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【三沢空港】米軍と共用のこじんまりした青森県2つ目の三沢空港

こんにちは。

今回は青森県三沢市に位置する三沢空港を紹介していきます。

青森県八戸市を中心とする南部地方の空の玄関口となっている三沢空港青森空港は八戸とはかなり距離がある青森市にあるため、三沢空港にも羽田線が就航している他、札幌線・大阪線が就航しています。このように各地に路線を持っている割には空港規模が小さめなのが三沢空港三沢空港は空港自体の敷地は広く米軍、そして航空自衛隊との共用空港となっています。そこに間借りするように民間用のターミナルビルが存在するため、かなり小さな規模となっています。そんなコンパクトにまとめられた三沢空港の様子をお届けしたいと思います。

 

以下目次です。

 

それではスタート!!

アクセスと空港周辺の見どころ

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三沢空港青森県三沢市の東端、太平洋もそこそこ近い海沿いに位置しています。青森県には県都青森と弘前を中心とする津軽地方、八戸を中心とする南部地方の2つに分けられることが多くなっています。そのうちの南部地方の玄関口としてあるのが三沢空港。導入でも触れたように米軍、自衛隊との共用空港となっており、民間のターミナルビルが市街地東側へと追いやられている格好となっています。


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三沢空港のアクセスはバスが基本になります。バス路線は1つのみで、三沢市役所、三沢駅経由で本八戸駅へと運行がされています。航空便に合わせて運行されており、1日5往復で八戸市街地と三沢空港の間を55分ほどで結んでいます。


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空港としてはかなり珍しく、ターミナルビルから徒歩5分ほどの場所に天然温泉を楽しめる施設があります。レンタカー屋さんより近いという超好立地の温泉です。

他に歩いていくには少し距離がありますが、空港の敷地のすぐそばに三沢航空科学館という飛行機の博物館があります。土日祝限定で空港から航空科学館へシャトルバスも運行されているようです。

 

コンパクトな空港ターミナル

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続いて空港のターミナルビル内を紹介していきます。ターミナルビルは3階建てで1階が到着口とチェックインロビー、2階が出発口、3階に展望デッキがあります。

まずは1階の到着口。かなり小さい規模ではありますが、手荷物受取所にはターンテーブルが1つ用意されています。到着口を出ると青森らしくねぶたを模したモニュメントがお出迎え。レンタカーのカウンターも到着口周りにありました。

 


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到着口の正面と隣には三沢市や周辺自治体のPRコーナーが用意されています。三沢という地名自体はあまり馴染みがないかもしれませんが、周辺には八戸、奥入瀬渓流の玄関となる十和田、下北半島など観光地が点在しています。

また三沢には星野リゾートが運営する青森屋というかなり人気のホテルがあり、三沢空港からは送迎バスも出ているようです。

 

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到着口の反対側にはチェックインカウンターが並びます。三沢空港JALのみが就航しており、カウンターもJALのみとなっています。東京便のチェックインの時間帯になると人で賑わっていました。

客層の特徴として米軍基地があることが関係しているのか、外国人も多いようでした。

 

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2階にやってきました。2階は出発口と売店レストランが位置しています。まず気づいたこととしてエスカレーターがありません。1階から2階へは写真目の前の階段を使うか、建物端にあるエレベーターを用いる必要があります。

建物がコンパクトにまとまっていることもあって、階段を上がると目の前が保安検査場の入口。チェックインカウンターから最短距離で制限エリア内へと進むことができます。

 


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保安検査場を正面にして右手側には三沢空港内唯一のショップ、左手にはレストランがあります。制限エリア内に売店がないので、お土産や飲食物はこちらで購入しておく必要がありそうです。

ショップでは青森のお土産がこれでもかと取り揃えられており一通りなんでもあるといった印象です。特徴的なのは自衛隊グッズが販売されていたことでしょうか。

 

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こちらはレストランでいただいた牛バラ焼きセット。十和田の有名なご当地グルメです。その他にもホタテフライやさば味噌、三沢ごぼうかき揚げうどんなどご当地グルメもしっかり取り揃えられていました。

レストランは駐機場に面して窓があり、外の飛行機の様子を眺めながら食事を楽しめるようになっています。

 

見やすい有料の展望デッキ

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それでは最後に展望デッキを紹介します。展望デッキへはレストランを超えた先にある階段から向かうことができます。展望デッキは有料で大人100円、12歳以下は無料で利用できますが、2階から3階へと上がる階段の前でお金を投入して階段を上がっていきます。

 

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それでは屋上の展望デッキへとやってきました。屋上は完全にデッキのみとなっており、デッキはかなり広めにとられています。特徴的なのがデッキにはありがちな柵。かなり低い位置での設置となっており、デッキから飛行機を撮影したりする際には柵が邪魔にならないようになっています。人の高さまで柵があるのが当たり前なので非常に新鮮に感じました。


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デッキから駐機場を見るとこのようになっています。全体的にコンパクトなこともあって飛行機をかなり近くに感じることができます。また、滑走路や誘導路のあるエリアと駐機場との間には柵が設けられており、ここでも米軍との共用空港であることの特徴を確認することができました。


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スマホで撮影したため少し見にくくなっていますが、共用空港となっているだけあって民間機以外の離発着を見ることができるのも三沢空港のデッキの特徴の1つとなっています。ちょうどアメリカ軍の旅客機が離陸していくところを見ることができました。民間機の駐機場エリアは滑走路端にあるので、離着陸の飛行機は確認しやすいかと思います。

 

ということで以上、三沢空港の紹介でした。

青森県南部地方にある三沢空港、県を代表する空港というわけではありませんが、小さくまとまりながらも羽田便をはじめとしてかなりの便数が確保されています。しっかりと青森を感じられるターミナルビルになっているので、青森県の東側に目的地がある際には利用してみてはいかがでしょうか。また周辺の航空科学館や温泉も魅力的。日帰りで訪れて周辺観光を楽しむなんてもゆったり過ごすことができるのでいいかもしれません。

 

この記事は2023年11月下旬時点での情報です。

最後までお読みいただきありがとうございました。