がーわのたびレポ

日本各地の移動手段や観光地、宿泊施設をじっくりと紹介!

【和歌山滞在記】和歌山駅と和歌山市駅 関西乗り鉄旅③

こんにちは。

今回は和歌山市旅行記をと言いたいところですが、観光は全くしていないので和歌山滞在記としてお届けします。

和歌山県の県庁所在地でもある和歌山市には中心となる駅がJRの和歌山駅南海電鉄和歌山市駅の2つあります。和歌山城や市役所、県庁に近いのは和歌山市駅、一方でホテルに百貨店などが多いのは和歌山駅とそれぞれの特徴があります。

駅周辺をぶらぶらと歩いて紹介するほども見ていないので、今回は和歌山まで利用した特急くろしお、そして和歌山駅和歌山市駅で楽しんだグルメ、2つの駅を結ぶ紀勢本線をまとめて紹介したいと思います。

 

以下目次です。

 

和歌山へは特急くろしおで

f:id:gawa67tabimaru:20230309084352j:image

大阪駅から大阪環状線で4駅目、西九条駅へとやってきました。大阪駅から和歌山方面へと向かうには和歌山へ向かう直通の紀州路快速があります。1本で和歌山まで向かうため便利ではありますが、所要時間は1時間40分ほど。大阪環状線内と日根野以南の阪和線内に停車駅が多くかなりの時間を要します。

そこで大阪から和歌山へ向かう特急列車はないのか!というと、あります。あるんですが厳密には大阪駅に停車しないため、新大阪駅もしくは今回利用する西九条駅から乗車する必要があるのです。従って西九条駅に移動してきたということです。

 


f:id:gawa67tabimaru:20230309084425j:image

f:id:gawa67tabimaru:20230309084422j:image

ここ西九条駅大阪環状線からちょっと飛び出したゆめ咲線が分岐する駅になっています。ゆめ咲線なんて路線名だけ聞くとどこに向かう列車なのかイマイチわかりにくいですが、USJのあるユニバーサルシティへ向かう列車と聞くとイメージしやすいですね。

大阪環状線の一周している環状線のほかに、奈良や関空・和歌山へ向かう快速列車、そしてゆめ咲線桜島行きと様々な行先が並ぶ出発案内に異彩を放つ特急新宮行きが出現しました。今回はこれに乗車していきます。


f:id:gawa67tabimaru:20230309084356j:image

新大阪駅を出発し東海道線を離れて貨物線を走って大阪駅をスルーした特急くろしお号がやってきました。乗車する特急くろしお21号は新大阪駅から和歌山県新宮駅まで4時間半をかけて走破していきます。

特急くろしおは基本的に大阪和歌山間を結んでいる特急列車で、新宮、白浜、和歌山と列車によって行先が異なってきます。観光需要も和歌山へのビジネス需要も拾う特急列車です。夕方の時間帯には通勤ライナーも兼ねてこの西九条駅に多くの列車が停車するようになっています。

 

f:id:gawa67tabimaru:20230309084618j:image
特急くろしお21号は6両編成で全席が指定席になっています。自由席はありませんがe5489からのチケットレス特急券を利用すれば西九条駅から和歌山駅まで650円の追加料金で快適に移動することができます。

特急くろしおは和歌山以南の区間では太平洋岸をとんでもない海の近さで走行するため、各座席ポケットに津波の非難に関しての案内が入れられていました。太平洋沿岸を走る車窓は非常に美しくて有名なのでぜひ乗ってみたいです。

 

JRの中心和歌山駅でラーメンを

f:id:gawa67tabimaru:20230309084652j:image

西九条駅から約1時間で和歌山駅に到着しました。途中の停車駅が天王寺日根野和泉砂川の3駅と紀州路快速とは比べ物にならない少なさ。とんでもなく快適な特急列車の旅となりました。

車内は日曜の夕方から夜にかけての時間にも関わらずかなりの乗車率があり、ほとんどが和歌山駅で下車していました。やはり大阪和歌山間の需要は高そうです。

 


f:id:gawa67tabimaru:20230309084717j:image

f:id:gawa67tabimaru:20230309084714j:image

JRの和歌山駅に到着し、地下のコンコースにあった小さい改札を出ます。ちょうど夕食時で和歌山名物といえば和歌山ラーメン。改札の目の前にそんな和歌山ラーメンのお店があったので飛び込んでみることにしました。


f:id:gawa67tabimaru:20230309084648j:image 

立ち寄ったのは和歌山ラーメンの丸美商店。和歌山ラーメンは豚骨スープのラーメンですが、博多ラーメンのようにクセや匂いは少なく食べやすいラーメンになっていました。

ラーメンだったのですぐにで出来てささっと食べることができました。このラーメン屋の入る和歌山駅の駅ビルMIOには他にもレストランがいくつかあるのでシーンに合わせて選択することができそうです。

 

2つの和歌山駅を繋ぐ紀勢本線

f:id:gawa67tabimaru:20230309084831j:image

20分ほどで和歌山ラーメンを堪能し、宿泊するホテルのある和歌山市駅へと移動していきます。和歌山駅和歌山市駅の間は2.5kmほどの距離があるため歩くにはちょっと離れすぎています。

今回は2つの駅を結ぶJR紀勢本線を利用することに。2つのターミナル駅を結ぶ短い路線ではありますが、本数が1時間に1〜2本と利便性はそこまで高くありません。利用する際は注意が必要です。


f:id:gawa67tabimaru:20230309084825j:image

和歌山駅和歌山市駅の間は和歌山から三重まで続く紀勢本線の一部と位置づけられています。しかし和歌山駅以南の区間とは完全に系統分離されており、この区間のみを2両編成の列車がひたすらに走っています。

本数が少ないこともあってそこそこの乗車率。座席が埋まってるかなくらいの混雑を見せていました。

 

f:id:gawa67tabimaru:20230309084828j:image

JRの拠点和歌山駅から途中の紀和駅を挟んで6分ほどで南海の拠点和歌山市駅に到着しました。乗ってきたのはれっきとしたJRの路線なのですが、ホームの駅名標まで完全に南海が掌握しているほどの南海の拠点駅となっています。

しっかり南海の乗り場とは異なり改札もあるので利用時は注意が必要になります。

 

綺麗になった和歌山市駅

f:id:gawa67tabimaru:20230309084937j:image

南海本線の終点にもなっている和歌山市駅は2020年に駅舎がリニューアルされキーノ和歌山という商業施設が駅ビルとして隣接しています。私鉄の終点として相応しいターミナル駅となりました。

 

f:id:gawa67tabimaru:20230309085106j:image

キーノ和歌山にはレストランにショップはもちろん、和歌山市の図書館が入っています。しかもスターバックス付きの豪華仕様です。商業施設だけではない複合施設となっており、利用しやすい駅へと進化を遂げています。

 


f:id:gawa67tabimaru:20230309085304j:image

f:id:gawa67tabimaru:20230309085301j:image

そんなキーノ和歌山にある玉林園のカフェでラーメンで温まった体を冷やすアイスをいただきます。和歌山のご当地アイスでもあるグリーンソフトで知られる玉林園ですが、なんとカフェも出店しています。

ここではスーパーで売られているグリーンソフトのちょっと豪華版、贅沢グリーンソフトを注文。抹茶の風味を楽しみながら和歌山の夜を過ごします。


f:id:gawa67tabimaru:20230309085103j:image

今回宿泊したのは和歌山市駅の直上にあるカンデオホテルズ南海和歌山。インフィニティ露天風呂や体に優しいメニュー中心な朝食が特徴な全国に展開するチェーンのホテルになっています。部屋も広々で快適なステイをすることができました。

 

ということで以上、和歌山滞在記でした。

明るい時間に到着できれば和歌山観光をと思っていたのですが叶わず、更に外に出て和歌山の2つの駅をじっくり紹介と思っていたのも、列車に飛び乗ったので出来ずじまい。ただただ和歌山で過ごした夕方を紹介しただけになっちゃいました。

47都道府県を旅したとはいえ、和歌山県はここ和歌山市までしかやってきたことがありません。和歌山以南にもまだまだ魅力的な観光地が多く存在しているので、いつか紀勢本線を回りながら再訪したいと思います。

 

この記事は2023年1月下旬の情報です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

watabimaruga.hatenablog.com