジュアルながらも秋田の地元の食材を使用しているお店と、店構えから歴史を感じさせるようなこちらも秋田名物稲庭うどんを楽しめるレストランがありました。


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今回は朝食として稲庭うどんのレストランを利用してみました。よく食べるような讃岐うどんとは全く異なる細さの麺で、日本三大うどんに数えられるのもうなずける美味しさでした。お店を探すまでもなく気軽にその土地の名物を楽しめるのは空港の魅力かなと思います。

 


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2つのレストランと広いお土産屋さんの横には保安検査場の入口があります。保安検査場を通った後の制限エリアと制限エリアに入る前の場所とでガラスで区切られている場所があり、こちらでは飛行機に乗る直前まで別れを惜しめるような電話が設置されていました。

 


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同じ2階にはカードラウンジが設置されています。こちらのカードラウンジは2023年の2月にリニューアルされたばかりで、ラウンジ内は広くかなり綺麗な状態です。この規模の地方空港のカードラウンジとしては珍しく、制限エリア内の搭乗通路を挟んでですが、駐機場の景色を見ることができるようになっていました。

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こちらは2階の制限エリア内です。制限エリアに売店もあり軽食の他にお土産の取り扱いもありますが、制限エリア内にある自販機では秋田みやげが販売されていました。ラインナップとしては横手焼きそばやいぶりがっこなどの秋田名物の他に秋田犬のぬいぐるみなども販売されていました。

 

飛行機を楽しむ展望デッキ

最後にターミナルビル3階の展望デッキを紹介していきます。秋田空港の3階は展望デッキがほとんどを占めていますが、地方空港にありがちな飛行機やその空港に関する展示がなされているエリアが存在します。まずはそんな資料展示室みんなのひろば「くう」から紹介していきます。

 

まずは展示の内容から。壁側には秋田空港の歴史がずらっと展示されています。秋田空港は昔日本海に面する海岸にあったそうで、移転してきて現在の空港へと至りました。気になるのは右側の写真ですよね。こちらにはロッキード社のトライスターと呼ばれる飛行機のコックピットのモックアップが展示されています。かなり味がある機体ですね。

 

屋内部分の窓に面した場所には自販機コーナーが設けられています。珈琲の自販機に窓の外が見やすいように少し高めのテーブルとイス。そして奥のモニターには飛行機ファンなら定番のフライトレーダーが映し出されています。フライトレーダーでは飛んでいる飛行機の現在地や行先などがすぐにわかる神アプリです。秋田空港にやってくる飛行機がどこにいるかも一目瞭然ですね。

 

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デッキですがご覧のように飛行機が見えるフェンス側では屋根が設置されており多少の雨や雪ならば濡れずに飛行機ウォッチングをすることができそうです。芝生が設けられているのもお子様が遊びやすいような優しさを感じることができます。

 

ちなみに屋外部分にはなぜか駐機場でコンテナを引っ張っているトーイングトラクターが1台置かれていました。ここまで間近で見られることはないと思うので新鮮です。屋外部分でもこのようにして楽しめる展示がありました。

 

デッキにはしっかりとフェンスが設けられていますが、目線の部分だけ横のワイヤーのみとなっており、カメラを用いて飛行機を撮影しやすくなっています。角度的にデッキからでは確認しにくいですが、滑走路の向こうには「AKITA」の文字を見ることができました。タイミングが合えばこの手前で離陸していく飛行機なんてのも撮影できるかと思います。

 

ということで以上、秋田空港の紹介でした。

ターミナルの規模感としては県を代表する地方空港によくある規模で、広くもなく狭くもなく、国際線もちょっとあるといったサイズ感でした。館内はしっかりと秋田の色が出されており今回空港の敷地から全く出ていませんが秋田に来たという実感を持てるようになっていました。

他の地方空港と比較して特徴的に感じたのはお土産屋さん。小規模なお土産屋さんがいくつかあって同じようなものを売っている空港も多いですが、秋田空港は広い大規模なお土産屋があり、品揃えがとにかく素晴らしかったです。特にいぶりがっこがそれぞれ特徴も合わせて説明されており、もう最高でした。いぶりがっこをお土産にするならここで買うべきです。ぜひ秋田空港を利用した際にはお土産屋さんにも注目していただけたらなと思います。

 

この記事は2023年9月中旬時点での情報です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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