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【福岡旅行記】ももちエリアで福岡の海と空と歴史のよくばり観光!!

こんにちは。

今回は福岡市の海沿いに位置するシーサイドももちエリアの旅行記をお届けします。

福岡旅行というと観光地を巡るというよりはグルメを楽しむというのがメインコンテンツになりがちな印象があります。また観光地といっても太宰府天満宮だとか糸島、門司港レトロなどの福岡市とは離れたところを思い浮かべる方も多いのではないかと思います。実際福岡観光で検索すると福岡市の観光地は少なく、周辺自治体の観光地が書かれていたり、グルメを楽しもうなんて文言が躍ることが多くなっています。

そんな福岡市ですが、もちろん観光地がないわけではありません。当ブログでもこれまで何度か福岡市中心部の観光地を紹介してきましたが、今回いまだに紹介していなかったシーサイドももちエリアのスポットを中心にして、福岡旅行記として紹介していきたいと思います。

 

以下目次です。

 

それではスタート!!

福岡No1のタワーから福岡観光

博多駅の目の前に位置する博多バスターミナルより西鉄バスに乗車、都市高速を経由して約25分でやってきたのがシーサイドももちエリアの福岡タワー南口バス停です。福岡タワーをはじめ、今回紹介するシーサイドももち海浜公園福岡市博物館にも近いバス停となっています。

福岡には地下鉄も走っていますが、地下鉄の場合最寄り駅は空港線西新駅となりそこから福岡タワーまでは歩いて20分ほどかかります。1日乗車券利用中などではなければ圧倒的にバスの方が利便性が高いかと思います。

 

福岡タワー南口のバス停から信号を渡ると、目の前に見えてくるのが福岡タワーです。高さは234mですが、電波塔としての部分がかなり長く、一般客が入れるのは高さ123mの展望室となっています。他の都市にある展望台と比較すると低い印象を持ちますが、福岡空港が至近距離にある福岡市中心部の中では最も高い建造物で、展望台からは福岡の街を一望することができるようになっています。

 

それでは福岡タワーの展望室へと向かいます。入場料は大人が800円となっており、展望台系としては比較的安い部類に入る気もします。ちなみに前売りの電子チケットもありますが、特に割引はありません。

この日は平日でしたが、少し並んで入館券を購入しました。チケット購入後に展望フロア行きのエレベーターに乗車しますが、その前に記念撮影をしてくれるスペースがありそこで行列に。断ってエレベーター前へ進むことも可能ですが、並んでいる人を追い越しにくいというのもありますよね。

 

展望フロアへはエレベーターで2分ほどで到着します。エレベーター内では展望台系では定番のタワーに関する案内がされ、現在の高さが表示されるモニターが設置されていました。

展望フロアは3階構造になっており、3階が展望フロア、2階はカフェ、1階は各種コンテンツフロアになっています。ただ景色を楽しむだけではなくその景色とデジタルを融合させたゲームや恋人の聖地があったりと、様々な客層が楽しめるようになっていました。

 

簡単に展望フロアからの景色を紹介していきます。まずは海側。眼下にはシーサイドももちエリアのメインとも呼べるももち浜が存在しています。そしてアジアへの玄関口ととして船の出入りがかなり多い博多湾と、そこに浮かぶ島々の様子を楽しむことができます。

 

こちらは福岡中心部の天神や博多エリア方面です。ビルの密集具合が福岡の都心感を表していますが、それでもやはり空港が近いということで福岡タワー並みの高さを持つ高層ビルはほとんどありません。
特徴的な構造物である福岡paypayドームはお隣にあるヒルトン福岡シーホークに隠されて全体を見ることができないのが少し寂しく感じます。

 

博多湾の砂浜「ももち浜

福岡タワーから福岡市街地の景色を楽しんだ後は、福岡タワーのすぐ近くにある福岡市海浜公園へとやってきました。次は海からの景色を楽しみたいと思います。

ここ福岡市海浜公園は人工の砂浜を持つ公園となっており、主に夏のシーズンになると海水浴を楽しむことができます。訪問時は6月とまだ遊泳できる時期ではありませんが、海と博多の景色を楽しみに砂浜へと向かうことにしました。

 

階段を登って目の前には海!ビーチ!!と期待しますが、ももち浜の中央部分には建物が集まったマリゾンと呼ばれる場所があります。ここにはビーチにふさわしいカフェやレストラン、マリンスポーツのお店、そして最も奥には結婚式場もあります。

海とビーチに囲まれたロケーションの最高なこの結婚式場は福岡でも人気の式場となっているようです。

 

そんな人気の結婚式場の手前には高速船のりばの案内がありました。博多湾を挟んで対岸に位置している海の中道へと高速船が出ています。平日は1日4便ですが、休日には7便に増え、大人1名1100円で20分ほどの博多湾の船旅を楽しむことができるようです。

海の中道にはマリンワールドと呼ばれる水族館や福岡市海浜公園が比べ物にならないほど大きな海浜公園があります。列車でも行くことができるため、こちらも福岡市の観光スポットとなっています。

 

結婚式場に高速船のりばまであるマリゾンを離れて砂浜のエリアへとやってきました。砂浜とその後ろには海というこの景色が博多からバスで30分かからずにやってこれるというのだから驚きです。東京にも大阪にも人工の砂浜はあると思いますが、どの画角にも高層ビルが入ってきてここまで空と海の距離が近いなんてことはないのではいでしょうか。

対岸にうっすら見えている陸地が高速船で結ばれている海の中道エリアとなっています。

 

海と空が近い、邪魔する建造物も少ないなんて言いましたが切り取り方の問題で、右を向けばがっつり建造物が入っていきます。しかしそれも福岡paypayドームとそのお隣のヒルトン福岡シーホークとなっており、こちらも福岡らしい景色となっています。

福岡空港が近いということもあり、風向きなどによって変わりますが飛行機と海、そして砂浜、更には福岡らしい建造物も一気に画角に収めることもできるようです。

 

福岡の歴史を楽しむ博物館

空と海の景色を堪能した後はちょっと真面目にお勉強。福岡タワーとももち浜のすぐ南側に位置している福岡市博物館を目指します。福岡市博物館へ向かう途中に歩くのがこちらのサザエさん通り

サザエさん通りというと東京都の世田谷区にあるサザエさんの作者長谷川町子さんゆかりの場所が有名かと思います。実はこの福岡も長谷川町子さんが住んでいたことのある街であり、この周辺を散策していた時にサザエさんの原案が浮かんだとされているようです。

 

サザエさん通りを歩いてやってきたのが福岡市博物館です。かなり広い敷地と大きな建物を持ち、各時期には福岡ゆかりの企画展が開催されるほか、福岡の歴史をじっくりと学ぶことができる常設展を楽しむことができます。多くの博物館は企画展がメインとなりがちな中、この福岡市博物館には常設展に目玉となる展示が存在しています。

「漢委奴国王」、この文字列に見覚えはないですか??歴史の授業で必ず学ぶ福岡県志賀島で発掘された「漢委奴国王」と刻まれた金印。国宝にも指定されているこの金印が展示されているのが福岡市博物館です。とんでもなく貴重な展示品をぜひ自分の目で見ていただきたいと思います。

 

福岡市博物館の中にあるパノラマふくおかというコーナー。壁一面に福岡の絵画化された地図が広がっています。有名な観光スポットを抑えつつ福岡市全景を描いており、次の訪問先を決めるのも、知っている場所を見るのも楽しい場所となっています。金印とはまた違った面白さがあるのでこちらも要チェックです。

 

ということで以上、福岡市ももちエリアの旅行記でした。

このシーサイドももちエリア、実は平成元年にアジア太平洋博覧会が開催された場所。その際に今回見学した福岡タワーや福岡市博物館の前身となる建物が整備されました。現在ではそのほかの施設はなくなりマンションなどに姿を変えていますが、現在でも観光施設が集まる場所として多くの観光客を集めているエリアとなっています。博多や天神エリアからは少し離れているももちエリアかもしれませんが、福岡paypayドームなどもほど近くついでに観光するのにちょうどいい施設が集まっていますので、ぜひ福岡旅行の際には訪問してみてください。

 

この記事は2023年6月上旬時点での情報です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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