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【旅行記】バスで最北端の地宗谷岬へ!! 2020夏道北初到達の旅⑧

こんにちは。

さて今回も道北旅です。旅は折り返し地点に辿り着きました。

3日目に突入し稚内宗谷岬に向かっていきます。

今回の道北旅のメインイベントでもある宗谷岬。絶対に行きたいと思っていた観光地の一つです。やっと訪れることができ、さらに天気も良く割と空いていてがっつり楽しむことができました。

日本人なら一度は訪れたい最北の地宗谷岬。訪れるだけで感動してしまう場所をじっくりと紹介していきます。

 

以下目次です。

 

それではスタート!!

稚内駅から路線バスで向かう

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宗谷岬へは車自転車バイク徒歩以外はバスで行くことになります。本数が1日4本しかないので、しっかり計画を立てておきましょう。

滞在することを考えると、稚内駅9時台か13時台の実質2択になります。正直公共交通機関で行く場所ではないような気もしますが、運行してくれているだけ感謝です。

バスで行く際は往復乗車券が駅のバス窓口にて少し安く販売されているので、購入してから乗りましょう。

 

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赤い宗谷バスがやってきました。発車10分前くらいに並び始めましたが、その時点でもう数組並んでいました。

このバスは音威子府行きになります。宗谷岬へ行くバスはどれも宗谷岬行きではなく、音威子府や中頓別行きになるので注意が必要です。

 

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バスの車窓も特徴的です。最初は稚内の市街地を走っていくのですが、あるところから左は海、右は荒野といったザ・自然な車窓が広がります。そんな場所を50分ほど走り続けます。

バスの混み具合はそこまでではなく、立っている方はいませんでした。さらに途中から乗ってくる方はあまりおらずほとんどが宗谷岬への観光客でした。

 

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途中の混雑も全くなく、定刻で到着。バスを降りると稚内駅の方からまた一段と気温が下がったような気がしました。

バス停の目の前には駐車場があり、大型バスが2台。乗用車のほかにもキャンピングカーやバイク、自転車とバラエティ豊かな感じでした。

最北端の記念碑あたりは多少混んでいますが、それでも空いている方だと思います。

 

最北端を歩く

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まずは最北の記念碑を少し遠め見ていくことに。

暗黙の了解的なのがあって、みなさん遠くから誰も入っていない最北の碑を撮るっていう時間がありました。ということで撮れた1枚。最北に来たなという感じです。

 

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最北の碑の手前には間宮林蔵の像があります。間宮林蔵は日本史の教科書に登場する人物、江戸時代に樺太(現サハリン)を探検した人物です。樺太ユーラシア大陸を隔てる海峡は彼の名を取って間宮海峡と呼ばれています。とにかくすごい人ですね。

 

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周辺には遮られるものもなく海を眺められる場所があります。

この日はサハリンを見ることはできませんでした。晴れた冬が一番見えるみたいですね。寒いとはいえ一応夏、快晴というわけではないので無理でした。島国日本では肉眼で異国の地を見られる場所は限られています。ぜひ見てみたいものです。

前の岩で鳥さんが休んでますが、あの鳥が日本最北の鳥ですね!

 

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こちらは宗谷岬稚内市街、そしてサハリンの位置関係がわかる地図になっています。

宗谷海峡は最狭部で42kmという距離。津軽海峡が19kmほどの距離らしいのでそれと比べるとだいぶ広いですね。

宗谷海峡にトンネルを掘って鉄路でユーラシア大陸とつなぐなんて言う構想もあるそうですが、国際情勢的にまだまだ構想の段階のようです。

 

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最北の碑の真正面までやってきました。そんなに混雑していないといった通り、多少並ぶ程度でした。

デザインとしては北極星の一稜をかたどった三角錐になっているようです。多くの方がここで記念撮影をしており、宗谷岬を象徴する場所だとわかります。

 

小高い丘から眺める日本最北端

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宗谷岬が上から見える高台にやってきました。宗谷岬周辺はご覧のように、公園と呼ぶほど広い土地ではありませんが、散策できるような場所になっています。

手前、崖下の道が稚内から続いている1本道でバスの通る道になります。

周辺の建物はお土産屋さんやご飯屋さんが多く、最北の宿をうたった民宿旅館などもあります。

 

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最北の碑をズーム。少し突き出したちゃんとした最北に位置しています。

と思っていたのですが、ほんとの最北(北方領土を除いた)は、少し北に無人島があるみたいです。

その名を弁天島といいます。ただどうにも行ける手段がないため、便宜上この宗谷岬が最北端の地になっています。

 

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この高台は宗谷岬公園となっており、様々なオブジェのようなものがあります。

ものすごく広い土地に平和の鐘や祈りの塔など、世界の平和が祈られていますね。

 

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こちらはいろんな場所への距離と方角が表されているものです。

石垣島と利尻礼文島の方角ってこんなに近いもんなのですかね?っていうのが一番驚きました。

あと姉妹都市、友好都市めちゃくちゃ多いですね。

 

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白い道ってのがあるみたいで、とても気になったんです。

でもスタート地点まで7.5kmって遠すぎますね、歩いただけで2時間くらいです。完全にツーリングやサイクリングの方々向けです。

気になって調べてみたんですが、ほんとに白い道になってます。ホタテの貝殻を砕いて敷き詰めたそうです。

 

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こちらは日本最北の自販機です。なんでも最北ですね。

せっかくなので炭酸を買って飲みました。北海道ならではのもの買えばよかったと今更ながら後悔しています。

 

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ということで45分ほどの滞在を終えて稚内駅へと帰ります。

軽く見るのにはちょうどいい滞在時間でしたが、例えばホタテラーメンを食べたり、白い道に行くのであればもう少し遅いバスで帰るのがいいと思います。

ただやはり車やバイクで来るべきですね。公共交通機関はかなり行程が制限されてしまうので、そこはやりたいことと相談する必要がありますね。

 

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帰り道のバス車内からは対岸の稚内市街を見ることができました。やはりサフィールホテル稚内は目立つ存在ですね。

稚内港などから観光船で宗谷岬を見れたら面白いのですが、そういった船は特にありません。遠浅だから無理というのも少し目にしました。

 

 

ということで以上宗谷岬旅行記でした。

念願だった宗谷岬についに行くことができました!!

iPhoneの地図アプリを起動して、日本の最北にいることを確認して余計に感動。もしかしたら一生に一度しか来ないかもしれないですし、何年か後には日本の最北端が変わっているかもしれないですし。

今回は公共交通機関でしたが、今度は自転車とかバイクで風を感じながら来てみたいなとも思いました。その方が最北端に辿り着いたという達成感は段違いにあるはずです。

 

次回は稚内を離れて旭川へと戻っていきます。

この記事は2020年9月上旬の情報です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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