がーわのたびレポ

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【旅行記】柿の葉寿司の駅弁 関西歩き旅⑧

こんにちは。

旅のお供といえば駅弁。全国津々浦々様々な駅弁があって面白いですよね。

 

さて今回も関西旅。旅は既に最終日の3日目。

奈良観光をしていくので、大阪阿部野橋駅から近鉄の観光特急「青の交響曲」に乗車し、吉野口駅までやってきました。

吉野口駅で降りた理由は今回のタイトルにもあるように、有名な駅弁を購入します。

それが奈良名物の柿の葉寿司。

写真もそこまで多くないので、じっくり書いていこうと思います。

 

それではスタート!!

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青の交響曲を降りた吉野口駅です。

駅名標近鉄ではなくJR西日本のものになっていますが、しっかり近鉄のナンバリングがされています。

この吉野口駅はJR和歌山線近鉄吉野線共同使用駅になっています。

 

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吉野口駅の駅舎は開業当初のままの木造駅舎だそうです。

見た目からしてとても時代を感じます。

 

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駅前には周辺の観光スポットの地図がありました。が、これ結構広範囲。

せっかく降りるので何か観光できたらなんて事前に調べていたんですが、歩ける範囲にはあまり目につくものがなかったんです。

そしてこの地図よく見るとJR和歌山線は2駅先の御所駅まで登場しています。

吉野口駅の観光というよりは、吉野口駅の位置している御所市の観光情報のようですね。

 

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しばらく時間があるので駅周辺を散策しながらお目当てのお店へと向かいます。

駅周辺は住宅が多く、コンビニなども特に見当たりませんでした。

唯一昔ながらの個人商店みたいなお店はありましたが、営業しているのか微妙な所でした。

 

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吉野口駅から徒歩数分、駅からまっすぐ歩いた先に柳屋があります。

こちらは明治創業で100年以上の歴史を持つ駅弁屋さん。

吉野口駅の構内に売店を持ち、吉野観光に出かける際の駅弁として人気を誇っていたようです。

構内の売店は閉店してしまいましたが、こちらに本店があり、ここで柿の葉寿司の駅弁を購入することができます。

 

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駅周辺を散策し、柳屋さんで柿の葉寿司を購入していたら電車の時間が迫ってきてしまいました。追加料金が必要な特急を除くと1時間に2本しか列車がありません。

逃すと30分待ちは命取り、ダッシュで駅に戻ってきました。

吉野口駅は先ほど述べたようにJRと近鉄共同使用駅になっているので、本数や立地の割には5番乗り場まであるという充実の設備を誇っています。

 

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思っていたより余裕で間に合いました。

乗車するのは大阪阿部野橋行きの急行列車。急行とはいっても橿原神宮前までは各駅に止まります。

何なら吉野始発ですが橿原神宮前までは各駅停車。そこまで需要がないのもあるのか、橿原神宮前から先は特急か急行のみの運転になっています。

 

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吉野口駅から15分ほどで橿原神宮前駅に到着。

この駅は橿原神宮の最寄り駅というだけでなく、大阪阿部野橋からの南大阪線大和西大寺駅からの近鉄橿原線、吉野方面の近鉄吉野線が交わる要衝の駅です。

ここから京都も大阪も行くことができる便利な駅ですね。

 

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橿原神宮前駅のベンチで柿の葉寿司を頂くことにしました。

駅弁のロゴも入っており、JR西日本の文字も見えます。

全国の駅弁大会や駅弁フェアでも人気のあるそうです。

 

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柿の葉寿司を開封!!

10個入りでさばとサーモンのミックスになっています。

10個買ってしまいましたが、8個入りとか6個入りとかもあったような記憶があります。

正直少し欲張りすぎました。

 

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さてまずはサーモン。

柿の葉寿司ならではの味というか、しっかり鮭の味がしつつも、柿の葉寿司だという塩加減もあっておいしかったです。

柿の葉寿司は江戸時代からあるものですが、鮭がその具として定着したのは明治時代のようです。

 

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そしてこちらがさば。もちろんおいしかったです。

海が遠かった奈良県の伝統食であるこの柿の葉寿司。

もともとはご馳走として振舞われるほどの贅沢な食事だったようです。

いまでは少し値段は張るものの気軽に食べれるようになりましたね。

また鯛や穴子などバリエーションも豊かになりました。

伝統食が進化を重ねながら定着していく、珍しいような気がします。

 

 

ということで今回はここまで。

柿の葉寿司と謎の駅吉野口駅のお話でした。

富山のます寿司と奈良の柿の葉寿司どっちがどっちだか微妙なことがあったのですが、

この経験ではっきり認識しました。

まったくの別物ですね。

 

柿の葉寿司は手を汚さずに食べられたり、シェアしやすかったりと駅弁にはもってこいのものだと思います。

柳屋に限らず様々なお店が駅構内の売店で販売しているみたいなので、食べ比べてみるのも楽しいかもしれませんね。

 

次回は橿原神宮を観光していきます。

最後までお読みいただきありがとうございました。