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【旅行記】南風の車窓観光とアンパンマンの高知駅 四国制覇旅⑧

こんにちは。

旅の中で特急列車に乗車して移動することが多くなっている今年の旅。

昼間の乗車であれば、車窓を眺めることも十分観光になりますよね。

今回乗車する特急南風号も車窓から観光ができる特急列車の1つです。

 

今回も四国旅です。

旅は2日目。四国大移動の日。

午前中に丸亀城を観光して、2日目の観光のメインである高知県へと向かっていきます。

筆者はこれが高知初到達。46都道府県目となります。高知へはJRの特急を利用します。

乗車記にするには素材が少ないのと、鉄道やその沿線に関しての知識に乏しいので、今回は高知駅の様子を一緒に紹介して、旅行記として書いていきたいと思います。

 

それではスタート!!

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丸亀駅からは岡山からやってきた特急南風の自由席を利用します。

丸亀駅からは余裕で着席することができ、途中の多度津や琴平でどんどん降りて、高知方面へと向かう乗客はそこまで多くないという車内の様子でした。

琴平駅を過ぎると山間部に入り、間もなく阿波池田駅というところ。

吉野川沿いの車窓を少し高い場所から楽しむことができます。


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渡っているのは徳島に注ぐ四国三郎の名を持つ吉野川

日本三大暴れ川に数えられるほど数多くの水害の歴史を持つ川ですが、この日の流れは穏やか。

空の青さと相まって素晴らしい車窓を見せてくれています。


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吉野川を渡ると徳島からやってきた徳島線と合流。阿波池田駅に到着しました。

お隣のホームには徳島と阿波池田を結んでいる特急剣山が待機中。

2日目の夜、高知から徳島まで移動する際に乗車するので、その時にまた詳しく書いていきたいと思います。

徳島からのお客さんがいるかと思われましたが、そこまでの乗降はなく、徳島高知間を移動する際の鉄道の需要はそこまでないのかもと感じました。

 

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阿波池田を出発すると、再び山岳区間を突き進んでいき、見えてくるのが特急南風イチの車窓観光ポイントである大歩危小歩危

小歩危駅を通過するくらいのタイミングで、大歩危小歩危の観光案内をした車内放送が入ります。まずは高知方面へ進行方向左側に小歩危が見えています。

大歩危小歩危とは吉野川が作り出した渓谷で、岩がせり出した美しい景色を楽しむことができます。

 

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鉄橋を渡ると吉野川は進行方向右側へと移ります。

この鉄橋から見えるサンリバー大歩危大歩危温泉の温泉宿で、大歩危小歩危の眺めと鉄橋を走るJR四国の車両も眺められるようで、一度は泊まってみたい宿の一つです。

また写真にはボートが浮かんでいる様子もうかがえます。恐らくラフティングの船で、川から大歩危小歩危の景観を眺めることができるはずです。

 

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大歩危の方に来るとトンネルや木々に阻まれてはっきりと景観を楽しめるチャンスが少なくなりました。

大歩危小歩危の名の由来は、それぞれの渓谷も大股で歩くと危ないことから大歩危、小股で歩いても危ないことから小歩危とされたという説があるそうです。

一般的に考えると大歩危小歩危もその名を聞いただけでは渓谷だなんて思わないですよね。

 

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大歩危駅には特急南風も停車します。

この大歩危駅大歩危小歩危観光の玄関口となる他、かずら橋やこちらも温泉地の祖谷への最寄り駅にもなっています。

写真にも見切れているように、祖谷のかずら橋の案内の看板もあるほどです。

筆者の乗車している特急南風からの乗降はほとんどありませんでした。

 

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大歩危峡を過ぎると再び山間を突っ走り、山を下って土佐山田駅へと停車します。

土佐山田駅からは高知の平野部に入るので列車の速度が上がりました。

そして写真はごめん駅。ユニークな駅名で、駅名標の漢字とひらがなの大きさが他の駅と比べて逆転しています。

ふざけているのではなくしっかりした駅名で、土佐くろしお鉄道ごめんなはり線との分岐駅でもあることから、高知県内では高知駅に次いで利用者が多い駅になっています。

 

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そんなごめん駅からは1駅、丸亀駅からは1時間45分ほどで高知駅に到着しました。

列車を降りてとうとう46都道府県目の高知県に足を踏み入れました。うれしい。

初めての高知県ということで、高知駅近くの定番観光スポットをいくつか観光する予定にしております。

今回はこのまま少しユニークな高知駅を紹介していこうと思います。

 

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高知駅は高架駅になっており、特急南風号の発着する1番乗り場からは高知駅南口の広場の様子と乗ってきた列車を合わせて見ることができ、高知に来たという感覚をひしひしと感じます。

反対側のホームには普通列車が停車しており、本数が少ないためか、両数が短いからなのか、とにかく混雑している高知駅のホームでした。

丸亀から乗車してきた南風号は新型車両。Wi-Fiに電源ととても利便性の高い移動でした。

 

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改札へと向かう駅の階段には、アンパンマンバイキンマンの姿が描かれています。

高松駅でもアンパンマンJR四国のコラボの話は触れてきましたが、それ以上にアンパンマン一色なのがここ高知駅。それもそのはず、アンパンマンの作者であるやなせたかし氏は高知県出身なのです。

そのため高知駅ではアンパンマン一色で、高知駅を訪れる人々を出迎えてくれています。

小さいお子さまにとっては最高の空間なのではないかなと感じますね。


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先ほどの大階段を上がった踊り場には、アンパンマン列車広場と名付けられ、アンパンマン列車の模型や、高松駅でも見たアンパンマン列車の情報が書かれています。

これはお子さん方絶対に喜びますよね。

そして日本人なら誰もが通るアンパンマン。これだけ知名度の高いコンテンツを使えるのはとても大きい観光資源になっていそうだなと痛感しました。

実際筆者のように大人になっても、写真は撮ってしまいますし、小さい子どもがいれば連れてきてあげたいと思いますからね。

 

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高知駅の外観です。愛称はくじらドームという名がついています。

初めて訪れる高知ですが、この駅舎を見ると高知に来たなという実感を抱くことができます。

駅の改札を一歩出ると構内のアンパンマン推しとは打って変わって、7月に公開され高知県が舞台となっている細田守監督の最新作「竜とそばかすの姫」のプロモーション一色でした。

最近聖地巡礼などで観光地を盛り上げるアニメツーリズムも話題になっていますので、さらなる観光の効果が望めそうですね。

 

 

ということで今回はここまで。

特急南風号からの眺めと高知駅の紹介でした。

特急南風はがっつり車窓を楽しめる区間が多く、あまり退屈することはありませんでした。岡山からでも瀬戸大橋だったり、変わる景色を移動している実感につなげることができると思います。

そして高知駅アンパンマン、竜とそばかすの姫と様々な世代に刺さりそうなコンテンツが充実しています。これに加えて坂本龍馬もいるんだからすごい。

県の玄関口となる駅で、ここまでキャラクター関連で華やかな駅はそこまでないのではと思いますね。

 

さて次回からは本格的に高知を観光していきます。

初めての高知ということで定番スポットを回ってきましたので、お楽しみに。

最後までお読みいただきありがとうございました。