がーわのたびレポ

日本各地の移動手段や観光地、宿泊施設をじっくりと紹介!

【搭乗記】JAL高知福岡 南国土佐から一気に九州福岡へ!!

こんにちは。

今回は高知龍馬空港から福岡空港への搭乗記をお届けします。

四国の南側高知県に位置する高知龍馬空港。陸路で四国各県の県庁所在地や本州各地方へと向かうにはかなりの山越えと時間が必要になります。そこで力を発揮するのは飛行機。高知龍馬空港からは東京線の他にも距離の近い伊丹線、そして今回利用する福岡線が運航されています。陸路では新幹線と特急の乗り継ぎで4~5時間の所要時間がかかりますが、空路だと時刻表上は1時間と比べ物にならないほどの速さを誇っています。短い飛行時間の路線ではありますが、四国を飛び越えるフライトで見どころもありますので、その搭乗記を紹介していきます。

 

以下目次です。

 

それではスタート!!

高知空港から出発

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高知出身の超有名な偉人である坂本龍馬の名が付いた高知龍馬空港。空港内ではその名の通り坂本龍馬の像や写真にもある顔出しパネルなどが至る所に設置されています。

保安検査場を通過した制限エリア内はガラス張りになっており、制限エリアの外にいても中の様子が確認でき、飛行機に乗る直前まで見送りなどすることができるようになっていました。

 

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保安検査場を通過し、制限エリア内へと入ってきました。今回利用するのはJAL3582便、高知空港を10:25に出発し、1時間後の11:25に福岡空港に到着する予定となっています。高知空港は搭乗口が3つありますが一番端の搭乗口1番を利用して飛行機へと向かっていきます。


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搭乗していく機材はエンブラエル170。JALグループのジェイエアが運航している飛行機で、主に伊丹空港を中心に地方路線を運航しています。ジェイエア福岡空港から各地方路線も飛ばしておりそのうちの1つの路線が高知線ということになります。


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機内に入りました。今回はキャンペーン運賃で激安だったスカイメイトを利用して搭乗当日に航空券を購入しているため窓側はなんとか取れましたが、主翼のほぼ真上あたりで視界が少し遮られている場所です。

機内の搭乗率は7割程度。観光客もビジネス客も半々くらいといったところでしょうか。


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飛行機はほぼ定刻で動き始めました。小型機らしく、プッシュバックでは少しだけ後ろに下げてそこから自走で180度回転し駐機場を出て誘導路へと進んでいきます。


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高知空港はそこまで大きな空港ではなく、便数も多くないので、飛行機が動き始めてから5分ほどで滑走路から南東方向へ向けて離陸しました。

高知空港は非常に海に近い空港のため、離陸したらすぐに眼下には太平洋が広がるようになります。

 

高知から四国を縦断


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高知空港を離陸し太平洋上ですぐに旋回し進行方向を西へと変えて高知県の太平洋岸を進んでいきます。たったいま飛び立ったばかりの高知空港の姿も横目に見ることができました。こう見ると海のすぐそばに高知空港が位置していることが分かるかと思います。

 

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しばらくすると高知市の市街地が見えてきました。建物が密集しているのが分かる高知市の中心部は実は海から少し距離があり、入り江のような港が広がっているのが高知市の特徴ですね。有名な景勝地である桂浜はちょうど飛行機の主翼の先端あたりに見えているエリアです。高知市中心部からはかなり距離があるように見えます。


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高知市上空で進路を北西にとり、太平洋上を離れて四国本島の上空へと入ります。高知市の家々が密集している街並みを見ていたと思ったらあっという間に一面に山が広がる景色へと変化していきました。

陸路では越えるのが大変な四国山地を空からさらっと飛び越えていきます。


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四国山地を越え、高知県から愛媛県へと入りすぐに瀬戸内海へと出ることになりました。写真に見えているのは恐らく松山の北側にある松山市の北条と呼ばれるエリア。一瞬にして太平洋から瀬戸内海へ四国を縦断してしまいました。

ベルトサインの消灯時間は約20分ほどとかなり短く、ドリンクサービスはなくJALオリジナルキャンディのサービスがありました。


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四国を出ると見えてきたのは広島市街地の景色。かなり距離を感じ、手前には宮島の姿を確認することができます。広島湾は瀬戸内海でもかなり奥まっている所にあり、松山からも近いように見えて実は遠かったりします。フェリーで2時間40分ほどかかりますからね。

 

市街地の真ん中福岡空港

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広島市が見えた後は雲に隠れてほとんど地上の景色は楽しめず。恐らく山口県上空を飛行し、日本海いわゆる玄界灘へと飛んで進路を南に変えてから福岡空港へと進入していくような飛行経路になるかと思います。したがって晴れていても山口県を出てしまえば海しか見えなかったですかね。

博多湾玄界灘に浮かぶ島々を眺めながら福岡の市街地上空へと入っていきます。


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福岡空港の魅力といえば日本一といっても過言ではないほど、空港と市中心部が近くにあること。福岡空港の着陸直前には風向きや使用滑走路に関わらず左右どちらの窓からも福岡の都市部の景色を楽しむことができるようになっています。


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定刻より5分ほど早く福岡空港へと到着しました。小型機ではありますが搭乗橋が付いてターミナルビルに直接降りることができるようです。福岡空港は大型機からプロペラ機まで、JALANAからLCCまで多種多様な飛行機がやってくる空港で、駐機場もそこまで広くないにも関わらず、それをうまい事さばいているのが本当に感心します。

写真にいる飛行機は福岡からは遠く離れた北海道札幌を結ぶエアドゥの機材です。

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福岡空港のターミナルビルはかなり特殊で、場所によっては到着コンコースが3階となっています。普通は飛行機を降りると1階へと降りることが多いので、到着コンコースから乗ってきた飛行機を見下げるような画角は新鮮でした。あと搭乗橋がびっくりするほど長いですね。

ちなみに到着口やバゲッジクレームは1階になるので、3階の到着コンコースから一気に1階まで下る超絶長いエスカレーターがこの先に待っていました。

 

ということで以上、高知から福岡への搭乗記をお届けしました。

陸路ではあまりにも時間がかかりすぎてしまう2都市間の移動、ライバルがほとんど存在しないことから航空券の値段はかなり高い金額となっています。今回はスカイメイトのセールで6000円台で購入しましたが、そういったセールがないと使いにくい価格かもしれませんね。また1日に2往復朝晩にしか設定がなく、かなり混雑しているようですので、しっかり計画を立てて搭乗すべき路線ですね。

 

この記事は2023年10月中旬時点での情報です。

最後までお読みいただきありがとうございました

【宿泊記】ホテルビナリオ梅田 朝食が売りのビジネスホテル

こんにちは。

今回は大阪駅近くのホテルビナリオ梅田の宿泊記をお届けします。

誰もがご存じの大都市大阪駅周辺には数えきれないほどのホテルがあります。外資系の超高級ホテルから格安チェーンのビジネスホテルまでそのラインナップは様々。近年再開発が進められているうめきた地区ではまた何軒かの新しいホテルがオープンするという話もあるほどです。そんなホテル激戦区の中でも存在感を示しているのがホテルビナリオ梅田。その理由は朝食にあります。大阪名物が揃っているだけではなく、こだわりが感じられることから、大人気の朝食となっています。

そんな朝食を楽しみに宿泊してきましたので、その様子をお届けしたいと思います。

 

以下目次です。

 

それではスタート!!

大都会大阪ど真ん中のホテル

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今回宿泊するホテルビナリオ梅田は大阪駅の北側、オフィスビルやホテルなどのビルが立ち並ぶエリアに位置し、JR大阪駅から徒歩10分、阪急大阪梅田駅からは徒歩5分ほどの距離です。ホテルの見た目はビジネスホテルらしくなく、欧州のちょっと洒落た雰囲気を感じる外観となっています。

 

いきなり部屋の窓からの眺めです。12階と比較的高層階へのアサインになりましたが、写真を見ても分かる通り周辺には12階よりも高いビルがたくさんあります。右手側に見える存在感のあるビルはホテル阪急インターナショナル。阪急系のホテルの中でも高級ホテルに分類されるホテルです。とまあこのように大阪駅周辺のビル街に位置していることが分かるかと思います。

 

狭くても十分なお部屋

今回は最も部屋数が多いバリューシングルルームを利用します。部屋の広さは約10㎡とビジネスホテルのシングルルームとしては、ここよりも広いシングルルームを何度も利用しているので狭い方に分類されるかと思います。それでも狭くて過ごしにくさを感じることはありませんでした。

 

部屋に入ってすぐの左手側にはハンガー、そしてその下には空気清浄機やスリッパなどの準備がされています。シングルルームなのでハンガーの数としては十分かなといった所です。

 

部屋に入り右手側にはユニットバスがあります。バスタブはそこまで広いものではないですが、ビジネス利用が多いことを考えるとシャワーを浴びれれば十分ですかね。特に大浴場などの設備はありません。

アメニティですが、歯ブラシ以外は1階のフロント横から必要なものを持っていくスタイルでした。

 

デスクの上にはペットボトルのミネラルウォーターが置かれていました。予約時の価格帯的にミネラルウォーターのサービスがあるとは思わなかったので嬉しく感じました。そのほかドライヤーに消臭スプレーもこちらに置かれています。

デスクは部屋がそこまで広くないにもかかわらず、しっかり広さが取られておりビジネス需要の高さを感じました。


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デスクの端にはテレビが設置されています。部屋の広さからするとテレビがかなり大きめに感じました。そしてホテルの案内なども確認できるほか、YouTube等の動画配信サービスが楽しめるテレビになっていました。これは有難いですよね。

 

テレビの下には冷蔵庫、そして電気ケトルとお茶セットです。冷蔵庫の中は空っぽで、大きさはそこまでですが、特に不便に感じることはありませんでした。朝食が名物のホテルなので冷蔵庫で冷やしておくものはそこまで多くないのではないでしょうか。

 

ベッドのサイズはシングルサイズ、1人で寝る分には狭さを感じることはありません。枕のすぐ上のところに小物置けるスペースがあり、こちらは有難く感じました。

 

選ぶ楽しみを感じる朝ごはん

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それではホテルビナリオ梅田の最大の売りである朝食の様子をお届けします。朝食会場はホテル1階にあるレストラン璃泉さんです。昼食、夕食も営業しており、和食をメインとして高級感ある上質なお料理を楽しむことが出来るそうです。

主に宿泊者が対象の朝食ですが、混雑時以外はビジター利用も可能なようでした。

 

かなり人気な朝食となっていることもあり、宿泊日は時間を指定する必要がありました。チェックイン時に6時半〜、7時半〜、8時半〜の3つの時間帯からお好みの時間の整理券を取っていく形になります。この整理券と別で発券される朝食券を持って、整理券にある時間内にレストランへと向かいます。

 

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こちらがお待ちかねの朝食。最大の売りであること、そして人気がわかるような品数の多さを誇っています。さらに一品一品の質が良く、選ぶ楽しみもありつつ、どれを選んでもハズレがないような朝食となっていました。

混雑状況ですが、土曜の朝ということで混雑しているかなと予想してたのですが、待ち時間が発生するほどの混雑はなく、席のあまり具合も6〜7割くらいでした。

 


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では特徴的なメニューをご紹介します。写真左側、朝食メニューとしてよくあるカレーは神戸牛カレー、大阪名物の肉吸いにうどんを入れた肉うどん。写真右側にはたこ焼き、そしてマグロのお刺身。

他にも今話題のクロワッサンをワッフルにしたクロッフルや高級食パン、それらに合わせるためのお好みに合わせた数種類のはちみつがあったり、選ぶたのしさがあるメニュー構成でした。


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もちろんデザートも揃っています。左からソフトクリーム、ヨーグルト、そして瓶入りのプリン。プリンは数量限定とのことですが、これがとんでもなく美味しかったです。

飲み物に関しても迷ってしまうような種類の多さでした。

公式ホームページには朝食の様子を映したYouTubeも投稿されているので、宿泊する際の予習に要チェックです。

 

ということで以上、ホテルビナリオ梅田の宿泊記でした。

館内施設の簡潔な形や部屋の広さなどビジネスホテルらしさがあるホテルですが、最大の売りである朝食は前評判にたがわぬ素晴らしさでした。大阪駅周辺の好立地はそのままにここまで朝食で楽しめるホテルはそう多くはないと思います。大阪駅周辺で朝食にこだわりたいのなら一番に検討すべき選択肢かと思います。

またこのホテルは2023年5月に敦賀で宿泊したホテルグランビナリオ敦賀と同じビナリオグループによる運営でした。前回敦賀で宿泊した際には素泊まりにしていたのですが、これだけの朝食を見せられると素泊まりは間違えだったかもしれないですね。

 

この記事は2023年10月下旬時点での情報です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

【松山空港】みかん一色!愛媛を楽しむ四国一の松山空港

こんにちは。

今回は愛媛県にある松山空港を紹介します。

四国で最も人口が多い愛媛県の県庁所在地松山市に位置する松山空港。四国No,1の自治体に恥じず、四国にある4つの空港の中でも最も利用者数が多く、便数や就航都市も多い四国一の規模を誇る空港となっています。羽田便はもちろんジェットスターによる成田便、そして近距離ですが大阪伊丹便があり、そのほかに名古屋中部便、福岡便、鹿児島便、那覇便と西日本を中心に航空路線が設けられています。陸路ではアクセスしにくい四国という立地が影響している路線のラインナップですね。

そして設備面でも松山空港には愛媛名物のみかんを中心に愛媛をしっかり楽しめる施設が揃っております。今回はターミナルビル内で楽しめる愛媛県の魅力をしっかりと抑えつつ、松山空港の様子をお届けしたいと思います。

 

以下目次です。

 

それではスタート!!

松山市街からほど近い空港

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松山空港が四国一の利用者数、規模感を誇る理由は多々あると思いますが、その一因となっていると思うのが市街地と空港の近さです。四国の他空港と比較して空港が市街地に非常に近く、リムジンバスを利用してJR松山駅まで15分ほど、繁華街のある松山市駅までも20分ほどの距離感となっています。

写真は松山空港を離陸直後の機内から撮影したものですが、すく近くの場所にビルが密集する松山市街地の姿が見えるかと思います。


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アクセスに関しては基本的にリムジンバスが活躍します。行先としては松山市駅道後温泉駅前行きの2通りのバスが出ていますが、いずれのバスもJR松山駅を経由する他、道後温泉駅前行きであれば繁華街の大街道バス停も経由します。

またリムジンバスの他に路線バスもありますが、大多数がリムジンバス利用になるかと思います。(写真は2021年12月に訪問した際のものです)

 

航空便も多いのでバスの本数も多く、選択肢が豊富に用意されているアクセスしやすい空港になっています。その代わりに松山以外の愛媛県内各地へ向かう際は強制的にJR松山駅などでの乗り換えが必要になります。

さすがは愛媛、松山空港へのアクセスバスまでちゃんとみかん色で染められています。

 

四国一の空港のターミナルビル

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ここからはターミナルビル内を紹介します。1階には到着口と各航空会社のチェックインカウンターが並びます。国内線の到着口は2つ設けられており、高松や高知にもあった駐機場をリアルタイムで映した映像も放映されています。


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到着口を出るとまず最初に出迎えてくれるのが愛媛県のマスコット「みきゃん」。愛媛県では至る所で見かけるキャラクターで、愛媛県内での決済に用いられるアプリもみきゃんアプリとの名づけがされています。

そして写真左側の店舗では見切れていますが、蛇口から注ぐみかんジュースを楽しめるようになっています。松山空港に到着して早速みかんの洗礼を浴びることになります。

 


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空港の入口を背にして、到着口に左側にはJAL、右側にはANAのチェックインカウンターが位置しています。唯一就航するLCCジェットスターJALのカウンターより奥にあり、しかも奥まったエリアにあるのでちょっと見つけにくいかもしれません。

 

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ANAのチェックインカウンターの右側には国際線エリアがあります。特に仕切り等はなく、ほぼ連続して国際線エリアが広がる形です。

チェックインカウンターには様々な航空会社のロゴが見えていますが、2024年1月現在ではチェジュエアのソウル仁川線、エアプサンの釜山線が運航されており、春からはエバー航空台北桃園線も復活する予定となっています。

 


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1階と吹き抜けで続く2階は出発フロア、そしてお土産屋やレストランが揃うメインフロアとなっています。保安検査場の入口に向かって左側(写真左)がレストラン、右側(写真右)がお土産エリアです。

レストランは5店舗のラインナップで、寿司屋や宇和島鯛めしの名店、B級グルメが楽しめるフードコート、カフェもあります。お土産屋さんは3店舗ありますが、地元愛媛のいよてつショップがほとんどの面積を占めています。品揃えは抜群です。

 

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お土産屋が広がるエリアを超えると国際線の出発口が見えてきます。国際線側は店舗もなく寂しさがありますが、写真のみきゃんガーデンなど、みきゃんが明るい雰囲気が作り出してくれています。

 

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ちなみに1階にもお土産屋と飲食店があります。スペースの関係上店舗が広いとは言えませんが1階にある立ち食いのうどん屋さんは気軽にそしてリーズナブルに愛媛名物じゃこ天の乗ったうどんを食べることができるのでおすすめです。

 

展望デッキと娯楽の3階フロア

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3階は主に展望デッキがあるフロアとなっていますが、展望デッキに出る扉の左右に一部施設が設けられています。まずはデッキに向かって右側にスカイパークと名付けられたエリアがあります。小さなゲームセンターになっており、空港ならではのフライトシミュレーターも設置されていました。


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スカイパークの反対側にはスカイラウンジというカードラウンジが設けられています。特定のクレジットカードのゴールドカードを持っている搭乗者が利用できるラウンジで、松山空港は2階にももう1つビジネスラウンジというカードラウンジがある他、制限エリア内にはANAJALの上級会員向けラウンジもあります。

このスカイラウンジは展望デッキに面した窓があるため飛行機が見えるほか、愛媛ならではのポンジュースが飲めたりします。


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展望デッキへと出てきました。ご覧のように屋根はないので悪天候時だとここから飛行機を見るには傘が必須となりそうです。デッキ自体はかなり広くベンチなんかも所々に設置されていました。空港の規模に対してかなり広いような印象を持ちました。


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駐機場に面している柵ですが、ちょうど目線の高さの部分が撤去されており飛行機撮影や飛行機見学にはもってこいの展望デッキになっています。松山空港は海側から滑走路に着陸することが多く、デッキから見ると角度があまりないので着陸便がやってくることに直前まで気付きにくい立地になっています。

 


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ここからは完全に余談になりますが、松山空港には大型機もやってきます。特にANAの羽田便はB777型機やB767B787型機が入ることもあってバラエティ豊かな特別塗装機も時には見ることができます。幹線ではない地方空港でこれだけ中型機、大型機を楽しめるのは珍しく松山空港の特徴となっています。

 

ということで以上、松山空港の紹介でした。

四国で最も利用者数が多い空港ということで、四国へ旅行する際には松山空港を利用する機会がある方が多いと思います。松山旅行の定番となる松山市内の観光地からのアクセスが良く、更には愛媛県各地への拠点となるJR松山駅にも近いという最高の立地を誇っている松山空港。それでもターミナルビルの中では愛媛名物を堪能でき、みきゃんが出迎えてくれるようになっています。アクセスが良く時間が少ない中でも愛媛を楽しめる空港になっているので、飛行機の乗り降りだけではなく少し滞在してみるのもいいかもしれませんね。

 

この記事は2023年9月上旬時点での情報です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

【搭乗記】JAL青森伊丹 日本海から太平洋へ日本縦断フライト

こんにちは。

今回は青森から大阪伊丹への搭乗記をお届けします。

青森と大阪は寝台特急日本海で結ばれていたように陸路では1日かけての移動となることがしばしば。寝台特急が淘汰され新幹線網が張り巡らされた現在でも6時間はかかってしまう距離があります。そこで活躍するのが飛行機。今回搭乗するJAL2156便は時刻表上の所要時間が1時間35分と陸路とは比較にならないほどの速さを誇ります。もちろん新幹線ならば東北の雪景色から大都会東京、そして富士山を見ながら…という移り変わる車窓も醍醐味ですよね。ですが、飛行機だって負けていません。気象条件によりますが、日本海側から太平洋へと移り変わる景色を楽しめるフライトとなっています。

今回は青森から大阪までの変わる景色をメインにフライトの様子を紹介していきたいと思います。

 

以下目次です。

 

それではスタート!!

青森空港から出発

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保安検査場を通過して青森空港の制限エリア内へとやってきました。ターミナルビルは2019年にリニューアルされておりまだ綺麗なままです。

青森空港の搭乗ゲートは最近地方空港では導入が進んでいる各航空会社共通の機械となっていました。各会社の特徴的な改札音が聞けないのが少し寂しく感じます。


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今回搭乗する機材はJALグループのジェイエアが運航しているエンブラエル190。クラスJもある機材で、大阪伊丹空港を中心に大型機を用いるほどでもないある程度の幹線に投入されています。

同じ路線を運航するANAはプロペラ機を用いており、座席数、便数の面でもJALの方が多くなっています。


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利用する座席は前方左側席のエンジンの真横あたり。搭乗率はかなり高く9割ほどはあったかと思います。客層はビジネスから観光客、そして部活の遠征と思しき団体までおり、幅広い層からの需要を感じました。

 


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青森空港の滑走路を青森市街地を背にして南西方向へと離陸していきます。山の上にある空港なので離陸してすぐには建物を確認できずひたすら森が見えました。


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どんどん高度を上げていきつつ、平地そして街が見えてきました。県内3番目の都市弘前のある津軽平野かと思います。ただ弘前の街はもうちょい大きいはずなので、この写真で見えているのは黒石の街ですかね。

 

日本海側から太平洋側へ

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残念ながら雲に阻まれ青森県の景色を十分に楽しめないまま日本海へと出てきました。北海道東北と関西を結ぶ便は基本的に日本海側のルートを取って飛行します。羽田便ではあまり見られない景色を楽しめる、はずでしたが、雲や霞であまりはっきりと地上の景色を楽しむことができませんでした。


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しばらく飛行しながら見えてきたのは新潟市。雲がないものの太陽光の当たり方の関係なのかはっきりと確認できませんが、 日本海側でこれだけの都市が広がり郊外には田んぼが広がっていることから恐らく新潟市の上空かと推測できます。

写真はありませんが、フライト時間が長いこともあってドリンクサービスもしっかりとありました。

 


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日本海側を飛行しながら新潟県上越地方から本州上空へと入り、長野市街地を左に眺めながら太平洋側を目指して南下していきます。雲に隠れながらもですが、進行方向左側には普段は見ない角度から富士山(写真左)が見えました。そのまま伊那谷に沿うように南下を続けていきます。


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南下を続けながら少し旋回し進行を西向きに変えると、左側には愛知県の渥美半島が見えてきました。これが見えるとほぼほぼ羽田発西日本行きのフライトと同じ航路に入っているでしょうかね。ここからは見慣れたルートで伊丹空港を目指していきます。

 

いつものルートで伊丹空港

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伊勢湾を飛び越えてどんどん高度を下げながら三重、奈良と通り、生駒山地を超えると見慣れた大阪の街が眼下に飛び込んできます。とはいってもいつもは朝の時間帯に伊丹空港に到着することが多いため、西日に照らされる大阪を見るのは新鮮な気がしました。

 


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大阪の中心部を飛び越えてどんどん地面が近づいてきました。そして伊丹空港の姿が見えましたが、滑走路が左手に見えています。今回は小型機ということもあって1800mと短く、ターミナルビルに近い方のA滑走路へと着陸します。ちょうどB滑走路から離陸していく飛行機を超至近距離から眺めながらの着陸となりました。

 

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定刻の16時30分の5分ほど前に伊丹空港のスポットに到着となりました。外を見ても一目瞭然ですが、今回はオープンスポットの到着で搭乗橋が付かず、ターミナルビルから少し離れた所へと到着でした。伊丹空港は小型機の運航がほとんどなので、どの便がオープンスポット利用になるのか予想がしにくいです。


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今回はオープンスポットへの到着だけではなく、まさかのターミナルビルまで歩いての移動となりました。確かに駐機されたスポットとターミナルビルは近いものの、ここまで大きな空港で歩いて飛行機から降りるという経験ができるとは思わず、嬉しかったです。ただ興味ない人からすると面倒くささが勝ちそうですね。特に天気が悪かったら大変です。

 

ということで以上、青森伊丹間の搭乗記をお届けしました。

陸路ではあまりにも時間がかかりすぎる青森と大阪の間の移動。やはり飛行機の移動の速さを痛感させられました。利用客層も様々で、平日にもかかわらずほぼ満席近いというフライト。土日や繁忙期などは機体のサイズアップを検討してもいいのではと思えるほどでした。関西拠点のLCCでも青森線は飛ばしていないので、価格的には少し高くなってしまうかもしれませんが、それでもセールなどを利用すればお得に東北旅を楽しめるかと思います。

また羽田発着便ではあまり楽しめない日本海側の景色を楽しむこともできる路線です。雲が多くなりがちな地域なのでかなり運要素もあるかもしれませんね。

 

この記事は2023年9月中旬時点での情報です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

watabimaruga.hatenablog.com

【青森空港】八甲田山を望む、りんご推しの青森空港

こんにちは。

今回は青森県青森市に位置する青森空港を紹介していきます。

青森県には県庁所在地の青森市の他に、八戸市弘前市という3つの大きな都市があります。八戸は八戸市の程近くにある三沢空港がカバー。そして青森市弘前市はじめとしたエリアの空の玄関口となっているのが今回紹介していく青森空港です。青森空港青森市街地を取り囲む山の上に位置しており、青森市弘前市へアクセスしやすい場所にあります。

ターミナルビルは比較的新しく使いやすい仕様となっており、青森の名産名物がしっかりとPRされています。今回はそんな青森空港の様子をお届けしていきます。

 

以下目次です。

 

それではスタート!!

青森と弘前の間の空港

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青森市の中心部からシャトルバスで約35分ほどの距離にある青森空港青森平野を囲む山の上に位置しています。ターミナルビルは2019年にリニューアルされたばかりで、外観を見てもまだ新しさを感じました。

国内線はJALANAFDAの3社で羽田、新千歳、伊丹、名古屋小牧、神戸に就航しており、国際線も曜日限定ではありますが大韓航空が韓国の仁川線を就航させています。

 

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空港からの交通アクセスに関してはバスが主になり、青森市方面と弘前市方面の2路線が運行されています。それぞれ毎時1本程度の本数が確保されており、航空便との接続もあります。

レンタカーに関してですが、他の地方空港では到着口の目の前にカウンターがあり、店舗は空港から少し離れたところにありがちです。しかし青森空港では、ターミナルビルの横の建物にレンタカーターミナルが設けられており、スピーディーにレンタカーに乗り換えることができそうです。

 

りんごと名物を楽しむターミナル

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では青森空港のターミナルビル内を紹介していきます。まず1階には到着口があります。大抵の地方空港では到着口の目の前に何かしらその県を象徴するオブジェがありがちですが、もちろん青森空港にも「Welcome to AOMORI」オブジェがありました。

そしてよく見ると青森の最初のOには緑の葉っぱがついたりんごになっていますね。ちゃんとりんごを推してくることを忘れていません。青森空港ゆるキャラひこりんもいます。

 


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国内線到着口の左右にはチェックインカウンターが並びます。国内線はANAJAL、そして死角になって見えませんが左奥にFDAのカウンターがあります。国際線は訪問時は運休中でやっていませんでした。

 

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2階には出発口が位置しています。国内線と国際線がすぐ隣り合っている珍しい配置な気がします。この数のパーテーションを見ると混雑時はかなり並ぶのかもしれません。ちなみに青森東京間の移動シェアは新幹線は優位になっています。


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出発口のすぐ目の前にはお土産屋さんが3店舗連なります。こちらのお土産店では青森土産がしっかり揃えられています。中でもりんごに関してはお菓子だけじゃなく、りんごジュースをとっても何種類も用意されており、青森県のりんご熱を感じる売り場となっていました。

 

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先ほどのお土産屋さんから出発口を挟んで反対側にはレストラン街があります。レストランが1店舗、全国展開するチェーンのカフェ、そして青森名物を扱うお店が3店舗連なったフードコートがあります。この規模の地方空港にしては選択肢が非常に多く、少し余裕をもって空港に来ようと思えるラインナップです。


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今回の訪問ではフードコート内にあるかわらさんで青森名物の味噌カレー牛乳ラーメンを頂きました。味噌ラーメンをベースにカレーの味もしつつ、牛乳のまろやかさも入っているという何ともカオスなこのラーメンを空港で、しかもフードコートで気軽に楽しめることに感謝したいですね。


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2階の制限エリア外にはラウンジがあります。特定のクレジットカード所持者やJALの上級会員が利用できます。中はこの規模の地方空港ではかなり広々としており、アルコールに関しては有料となりますが、ソフトドリンクやコーヒー類は無料で楽しむことができます。

そして青森といえばりんごジュース。もちろんりんごジュースも飲み放題です。100%のりんごジュースでした。


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保安検査場を通過した制限エリア内には青森名物やお菓子などが販売されている自販機が設置されています。制限エリア内にはお土産を取り扱うショップも用意されていいますが、自販機にはイギリストーストやりんごの果実などショップにはないものも販売していました。

 

八甲田山を望む展望デッキ

ターミナル3階には展望デッキがあります。2階から階段やエレベーターを利用してやってくることができるようになっています。デッキに出る前の屋内エリアには展示コーナーが設けられており、青森空港に就航している飛行機の模型(写真左)や周辺を含めた青森空港自体の模型(写真右)が展示されていました。

 

青森空港のデッキでは柵が二重になっており、手前には手すり付きの白い低めの柵、そして建物際にはワイヤーの柵が設置されています。ワイヤーの方まで近づくことができないので、撮影には少し不向きかもしれません。

ちなみに超たまたまですが、恐らく完全なチャーター便で羽田からB767型機がやってきていました。青森空港では珍しい機体です。

 

そんな青森空港のデッキからは真正面に青森を象徴する八甲田山を見ることができます。この日は上の方が雲に隠れてしまい全体を見ることはできませんでしたが、写真のように滑走路を離着陸する飛行機と一緒に八甲田山を撮影することもできます。

 

最後に青森空港にやってきたこちらのフジドリームエアラインズの機体。10号機のシルバーの機体ですが、こちらの機体は青森県ネーミングライツを結んでおり、青森のブランド米青天の霹靂のステッカーが機体に貼られています。

青森県とのネーミングライツということで、りんご推ししてくるかなと思いきやお米の宣伝。空港内のお土産屋さんでも青天の霹靂を使用したお菓子などが販売されていたので、かなり力を入れてPRしているようでした。

 

ということで以上、青森空港の紹介でした。

2019年にリニューアルされたとあってまだ綺麗なターミナルビルの青森空港でした。ターミナル内ではりんご推しもそうですが、青森の名物が楽しめるレストランも様々な形態で用意されており、空港から出ずとも青森を楽しめるようになっていたかと思います。もちろん青森や弘前へと出れる時間があるならば観光することをお勧めしたいですけどね。

 

この記事は2023年9月中旬時点での情報です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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【搭乗記】JAL新千歳青森 低高度での津軽海峡フライトを楽しむ

こんにちは。

今回はJAL新千歳空港から青森空港への搭乗記をお届けします。

北海道と青森県津軽海峡を挟んでお隣同士。青函トンネルでは北海道新幹線がそれぞれを結び、津軽海峡を渡り本州と北海道をつなげるフェリーも多数運行されています。最速の新幹線を利用したとしても約5時間を要するこの区間ではもちろん空路が設定されています。飛行時間だけで言うと時刻表上では45分のフライトとなっています。また新千歳青森間は距離も近いことから高度がそこまで上がらずに、北海道と青森にまたがる津軽海峡の景色を楽しむこともできます。

今回はJGC回数修行もかねて、セールを利用して破格の6600円で航空券を購入しました。北海道と青森を結ぶ短区間のフライトの様子をじっくりと紹介していきたいと思います。

 

以下目次です

 

それではスタート!!

北海道の最混雑空港から出発

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北海道の玄関口である新千歳空港にやってきました。札幌近郊にはもう一つ道内路線やコミューター機による本州路線も設定されている丘珠空港がありますが、今回利用する青森線はここ新千歳空港から出発しています。今回はJALを利用しますが、ANAも同じ路線を飛ばしています。


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新千歳空港は国内線ターミナルと国際線ターミナルの2つに分かれています。国内線は1つのターミナルをANAJALLCC各社までが仲良く分け合って使用します。主にANAは北側、JALは南側を利用しており、コードシェアのある航空会社がそれぞれの側を一緒に利用している形となっています。

今回利用する青森便はJALグループのジェイエアによる運航です。使用機材はエンブラエル170で主に地方間を結ぶコミューター路線で用いられている機材となっています。


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今回指定した座席は進行方向右側の座席で翼の少し後ろあたりです。搭乗率はそこそこで前方は座席もかなり埋まっていましたが、後方は1人で2席を利用できるよな状況でした。客層はビジネス客も多く、旅行客も適度に混ざっているような感じで、この路線ならではの特徴的なものは感じませんでした。


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定刻の10:55より前に全員の搭乗が終わり、定刻よりも早く出発をしました。新千歳空港の国内線は半円形のターミナルビルとなっているのが特徴です。写真左側のターミナルビル上にはホテルが設けられています。このホテルには飛行機を眺められるエアポートビューの部屋もあり、いつかは宿泊してみたいと思ってるんですがちょい値段が張るのも事実です。


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この日は北風だったため、滑走路南側から北へ向けての離陸となりました。新千歳空港は滑走路が隣接して2本設置されており、基本的には離陸用と着陸用で分けて運用されています。離陸するとお隣の滑走路に着陸したANA機が滑走路横断を待っている姿を眼下に眺めることができました。


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目的地青森空港へは新千歳空港から南下していく必要があるため、一度北向きに離陸した後、一気に旋回して南側へと進路を変えていきます。進路を変えると進行方向右側には離陸したばかりの新千歳空港の全景を眺めることができました。自衛隊千歳基地も合わせるとかなりの広さを誇っていることがわかります。

 

津軽海峡の景色を楽しむ

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上昇中見えてきたのは新千歳空港の東側に位置する支笏湖と思しき湖。すぐ横に樽前山が見えれば確実に支笏湖なんですが、雲に隠されて確認できず。支笏湖は透明度がかなり高く、支笏湖ブルーと呼ばれる綺麗な青色の湖面が人気ですが、さすがに機内からその青さを体感することはできませんでした。


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しばらく飛行すると苫小牧の市街地が見えてきました。明らかに建物が並ぶので上空からでもわかりやすいポイントです。新千歳羽田線ではこのまま太平洋上へと入るのでこの景色が最後に見る北海道となりますが、青森線はまだまだ北海道の有名な景色を楽しむことができます。


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右手に苫小牧から室蘭まで続くまっすぐに伸びる街並みを眺めながら機内サービスが始まります。短距離路線でベルトサインが消灯している時間も短いことから、ドリンクサービスはなく、JALオリジナルキャンディの配給となりました。バニラヨーグルト味やはちみつレモン味などがある中で、今回はアセロラ味をチョイス。ANAのキャンディと比較すると喉に良さそうな味が多い気がします。


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キャンディのサービスを受けていると、北海道の室蘭が見えてまいりました。噴火湾の入り口にある絵鞆半島には工業で有名な室蘭の街が広がっています。


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JR線だとぐるっと回る必要があり、札幌函館間の所要時間を拡大させる要因となっている噴火湾ですが、空の上を飛ぶ飛行機なら関係なし。室蘭を過ぎると噴火湾を跨ぎ、駒ヶ岳あたりまで一気に飛んできました。


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キャンディのサービスが終わると、CAさんがジェイエアオリジナルのポストカードを持って回ってきてくれました。CAさん達が書いたというオリジナルのルートマップとジェイエアの運航するエンブラエル170の2種類のポストカードをいただきました。


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ポストカードを眺めていたら窓の外には函館の街が広がります。函館山を中心にして左右に街が広がる景色は函館の特徴となっています。よく見ると写真手前には函館空港、真ん中には五稜郭と函館の有名観光地をしっかり上空から確認できます。


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函館が過ぎ去るといよいよ津軽海峡の上空を飛行していきます。既に高度を下げ始める段階へときているため、眼下には津軽海峡を眺めることができます。更にこの日は天気が非常に良かったこともあって、北海道側の白神岬と本州側の竜飛崎の両方をしっかりと確認することができました。さすがにテンションが上がる組み合わせです。

 

青森市街を見ながら着陸

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しばらく陸奥湾上空を飛行しながらどんどん青森空港へと向けて高度を下げていきます。目的地となる青森市陸奥湾の1番奥に位置しています。陸奥湾沿いでは最も大きな街になるので、建物が増えてきたと思ったらもうそこは確実に青森市街ですね。


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青森空港青森市街のある青森平野を取り囲むように連なる山の上に位置しています。したがってこの便は青森市街地の上空をまさに観光するように飛んで青森空港を目指します。

ちょうど翼に隠れてしまっていますが、青森のシンボルベイブリッジアスパムを見ながらどんどんと降下をしていきます。


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県庁所在地とはいえ青森市では中心部の市街地を少し離れると、同じ平野内でもご覧のように田畑が広がる景色になっていきます。青森市中心部からはどんどん離れていきますが、青森空港の立地的には県No.3の都市である弘前にも行きやすいようにということになっています。


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青森平野を囲む山に位置する青森空港に着陸しました。青森空港の滑走路は3000mあり、大型機も運用可能な長さとなっています。しかし現在では大型機と呼べるような飛行機はやってきていないようです。

山の上にある空港なので少し雲が近く感じました。


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新千歳空港出発から45分ほどで青森空港に到着となりました。札幌から特急に乗っていたら苫小牧をちょっと過ぎたあたりくらいまでの所要時間で青森まで飛んで来れるとは、飛行機の速さを痛感しました。

お隣には羽田便に充当されるB737型機が止まっています。小型機が用いられていることから分かるように、東京青森間の移動シェアは新幹線の方が高いようです。

 

ということで以上、新千歳青森間の搭乗記でした。

一言で表すと、とにかく早い。これに尽きますね。現在のところ札幌青森間の移動は明らかに飛行機優勢となっていますが、2030年に開業予定の北海道新幹線の札幌延伸で大きく勢力が変わってくると思います。果たしてこの路線が残るのかどうか、この路線に限らず新千歳と東北各地を結ぶ便はどうなるんでしょうか。

高度を上げない短い路線だからこそ見える絶景を楽しめる新千歳青森線。乗れるうちに乗っておいて、空から北海道と青森の景色を楽しんでおきたいですね。

 

この記事は2023年9月中旬時点での情報です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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【エスコンフィールド】北海道の最先端ボールパークで野球観戦!!

こんにちは。

今回は北海道日本ハムの新たな本拠地エスコンフィールドを紹介したいと思います。

2023年シーズンから従来の本拠地だった札幌ドームから移転して、札幌からすこし離れた北広島に新しい球場が完成しました。しかもこれまでの野球場とは異なり、野球場だけではなく新しい街「Fビレッジ」ごと開発するといった力の入れよう。ただ野球を楽しむだけでなく、野球のない日にも楽しめるようなボールパークとなっています。今回の訪問では野球観戦をメインにしつつも、Fビレッジやエスコンフィールドをしっかり散策してきましたので、その様子をすべてお届けしていきたいと思います。

 

以下目次です。

 

それではスタート!!

本気を感じるアクセス

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北海道の大都市である札幌市のお隣、北広島市北広島駅へとやってきました。北広島駅は札幌駅と新千歳空港駅を結ぶ快速エアポートの停車駅にもなっているので、本数としてはかなりの本数がありアクセスはしやすくなっています。

プロ野球開催時を中心にして多くの利用客が見込まれる際には臨時列車も運行されており、お客さんの輸送にはしっかりと準備がされているようでした。

 

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北広島駅からエスコンフィールドへのアクセスですが、バスか徒歩の2択になるかと思います。徒歩となると公式サイトには約19分と書いてありますが、地図アプリなどで検索すると25分と出てきます。実際に歩いて確かめたかったのですが、あいにくの雨模様だったのでバスで行くことにしました。

北広島駅からエスコンフィールドのあるFビレッジまでのバスですが、試合開催日になるとどんどん出ているので利便性はかなり高めです。

 

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北広島駅からバスで5分ほど、いよいよFビレッジに到着しました。運賃の支払いには交通系ICやクレジットカードのタッチ決済なども利用できるようになっています。試合開催日となるとFビレッジにはどんどんバスがやってきます。北広島駅以外にも新札幌駅野幌駅新千歳空港からも直通のバスが設定されていました。

 

野球場だけじゃない!Fビレッジを歩く

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では続いてFビレッジ内を散策していきます。バスでFビレッジに到着するとエスコンフィールドの1塁側にあたるコカ・コーラゲートの目の前に到着をします。日本ハムファイターズは1塁側を使用するので日ハムファンのことを考えた配置になっていますね。

早速エスコンフィールド内に入場!と行きたいところですが、まずは周辺のFビレッジの散策から楽しんでいきたいと思います。


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エスコンフィールドを取り囲むようにFビレッジが広がっています。メインとなるのはエスコンフィールドのバックスクリーン側、バスでやってくるとコカ・コーラゲートを正面に見て右側へと進んでいきます。

Fビレッジの各施設が集まっている場所はバスを降りたところよりも少し下にあるため、まずは階段を下っていきます。ここからの見晴らしを考えるとエスコンフィールドは小高い丘の上にあることがわかります。

 

この日はあいにくの雨で遊んでいる人はいませんでしたが、目立つものとしては遊具や小さな野球場が設けられています。誰でも自由に遊ぶことができ、野球観戦だけではなく実際にプレーもできる、まさにボールパークを体現している場所となっています。

 

遊具の先にはなかなかの大きさの池があります。この池の周辺はガーデンになっており、季節に合わせた草花を楽しめるようです。今回の訪問では雨が降りすぎて花を楽しんでいる余裕はありませんでしたが、自然と最新の建築物の融合という風景もなかなか面白いかもしれません。

 

エスコンフィールドのタワー11ゲート裏にあるのがこちらのTHE LODGEというショップ。有名なアウトドア用品店やスイーツを扱うカフェまで、Fビレッジの雰囲気にマッチしたお店が数店舗入っています。

 

エスコンフィールドほどではないですが、Fビレッジ内では高さがあることから目立つ存在のこちらの建物は分譲マンション。エスコンフィールドが目と鼻の先の位置であるため、野球ファンにはもってこいのマンションです。数年後にはJR千歳線の駅の開業も予定されていることからアクセスも最強の立地になりそうです。すべて完売したそうですが…

 

日本では唯一無二のメジャー級の球場

それではいよいよエスコンフィールドの中へと入っていきます。この日の試合は平日開催のナイターで試合開始18時の2時間前、16時から開場となりました。開場直後はかなり混雑しており、10分ほど並んでの入場となりました。

今回は3塁側の座席を取っているので3塁側から入場します。3塁側のゲートは1階フィールドレベルとなっており、ゲートのすぐそばにはファイターズグッズショップがありました。

 

今回利用した座席は3階席。エスコンフィールド内では最上段にあるエリアで、写真のようにグラウンド全体が眺められるような座席となっています。高さがありグラウンドが遠いことから値段設定は安くなっており、今回は2800円でチケットを購入しました。これだけ遠くてもボールはちゃんと見えるのでご安心を。最安値だと外野席の最上段エリアで2000円ちょっとで購入できたかと思います。

 

利用した3階席のエリアは写真のような形で跳ね上げ式の固めな座席になっています。座席が折りたたまれていることや座席の前後幅、左右の間隔が広めにとられているのでかなり快適に試合観戦を楽しむことができました。

またこの日は悪天候によってJR千歳線のダイヤが乱れていたため、満席とはならず自席周辺はガラガラといった状態だったことも、快適に観戦することができた理由かもしれません。

 

各階にはフロアガイドが用意されており、そのフロアにある飲食店を中心にガイドがされています。座席はブロックごとに数字とアルファベットでセクションわけがされており、チケットにもセクションが書いてあるので座席探しの際にもこちらのフロアガイドは活きてくると思います。

 

各階のコンコースにはチケットさえあれば入れるようになっており、エスコンフィールドはコンコースと座席の間に壁が存在しないため、コンコースからいくらでもグラウンドを眺めることができます。このようにバックネット裏からの眺めも楽しめます。立ち見が禁止されている場所もあるのでご注意ください。

 

先ほどのバックネット裏から1塁側をぶらぶら歩いてセンターバックスクリーン側へとやってきました。センター側へとくると、上に座席がなく大屋根が見え開放的な雰囲気になっています。

2階エリアはメインレベルとなっており、多くの飲食店が集まっています。あまりにも人が集中しすぎて撮影どころではなかったため写真はありません。

 

センターバックスクリーン側にはエスコンフィールド内で醸造されているビールが楽しめるお店があります。試合開始前からかなりの行列で、試合中も並んでいる様子が確認できました。

そして写真真ん中に映るタワー11にはホテル、サウナ、温泉大浴場が設けられています。泊まりながら、温泉を楽しみながら野球観戦ができます。さすがに秒で売り切れてしまうので今回はまったく足を踏み入れることができませんでした。

 

エスコンフィールドの特徴として、レフトとライトの1階席が少しだけ欠けており、その部分にはブルペンがあります。メジャーの球場ではよくある丸見えブルペンです。試合を見れるのはもちろん、準備をする投手陣の様子を間近に楽しめる座席もあり、色々な楽しみ方ができるのもエスコンフィールドならではですね。

 

最先端の野球観戦

ではここからはエスコンフィールドでの野球観戦を楽しんでいきます。エスコンフィールドではライトとレフトのポール際にどでかいスクリーンが用意されています。どこからでもスクリーンを見ることができます。

応援団は他球場とは異なり内野の3階席に陣取っています。グラウンドからかなり遠い事や、そもそもエスコンフィールドが広すぎることもあって応援歌などは少しボリュームが小さめでした。

 

どでかいスクリーンを思う存分に利用してスタメン発表がされていきます。応援歌の歌詞もスクリーンに出るので初めて来た方も応援の雰囲気を楽しめそうです。

この日の対戦カードは日本ハムvsオリックス。今考えるとパリーグ覇者と最下位チームの対戦でした。

 

プレイボール直前、ファイターズの選手が守備位置に着く際には球場が暗転しての演出がありました。新球場での演出は最新感もあり見るべきものかと思います。まだ試合開始前ということでコンコースにもかなりのお客さんがいますが、もったいない気がしちゃいますね。

 

ということでプレイボール。日ハムの先発は外国人投手のポンセ、対するオリックスは育成出身の東。試合はオリックスの一方的な展開で、1-8で日ハムが大敗を喫しました。全然打てないのにめちゃくちゃ打たれて点取られるという日ハムファンには面白くない試合内容で、回が進むにつれて空席が目立つようになりました。

 

一方的な展開の試合はそこそこに、日ハムのホームゲームでは流行りになったきつねダンスを見ることができます。スクリーンにはチアだけではなくお客さんを含めてきつねダンスを踊る様子が映し出されて、球場内はかなり盛り上がっている印象でした。割と早めの回で出てきたと記憶しているので、見逃さないように注意です。

 

北海道といえばグルメ。エスコンフィールドでも例にもれず北海道ならではのグルメ、海鮮やジンギスカンを楽しむことができるようになっています。ただ北海道に来たらエスコンフィールドでなくても楽しめる北海道グルメ。せっかくならエスコンフィールドならではのグルメがいいですよね。

今回はファイターズの選手プロデュースグルメを楽しむことにしました。写真左側は釧路出身今川選手プロデュースのスパカツ、そしてエスコン名物のきつねのレモンサワーを頂きました。

 

ラッキーセブンの攻撃前はファイターズ賛歌で盛り上がっていました。ちなみに対戦相手のオリックスのラッキーセブンの際、札幌ドーム時代はオリックスファンによる自虐ネタ満載のボードを見るのが楽しみでしたが、エスコンになってからその文化がなくなったのか、オリファンはみんな選手名タオルなどを掲げていました。

しょっぱい試合展開となったため早めに引き上げることにしたので、これにて観戦記もおしまいです。

 

ということで以上、エスコンフィールドの様子をお届けしました。

かなり長い記事となりましたが、これでもまだまだエスコンフィールド、Fビレッジの魅力を伝えきれていません。それほど見どころが多い球場だったと思います。野球ファンはもちろん、野球ファン以外でも、野球を見るという目的以外でも楽しめる新しい街が完成していました。試合開催日以外でもエスコンフィールドが解放されていて、グルメなどを楽しめる日もあるようなので、観光スポットの1つとして訪れてみてはいかがでしょうか。

 

この記事は2023年9月中旬時点での情報です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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