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【宮崎空港】ターミナル内でも南国を感じる宮崎ブーゲンビリア空港

こんにちは。

今回は宮崎県の玄関口宮崎ブーゲンビリア空港を紹介します。

宮崎県の県庁所在地である宮崎市のほぼ真ん中、宮崎市の中心部にほど近い場所に位置しているのが今回紹介する宮崎空港。太平洋に突き出すように滑走路が伸びており、民間機の他に航空大学校の訓練機の離着陸もある空港となっています。九州の中でも鉄道やバスでのアクセスの難易度が高く、東京路線だけではなく大阪や名古屋、福岡沖縄と各都市への便が運航されています。

宮崎は比較的温暖な地域で知られており、冬場にはプロ野球のキャンプやゴルフなどが開催される南国といえる地域になっています。そんな宮崎にある空港ということもあって、空港内では至る所で南国の雰囲気を感じられるようになっています。今回は宮崎空港をじっくりと紹介していきたいと思います。

 

以下目次です。

 

それではスタート!!

地方空港最上位の便利なアクセス

まずは宮崎空港のアクセスを紹介していきます。宮崎空港は地方空港の中では珍しく空港自体に鉄道が乗り入れています。空港のターミナルビルから直接ホームへと行けるわけではないですが、それでも雨に濡れずに乗り場まで行くことができます。

宮崎空港駅からは10分ほどで宮崎駅まで向かうことができます。本数は1時間に2本ほどあり、宮崎方面へ向かう普通列車の他に大分や延岡へと向かう特急列車も発着しております。

 

鉄道だけではなくもちろんバスでのアクセスも存在しています。宮崎駅から少し離れた宮崎市街地の中心部にある宮交シティへのバスや都城へのバス、そのほか観光地であるシーガイアや青島、飫肥方面へのバスも用意されています。特に青島や飫肥へは鉄道で行くと必ず乗り換えが必要になり、一度宮崎方面に戻るため遠回りになってしまうのでバスでのアクセスが効率良く周るポイントになってくると思います。

 

バスに関しても乗車券売り場が存在し、窓口だけではなく自動券売機も設置されているので使いやすさがあります。車内での清算となると釣銭の問題で両替の必要があったりと面倒なこともあるので、事前に乗車券を購入しておくとスムーズに旅程を進めていくことができそうですね。

 

南国感じるターミナルビル

続いてはターミナルビルの様子を紹介していきます。ターミナルビルは4階建ての構造で、簡単にいうと1階がチェックインロビーと到着口、2階は出発口、3階はレストラン街、4階に展望デッキとなっています。地方空港の中ではかなり大きめな建物になっており、新幹線が通っておらず陸路だとかなり時間がかかる宮崎の航空需要の高さを感じさせられます。

 

f:id:gawa67tabimaru:20230919133425j:image1階到着口のすぐそばには宮崎だいすきポケモンに任命されたナッシーの顔出しパネルと宮崎の大スター宮崎出身の温水洋一さんの銅像が置かれています。なかなかカオスな組み合わせのようにも感じますが、これが宮崎空港に到着した人たちを一番に出迎える宮崎を代表する方々という認識でいいのだと思います。

温水さんが座るベンチにはちゃんと一緒に記念撮影が出来るように空いているスペースも用意されていますよ。

 

さて南国の雰囲気を感じるという面でいうと、1階にはマンゴーが植えられています。一瞬見逃しそうになりましたが、空港内にマンゴーが植えられているあたりさすがの宮崎です。そして同じく1階から建物の3階にかけて宮崎だいすきポケモンのナッシーの等身大バルーンが設置されています。普通のヤシの木よりもでかいのでは?と思うほどの存在感がありました。

このような南国を感じさせるアイテムや色遣いなどもあって空港内だけなら那覇空港並みに南国の雰囲気漂う空港となっていました。

 

f:id:gawa67tabimaru:20230919133434j:image1階の到着口の反対側にはチェックインカウンターが並びます。宮崎空港にはANAJALの他に宮崎を本拠地としているMCCのソラシドエア、そしてLCCのピーチとジェットスターが就航しています。チェックインカウンターもかなり横長なつくりになっています。また宮崎空港駅に到着すると一番近いのがこのチェックインカウンターのエリアになっています。


f:id:gawa67tabimaru:20230919133431j:image2階に並ぶのはお土産店。数店舗が連なっており、お土産になるお菓子はもちろん地鶏やラーメンなど宮崎のお土産がしっかりと揃っています。ANAJAL系列のショップもあり、さらにはお肉に特化したお店、フルーツに特化したお店などターミナルビルの規模にふさわしく様々なジャンルのお土産店が揃っています。

地方の街のお土産が最も揃っている所となると、だいたいが中心駅か空港になると思いますが、宮崎に関しては駅よりも空港の方が品揃えがあるのではないかと感じました。


f:id:gawa67tabimaru:20230919133428j:image2階には出発口もあります。ターミナルビルの規模からすると保安検査場の入口が2つしかなく正直さばけるのかなという印象を持ちました。実際、保安検査場の入口にはかなりの数のパーテーションが用意されていて出発便が重なる時間帯だと混雑することもあるかもしれません。

またこちらの出発口には最近ではあまり見られなくなったパタパタ式の出発案内が用意されています。飛行機が出発していくたびにパタパタしながら出発便が繰り上がっていく様子は要チェックです。

 

ターミナルビル中央にある吹き抜けの最上部にはステンドグラスがあります。こちらは宮崎の神話をモチーフにしたデザインがされています。3階にはこのステンドグラスを細かく解説し、さらには手元で詳細のデザインを見ることができるタッチパネルが設置されています。

 

飛行機を楽しむ展望デッキ

最上階のターミナルビル屋上へとやってきました。展望デッキへ出る手前の建物内には宮崎空港の出発、到着便案内と時刻表が設置されています。さすがにここはパタパタではありませんでした。その他にも宮崎空港のターミナルビルの模型が設置されています。

 

さてそれでは展望デッキから飛行機ウォッチングを楽しみ、たいところでしたが残念ながらこの日は警報級の大雨。風も強く吹いておりデッキに一歩も出ることができませんでした。一応展望デッキの駐機場側には飛行機を見やすいように屋根も見られますが、この日はそんな屋根もお構いなしというレベルで大雨でした。ということで飛行機の写真は全くなしです。

 

展望デッキの奥の方にはエアプレインパークと呼ばれ、宮崎空港内にある航空大学校の訓練機が展示されています。こちらはコックピット内を見学することができるようにもなっています。大雨過ぎて外に出来ることすらできなかったので、2021年に訪れた際に撮影した写真を使用しています。

 

空港で楽しむ宮崎の味

ターミナル3階はレストラン街があります。数店舗は滑走路側にあり飛行機を見ながら食事を楽しむことができる位置にあります。お寿司屋にそば屋、和食店など各ジャンルのレストランが立ち並んでいますが、今回はその中でも宮崎のご当地グルメを中心に和洋中何でも揃っているレストランコスモスを利用することにしました。店内はかなり広めで座席数も多くてゆったりした雰囲気が流れていました。

 


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注文したのは宮崎空港で長年受け継がれている味のガンジスカレー。ピーナッツクリームを使用したまろやかなカレーになっていました。そしてデザートには宮崎名物のマンゴーを使用したブランマンジェをセットにしました。注文した際にはブランマンジェとは?という感じでしたが、パンナコッタみたいなもので、お手軽にマンゴースイーツを楽しむことができました。

 

f:id:gawa67tabimaru:20230919133141j:image今回案内された席が窓側でしたので、ご覧のように滑走路や駐機場を眺めながら食事を楽しむことができます。羽田のような巨大空港になると、飛行機を眺めながら食事ができるレストランはかなり価格帯が上に設定されていることが多いように思います。手ごろな価格で飛行機を見ながら食事を楽しめるのも地方空港の魅力なのかもしれません。

 

f:id:gawa67tabimaru:20230919133606j:imageもう一つ空港内で楽しめる宮崎の味を紹介したいと思います。ターミナル1階、チェックインカウンターが並ぶエリアの奥、JR宮崎空港駅側にあるのが宮崎空港のカードラウンジであるブーケンラウンジひなた。対象のゴールドカードと当日の搭乗券を持っていれば利用できるカードラウンジです。カードがなくても有料で利用することも可能となっています。


f:id:gawa67tabimaru:20230919133603j:imageブーケンラウンジひなたで楽しむことができる宮崎の味とは、ご当地飲料の「ヨーグルッペ」と「日向夏ドリンク」です。カードラウンジでご当地飲料を提供してくれるありがたさももちろんありますが、あのヨーグルッペがピッチャーで好きなだけ飲めるというのが夢の空間すぎます。このためだけに宮崎空港に飛行機でやってくる価値があると思います。宮崎以外の九州各地でもヨーグルッペは販売しているので1度飲んでみてください。ピッチャーで飲めるすごさが分かると思います。

 

ということで以上、宮崎空港の紹介でした。

今回の宮崎滞在ではちょっとターミナルビルの外に出た程度で、ほとんど宮崎空港内で過ごしました。それでも空港内にあるものや雰囲気が南国そのもので、グルメも含めて空港に居ながらにしてきちんと宮崎に来ている実感を味わうことができたと思います。

これまでの空港というと飛行機を乗り降りするための場所、特に手続きの少ない国内線ではその傾向が強くあったと思いますが、各空港がその地域の特色をふんだんに盛り込んで滞在しても楽しい空港が増えているように感じます。今回のようにせっかく宮崎までやってきて空港から全くでないのはもったいないかもしれませんが、到着後や出発前いつもより1時間くらい多く空港に滞在してみてもいいかもしれないですね。

 

この記事は2023年6月上旬時点での情報です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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