こんにちは。
今回から番号を宿泊記や搭乗記含めて振っていくことにしました。
なので前回の搭乗記が四国制覇旅①、今回のは②となります。
さて本格的に四国制覇旅の開始です。
高松空港に着いた筆者。しかし時間はすでに午後。いまから香川県観光をするとなると、琴平や丸亀ではなく、1泊目の宿がある高松を観光するしかありません。
この旅のメインは高知県と徳島県。香川は何度か訪れているので、時間をかけずにささっと観光していこと考えていたので、高松に午後到着というのは完璧な行程です。
高松の観光地は割と高松駅近くにぐっと集まっているので、ささっと観光することが可能という絶好の場所。
今回はそのうちの一つ、高松城を紹介していきたいと思います。
それではスタート!!
ほんとは高松空港を見学したかったのですが、飛行機の到着に合わせて高松市街方面のバスが出発しているので、すぐにバス乗り場へと向かいます。
バスは飛行機の定刻14:50の15分後、15:05発でしたが、なぜか15時頃、筆者が乗ろうとした直前に出発。乗り遅れたかと思いましたが、乗客が多かったようで2台体制でした。助かった…
バス自体はJRの高松駅行きですが、途中栗林公園や瓦町駅、クレメントホテルなどを経由して向かいます。
降り場によって料金が異なるので、空港発に乗車する場合は空港内にある券売機で先に乗車券を購入するか、ICカードの利用をおすすめします。
1泊目宿泊するホテルが県庁通り中央公園前バス停の近くにあるので、そこで下車し先にチェックインしました。
チェックインしホテルに荷物を置いた後、高松城へと向かいます。
瓦町駅へと移動し、高松の私鉄ことでんに乗車し、高松城の最寄り駅高松築港駅へとやってきました。
平日の夕方にかけての時間帯になるので、高松から逆方面の列車が混雑していました。
この様子を見ていると、一定数の通勤、おでかけ需要は存在しそうです。
高松築港駅から徒歩数分、いや数十秒くらいでしょうか、玉藻公園の西口に到着しました。
高松城への入口はこちらの西門か、もしくは艮櫓のある東門のみとなっています。
入園料は大人200円と良心的。城跡としてだけではなく、散策もできるような公園になっています。
ちなみに高松城の設計を行ったのは諸説あり、藤堂高虎、黒田孝高、細川忠興など名の知れた武将の名が挙がっています。
苑内に入るとすぐに広い二の丸跡が広がります。
ここからは2つの高松のシンボルとなる建物と広い二の丸跡を一緒に見ることができます。
高松城は元々とてつもない広さを誇っており、南は高松三越のあるあたり、兵庫町・片原町商店街まで、西は現在の高松駅付近まで城内だったそうです。
本丸へは鞘橋を渡って向かいます。この鞘橋は本丸天守台へと向かう唯一の橋です。
奥に見えているのが天守台。天守閣は現存しませんが、展望デッキがついており、景色は楽しむことができます。
先ほど降りたことでんの高松築港駅はほぼ城内といっても過言ではありません。
鞘橋から見るとこの距離。城の一部のようなたたずまいを見せています。
現在ことでんの高松築港駅とJR四国の高松駅は200mほどの距離があり、信号を1つ渡る必要があります。
本来ならばことでんを高架化し、JR高松駅の南側の部分にことでんの高松駅を作る計画があったそうですが、頓挫。現在の姿に落ち着いたようです。
天守台の上にある展望デッキに上りました。
高松駅周辺はとてつもなく高い高層ビルがそこまで多いわけではないので、ここからでも高松の街を眺めることができます。
城の北側はすぐに瀬戸内海が迫っています。女木島男木島も見えていますね。
東側に目をやると高松駅周辺の市街地。
クレメントホテルやサンポート高松の高層ビルがよく見えます。
高松駅周辺は大企業の四国支店や高松支店などが多くある、オフィス街のようになっています。
南側は高層ビルとまでは言いませんが、大きな建物によって視界が遮られています。
高松城のすぐ南は合同庁舎など官公庁が多く位置しており、その奥には三越、商店街をはじめとする商業エリアになっています。
写真でも三越のマークを確認することができますね。
東側です。すぐ手前には県民ホールや県立ミュージアムがあります。
その先は住宅街が主になるのか、そこまで高い建物は見られません。
ここで注目するのがもっと手前。天守台の石垣を上から見ることができるほかにはない部分だと思います。
天守台を後にして、水門までやってきました。
高松城はすぐ北側に瀬戸内海があることから、内堀や中堀には海水を用いています。
そして日本三大水城にも数えられています。あと2つは同じく四国は愛媛にある今治城、そして九州大分の中津城です。
堀には海水が用いられているため、鯛などの魚が泳ぐ姿を確認することができます。
さらに堀を巡る舟も運航されており、堀から城を眺めたり、鯛を間近で見ることができます。
鯛の餌も販売されているので、えさやりをするのも面白いかもしれません。
こちらは披雲閣。藩の政務を行う場所であり、藩主の住居だった建物です。
現存しているのは大正期に再建されたものになります。
中の見学はできず、イベントが行われる際にその利用者に解放される形になっているようです。
玉藻公園の南側にあるのは桜の馬場と呼ばれるエリア。
そのまま、桜の名所となっています。桜の時期にはお花見客でにぎわうようです。
また、桜の時期の夜限定で無料開放されるそうです。
東側の入口には艮櫓があります。
大手門はこちら側になっているようですが、アクセスしやすいのはダントツで高松駅側の西門ですね。
東門はことでんの片原町駅が最寄り駅になるとは思いますが、この後も高松駅付近を見ていくので、こちら側はスルーしました。
玉藻公園の北側に戻ってきて、こちらは月見櫓、水手御門、渡櫓です。
現在は道を挟んでいますが、当時は瀬戸内海に面していた門で、海の大手門として藩主が舟で出発する際などに使われていたようです。
月見櫓の内部公開と水手御門の開扉は毎週日曜の9時から15時に行われているそうです。狙えるならその時間に行くべきですね。
月見櫓からは瀬戸内海がよく見えます。
高松城は江戸時代、瀬戸内海の監視をすることで西国大名の動きを抑えていた重要な役割を持っていたようです。
現在でも、高松港を発着するフェリーがよく見えるので、当時の姿を想像するに易いかもしれません。
ということで今回はここまで。
高松城も高松築港駅から歩いてすぐと抜群の立地で、観光するにはぴったりの場所ですね。
城内で鯛と戯れるなんて恐らく高松城でしか体験できないのではないでしょうか。
普通なら鯉ですからね。なんか高級感ありますよね。
次回は順番を少しだけ入れ替えて、高松駅周辺と高松の名所にもなっている商店街を紹介していこうと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。