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【旅行記】長崎の船を見ながら海沿いを歩く 長崎・福岡旅④

こんにちは。

何度も訪れていたりする場所って観光に少し悩みますよね。

今回の長崎旅では、訪れたことのない場所を中心に回ろうとしていましたが、時間的な問題で断念。

だったら一度訪れた場所を違う視点から見てみるのもいい。ということで今回は長崎の海沿いを歩いてぶらぶらします。

 

さて今回も長崎福岡旅。

1日目は長崎を観光しています。長崎駅にほど近い新しく出来たばかりの長崎県庁で昼食を摂り、さらには観光まで楽しみました。

次なる目的地は長崎を代表する観光地でもある新地中華街。

長崎駅からは路面電車ですぐなんですが、途中スーパーで買い物をしたかったりと色々寄り道しながら、徒歩で向かうことに。

今回は徒歩で新地中華街へ向かう途中、長崎の海沿いをぶらぶら歩いていくお話です。

キラー的な観光地はなくとも、長崎らしさを感じる部分が所々にあり、いい散歩になりました。

 

それではスタート!!

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県庁から歩いて少し、ゆめタウン夢彩都へとやってきました。

こちらは商業施設で、スーパーをはじめとして様々なお店が入っており、観光客よりは地元の方々で賑わっていました。

ロゴとか見た目的にイオン系列なのかと思っていたら、イトーヨーカドー系列らしいですね。

 

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ゆめタウン夢彩都の隣には長崎県の各離島への玄関口となる長崎港ターミナルがあります。

他にも長崎湾内を巡る遊覧船や世界遺産になった軍艦島を巡る遊覧船の発着もこちらのターミナルからになるようです。

路面電車大波止電停からも近くアクセスは抜群です。

ターミナル内を少し覗いてみることにしました。

 

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ターミナル内は各船会社の窓口や待合室、レストランに売店など船のターミナルとして必要な設備が整えられていました。

まあさすがに観光客が見る場所はないかと思っていたのですが、島の玄関口ということで島々の観光情報や世界遺産に登録された島の説明などがありました。

明治日本の産業革命遺産キリシタン関連遺産が島にも存在するというのは、島の経済にとってはとても大きい影響があるのではないかと思います。

 

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こちらは軍艦島の簡単な模型です。

軍艦島クルーズはなかなかいいお値段がするんですが、それでも訪れる価値のある島だとは思います。

地図で見ると長崎港からなかなかの距離があるように見えますが、所要時間は片道30分ほど。ただ見学時間などを含めると2時間半ほどかかるようです。

いつかは行ってみたいなと思いつつ、模型を眺めていました。


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さてこちらが長崎港から出港する船の乗船案内です。

1つの桟橋に多くの船がつけるようになっているので、桟橋自体は2つしかありません。

しかし乗り場は多く、行先は様々。同じ五島列島でも広いし島も多いので到着する港が異なったり、島の地理がわからない観光客にとっては何が何だかという感じ。

待合室で船を待っているお客さんの中にケンタッキーの袋を大量に抱えている人がいて、ケンタッキーが島へのお土産になるって話は本当だったんだと面白かったです。

 

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桟橋には写真のように出航を待っている船がたくさんいました。

思ったよりも小さめな船が多いという印象です。

大型なのは五島列島へと向かうフェリーくらい。こちらはターミナルからボーディングブリッジで直接乗り込むタイプになっていました。

 

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長崎港ターミナルを出て新地中華街へと向けて歩いていきます。

最短経路で行こうとすると、さすがは坂の街。アップダウンが激しそうだったので、海沿いを歩きながら少し迂回することにしました。

長崎港ターミナルのすぐそばには出島ワーフという施設があります。

観光地としてガイドブックやサイトでも紹介されており、海を見ながら食事を楽しんだり、ショッピングを楽しむことができるそうです。

この日は天気が良い事もあり、海沿いのテラス席で食事を楽しまれている方が多くいました。

 

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出島ワーフの先の岸壁に止まっていたのは観光丸という船。

昔の蒸気船のようなフォルムの船ですが、こちらの船は長崎湾をクルーズしている船になります。

観光丸という名前も、江戸時代オランダから徳川幕府に贈呈された国内初の木造蒸気船と同じ名前になっています。

歴史を感じながら海から長崎観光をできる唯一の観光船ですね。

 

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ほんとに余談になりますが、筆者が高校時代に修学旅行で乗った船がまさにこの観光丸なんです。

当時は日本史に興味はあったものの、そこまでしっかりとは理解しておらず、クルーズのために自由行動中に一度集合しなければいけないのめんどいなくらいの感覚でした。

まあでも高校生なんてそんなもんですよね。

ただ海の風を感じながらのクルーズは気持ちよかったと記憶しています。

 

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それでは新地中華街へと向かっていきます。

写真を撮っただけですが、長崎県美術館を発見。

長崎にゆかりのある美術品とスペイン美術の展示がなされているそうです。

建物自体の設計は隈研吾氏らしいです。海沿いの立地にあった綺麗な建物でした。

筆者は美術館自体あまり興味がないのでスルーさせてもらいました。

 

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出島ワーフの先から、美術館なども立地するゾーンは長崎県立水辺の森公園となっています。

その名の通り海と森の調和した公園で、なかなかの広さ。暑いためかほとんど人はいませんでした。

また海側の岸壁には大型クルーズ客船が着眼できるようになっているそうです。

長崎も横浜や神戸と並んで豪華客船のやってくる街というイメージがありますからね。

 

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特に触れることはありませんが、水辺の森公園のプロムナードとなっており歩きやすい場所が続きます。

ちょっと面白かったのが、1つ前の写真で交流拠点用地となっていた場所。今はメットライフアリコのビルがでかでかと建っています。

これは交流拠点を作るのを断念したのか、はたまた会社ビルを建てることが交流拠点なのか(そんなことはない)、立てることになった経緯が気になりますね。

 

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水辺の森公園のすぐそば、オランダ坂との間にある道路沿いにこんなものが。

日本初の鉄道というと新橋横浜間だと思っていたんですが、これは何でしょうか。

こちらはしっかり裏付けのある鉄道発祥の地で、幕末イギリスの商人だったグラバーがこのあたりに線路を敷き、蒸気機関車を走らせていたんだそうです。

営業目的ではなかったのでその後が続くことはありませんでしたが、新橋横浜間が開通するよりも前に、実は鉄道が走っていたんですね。納得です。

 

 

ということで今回はここまで。

長崎観光というと坂が多くて歩くのは気が引けてしまいますよね。

そんでもって路面電車なる超絶便利な交通機関があるので歩くことってそうないと思います。

おすすめするわけではありませんが、電車でさっと通ってしまう場所にも発見があるもの。たまには歩くのもいいですよね。

しかも筆者は高校時代の修学旅行で、長崎を十分に観光しています。

2回目の訪問ということで、そこまで時間を気にせず、好きなように観光で来たかなと思います。

 

次回はいよいよ新地中華街に到着します。

最後までお読みいただきありがとうございました。