こんにちは。
今回は名古屋と大阪の飛行機に関連するスポットを巡る、名古屋大阪空旅の旅行記をお届けします。
旅は2日目。名古屋に来るだけで終わってしまった1日目でしたが、2日目はしっかりと観光を進めていきます。
やってきたのは県営名古屋空港。ここには空港だけではなく、日本の航空宇宙産業の拠点でもある名古屋らしい施設が集まっています。
まずはあいち航空ミュージアム。こちらは飛行機の博物館です。そして隣接するエアポートウォーク名古屋はもともと空港のターミナルビルだった建物を利用した商業施設になっています。
そんな空に関連した施設が集まっている県営名古屋空港周辺を一気に紹介していきます。
以下目次です。
それではスタート!!
あいち航空ミュージアムで飛行機三昧
栄から県営名古屋空港行きのバスに乗車して20分ほど、あいち航空ミュージアムのバス停へと直接やってくることができます。
県営名古屋空港行きのリムジンバスのほとんどがあいち航空ミュージアムまで向かっており、栄以外にも名古屋駅からのバスでもやってくることが可能です。
県営名古屋空港のターミナルビルからだと歩いて10分程度かかります。
エントランスは2階にあり、そこでチケットを購入します。
チケットは飛行機の博物館らしく搭乗券のようなデザインになっており、チケットのバーコードを搭乗口のように機械にかざして入場していきます。
入場時点から飛行機三昧の世界観が始まっています。
建物は飛行機の格納庫のようになっており、1階には飛行機の実機の展示、2階は展示物や体験コーナー、そして屋上は県営名古屋空港を見渡すことのできる展望デッキになっています。
格納庫のようになっているので、空港の滑走路側には大きな扉が設けられており、扉を開いて展示機をそのまま搬入することができるようになっています。
搭乗口ならぬ入口を通るとまずは名機100選のコーナー。
日本の飛行機の歴史を実際の模型を見ながら学ぶことができます。すべての模型が1/25スケールで作られているため、初期の飛行機はかなり小さなサイズになっていますが、最近のB787型機になると模型とはいえかなりの大きさになります。
順番に見ているだけでも飛行機の歴史を感じることができます。
2階には他にシアターがあり、ビデオで歴史を学ぶことができます。また、飛行機に関連した実験などが体験できるサイエンスラボもあり、家族連れならば長い時間楽しむことが出来ると思います。またカフェもあり滑走路を見ながら休憩をすることができます。
そしてやってきたのは屋上です。格納庫の屋上ということでかなりの高さがありますが、滑走路にはほど近く、名古屋空港のターミナルビルの展望デッキよりも近いところから飛行機を見ることができます。
こちらはあいち航空ミュージアムの展望デッキから撮影したフジドリームエアラインズの機体です。県営名古屋空港はカラフルな機体が特徴のフジドリームエアラインズの本拠地になっています。
旅客機はフジドリームエアラインズがやってくるのみの空港ですが、航空自衛隊の小牧基地も併設されているため自衛隊機、そしてヘリコプターやプライベートジェットなど様々な種類の航空機の離発着を見ることができます。
屋上からは名古屋空港の駐機場の様子も見ることができます。写真からもわかるとは思いますがかなりの距離があり、止まっている飛行機も小さく見えます。
名古屋空港のエプロンはかなり特殊で面白い飛行機の乗り方をするのですが、なかなか乗れるチャンスないので、名古屋空港を利用した時にじっくり搭乗記を書いていこうと思います。
1階に降りてきました。1階には実際の飛行機の展示やMRJのモックアップ、フライトシュミレーターに、イベントスペースなどがあります。
一番の見どころは1階の実際の飛行機たちだとは思うのですが、1機1機を詳しく語れるほどの知識はないので割愛。実際に中に入れる飛行機もあり、解説も充実しているので全然知らなくても楽しめる展示になっています。
また1階の窓からも誘導路や滑走路を見ることができます。同じ高さで飛行機を見ることってそこまでない経験なのでこちらも見どころです。
空港ターミナルの名残が残るエアポートウォーク
あいち航空ミュージアムの見学終えて次はすぐお隣にあるエアポートウォーク名古屋へと向かいます。エアポートウォーク名古屋はよくあるショッピングモールなのですが、明らかに他とは異なる点があります。
写真はそのエアポートウォーク名古屋の外観。外観を見ただけでもその名残を所々に見つけることができます。
実はここ県営名古屋空港の旧国際線ターミナル。中部国際空港の開港を機に不必要になってしまった国際線ターミナルを利用しています。よく見ると空港にありそうな外観してますよね。駐車場は駐機場だったところに設けられており、建物から駐車場側へと飛び出ている部分、たしかに搭乗橋のようにも見えます。
それではあいち航空ミュージアムから実際に用いられていた搭乗橋、現在は連絡通路になっている所を通ってエアポートウォーク名古屋へと濡れずにアクセスすることができます。
あいち航空ミュージアムを見学する前後で、エアポートウォーク名古屋でのショッピングや食事等を楽しむことが出来るので、併せて1日遊べる施設になっています。
外観だけではなく館内にも所々空港のターミナルビルの名残を感じる場所があります。
こちらは館内4階から3階を見下ろした様子になります。現在は飲食店が集まるフードコートとして利用されていますが、この構造まさに空港感がありますよね。
羽田空港の第3ターミナルや関西空港などとても似ている構造をしています。恐らくはここにチェックインカウンターが並んでいたのではと思います。
フードコートの壁には空港ではよく見る出発のインフォメーションボードを発見しました。もちろんこの通りに出発しているわけもなく、現在の名古屋空港は完全に国内線のみの就航になっています。
当時のものをそのまま使っているというわけではありませんが、名古屋空港はかなりの国際線就航地と海外エアラインも就航していたらしく、再現性はかなり高いと言えると思います。
せっかくなのでエアポートウォーク名古屋のフードコートで昼食に。フードコートということもありかなり安く食べられるお店が揃っています。
そして名古屋ということで、名古屋ならではのスガキヤをチョイス。他にもあんかけスパゲティのお店など名古屋メシを楽しめるお店も入っているので、県外からの観光客にもおすすめできるフードコートになっています。
充実の路線網!現在の県営名古屋空港
最後に現在の県営名古屋空港のターミナルも見学していきます。
現在就航しているのはフジドリームエアラインズの1社のみ。すべての便でJALとのコードシェアがなされています。
就航地は青森から熊本まで日本全国の8空港。中部国際空港には劣りますが、ターミナル自体も飛行機もコンパクトで利用しやすい空港になっています。
ターミナルビル自体は3階建てになっていますが、1階に出発と到着のコンコースがまとめられており、チェックインから搭乗まで上下階の移動が必要のないコンパクトな構造になっています。
コンパクトな構造とはいえ、1階には名古屋メシを楽しめるレストランにカフェ、名古屋土産を購入できるお土産屋さんにコンビニまであり、ただ飛行機の乗るだけの空港ではありません。
2階にはオフィスがあるようで、この日は2階がワクチン接種会場になっていました。そして3階は展望デッキになっています。
展望デッキへとやってきました。名古屋空港の駐機場は少し特殊な形になっており、よくあるボーディングブリッジが全くない駐機場になっています。
飛行機に搭乗するにはターミナル1階の搭乗待合室から写真真ん中の「フィンガーコンコース」と呼ばれる屋根付きの通路を進み飛行機まで向かいます。記事にしがいがある面白いネタなのですが乗る予定がないんですよね…残念
名古屋空港のターミナルの展望デッキから離陸するフジドリームエアラインズの機体をパシャリ。
やはりあいち航空ミュージアムの屋上デッキと比較すると遠く感じてしまいます。ただ、あいち航空ミュージアムは有料になるのと、風向きによっては全く目の前に飛行機が現れない可能性があります。
フジドリームエアラインズの飛行機を間近に見たいのであれば、名古屋空港の展望デッキが確実に近くで見ることができますね。
ということで今回はここまで。
空旅の名にふさわしい名古屋空港周辺の飛行機関連スポットを一気に紹介しました。
名古屋駅や栄など名古屋中心部からのアクセスも良く、空港だけではない様々な角度から飛行機に空港に触れることが出来る名古屋空港周辺。
本来ならば純国産旅客機である三菱の三菱スペースジェットの生産拠点も名古屋空港にあり、MRJミュージアムもすぐ近くにあったのですが、こちらはその生産自体がストップしてしまっている状況です。今後どうなるかわかりませんが、この名古屋空港周辺が日本の航空宇宙産業の中心であることには変わりないので、いつかまた国産旅客機の話が出てくることを祈りましょう。
さて次回は空とは少し関係ない、名古屋城を観光します。名古屋の定番スポットである名古屋城ですが、少し注意が必要な観光地になってしまっています。お楽しみに。
最後までお読みいただきありがとうございました。