がーわのたびレポ

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【旅行記】2020夏 信州城巡りの旅② エキナカの城?城ナカの駅?甲府城を見学する

こんにちは。

エストエクスプレス銀河が走り始めました。

ぜひ乗ってみたいと思う電車です。

ほんとに小さいころ銀河にも乗ったことあるんですよね。

夜寝台から落ちて泣いていたらしいです。

 

さて今回も信州城巡りの旅です。

1日目の午後。甲府駅に到着し、ホテルに入る前に甲府城を見学します。

甲府城は豊臣時代に築城されたもの。

それまでの武田氏の時代には現在の武田神社の位置に躑躅ヶ崎館というものがあり、武田氏はそこを本拠にしています。「つつじがさきやかた」と読みます。

武田勝頼の時代には現在の韮崎にある新府城に本拠が移されましたが、武田氏滅亡以降はこの甲府城甲斐国山梨県の中心となっています。

そんなにがっつり見ていませんが、見た範囲で書いていきたいと思います。

 

それではスタート!!

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甲府駅から徒歩2分ほど。甲府城の跡である舞鶴城公園にやってきました。

甲府城はとても広く、現在の山梨県庁があるあたりも甲府城の敷地です。

甲府城の跡はこの舞鶴城公園と北側の歴史公園で見ることができます。

 

 

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舞鶴城公園の案内図です。舞鶴城公園だけでもなかなかの広さになっています。

これに山梨県庁の敷地や歴史公園の敷地まで城内だったと考えるととても広い城になっています。

舞鶴城は甲府城の別名で、白壁が重なり合う優雅な姿から舞鶴と呼ばれるようになったようです。

舞鶴城の名はほかにも福岡城や米沢城と様々な城で使われているようです。

 

 

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甲府城で中を見学できるのは、こちらの稲荷櫓と歴史公園にある山手御門の2つになっています。

今回は写真の通り舞鶴城公園にある稲荷櫓を見学します。

入口の階段はある程度急になっているので注意が必要です。

 

 

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稲荷櫓の中は靴を脱いで上がれるスペースがあり、甲府城の歴史をメインに展示がなされています。

入場は無料なので展示に興味がなくても気軽に入ることができます。

櫓なので景色はいいです。

 

 

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甲府城の歴史のほかにも、出土したものの展示も行っていました。

だいたい出土した食器って縄文時代とか昔のやつが多いイメージですが、これらは江戸時代のものみたいです。

やはり甲府城甲府の町は新しいんだと実感できました。

 

 

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稲荷櫓には2階もあり、もちろん見ることができます。

これから行く松本城や前回訪れた金沢城の復興階段に比べたらそうでもないかもしれませんが、なかなかに急な階段があるので注意です。

当たり前ですが、上の方が景色いいです。

 

 

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稲荷櫓の2階からは中央本線の線路を見ることができます。

タイトル通りこの線路はちょっと違いますが、甲府駅甲府城だったのです。

甲府駅の南側にあるのが舞鶴城公園。北側には歴史公園があります。

そのため、2つの公園に挟まれている甲府駅も城内だったとわかるんです。

 

 

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稲荷櫓の2階にある甲府城の模型。

左側の角にあるのがここ稲荷櫓です。

手前の方が北側になっており、現在の甲府駅になっています。

駅が城内になっているのは、恐らく福山城福山駅とここ甲府くらいなのではと思います。調べてもなかなか出てこなくて、想像です。

お堀が線路になったというのはよく聞きます。

 

 

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ここで甲府城の特徴をもう一つ。

なんと甲府城内には温泉が出ているのです。

城の中に温泉とは湯治がしやすくて、便利そうです。

甲府城の築城以降はあまり大きな戦はなかったので、憩いの場ってとこでしょうか。

武田信玄甲府市にある湯村温泉隠し湯として使っていたらしいですが、もしここに温泉が湧くことに気づいていたら、甲府温泉甲府駅温泉とでも呼ばれてたのでしょうかね。

 

 

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稲荷櫓の前から見た天守台。続いてはこちらに向かっていきます。

つながっていれば楽なんですが、仕方なく1回降りて、また登っていきます。

 

 

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やってきました。この上が天守台になります。

階段の手すりが片方にしかなく、しかも段の高さも不揃いででこぼこで、使いにくい階段でした。

でもそれこそ昔っぽいなと感じました。

 

 

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天守台からの景色です。

甲府市内では割と高い位置にあることがわかります。

方角によって栄えてる栄えてないがはっきり分かれています。

3枚目はすぐ近くに山が迫っている状態です。東向きです。

3枚目の高層マンションが甲府市内で一番高い90mらしいです。

 

 

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天守台には景色の説明書きもあります。

観光客向けの場所だと完全に思い込んでいましたが、客層は違いました。

散歩中の地元のおじいさんやみんなでワイワイ話している地元の学生、遊びに来た家族連れという感じでした。

確かに甲府に旅行に来るというよりは、勝沼でぶどう狩り、シャトレーゼ信玄餅の工場を見学して、石和温泉湯村温泉に泊まって、翌日は富士山を観光!というのが山梨の旅行だと思います。

だから甲府城も市民憩いの場としての性質も強いようにおもいました。

 

そして徒歩数分の今回宿泊するホテルへ向かうのでした。

 

今回はここまで。

甲府城を観光し昔の甲府の街を勉強できたのは良かったです。

城の中に駅があったり、温泉があったり、ユニークなお城でした。

甲府観光ってなかなかする機会はないと思います。

やはり山梨観光と言ったらフルーツや温泉というイメージが強いですからね。

 

長野のついでに、身延行く乗り換え時間に、そんな感じで軽い観光ができるのが逆に魅力的かなと思います。

駅近で観光も済むし、駅ビルでほうとうや吉田うどんも食べれますしね。

 

ということで次回は甲府で泊まった宿の宿泊レポです。

甲府城近くの温泉もある、オープンしたばかりのホテルなのでとても良かったです。

お楽しみに。

最後までお読みいただきありがとうございました。