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【青森旅行記】青森ベイエリアで気軽に青森観光 青森歴史と文化の旅④

こんにちは。

 

今回は青森県青森市青森県の中心青森駅周辺の旅行記をお届けします。

1泊2日の青森旅は2日目、弘前を観光し終えJR奥羽本線に乗ってやってきたのは青森駅青森駅周辺にはさすが県都の駅とだけあって、観光施設が多く集まっています。

その他にも青森ならではのグルメを楽しめるお店も多く揃っています。昔は北海道へ渡るための本州側の拠点であった青森。今では飛行機や新幹線にその座を譲り、スルーされてしまいがちな街ですが、駅チカでも十分にその魅力を堪能することができます。

そんな青森の観光をじっくりと紹介していきます。

 

以下目次です。

 

それではスタート!!

駅近で青森の名物グルメを味わう

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弘前駅からJR奥羽本線に乗車して50分ほど、青森駅へとやってきました。

青森駅は2021年3月に新駅舎になり、現在はその駅舎上に設けられる駅ビルの工事が行われています。したがって県庁所在地の駅とは思えないほど空がよく見える駅になっています。


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やってきたのは青森駅のすぐそばにある複合施設アウガ。かなり大きなビルで、行政施設や図書館が入っています。

そんなアウガの地下には青森の海鮮や野菜等の地場産品を取り扱う市場があります。市場なので様々な地場産品を扱うお店が所狭しと並んでおり、その中にも青森の名物を楽しめる飲食店も入っています。


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そんな新鮮市場内で青森名物ホタテフライ定食を昼食に頂きます。

りんごが有名な青森県ですが、海に囲まれた県なのでもちろん海産物も魅力的。その中でも陸奥湾で獲られるホタテは全国でも有数の漁獲量を誇っています。

定番の刺身や青森の郷土料理である貝焼きみそなど様々な食べ方がありますが、今回はホタテフライを選択。フライはかなりの大きさで大満足の昼食になりました。

 

食後はデザート。こちらも青森駅そばにあるA-factoryという商業施設内にあるジェラート屋さんでジェラートを頂きます。

もちろん青森なのでりんごのジェラート。りんごのジェラートといっても、ふじや紅玉など品種別にジェラートになっていました。青森すごい。もう1種類は嶽きみと呼ばれるトウモロコシ。こちらは青森で作られているものすごく甘いトウモロコシです。

 

観光物産館「アスパム」から青森市街地を眺める

それでは青森観光を始めていきます。まず最初にやってきたのは三角形の特徴的な建物である青森県観光物産館アスパム

物産館とあるだけに館内には青森のお土産等を販売するお店が勢ぞろいしています。ただそれだけではなく、展望台や青森の絶景や祭りを体感できる映像シアター等の観光施設も入っています。

 

アスパムに入り駅周辺の3施設のセット入場券を購入、まずは13階の展望台へとやってきました。

青森市街地はそこまで高層ビルが多くないので、地上51mの展望室からも市内や陸奥湾、山々を一望することができます。

 

西側には青森の街のシンボルで青森駅を跨いでいる青森ベイブリッジや後半で紹介する八甲田丸の姿を見ることができます。

訪問時は雨が降っていたことで、アスパムの三角形の形が仇となり、窓には雨粒が付いてしまいちょっと見にくくなっていました。

 

こちらは南西方向。青森市街地の先には八甲田山と思しき山が見えています。

天気が悪く絶景とまでは言えませんね。快晴だったり、冠雪している八甲田山だったりが見れればかなり良い景色を見ることが出来そうです。

 

展望台を楽しんだのち2階まで降りてきました。こちらの青い森ホールでは、青森県の四季を題材に景勝地を巡る映像と、青森が誇るねぶた祭りの映像を360度シアターで見ることができます。

全方向で映像が流れているので、どこを見たらいいのかあっち向いたりこっち向いたりと首が大忙しでしたが、かなりの迫力ある映像を楽しむことができました。

3D映像の回もあるらしく、そちらが圧倒的におすすめらしいです。

 

いつでもねぶたが楽しめる「ねぶたの家ワ・ラッセ

アスパムを後にして青森ベイブリッジの下をあるいて次の目的地へと向かいます。

こちらの橋は青森ラブリッジと名付けられており、海上を渡って八甲田丸の方へとショートカットをすることができます。

今回はこの橋は渡らずに海沿いを進んでいきます。

 

やってきたのはこちらの建物。外から見るとなんの建物なんだか全く分かりませんが、こちらが1年中青森のねぶた祭を体験することのできる「ねぶたの家ワ・ラッセ」です。ワラッセという特殊なネーミングをしていますが、これはねぶた祭の掛け声、ラッセラーから取られた名前だそうです。

 

館内はねぶた一色。まずは2階でねぶた祭の歴史や用いられている技術などの展示を見学。そんな展示を通してねぶた祭について学んだらあとは体験です。

1階には実際に祭に用いられたねぶたが何台も展示されています。大迫力のねぶたをすぐそばから見ることができます。

その他にもステージが設けられており、実際にねぶた囃子に乗せてラッセラーと声を出して踊ろってみようみたいな体験コーナーも定期的に開催されていました。

 

1階のねぶたが展示されているスペースでは、照明がほとんど落とされています。したがってねぶたの灯りが煌々としており、実際の祭のような雰囲気を感じることができます。

ただ動くことはないので、実際に祭りを見て見ないとその迫力はわからないですかね。

 

青函連絡船に思いを馳せて…「青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸」

ねぶた祭を体感した後は青森の歴史に思いを馳せに行きます。

青森駅青函トンネルが完成するまで、北海道への玄関口でした。というのも青森駅のすぐ隣にある港から北海道は函館へと向かう青函連絡船が運行されていたからです。

現在でも青森と函館を結ぶフェリーはありますが、青森函館いずれも駅からはかなり離れた港を結んでおり、往年の青函連絡船を体感できるのはこの八甲田丸と函館側の摩周丸しかありません。

 

八甲田丸の内部は博物館になっており、青函連絡船の歴史や往時の青森駅の姿などの展示や当時の船内の様子を見学することができます。

現在函館と青森を結んでいるフェリーはカーフェリーの要素が強くそこまで凝った客室にはなっていませんが、青函連絡船は列車を乗り継いでやってくる人が多かったため旅客船の要素が強くなっています。写真の座席のほかにも寝台や個室なども保存されており見学することが可能でした。

 

八甲田丸のブリッジを見学することも可能です。

普通に暮らしていたらこのような大きい船のブリッジに入ることはないと思うので、いくら退役した船とはいえテンションが上がります。

このように青森港に普通に浮かんでいるのを考えると、まだまだ函館を目指して走り出すんじゃないかなんて思ってしまいますが、既に役目を終えてから34年も経過しているんですよね。

 

船の甲板へと出てきました。甲板からは青森港の様子を眺められるほか、写真左側にある煙突は展望台になっていました。

ちょっと怖かったですが、煙突展望台からは青森ベイブリッジや先ほどまでいたアスパムなどを眺めることが出来ました。

 

続いては車両甲板へ。青函連絡船の特徴はご覧のように鉄道を積めることでした。

だから青森駅函館駅も海に向かって突き出しているような形になっていたんですね。

ちなみに主に貨車を運ぶために用いられており、写真にあるような旅客用の列車は当時船の中に乗せられて運ばれるということはなかったそうです。

ただ船の中に列車をそのまま入れて本州と北海道を結ぶのはナイスアイデアですね。自家用車が発達していなかったからこそできた技ですね。

 

八甲田丸を出てすぐ近くに危ない石碑があります。危ないと言っても危険というわけではなく知らないとびっくりする可能性があるものです。

こちら青函連絡船を題材にした名曲津軽海峡冬景色の歌詞が書かれている石碑なんですが、なんとセンサーが内蔵されており人が近づくと大爆音で津軽海峡冬景色が流れ出す仕様になっています。

何も知らずに近づくとかなりびっくりすると思いますので、頭に入れておくべきでしょう。当たり前ですが流れ出すと周辺の人から視線を浴びます。

 

青函トンネルを通って北海道へ

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八甲田丸をもって青森での観光は終了。青函連絡船ではなく新幹線を利用して北海道へと向かうために、青森駅から1駅離れた新青森駅にやってきました。

新青森駅は青森の玄関口になっている駅であり、駅にはお土産屋やレストランなど充実して施設になっています。今は在来線と秋田行きの特急つがるくらいになってしまった青森駅より充実しているのでは?というレベルです。青森駅に駅ビルができたら変わりそうですけどね。


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新青森駅からは北海道新幹線はやぶさに乗車して函館を目指します。

えきねっとトクだ値を利用して指定席を取りましたが、車内は空席が目立ちます。新青森駅では新幹線を待っているお客さんをかなり見受けられましたが、皆さん東京方面を利用しているのでしょうか。

 

新幹線車内では青森名物のイギリストーストとりんごジュースを頂きます。

この希望の雫というりんごジュースは高級感を感じる味わいで数あるりんごジュースの中でも筆者的にはかなりおすすめです。

 

青函トンネルに入る瞬間を見るぞと張り切っていたのですが、青森側は直前までトンネルまみれ。青函トンネルかなと思ったらすぐにトンネルを出る、そしてまた入ってはすぐに出る。このようにしていつ青函トンネルに入ったかわからないまま、車内の電光掲示板で「ただいま青函トンネルに入りました」の文字を見てから青函トンネルに突入したことを知るのでした。

 

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新青森駅から1時間ほどで新函館北斗駅に到着しました。

ここから函館駅へは函館本線はこだてライナーを利用していきます。ちょっと面倒なので直接函館駅に乗り入れてくれればよかったのですが、あれだけ海に近い頭端駅に新幹線が乗り入れるのはちょっと難しかったですかね。

 

 

ということで以上青森旅行記でした。

今回訪問した3施設、アスパム、ワラッセ、八甲田丸は3館共通券を購入することで少しだけお得に回ることができます。

青森駅周辺でそこまで距離も離れていないので、例えば乗り継ぎの間に、ちょっと訪問した時に、簡単に観光することの出来る施設になっています。

気軽に青森の景色を楽しみ、文化や歴史に触れることが出来るのでおすすめです。

 

次回からは北海道は道東旅をしていきます。

最後までお読みいただきありがとうございました。