こんにちは。
大阪湾に浮かぶ関西圏3つ目の空港である神戸空港。国際線の関西空港、国内線の伊丹空港が代表的ですが、2つの空港にほど近い神戸にも空港があります。開港は2006年と比較的新しく、海上空港となっています。神戸の中心である三ノ宮からのアクセスも良く、関西3空港内では最も小さなターミナルビルからスカイマークやフジドリームエアラインズなどのMCCを中心として、北海道から沖縄までの全国各地へと就航路線を持っています。都市部からの距離と所要時間が近く、コンパクトで使いやすいという他の関西の2空港にはない特徴を持った神戸空港。一度当ブログでも紹介はしていますが、少しリニューアルされて見どころが増えているので、再び紹介をして行きたいと思います。
以下目次です。
それではスタート!!
神戸の街にほど近い海上空港
神戸空港へのアクセスは神戸の中心部である三宮駅から新交通システムポートライナーが主な手段となります。三宮駅と神戸空港駅の間を最短18分で結んでおり、他にも埋立地にある大学や病院、コンサートホールから研究施設なども沿線に位置しています。したがって空港アクセス特化というわけではないため、時間帯によってはかなりの満員電車と化すこともあります。
昼間の時間帯ということもあってそこまで混雑することなく、座席に着席しながら終点の神戸空港駅に到着となりました。ポートライナーの神戸空港駅はターミナルビルから直結となっており、改札を出るとすぐに神戸空港のターミナルビルへと段差なしで入ることができます。更にはターミナル2階に直結しているためチェックインカウンターや保安検査場まで段差が全くないまま通過していくことができます。
神戸空港にはポートライナーの他にもアクセス手段があります。その一つがリムジンバス。新神戸駅や三宮といった神戸の中心部にもバスが出ていますが、淡路島や徳島といった明石海峡大橋を渡っていく通常の高速バスも何便か運行されています。
写真にはありませんが船でのアクセスも可能で、ベイシャトルという船が関西空港との間を30分程度で結んでいます。
コンパクトなターミナルビル
ここからはターミナルビルの中をフロアごとに紹介していきます。1階のフロアは到着ロビーになっています。出口とそれを待つエリア、そして案内所やレンタカーのカウンターなど飛行機で到着した人たちのためのフロアとなっています。
神戸空港は国内線のみの就航なので出口は国内線用の2つのみしかなく、出迎えの際も迷うことはなさそうです。
ポートライナーの神戸空港駅から直結している2階は出発フロアとなっています。正面には保安検査場の入口、左右には各航空会社のチェックインカウンターが並びます。保安検査場に向かって右側にスカイマークとフジドリームエアラインズ、左側にANA のカウンターがあります。
カウンターの手前と奥には神戸名物をはじめ京阪神のお土産を販売しているお土産屋さんやコンビニもありました。
保安検査場を通過した搭乗待合室内には対象のクレジットカードのゴールドカードで入れるラウンジが用意されています。保安検査場通過後にあることやスカイマークなどの価格帯の安い航空会社利用でも関係なく使えるため、カードラウンジとしては利便性が非常に高く感じます。ANA が就航していますが、上級会員向けのANAラウンジは用意されていません。
3階にはレストランが並びます。神戸ならではの洋食が楽しめるレストランにリーズナブルに短時間で食べられるうどん店、ゆっくり過ごせるカフェの3店舗が用意されています。3階のフロアは駐機場側がガラス張りになっており飛行機を見ながら時間を潰せるフリーエリアにもなっています。悪天候の際など屋上のデッキに出れない時はここで見送りができそうです。
芸術と飛行機を楽しむデッキ
屋上には展望デッキが用意されています。神戸空港のデッキはフェンスがかなり高く、最近流行りのワイヤーでもないのでカメラ穴を利用しての撮影になるかと思います。スカイマークを中心に写真のソラシドエアやフジドリームエアラインズなどJALとANA以外の航空会社を見ることができます。
通常であれば駐機場面のみを向いており飛行機しか楽しめない展望デッキですが、神戸空港のデッキは駐機場や滑走路とは反対側の景色を楽しむことができるようになっています。反対側に広がるのは神戸の高層ビルが立ち並ぶ街並みとその背後に存在感がありすぎる六甲山地のコントラストを見ることができます。特に海側から見る神戸の夜景も一見の価値はあると思います。
神戸空港のデッキは飛行機、そして神戸の街並みを楽しめるだけではありません。東側にある屋上デッキより1つ上の階へと上がり西側を見ると…なんと明石海峡大橋や淡路島の様子を見ることができます。そこに飛行機が重なると海に浮かぶ神戸空港らしい光景を楽しむことができそうですね。
2022年の9月より神戸空港の展望デッキがリニューアルされ、ミニチュア作品のミュージアムとなりました。神戸に関連したものから飛行機に関するものまでミニチュア作品が展示されているのですが、展望デッキのど真ん中にドカンと立っているのがこちらのブロッコリー。こちらもミニチュア作品の一部で、自分が逆にミニチュアの世界に迷い込んだ気分になれる作品となっています。にしてもでかいです。
ミニチュア作品は展望デッキ以外の3階にも展示をされていますが、メイン会場となっているのは展望デッキのそのさらに上にあるフロア。実質5階にあたるフロアが展望デッキ西側と東側にそれぞれ用意されています。まず西側では空港や飛行機関連のミニチュア作品が展示されています。空港でよく見る風景がミニチュアで再現されており、見入ってしまうこと間違いなしです。
一方で東側の部屋では神戸の街並みがミニチュアで再現されています。どこかで見覚えのあるようなお菓子の箱や缶などで神戸の建物や船の積み荷が再現されており、遊び心に溢れた展示となっています。神戸空港も空港らしい箱で再現されていたのでこちらも要チェックです。
展示の反対側はガラス張りになっており、展望デッキよりも少しだけ高い場所から駐機場や滑走路の飛行機を見ることも出来ました。
ということで以上、神戸空港の紹介でした。
以前も紹介している空港でしたが、ミニチュア作品が加わり見どころが増した空港に進化を遂げていました。神戸の中心部からほど近いアクセスの良さと、ポートライナーの改札口から段差がいっさいなく搭乗口まで行ける利便性やコンパクトさが売りの神戸空港でしたが、今回の展示が増えたことによって楽しむ場所としての空港にもなりつつあるように感じます。関西空港や伊丹空港と比較すると規模は小さい空港ですが、飛行機に乗らなくても楽しめる、乗る際にはちょっと早めに来て空港探検を楽しむのもいいのかもしれないですね。
この記事は2023年8月下旬時点での情報です。
最後までお読みいただきありがとうございました。