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【北陸旅行記】北陸新幹線開業を待ち望む北陸を旅する! 北陸敦賀旅まとめ

こんにちは。

今回は新幹線の延伸開業が迫る敦賀を中心に旅をした北陸敦賀旅のまとめ旅行記をお届けします。

2024年春に金沢から福井県敦賀の間が延伸開業が予定されている北陸新幹線。金沢から先の終点敦賀駅まで6駅が開業します。本来ならばそれぞれの駅に立ち寄りながら、周辺の観光地を巡ってこれからブームになるであろうエリアを先取り観光しておきたかったのですが、時間的な問題もあり断念。今回は新たに新幹線の終着駅となり駅周辺も綺麗に整備されつつある敦賀駅と、小松空港の最寄駅で航空路と新幹線の直接対決の舞台となる小松に絞って観光をしてまいりました。

更に新幹線延伸開業に伴って運行区間が劇的に短くなる特急サンダーバードの乗車、そして最後は今年春に変化した大阪のうめきた地区まで観光してきました。

まずはざっとまとめとして今回の旅の模様を紹介していきたいと思います。

 

以下目次です。

 

それではスタート!!

旅の行程

1日目

まず羽田空港から小松空港へと飛びます。小松観光を楽しんだのち、特急サンダーバードに乗車して敦賀へと向かいます。午後は敦賀観光をして敦賀にて宿泊します。

2日目

午前中に用事があったため、2日目はゆっくりのスタート。まずは敦賀から西日本のエース新快速に乗車して一気に大阪を目指します。意外と盲点だった大阪観光をしたのち、伊丹空港から羽田へと帰ります。

 

1日目)小松空港へ飛び小松観光

f:id:gawa67tabimaru:20230708215350j:image旅の始まりは毎度おなじみの羽田空港です。小松空港へはJALで飛んでいきます。現在はJALが1日6往復もの便を飛ばし、中にはB767型機という中型機を用いている便も存在します。今回は小型機のB737型機です。

観光では大人気の都市金沢があり、まだまだ航空便の需要も高く存在していますが、来春新幹線が開通したらどうなるんでしょうかね。北陸新幹線が金沢まで開業した際にも多くの便が小型化された小松路線、今後の動向が気になります。


f:id:gawa67tabimaru:20230708215356j:image長野や日本海側を経由する新幹線とは異なり飛行機は直線的に小松空港を目指します。春の北陸は天候が安定せず、雷雲などで揺れることがしばしばありますが、今回は快晴のフライト。長野県から富山、石川と地上の景色を楽しみながら小松空港に到着しました。上空から見ても北陸新幹線の延伸区間の線路はしっかり完成され開業を待つのみといった感じです。


f:id:gawa67tabimaru:20230708215353j:image羽田空港から1時間ちょっとで小松空港に到着しました。やはり新幹線よりも速達性という面ではまだまだ圧倒的なリードがありますね。機内は小型機ということもあってかなりの混雑を見せていました。小松空港からは金沢駅小松駅、そして福井方面へと向かう連絡バスが出ていますが、やはり多くの人が金沢駅行きのバスに乗り込んでいきました。

 

小松駅行きの路線バスに乗車して小松駅までやってきました。小松駅行きバスは路線バスタイプになっており、途中いくつかの停留所を経由しながら小松駅へと向かいます。

小松駅も新幹線延伸に伴って新幹線停車駅となります。バスターミナルのある西口は特に変化なく、新幹線ホームのできる東口を中心にして工事が進められているようでした。

 

移動する時間までは小松観光を楽しみます。小松は企業城下町でありながらも歌舞伎や曳山などの伝統文化が残っている街でもあります。歌舞伎の演目として有名な勧進帳の舞台となった安宅の関小松市内に位置しています。

そして写真はお旅まつりで町中を曳かれることになる曳山です。ちょうど訪れた際の週末にお旅まつりがあるということで、曳山について色々とお話を伺うことができました。

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1日目)サンダーバードで一気に敦賀

小松観光を楽しんだのち、小松駅から乗車するのは北陸のエース特急サンダーバード。金沢と京都・大阪を結んでいる特急列車です。北陸新幹線金沢開業時にはそれまで富山までだった運行区間が金沢までと少しだけ短くなり、そして今回の敦賀延伸に伴って今度は一気に運行区間が短くなる予定となっています。

北陸本線を突っ走るサンダーバードに乗車して、これから新幹線に取って代わられる区間の車窓を楽しみながら敦賀へと向かいます。

 

f:id:gawa67tabimaru:20230708215613j:imageということで敦賀駅へとやってきました。北陸本線小浜線が乗り入れる駅ですが、名古屋方面、大阪方面からの特急列車が合流する駅でもあり、またJR西日本の新快速がやってくる端っこの駅にもなっています。現在は距離的にも大阪や名古屋との結びつきを強く感じるような駅ですが、新幹線が延伸開業すれば東京でもなじみのある駅名になるかもしれません。


f:id:gawa67tabimaru:20230708215610j:image新幹線開業まで1年を切っていることもあって、在来線乗り場のお隣には巨大な新幹線乗り場の建設が進められています。新幹線駅の大きさはそれはもう旅行をしていればわかっているつもりですが、この敦賀駅の新幹線駅は次元が違うようなレベル。とにかくでかい建造物が完成されつつありました。

現在北陸と大阪・名古屋を結んでいる特急列車もここ敦賀が終着になるようで、乗り換えの利便性向上のために、現在の在来線ホームではなくこちらの新幹線乗り場の下に新たなホームが設けられるようです。

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1日目)新幹線がやってくる敦賀観光

敦賀駅の駅前には既に新幹線開業を見越して駅前施設がオープンしていました。図書館や飲食店、お土産屋さんが入っており、これからのブームを見越しているような予感がしました。前回2021年に訪問した時はこのような施設はなかったように記憶しています。

 

今回敦賀で宿泊するのは写真正面に立地しているホテルグランビナリオ敦賀。2022年の9月に開業したばかりのビジネスホテルです。新幹線開業に向けて宿泊施設の受け入れ態勢も整えられているようです。周辺にはその他にも主に全国展開しているビジネスホテルを中心にホテルが点在しています。

 

敦賀観光をしていきます。2021年の西日本周遊旅の際にも敦賀は観光しましたが、観光施設の休館日が重なったことや時間が遅かったことで満足に観光することができませんでした。したがって今回の訪問はその時のリベンジを兼ねてもいます。

まずやってきたのは前回も参拝した気比神宮。観光施設の集まる湾岸エリアへの通り道となっているのでしっかり寄り道して参拝していきます。続いてやってきたのは金ヶ崎の退き口などで有名な金ヶ崎宮。少し標高を上がった場所にあるため敦賀の街を一望することができます。

 

続いては施設観光、前回訪問できなかった旧敦賀港駅舎を利用した敦賀鉄道資料館(写真左)、旧大和田銀行本店本館を利用した敦賀市立博物館(写真右)を見学しました。そのほかにも天候に左右されない屋内で見学することのできる観光施設が多く揃っているのがここ敦賀観光の魅力なのではないかとも思います。

 

f:id:gawa67tabimaru:20230708215849j:image敦賀での夕飯は名物ではなくスーパーで購入したご飯をホテルの部屋でいただきます。敦賀ご当地グルメにはソースかつ丼があったり、また日本海の海の幸を味わえたりします。ただ今回は翌日の予定に備えてホテルで準備をしたかったためスーパー飯に。少しでも雰囲気を味わおうということで福井では駅弁などでも食べられている鯖寿司にしました。多分福井関係ないやつです。

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2日目)湖西線を走り大阪へ

f:id:gawa67tabimaru:20230708220118j:image2日目の午前中に用事を済ませて敦賀始発の新快速に乗車しました。JR西日本の誇るエース列車である新快速で琵琶湖北岸の高規格線路である湖西線を一気に進み、大阪を目指します。

この区間は特急サンダーバードも走っている区間ですが、新幹線開業後も大阪敦賀間は残るとのことなので、追加料金の発生しない新快速を選択しました。

 

敦賀駅から2時間ほどかけて新大阪駅までやってきました。途中の大津京などからかなりの乗車があり、京都からは大混雑の新快速でした。さすが大都市を走る列車だけありました。

そして新大阪からはおおさか東線に乗り換えて、2023年3月に出来た大阪駅うめきた地下ホームを目指します。

f:id:gawa67tabimaru:20230708220121j:image到着したのは大阪駅。新しく出来たばかりのうめきた地下ホームです。主に関空へ向かう特急はるかや和歌山方面へと向かう特急くろしおの利用するホームですが、久宝寺や放出などから新大阪を経由しているおおさか東線の列車もこちらのホームを利用して大阪駅までやってきます。

大阪駅うめきた地下ホームにはニュースなどで見た最先端技術が詰め込まれており、未来の駅を見ているようでした。もっと高頻度で列車がやってくるようになる日が楽しみです。


f:id:gawa67tabimaru:20230708220124j:image昼食は毎度おなじみ大阪駅に隣接している阪神百貨店のスナックパークでいただきます。いつもたまには他の物を食べてみようと思うのですが、結局姫路名物のえきそばに落ち着いちゃうんですよね。すぐに食べられる上に出汁が猛烈に美味しい。姫路まで行かなくても大阪で食べられることに感謝です。

 

帰りの飛行機まではまだ少し時間があるので、さんざん訪れている大阪の中でも意外と来たことのなかった中之島エリアへとやってきました。大阪駅からもそれほど離れていない堂島川土佐堀川にはさまれた中州に位置している中之島。ここには歴史的な建物が立ち並び観光スポットになっています。

写真左の大阪市中央公会堂は大正時代の建築で国の重要文化財にも登録されている歴史的な建物となっています。中之島には建物だけではなく公園もあり、ちょうどバラの時期ということもあって訪問時はローズガーデンとなっており、大賑わいでした。

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2日目)伊丹空港から新ルートで帰京

f:id:gawa67tabimaru:20230708220318j:image大阪梅田駅から阪急電車大阪モノレールを乗り継いで伊丹空港へとやってきました。大阪名物の551の豚まんをお土産に購入し、飛行機の時間までゆったりとくつろぎます。この551はとにかく混んでおり、平日の帰宅ラッシュが始まる前の時間帯でも15分~20分ほどは購入列に並んでいた気がします。飛行機に乗り遅れないよう要注意です。


f:id:gawa67tabimaru:20230708220321j:image伊丹空港からは日本航空で羽田へと帰ります。使用機材はB787型機。やはり幹線なだけあってまだ夕方とは呼べない午後の便でもそこそこの搭乗率を誇っていました。

東京大阪間は新幹線が圧倒的に便利だとは思いますが、航空便も大型機が投入されるなど健闘を見せています。北陸新幹線敦賀延伸後の小松便がどっちに転ぶのか非常に興味深いですね。

 

帰りは思ってもいなかった都心上空を通過する羽田新ルートでの羽田空港への着陸となりました。始まって数年たっている新ルートですが、明るい時間に窓側で見れたのはこれが初めて。まるで東京の遊覧飛行をしているみたいで、これは飛行機好きな人じゃなくても楽しめる景色だと思います。

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ということで以上、北陸敦賀旅のまとめ旅行記でした。

北陸新幹線延伸開業によって一層の盛り上がりが期待される石川県と福井県。東京と新幹線でつながれば普段訪れない層も旅行先にと選んでくれる機会が増えるはずです。そしてそんな期待に応えるように沿線には多くの魅力的な観光スポットがありました。すべてを紹介しきれなかったのは残念ですが、それでも開業してから行ってみようという気になっていたら幸いです。

また延伸開業につき消えてしまうものもあります。長年北陸のエース特急として関西から多くの観光客を北陸へと運んできた特急サンダーバードがこの先どのような道を歩むことになるのかも気になるところですね。

 

この記事は2023年5月上旬時点での情報です。

最後までお読みいただきありがとうございました。