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【近鉄乗車記】観光特急「青の交響曲」に乗って飛鳥・吉野へ 関西歩き旅⑦

こんにちは。

最近はどの地域でも観光特急が走るようになっていますよね。

移動も楽しめるような旅のカタチが増えてとてもうれしいです。

今回はその1つである近鉄の観光特急「青の交響曲」を紹介します。

 

さて今回も関西旅です。

旅は3日目。3日目は奈良方面を観光します。まず向かうのは日本初代天皇である神武天皇が御祭神の橿原神宮です。

橿原神宮へは近鉄南大阪線橿原神宮前駅が最寄り駅になります。

大阪阿部野橋駅から急行列車で40分程度の距離ですが、今回は観光特急「青の交響曲」に乗車しました。

青の交響曲大阪阿部野橋奈良県の吉野を1日に2往復している観光特急で、

途中橿原神宮や飛鳥などの駅を経由して吉野へと向かいます。

車内の様子を主にじっくりと紹介していきたいと思います。

 

以下目次です。

 

それではスタート!!

青の交響曲」は大阪阿部野橋駅から開幕

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大阪阿部野橋駅の6番乗り場に停車中のこの列車が青の交響曲です。

通勤車両を改造した3両編成の特急列車で、上質な大人旅をコンセプトにしています。

濃紺色の車体にゴールドのラインが入ったエレガントな外装で、まさに上質な大人旅を体現している車両です。

 

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6番乗り場からは吉野方面に向かう特急が多々発着しますが、青の交響曲用の乗車目標も用意されています。

観光列車という土休日中心の運行のイメージがありますが、青の交響曲は水曜日以外毎日運行されています。

様々な方にとって利用しやすい運行となっているようです。

 

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発車時刻は10時10分。その10分前である10時ちょうどに扉が開きました。

写真なので伝えることができませんが、扉が開くと音楽が聞こえてきます。

まさに交響曲というところでしょうか。乗車時から上質さを感じる演出です。

 

上質で重厚な雰囲気の車内

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ドア付近はとても広い空間になっています。

こちらのデッキでは先ほど述べた音楽が流れ続けています。

また写真の手前部分には多目的トイレが設置されていました。

 

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1号車車内の様子です。

ゴールドの網棚や照明の明るさ具合、ランプ、そして座席の重厚感など、内装も全体的に上質さが際立っていました。

通常の観光列車というよりは大人向けの列車という内装です。

座席配置は2-1列の贅沢な配置になっています。

 

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座席は数種類あり、様々な需要に応えています。

まず写真右側は2人用のボックス席。夫婦など2人での利用にはちょうど良い座席になっています。

左側は3~4人用のボックス席です。こちらはグループでの旅にちょうどいいですね。

特に追加料金などは発生しないので、グループ利用はこちらをお勧めします。

 

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筆者が利用するのは進行方向へ向いた通常の特急タイプの座席です。

といっても2-1列で余裕があるのでとても広い座席になっています。

また座席自体もふかふかで高級感あふれる席になっています。

 

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座席のヘッドカバーには濃紺色にゴールドのマークという車体と同じデザインになっています。

車体だけでなく車内でも青の交響曲の上質さが実感できます。

 

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座席には背面テーブルがついています。青の交響曲のマークもしっかりついていますね。

こちらはかなり大きめのテーブルになっています。

 

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一方で座席のひじ掛けから取り出すサイドテーブルは少し小さめ。

こちらはがっつりした食べ物ではない時に使いたいですね。

 

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乗務員室との区切りにはこのようにロゴの入った半透明の窓によって仕切られているので、前面、後面展望を楽しむことはできません。

 

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車端部には1人用のテーブル付きの座席がありました。

少し個室感があっていいかもしれません。

 

 

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車内見学に出ます。といっても3両編成。1,3号車は客席がある部分で、ほとんど同じつくりになっています。

そのため今回取り上げるのは2号車。

こちらはバーカウンターとラウンジ車両になっています。

カウンターは発車時間からの営業ということでこの時間はまだ準備中でした。

 

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こちらはラウンジスペース。

バーカウンターで購入した食事などをこちらのスペースで食べることができるようになっています。

こちらの車両の窓はかなり小さくなっていますが、ラウンジスペースに着席した時には、車窓も楽しめるような高さに設置されているようです。

 

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2号車の奥にはライブラリーもあります。

飛鳥や吉野といった沿線の観光地に関連するガイドブックが置かれており、車内での情報収集もできますね。

 

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本棚の前にはベンチが置かれており、こちらで本を楽しむことができそうです。

車内に公園にありそうなベンチがどーんと置いてあるの珍しい気がします。

 

沿線の名物が楽しめる車内販売

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座席前のポケットにはバーカウンターのメニューがあります。

こちらは昨年9月のものです。現在のメニューは青の交響曲公式サイトで確認できるようになっています。

ジャンルは幅広くスイーツ、食事、アルコール、お土産物、オリジナルグッズと取り扱っています。

もちろん青の交響曲が走る南大阪線吉野線沿線の名物を主に取り扱っています。

 

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発車5分ほどしてバーカウンターにやってきました。

今回は吉野口駅まで50分ほどの乗車。時間もないので早めにきましたが、混雑。

5組くらい並んでいました。

そしてカウンター上にはスイーツセットのケーキにお土産類が並んでいます。

 

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購入したのは吉野梨ジェラート。しっかり沿線の食材を利用している所いいですよね。

しっかり梨の味もして、でもジェラートっぽくミルクの味もして、初めて食べたような味でした。

他にもごま豆腐や柿の葉寿司、大阪マリオット都ホテル監修のケーキなど、また乗って食べたくなるようなメニューが揃っています。

 

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バーカウンターには記念乗車証が置かれていました。

ので特急券とセットで撮影しました。特急券には青の交響曲を示す青の文字が入っています。

青の交響曲に乗車するには、特急料金である520円に加えて特別車両料金として210円を追加した730円で乗車することができます。

普通列車に+730円と考えると結構お得な観光列車かなと思います。

 

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お土産品も購入しました。

写真右側は友人に頼まれた吉野杉コースター。こちらは青の交響曲車内限定発売です。

左側は青の交響曲をかたどったカステララスクです。お子さんが喜びそうな電車の形しています。

 

f:id:gawa67tabimaru:20210626165643j:plain青の交響曲の袋に入れていただけます。

お土産ってしっかりわかる袋でうれしいですよね。

なんならこの袋でもお土産にできそうです。

 

近鉄南大阪線を進んで奈良県

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車内探検したり、アイスを食べたりと満喫しているうちに橿原神宮前駅に到着。

今回の目的地は橿原神宮ですが、このまま少し乗り続けて吉野口駅まで向かいます。

車内の乗車率は6割程度。途中で下車する方はそこまでおらず、吉野方面まで乗り通すお客さんが多かったようです。

 

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楽しい時間も一瞬で終わり。下車駅吉野口に到着しました。

ここで下車したのは筆者だけのようでした。

ある目的があり、吉野口駅で下車しましたが、次回そのお話をしていきたいと思います。

 

 

ということで今回はここまで。

上質な大人旅というコンセプトにふさわしい、落ち着いていて上品な雰囲気の観光列車でした。

お客さんもほとんどが大人。筆者から見ても大人。お子さんは乗っていなかったように思います。

 

吉野や飛鳥といった観光地へ向かう時にぜひ利用したいと思える観光列車でした。

今度はスイーツセット食べたいですね。

歴史や四季の景色を楽しむ大人旅にはぜひ青の交響曲を利用してみてください。

 

次回は吉野口駅でふらふらしてから、目的地である橿原神宮へと向かいます。

最後までお読みいただきありがとうございました。