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【長野旅行記】諏訪湖畔の温泉街上諏訪を観光する 長野鉄道縦断旅②

こんにちは。

今回は長野県諏訪湖のほとりに位置する上諏訪旅行記をお届けします。

長野県の真ん中あたり、天竜川の源流である諏訪湖の湖畔にある上諏訪の街。湖畔という恵まれた立地に加えて温泉も湧いており、さらに東京とも中央本線1本で結ばれているといういいとこどりの観光地として有名です。

上諏訪駅から徒歩で行ける範囲に諏訪湖や温泉街、そしてお城まで集まっているため、短い時間でも上諏訪の観光地をしっかりとめぐることができます。今回は1時間半で回ってきた上諏訪観光の様子を紹介していきます。

 

以下目次です。

 

それではスタート!!

東京からも1本!玄関口の上諏訪駅

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上諏訪観光の起点となるのは列車で来る場合だと中央本線上諏訪駅です。上諏訪駅は新宿と松本を結んでいる中央線特急あずさの停車駅にもなっており、新宿からはおよそ2時間少々でやってくることができます。

東京からアクセスの良い温泉地というと伊豆や箱根をイメージしがちですが、実は上諏訪もアクセスに優れた温泉地なのです。訪れないとわからないことがあります。

 

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上諏訪駅には日中時間帯1時間に1本ほどの特急列車と普通列車があり、朝夕のラッシュ時間帯には普通列車の本数も増えるようになっています。松本まで普通列車でも40分程度で結ばれており、通勤通学客もいそうな具合です。

訪問した日は金曜、時間帯も夕方に差し掛かる時間ということもあって、通学の学生さんや東京方面からやってきた観光客でにぎわいのある上諏訪駅でした。

 


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そんな上諏訪駅にはホーム上に足湯があります。温泉地の最寄り駅などでは駅前に足湯が設置されていることはよくあることなのですが、駅の改札内に足湯があるのは非常に珍しいです。駅に入ってくる列車を目の前に眺めながら足湯でまったりくつろぐことができます。また温泉が出てくる蛇口もあり、手湯もできそうですね。

 

上諏訪駅の駅舎が見られる場所にやってきました。観光地の駅だけあって駅舎にはコンビニ以外にもパン屋さんやお土産屋さん、それに待合室など充実した駅施設になっています。

駅舎があるのは東側、近くにある山の名前からとって霧ヶ峰口という名前が付いています。写真でも見えていますが、駅の西側に諏訪湖上諏訪温泉街があり、西口は諏訪湖口と名付けられています。西口へはこ線橋を渡って向かう必要があります。

 

上諏訪駅霧ヶ峰口駅前にはアーク諏訪という複合施設があります。商業店舗はもちろん行政施設や放送大学のキャンパスまでが入っています。
こちらのアーク諏訪の中には人気の霧ヶ峰高原のソフトクリーム店があるようなのですが、今回の訪問ではスルーしてしまいました。

 

諏訪湖に浮かんでいた諏訪高島城

上諏訪駅を離れやってきたのは諏訪高島城。上諏訪駅からは徒歩10分ほど。最初は大通りを通っていきますがだんだんと細い道を縫うように歩く必要があるので、迷わないように注意が必要です。

諏訪高島城は秀吉の時代に建てられた城で、築城当時は諏訪湖に面した湿地帯に建てられた城でした。その様子から諏訪の浮城とも称されたとされるお城になっています。写真の位置からの眺めはお堀と天守閣を合わせて当時の姿を少しだけ感じられるようになっています。

 

諏訪高島城は築城当時はかなり大きかったのですが、現在復元されて公園として整備されている部分は一部に限られています。こちらは現在復元されている本丸公園へと続く冠木門です。築城当時は冠木門と反対側の土戸門しか本丸へと入る手段がありませんでした。

 

本丸内は現在庭園、公園として整備されています。普段水の中にいるカモが思いっきり外に出てきておりびっくり。特に人間にビビることなく餌?探しに夢中になっていました。なんとも平和な雰囲気が流れる庭園になっています。

 

本丸の隅っこにある諏訪高島城の天守閣へと入ります。明治時代には廃城となり、1970年に復興された天守となっています。したがって天守内は整備されており階段も急なものではなく普通に登れるようになっています。

天守内は博物館になっており、諏訪高島城についてや諏訪の地を巡る争いなどをテーマとして展示がされています。そして天守最上階の3階は外に出られるようなスペースが用意されており、展望を楽しむことができます。

 

それでは天守最上階から眺められる景色を紹介します。写真左側は諏訪湖方面。築城当時は城のすぐ下までやってきていた諏訪湖の湖面ですが現在ではこれだけの距離が離れています。

写真右側は富士山などが見える茅野方面。天気がいいと富士山がはっきりと見えるようです。この部分だけ高い山などなく富士山まで見渡せるという地形も不思議なものですよね。

 


ちょうど最上階を見回りに来ていた職員さんに午前中までは富士山がくっきり見えていたんだよーなんて話を聞き、くる時間がもう少し早ければ…と思っていたのですが、、

よーく目を凝らしてみるとうっすらと明らかに存在感の異なる山が見えます。そう富士山です。頑張って映るようにと撮影してみたんですが、写真だとわかりにくいですね。

それでも肉眼では富士山が見えたので大満足でした。

 

諏訪湖の湖畔の温泉街

築城当時は諏訪高島城のすぐ近くにあったはずの諏訪湖も現在は少し歩く必要があります。やってきたのは諏訪湖の湖畔に広がっている諏訪湖湖畔公園。その名の通り目の前には諏訪湖が広がっています。

諏訪湖は冬の名物である御神渡りや映画君の名は。の聖地として有名な湖です。この湖畔公園は諏訪湖の目の前まで近づけるということもあって、地元の人たちの散歩の場でもあり、観光地として観光客も集めている場所になっています。

 

湖畔公園はかなり広く、園内から諏訪湖を遊覧する船が出ていたり、上諏訪温泉のお湯を利用した足湯があったり、さらには間欠泉が出るという施設があったりと見どころが多く揃っています。

せっかくなので園内をぶらぶらしながら見どころを回りたかったのですが、1時間半しかない観光の時間のほとんどを城に費やしていたため、公園の雰囲気だけを感じて離れることにしました。

 

上諏訪といえばやはり温泉。日帰り入浴でも入らずに帰るわけにはいかないのですが、列車の発車時間が迫っておりこのままだと某旅系YouTuberもびっくりのエクストリーム入浴になってしまうので回避しました。

入ろうとしていたのは片倉館という温泉施設。国の重要文化財になっている昭和初期の建築の歴史ある大衆浴場で、なんと立って入るという立ち湯が体験できる場所となっています。さらに様々な映画などのロケ地にもなっているという人気な温泉です。上諏訪に訪れたらぜひ入るべき温泉ですね。

 

ということで以上上諏訪旅行記でした。

温泉に入れなかったのは後悔しかないですが、1時間半ですべて回ろうとしていたのがもとからダメでしたね。諏訪高島城が思いのほか見ごたえがあり魅力的でした。

諏訪湖畔にあり全国に名の知れた神社である諏訪大社上諏訪駅からは歩いていける範囲にはないので、バスなどを利用する必要があります。したがって今回は訪問の予定に入れていませんでした。諏訪を代表する観光地なので、ぜひ訪れるべきだとは思います。

 

この記事は2022年10月下旬の情報になります。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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