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【北海道旅行記】北斗&おおぞらで函館から釧路へ 特急で巡る道東旅①

こんにちは。

 

今回からはまとめ記事でも既に書いていた道東旅をお届けします。

まずは道南の都市函館から特急列車を乗り継いで一気に道東の釧路へと向かいます。

北海道はとてつもなく広く、いくら特急列車とはいえ、函館から釧路までを移動するとなんと8時間!明るい時間はほとんど特急に乗り続けているといった具合ですね。

今回はそんな特急北斗とおおぞらを乗り継いで釧路へと向かう様子を紹介します。

 

以下目次です。

 

晴天の函館駅から特急北斗に乗る

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快晴の函館駅から旅を始めていきます。

青函連絡船の時代から北海道の玄関口はここ函館。新千歳空港新函館北斗駅にその座を譲りつつありますが、まだまだ特急の起点駅でもあります。

駅舎はビル等はなくこじんまりしていますが綺麗な設備で、お土産屋やレストランは一通り揃っています。

 

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改札を通り抜けて乗車する特急北斗が待つホームへと入っていきます。

新幹線開業までは青森へと向かう特急白鳥や本州と北海道を結ぶ寝台特急など多くの列車が発着していた函館駅ですが、現在では札幌へ向かう特急北斗と、新函館北斗へ向かうはこだてライナー函館本線普通列車道南いさりび鉄道函館駅のホームを使いきれてない印象を持ちます。


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乗車する特急北斗は2022年9月をもって定期運行を引退したキハ281系です。あまり気に留めていませんでしたが、貴重な機会になったようです。

この形の特急列車を見ると北海道に来たんだなという実感が湧くような、全国でも北海道でしか見ないような車両の形をしていますね。


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利用するのはHOKKAIDO LOVEパスで利用することが出来る自由席です。指定席は4回までしか取ることが出来ないので、ここでは温存。函館駅は特急北斗の始発駅であり、かなり早くから乗車することが出来るので自由席に着席する難易度は低めです。

ただ自由席車両は2両のみなので通常の土日や連休なら混雑する可能性が高いですね。


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車内に入りました。発車の15分前には車内に入ったこともあってまだガラガラ。座席は選び放題の状態です。

特急北斗を函館から札幌に向けて乗車する際、進行方向の右側では噴火湾の絶景を楽しむことができるのでおすすめです。座席にはコンセントはありませんでした。長丁場の列車になるのであると便利なんですけどね。


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特急北斗は函館を発車すると、五稜郭新函館北斗大沼公園、森、八雲、長万部、洞爺、伊達紋別東室蘭、登別、白老、苫小牧、南千歳、新札幌、札幌に停車します。

札幌まで約4時間の旅路であり停車駅もかなり多く感じます。函館発ですと、新函館北斗では多数の乗車がありますが、その後は乗降もぼちぼちといった感じ。苫小牧や南千歳からの乗車も一定数あったのが驚きです。

写真は大沼公園駅到着前の車窓、小沼と北海道駒ケ岳の景色です。

 

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一気に飛んで札幌駅に到着しました。4時間の旅となると、ずっと車窓を見ているのも疲れるので、寝たりダウンロードしてきた動画を見たりして過ごしていました。札幌に近づくにつれて自由席も混雑していく形で、札幌を目指す人がいかに多いかを感じました。札幌駅で20分ほどの乗り換え時間で釧路行の特急おおぞらへと乗り換えます。

 

大混雑の特急おおぞらで釧路へ

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札幌駅からは特急おおぞらに乗車して釧路を目指します。

車両は北海道の特急の代表でもあるキハ261系。特急北斗やとかちなどでも用いられています。(釧路到着時の写真)

こちらの特急おおぞら、増結されており自由席が2両あったのですが大混雑。ギリギリ札幌出発時から着席することができましたが、南千歳駅からかなりの乗車があり自由席は空席が完全になくなっていました。

 


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車内ではちょっと遅めの昼食。函館駅で購入した駅弁を頂きます。

こちらは道南の松前町の岩のりを使用した海苔だんだんです。駅弁として冷めていても美味しい完成度がかなり高かったです。

北海道の特急列車は長時間走るものばかり。そのためか、駅弁は超が付くほど充実しており、北海道の海の幸やお肉など代表する素材を使った駅弁を楽しむことができます。

 

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南千歳駅から石勝線に入り山の中をどんどん進んでいきます。

南千歳から大混雑をしていた特急おおぞらでしたが、ここトマム駅では半数近くの乗客が下車していきました。トマム駅周辺はなぜ特急が停車するのレベルで山の中なんですが、周辺には星野リゾートトマムリゾートが広がっています。駅前には星野リゾートの送迎バスが2台も止まっていました。恐らくほとんどが星野リゾートへと向かうはずです。


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狩勝峠を超えて十勝平野へ降りる頃には出発時の晴天とは異なり、完全に曇天。

同じ北海道とはいえ、函館と十勝が全然天気も気温も変わってくるんですね。北海道はでっかい。

山越区間の電波ですが、かなり途切れ途切れ。圏外になる時間も長くありました。


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十勝平野に入り、特急らしい爽快な走りを続けていると大きな街に入っていきます。十勝平野の中心都市である帯広に到着しました。ここまででも札幌からは2時間40分ほど。東京大阪間並み。さすがに遠すぎます。既に飽きている状態なのですが、釧路はまだ先です。

帯広ではかなりの下車があり、同じく乗車もありました。札幌帯広間は特急とかちがおおぞらの間を縫うように走っており、帯広までは特急もそこそこ走っています。


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札幌から約4時間20分、やっっっっと道東の中心都市釧路に到着しました。

函館駅出発時には快晴かつぽかぽかだった陽気も、釧路は大雨&極寒。こうも気温が変わると服の調節が困難になります。

釧路駅に到着した特急おおぞらからはかなりの人数の下車がありました。これだけ時間がかかるとはいえ、かなりの高需要を誇っているようです。

 

雨で寒い釧路であったかいグルメを頂く

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釧路駅は大雨。そして寒い。ちょっと夜の釧路を観光をとか、夕陽が有名だから夕陽を見に、なんて考えは一瞬で吹き飛びました。さっさと夕飯を食べてホテルに向おう。

それは特急おおぞらを下車した人たちも同じ考えのようで、皆さんすぐに散り散りになったと思います。観光している人なんてほぼいなかったのではというレベルです。


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寒い中駅から歩いてやってきたのはレストラン泉屋。

いわゆる町の洋食屋さんなのですが、ここでは釧路のご当地グルメを頂くことができます。また18時台という時間帯もあってか、かなり混雑しており入店までしばらく待つ必要がありました。釧路の方々にも人気のお店なんでしょうね。

 

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こちらは釧路のご当地グルメ、その名も「スパカツ」です。

アツアツの鉄板の上にスパゲッティ、その上にはとんかつ、そして豪快にミートソースが掛けられています。

当たり前ですが美味しい。とんかつにミートソースという一見変な組み合わせも実は相性がよく、鉄板で焦げたパスタがこれまた美味しい。しかも1000円しない安さ。リピートしたくなる理由が分かります。


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ご当地グルメでお腹を満たしたところで、レストラン泉屋を後にして、すぐ近くに位置している今宵の宿ラビスタ釧路川にチェックインしました。宿泊記は次回お届けします。

 

 

ということで今回はここまで。

長い。とにかく長い。この一言に尽きます。

函館札幌間でも長いのに、それがもう1ラウンドある感じ。やはり飛行機が無敵です。

ただJR北海道が周遊できるお得なきっぷを販売してくれたからこその旅。そのありがたみを感じなければですね。

まだまだ列車で移動しながら観光していきますが、2回ほど釧路の記事が続きますのでよろしくお願いします。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。