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【奈良旅行記】お金と時間をかけず奈良観光 関西乗り鉄旅⑥

こんにちは。

今回は奈良県奈良市の観光の様子をお届けします。

奈良といえば大仏やお寺など見どころが多く存在しています。普通ならたくさん時間を取ってお寺巡りや仏像巡りを楽しむのが奈良観光の王道だと思います。しかし今回の奈良観光、許された時間は1時間半ほど。この旅行では奈良観光はメインにしておらず、この後にメインイベントが待っているので、お金もあんまり使いたくない、そんなわがままな奈良観光をしていきます。

奈良にやってきたのはJR線、そして奈良を去るのが近鉄線になるため、2つの奈良駅を移動するついでに行ける範囲での観光を紹介していきます。

 

以下目次です。

 

それではスタート!!

奈良の玄関口となるJR奈良駅

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和歌山市駅から南海電鉄を利用してやってきたのは大阪ミナミの新今宮駅です。ここは南海電鉄とJR大阪環状線の乗換駅にもなっており、難波でJRに乗り換えるよりも圧倒的に移動が少なく乗り換えることが可能です。

新今宮といえば最近できたばかりの星野リゾートの巨大ホテルが目立つ存在になっています。そんなホテルが望める大阪環状線のホームから直通で奈良へ向かう大和路快速に乗車して奈良を目指します。


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大和路快速に乗車して30分ほど、奈良駅に到着しました。あまり訪れたことがなかった奈良駅ですが、ホームが3つもあり割と大きな駅になっています。大阪へ向かう大和路快速に京都へ向かうみやこ路快速と大阪・京都とのつながりも強く距離も近い奈良駅になっています。


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ホームから1つ下がってコンコースにやってくると外国人が多く、奈良なのに異国の雰囲気を感じてしまいます。奈良のゆるキャラせんとくんが出迎えてくれていますが、しっかり英語でのお出迎えになっていました。

 

JRの奈良駅前にはいかにも貴重そうな建物があります。こちらは奈良市の観光案内所なんですが、建物は旧奈良駅舎を利用しています。昭和なりたての頃に建設された駅舎で、近代化遺産にも登録されている貴重な建物です。

中は観光案内所の機能、案内所があったりパンフレットがあったりするほかに、スターバックスも入っているので、ゆっくりコーヒーを飲みながら旅の計画を練ることができます。

 

2つの奈良駅を結ぶ道

JRの奈良駅は奈良の代表的な観光地、東大寺奈良公園などがあるエリアからは少し離れた場所にあります。奈良駅前から続く三条通をまっすぐ東へと進んでいくと奈良を代表する観光地や近鉄奈良駅へと向かうことができます。

この三条通は奈良の中でも中心となる通りになっていることから、道の両側には多くのお店が軒を連ねています。全国チェーンのお店から奈良ならではのお店まであり、食べ歩きを楽しむのもいいかもしれませんね。

 

しばらく進むとひがしむき商店街という通りが見えてきます。こちらの商店街を進んでいくと近鉄奈良駅へと向かうことができます。JR奈良駅近鉄奈良駅の間は距離にして1キロほど、時間にして15分前後で移動することができます。実際に乗り換えの需要はそこまで多くはないと思いますが、一応そのくらいの距離感になっています。

 

ひがしむき商店街をいったん通過してそのまままっすぐに進んでいくと奈良公園をはじめとして奈良の代表的な観光地へ向かうことができます。ただし写真ではっきりとわかる通り登り坂になっています。近鉄奈良駅から来たとしても登り坂があることは変わらないので覚悟が必要ですね。

 

しばらく登っていくと、世界遺産にも登録されている興福寺が見えてきます。興福寺平城京へ遷都された際からこの位置にある歴史あるお寺で、国宝の建築に彫刻などを見学することができますが、もちろん拝観料がかかってくるので今回はスルーしてその先へと向かっていきます。

 

公園と県庁でお得に奈良観光

三条通をまっすぐ歩いて奈良公園の前の道にやってきました。奈良公園といえば名物は鹿。奈良公園の鹿は天然記念物、付近の春日大社では神様が鹿に乗ってやってきたという伝説が残されており、神聖なものとして扱われています。

したがって奈良公園の前の道ではこんな標識も。鹿には注意して運転、また歩く時も注意しておきたいです。

 

やってきたのは奈良国立博物館。奈良の寺社に関連した仏像や彫刻、絵画などの特別展が度々開催されている博物館で、建物自体も重要文化財に指定されているようなものもあります。

見学しようにもこの日は月曜の休館日。外から建物を眺めて、休んでる鹿さんと一緒に撮影することくらいしかできることはありませんでした。

 

そんな国立博物館の前は鹿の群れがいます。至る所に鹿、鹿、鹿。奈良に来たら鹿と戯れたいとは思っていたので、これもお金をかけずにできる立派な観光です。もちろん鹿せんべいを売っている屋台もあるので、鹿せんべいを購入してあげながら戯れるのもいいですね。

 

奈良公園を少し離れてやってきたのは奈良県庁。東大寺興福寺春日大社など様々な見どころがある中で県庁!?と思うかもしれませんが、この県庁には無料で入れる展望台があるんです。

いままでにいくつかの県で県庁を訪れて展望台に行っていますが、この奈良県もそんな展望台がある県の一つです。

 

展望広場へは県庁内のエレベーターにて向かうことができます。エレベーターでやってこれるのはこちらの展望広場まで。風を感じながら少し広い場所で奈良の都の景色を眺めることができます。

この上に展望室がありますが、こちらは階段でしか行くことができないため諦めました。行けばよかったですね。

 

では屋上広場から見えた景色を少しだけ紹介します。まずこちらは県庁の東側の景色。

東側には東大寺があります。写真左側に見えているひときわ目立つお寺の建物が大仏殿。その後ろには山焼きで有名な若草山があるのですが、雲が低く立ち込めておりその全体を伺うことは叶いませんでした。

 


続いてこちらは西側を望みます。西側は主に奈良盆地の姿が見えます。平城京が置かれた都の地。よく目を凝らすと平城京跡の建物も見えます。

奥には大阪との間を隔てている生駒山がそびえ、手前の盆地内には古墳のような山もいくつかあり、奈良らしい景色が広がっています。奈良には高い建物が少なく、このように街の全体を俯瞰して眺められる場所はそう多くありません。そんな貴重な景色を見ることが出来る上に料金不要なのは素晴らしいスポットです。

 

もう一つの玄関口近鉄奈良駅

簡単な奈良観光を終えて近鉄奈良駅へと移動を始めていきます。奈良県庁の前にある通りを挟んで奈良公園が続いており、もちろんそこにも鹿がいます。そんな鹿が道を横切る姿を捉えることができました。

県庁の前を通っている大通りということで、交通量もかなり多い道になっていますが鹿は構わずに進んでいきます。何とか中央分離帯に辿り着くとむしゃむしゃと草を食べていました。もちろん鹿優先。車は安全が確認できるまで待機です。

 

坂道を下って近鉄奈良駅に向かいます。近鉄奈良駅は地下駅。昔の遺跡やら古墳やらが星の数ほど埋まっている奈良で地下駅を作るのは大変だったはずですが、近鉄奈良駅は地下にあります。

駅の直上には近鉄とでかでかと書いた看板があるので見失うことはないと思います。

 

近鉄奈良駅の改札階にはお土産屋さんや名物柿の葉寿司を販売するお店が集まった商業施設があります。京都や大阪へと移動する前に奈良土産を購入していけますね。

近鉄奈良駅では鹿と五重塔が英語日本語を含めた4か国語で出迎えてくれていました。何かキャラクターがいるわけではないですが、金色なのを含めて奈良感を感じます。

そんな近鉄奈良駅からはとある特急列車に乗車して京都へと向かいます。

 

ということで以上、奈良の旅行記をお届けしました。

時間としては1時間10分程度、お金も全く使うことなく奈良の観光をしてきました。

もちろん奈良にはあふれんばかりの見どころがあるのでじっくり時間を取ってみていくべきではありますが、乗り換え時間に、ちょっと立ち寄るだけでも鹿や建築、街並みを楽しむことができます。

大阪京都の移動の間でもちらっと訪れてみてもいいかもしれませんね。再訪した時にはちゃんと奈良観光もしていきたいと思います。

 

この記事は2023年1月下旬時点での情報です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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