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【大阪旅行記】新しいうめきた駅と歴史感じる中之島エリア 北陸敦賀旅④ 

こんにちは。

今回は大阪の旅行記をお届けします。

大阪旅行というと、USJや道頓堀に通天閣など誰もが知っている定番スポットを思い浮かべることが多いかと思います。もちろん大阪には何度訪れても魅力的なスポットがあるのはわかっていますが、実際どうでしょう。たまにはいつもはいかないようなスポットを観光してみたくなりませんか?入場料が必要な観光施設を巡るのもいいですが、大阪駅からそれほど離れずに大阪の魅力的な街歩きをすることができる場所があります。

今回は大阪駅の未来の形を体現しているうめきた地下ホームと過去の大阪を感じられる中之島エリアを中心にして、定番とは言えない大阪観光の様子を紹介していきたいと思います。

 

以下目次です。

 

それではスタート!!

未来感じる大阪うめきた新駅


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新幹線で大阪にやってくる際の玄関口でもある新大阪駅にやってきました。ここから大阪駅へと向かうにはJR京都線か大阪メトロ御堂筋線の2択でした。

しかし2023年3月に大阪駅地下ホームが誕生、おおさか東線大阪駅に乗り入れるようになり、新大阪大阪間に新たな選択肢が生まれました。正直マイナーな選択肢ではありますが今回の目的は地下ホームということで、おおさか東線に乗車して大阪駅を目指します。

 

f:id:gawa67tabimaru:20230814223601j:image新大阪駅を出発すると京都線と並走するように淀川を渡り、渡り終えると同じ大阪駅に向かうはずの京都線と離れていきます。おおさか東線が乗り入れるのは大阪駅の地下ホームのため、少し異なる経路を通っていくこととなります。

ちなみに車内ですが、新大阪駅でかなりの下車がありかなりガラガラな状態。おおさか東線だと大阪駅に行けるといっても地下ホームになってしまうため、新大阪駅で乗り換える人が多いのかもしれません。


f:id:gawa67tabimaru:20230814223557j:image京都線と別れるとビルの間を進み段々と地下区間へと入っていきます。2023年の3月に地下区間が完成するまでは写真左側を進み大阪駅をスルーして大阪環状線へと合流をしていました。地下区間が完成したことによって、この区間を走る特急はるかやくろしおが大阪駅へと停車できるようになりました。

 

f:id:gawa67tabimaru:20230814223625j:image時刻表上では地上区間を走る京都線と地下区間を走るおおさか東線で新大阪大阪間の所要時間は4分と全く同じになっていました。感覚的には地下ホームの方が遠くにあるような気がしますが、実際の所要時間はどうなんでしょうか。

大阪駅地下ホームは4つののりばがあり、おおさか東線は3番のりばを利用します。大阪からの乗車率もそこまで高そうには見えませんでした。

 

f:id:gawa67tabimaru:20230814223826j:image大阪駅地下ホームにはこれまで見たことのないようなものが多く設置されており、駅の未来を感じることができるようになっています。まずはこの1番のりばに設置されているフルスクリーンのホームドア。どんな車両のどんなドア配置にも対応できるようなホームドアとなっています。

そしてホームドアに次にやってくる列車案内も表示されています。こののりばにやってくるのは関西空港行きの特急はるかや和歌山方面へと向かう特急くろしおになるので、外国人や旅行客にもわかりやすいシステムになっています。


f:id:gawa67tabimaru:20230814223823j:image ホームを後にして改札階へと登ってきました。大阪駅地下ホームに関してはうめきた地下口という新しく出来た改札の他に、従来の地上にある大阪駅の改札へとつながる通路も用意されています。

そしてうめきた地下口に設置された未来を感じるものが写真中央に位置している改札機。隣にある従来の改札機とはまるで形が異なるものとなっていますが、こちらはなんと顔認証の改札機。様々な条件はあるようですが、事前に登録することでなんと顔パスで電車に乗ることができるようです。画期的過ぎます。

 


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大阪駅地下ホームから地上ホームへと向かうには西口連絡通路が設けられています。西口は地下ホーム開業に合わせて設けられた新しい出口となっており、こちらは他の改札口よりもかなり空いている印象があります。

残念ながら特急サンダーバードが発車するホームへは工事中で迂回する必要がありましたが、その他東海道線環状線などのホームへはここから簡単に乗り換えることができました。

 

歴史ある建物が並ぶ中之島観光

大阪駅から大阪メトロ御堂筋線に乗車して1駅、ビジネス街である淀屋橋駅へとやってきました。2023年春にできたばかりの未来を感じるうめきたエリアを見学した後は、大阪駅の南側で歴史的な建物を見学していきます。

駅の名前にもなっているこちらの淀屋橋は、土佐堀川に架かり、重要文化財に指定されています。昭和初期、戦前に架けられたものが今でも御堂筋を構成する大阪の大動脈として利用されています。

 

そんな淀屋橋から西側を見るとビルが密集しているエリアがあります。中之島土佐堀川堂島川に挟まれる島で、西側と東側ではかなり性質が異なっています。

東側のエリアはこれから紹介する歴史的な建物が立ち並ぶエリア、西側は近年になってから再開発が活発に行われて写真のようにビルが多いエリアとなっています。

 

では中之島の西側にある歴史的な建物を見ながら散策していきます。

まず大阪の大動脈御堂筋に面して建っているこちらの建物は日本銀行大阪支店。大阪支店は本店と同じく辰野金吾の設計で明治期に建てられたものです。現在は西側にある新館に業務の大半を移していることから、予約をすれば中を見学することもできるようです。

 

続いてやってきたのは大阪市役所のすぐ裏側に位置している大阪府中之島図書館。こちらも明治時代1904年に建てられたもので、ギリシャやローマの神殿建築を意識して作られています。

館内は基本撮影禁止になっていますが、図書館として現在もしっかり利用されているため禁止の理由も納得です。所々に歴史を感じる構造になっており、建てられてからずっと図書館として大阪の人々に愛されてきたことがわかります。

 

こちらの建物は大阪市中央公会堂。この建物も辰野金吾の設計で大正期に建てられたものです。中央公会堂の名にふさわしく、コンサートや講演会などの文化芸術のイベントで多数利用されてきました。国の重要文化財に登録された現在でもホールは健在でイベント時に使用されています。

ちなみに地下にはレストランもあり、中央公会堂に関する展示がされている展示室もあります。

 

ここまで紹介してきた歴史的な建物のある場所を抜けると、中之島公園が広がります。ここまで歩いてきたエリアとは対照的に建物がなく、草花の緑が広がっています。この中之島公園も明治生まれの歴史ある公園となっています。

訪れたのはちょうど5月半ばということもあって、ローズガーデンが見ごろ真っ盛り。多くのお客さんで賑わっていました。

 

いつもの大阪を紹介する

f:id:gawa67tabimaru:20230814224110j:imageここからはおまけで、大阪滞在の様子をちょっとだけ紹介していきます。

まずは大阪駅阪神百貨店地下にあるスナックパークで簡単に昼食を済ませます。選んだのは毎度おなじみえきそば。姫路名物のえきそばですが、大阪駅のすぐそばで食べれるのは嬉しいです。スナックパークには他にも名物のいか焼きをはじめ多くのグルメをささっと食べることができるのでおすすめな食事ポイントです。


f:id:gawa67tabimaru:20230814224107j:image大阪観光のお土産といえば551の豚まん。大阪各地に551のレストラン店舗やお土産・テイクアウト店舗がありますが、チルド商品を取り扱っているのは新大阪駅大阪駅伊丹空港、大津SAと限られた店舗のみ。今回通常の平日の午後3時前という時間でしたが、伊丹空港では20分ほど並んでの購入となったので、時間には注意が必要です。

 

ということで以上、大阪の新旧を感じる旅行記でした。

特急はるかやくろしおが停車するようになり利便性が増した大阪駅。地下ホームはしっかりと完成されて運用されていますが、うめきた地区はまだまだ開発途中。これからも新しい大阪が徐々に出来上がっていく過程を楽しむことができるはずです。そしてその南側、中之島に広がる歴史的な建造物群。明治や大正の時代からそこに存在して、今でも現役で使われている、中に入ることができる建物ばかりなので、1度は訪問してみてもいいと思います。

大阪というと定番の観光地に目がいきがちですが、たまには変化を付けた観光をしてみてもいいのではないでしょうか。

 

この記事は2023年5月上旬時点での情報です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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