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【彦根旅行記】彦根に立てる井伊の城 関西乗り鉄旅①

こんにちは。

今回は滋賀県は琵琶湖沿岸に位置する彦根旅行記をお届けします。

彦根といえば、彦根城鉄道唱歌にも「彦根に立てる井伊の城」と歌われるほどの有名な観光地となっています。あとはゆるキャラブームの時から長く愛されているゆるキャラひこにゃんも有名ですね。ひこにゃんは実際に彦根の街中で1日に何度か登場するグリーティングが開催されます。彦根城ひこにゃんを中心にしながらも、彦根城を望む庭園の玄宮園彦根の城下町夢京橋など見どころはたくさんあります。

2時間ほどの滞在時間で、彦根の観光地をどれだけ巡れたのか紹介していきたいと思います。

 

以下目次です。

 

それではスタート!!

彦根へのアクセス

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東海道新幹線のひかり号に乗車して米原駅へとやってきました。米原駅は最速達タイプののぞみ号は停車しないので、ひかりもしくはこだまでやってくる必要があります。基本的には米原に停車する新幹線は1時間当たりこだまとひかりの1本ずつとなっており、東京からのアクセスが抜群とは言えないですかね。名古屋駅でのぞみから乗り換えるというのも1つの手段かと思います。

 

 


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米原駅JR東海JR西日本の境界駅となっており、名古屋方面は東海、京都方面は西日本の車両が走っています。また金沢まで続く北陸本線もこの米原駅が起点になっており、福井金沢へと向かう特急しらさぎも発着する駅です。特急しらさぎは2時間に1本米原始発と名古屋始発が交互に運行されており、米原始発終着のしらさぎ号の時間になるとホームや駅のコンコース、新幹線との乗り換え口がかなり混雑します。

 

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今回観光する彦根へはJR琵琶湖線近江鉄道にてアクセスが可能です。東京方面からくると米原まで新幹線、米原からは琵琶湖線に乗り換えて1駅で彦根駅に至ります。

大都市名古屋や大阪からならば普通列車のみでも日帰りの行楽にはちょうどいい距離になっています。

 

彦根城を望む彦根駅

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米原駅からJR琵琶湖線に乗車して1駅、彦根駅へとやってきました。米原彦根間は近江鉄道も走っており、こちらでやってくることも可能です。近江鉄道米原彦根間にいくつか停車駅があり、さらに本数も1時間に1~2本と少なめなので利用する際は注意が必要です。


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JR彦根駅の改札を出てコンコースを彦根城のある西出口へ向かうとそこからは彦根城の姿を眺めることができます。駅前の大通りとその奥に見えている彦根城。駅と城を中心として街づくりがされているようです。

駅前には滋賀県を代表するスーパーの平和堂のどでかい店舗が鎮座しており、道の両側にはアーケードの歩道が続いています。冬になると豪雪となることもある地域、この日は気温が2度とかなり寒く歩いている人はほぼいませんでした。

 


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彦根駅の駅前には彦根に城を築き、彦根の発展を創り上げた人物として徳川四天王にも数えられる井伊直政公の騎馬像が建てられています。実際には彦根城完成前に病死してしまっており彦根城とその城下町を見ることなくこの世を去ってしまっています。

また、駅前には観光案内所が設けられており彦根観光の情報収集を行うことができます。こちらでは彦根のお土産も販売されています。


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駅前のマンホールには早速ひこにゃんが。正面にそびえたつ彦根城や駅前にある井伊直政公の騎馬像に目を奪われがちですが、足元にも注目ですね。ひこにゃんの飛び跳ねてる感じがかわいいです。

 

現存天守彦根城

彦根駅の駅前にある大通りを進んで少しだけ曲がって徒歩15分ほどで彦根城の二の丸へと入っていきます。こちらは佐和口と呼ばれる入口で、大手口ではありません。大抵の城の場合は駅前の方向に向けて大手門があるはずですが、彦根城彦根駅と城下町の中心が少し離れた場所にあるため大手門はその城下町の方に近くなっています。

 

中堀を超えると佐和口多聞櫓が見えてきます。実際には櫓門も建てられていたそうですが現存しておらず多聞櫓は2つに分かれてしまっています。佐和口を挟んで右側は写真右側のように開国記念館として改修されて公開されています。左側の多聞櫓は江戸時代に建てられたものが現存しています。

開国記念館の中は彦根城の築城に関する展示や彦根藩主の井伊家に関する展示がされています。入場料は特に取られないので、彦根城に訪れた際は見学しておきたいスポットです。

 

開国記念館などのある二の丸を抜けて内堀を渡り表門へとやってきました。ここからは有料ゾーン。右側には彦根城博物館もあります。彦根城とのセット券も販売されているので、ここまで来たら見学していきたい場所です。

今回は博物館に入ってしまうとそれだけで2時間が消えそうだったので寄っていません。

 

表門から城内へと入るといきなり山道を登って本丸を目指していきます。そんな山道を登り切るとまず現れるのは天秤櫓。現存12天守の1つで国宝となっている天守に並んでこちらは重要文化財に登録されています。

天秤櫓の目の前にある廊下橋は戦時になると落とすことのできる構造になっており、彦根城の鉄壁さが伺い知れます。彦根城江戸幕府の大坂方面への守りの要でしたから、その強さも納得がいきます。

 

更に登っていくと太鼓門続櫓が見えてきます。ここはその名の通りに城内に合図を送る太鼓が設置されていた櫓だそうで、中を見学することもできました。

また、彦根周辺にあるお寺の建物を移築したものだとされてきましたが、修理の際の調査の結果どこかの城の城門を移築したものであることが発覚しました。どこの城のものなのかは現在もわかっていません。非常にロマンにあふれる建物です。

 

いよいよ天守に到達しました。天守の前では彦根の大スターでもあるひこにゃんが出迎えてくれました。こちらはパネルのひこにゃんですが、1日に何度か彦根城周辺で実際にひこにゃんが遊びに来てくれます。時間や場所は事前に公開されているので要チェックです。ちなみにこの日は時間が合わずにひこにゃんに会うことは叶いませんでした。

彦根城天守は現存12天守の1つで国宝でもあります。現存なので中の階段は城らしくとても急なので覚悟して天守内へと入りましょう。

 

天守内はその構造や天守からの景色を楽しむのがメインになります。ということで天守最上階からの景色を一部紹介したいと思います。

まず写真左は彦根駅の方面、現在の彦根の中心部。こちらには高い建物もちらほらと確認できる代わりに平地の範囲はせまく、山が迫っているのが分かります。

写真右側は方角でいうと彦根城の南側、城下町のエリアになります。建物も低いものが多く平地も広く続いているのが分かります。

このように現在の中心地と城下町とが少し離れながらその性質が色濃く出ているのは、彦根駅が設置された場所が強く影響を及ぼしているようですね。

 

最後に彦根城の北側には日本一の琵琶湖が広がっています。反対側には雪をかぶった山々がそびえる様子がうっすらですが確認できます。これほどうっすらしか見えないことが琵琶湖の広さを証明していますね。琵琶湖の中にあるパワースポットとして有名な竹生島も非常にうっすらですが確認することができます。

 

外から城を見るなら玄宮園

天守の見学を終えた後は西ノ丸から黒門橋という、行きとはまた別の道を進んで内堀を超えます。こちらは彦根城の東側に当たります。東側にもいくつかの見どころがあり、彦根城を訪問するならば見ておくべき景色があります。

 

まずやってきたのは楽々園と呼ばれる御殿。こちらは江戸時代に屋敷があった場所で主に隠居所として用いられていました。幕末の安政の大獄桜田門外の変などで有名な井伊直弼が誕生したのはこの屋敷であるとされています。

井伊直弼というと負のイメージが強い人物ではありますが、幕府の重役である大老を務め鎖国中だった日本を開国に導いたことから彦根の人々にとっては人気のある存在となっています。

 

続いてやってきたのは楽々園のお隣に位置している玄宮園。入園料は有料になりますが、彦根城の入城券とセットになっているので城を見学したついでに立ち寄ることができます。

玄宮園は大きな池のある庭園になっており、滋賀県旧国名で有名な景色を取り上げた近江八景を庭園の中に取り込んだともいわれています。

 

この玄宮園の一番の見どころが、池越しに眺める彦根城天守の姿です。秋の紅葉や冬の雪景色など四季折々の庭園ならではの景色と彦根城天守の情景が大変すばらしい庭園になっています。彦根城を見学した後は少し寄り道をしてでも見ていきたい景色です。

 

 

ということで以上、彦根旅行記でした。

彦根の見どころを周ろうということで2時間を確保した彦根観光だったのですが、彦根城を見て終了となりました。彦根城内に見どころが多すぎて彦根城だけで完結しちゃいました。計画では玄宮園を見学したのちに彦根城の大手門を通り抜けて、元来の城下町である夢京橋エリアを見学、さらに駅前の平和堂なんかも見て…なんて思っていましたが2時間では到底間に合うわけもなく。

彦根観光を隅々までお届けできずに申し訳ないですが、1回の訪問では足りないくらいに魅力あふれる街であることが伝わっていればいいかなと思います。

 

この記事は2023年1月下旬時点での情報です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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