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【エスコンフィールド】北海道の最先端ボールパークで野球観戦!!

こんにちは。

今回は北海道日本ハムの新たな本拠地エスコンフィールドを紹介したいと思います。

2023年シーズンから従来の本拠地だった札幌ドームから移転して、札幌からすこし離れた北広島に新しい球場が完成しました。しかもこれまでの野球場とは異なり、野球場だけではなく新しい街「Fビレッジ」ごと開発するといった力の入れよう。ただ野球を楽しむだけでなく、野球のない日にも楽しめるようなボールパークとなっています。今回の訪問では野球観戦をメインにしつつも、Fビレッジやエスコンフィールドをしっかり散策してきましたので、その様子をすべてお届けしていきたいと思います。

 

以下目次です。

 

それではスタート!!

本気を感じるアクセス

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北海道の大都市である札幌市のお隣、北広島市北広島駅へとやってきました。北広島駅は札幌駅と新千歳空港駅を結ぶ快速エアポートの停車駅にもなっているので、本数としてはかなりの本数がありアクセスはしやすくなっています。

プロ野球開催時を中心にして多くの利用客が見込まれる際には臨時列車も運行されており、お客さんの輸送にはしっかりと準備がされているようでした。

 

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北広島駅からエスコンフィールドへのアクセスですが、バスか徒歩の2択になるかと思います。徒歩となると公式サイトには約19分と書いてありますが、地図アプリなどで検索すると25分と出てきます。実際に歩いて確かめたかったのですが、あいにくの雨模様だったのでバスで行くことにしました。

北広島駅からエスコンフィールドのあるFビレッジまでのバスですが、試合開催日になるとどんどん出ているので利便性はかなり高めです。

 

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北広島駅からバスで5分ほど、いよいよFビレッジに到着しました。運賃の支払いには交通系ICやクレジットカードのタッチ決済なども利用できるようになっています。試合開催日となるとFビレッジにはどんどんバスがやってきます。北広島駅以外にも新札幌駅野幌駅新千歳空港からも直通のバスが設定されていました。

 

野球場だけじゃない!Fビレッジを歩く

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では続いてFビレッジ内を散策していきます。バスでFビレッジに到着するとエスコンフィールドの1塁側にあたるコカ・コーラゲートの目の前に到着をします。日本ハムファイターズは1塁側を使用するので日ハムファンのことを考えた配置になっていますね。

早速エスコンフィールド内に入場!と行きたいところですが、まずは周辺のFビレッジの散策から楽しんでいきたいと思います。


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エスコンフィールドを取り囲むようにFビレッジが広がっています。メインとなるのはエスコンフィールドのバックスクリーン側、バスでやってくるとコカ・コーラゲートを正面に見て右側へと進んでいきます。

Fビレッジの各施設が集まっている場所はバスを降りたところよりも少し下にあるため、まずは階段を下っていきます。ここからの見晴らしを考えるとエスコンフィールドは小高い丘の上にあることがわかります。

 

この日はあいにくの雨で遊んでいる人はいませんでしたが、目立つものとしては遊具や小さな野球場が設けられています。誰でも自由に遊ぶことができ、野球観戦だけではなく実際にプレーもできる、まさにボールパークを体現している場所となっています。

 

遊具の先にはなかなかの大きさの池があります。この池の周辺はガーデンになっており、季節に合わせた草花を楽しめるようです。今回の訪問では雨が降りすぎて花を楽しんでいる余裕はありませんでしたが、自然と最新の建築物の融合という風景もなかなか面白いかもしれません。

 

エスコンフィールドのタワー11ゲート裏にあるのがこちらのTHE LODGEというショップ。有名なアウトドア用品店やスイーツを扱うカフェまで、Fビレッジの雰囲気にマッチしたお店が数店舗入っています。

 

エスコンフィールドほどではないですが、Fビレッジ内では高さがあることから目立つ存在のこちらの建物は分譲マンション。エスコンフィールドが目と鼻の先の位置であるため、野球ファンにはもってこいのマンションです。数年後にはJR千歳線の駅の開業も予定されていることからアクセスも最強の立地になりそうです。すべて完売したそうですが…

 

日本では唯一無二のメジャー級の球場

それではいよいよエスコンフィールドの中へと入っていきます。この日の試合は平日開催のナイターで試合開始18時の2時間前、16時から開場となりました。開場直後はかなり混雑しており、10分ほど並んでの入場となりました。

今回は3塁側の座席を取っているので3塁側から入場します。3塁側のゲートは1階フィールドレベルとなっており、ゲートのすぐそばにはファイターズグッズショップがありました。

 

今回利用した座席は3階席。エスコンフィールド内では最上段にあるエリアで、写真のようにグラウンド全体が眺められるような座席となっています。高さがありグラウンドが遠いことから値段設定は安くなっており、今回は2800円でチケットを購入しました。これだけ遠くてもボールはちゃんと見えるのでご安心を。最安値だと外野席の最上段エリアで2000円ちょっとで購入できたかと思います。

 

利用した3階席のエリアは写真のような形で跳ね上げ式の固めな座席になっています。座席が折りたたまれていることや座席の前後幅、左右の間隔が広めにとられているのでかなり快適に試合観戦を楽しむことができました。

またこの日は悪天候によってJR千歳線のダイヤが乱れていたため、満席とはならず自席周辺はガラガラといった状態だったことも、快適に観戦することができた理由かもしれません。

 

各階にはフロアガイドが用意されており、そのフロアにある飲食店を中心にガイドがされています。座席はブロックごとに数字とアルファベットでセクションわけがされており、チケットにもセクションが書いてあるので座席探しの際にもこちらのフロアガイドは活きてくると思います。

 

各階のコンコースにはチケットさえあれば入れるようになっており、エスコンフィールドはコンコースと座席の間に壁が存在しないため、コンコースからいくらでもグラウンドを眺めることができます。このようにバックネット裏からの眺めも楽しめます。立ち見が禁止されている場所もあるのでご注意ください。

 

先ほどのバックネット裏から1塁側をぶらぶら歩いてセンターバックスクリーン側へとやってきました。センター側へとくると、上に座席がなく大屋根が見え開放的な雰囲気になっています。

2階エリアはメインレベルとなっており、多くの飲食店が集まっています。あまりにも人が集中しすぎて撮影どころではなかったため写真はありません。

 

センターバックスクリーン側にはエスコンフィールド内で醸造されているビールが楽しめるお店があります。試合開始前からかなりの行列で、試合中も並んでいる様子が確認できました。

そして写真真ん中に映るタワー11にはホテル、サウナ、温泉大浴場が設けられています。泊まりながら、温泉を楽しみながら野球観戦ができます。さすがに秒で売り切れてしまうので今回はまったく足を踏み入れることができませんでした。

 

エスコンフィールドの特徴として、レフトとライトの1階席が少しだけ欠けており、その部分にはブルペンがあります。メジャーの球場ではよくある丸見えブルペンです。試合を見れるのはもちろん、準備をする投手陣の様子を間近に楽しめる座席もあり、色々な楽しみ方ができるのもエスコンフィールドならではですね。

 

最先端の野球観戦

ではここからはエスコンフィールドでの野球観戦を楽しんでいきます。エスコンフィールドではライトとレフトのポール際にどでかいスクリーンが用意されています。どこからでもスクリーンを見ることができます。

応援団は他球場とは異なり内野の3階席に陣取っています。グラウンドからかなり遠い事や、そもそもエスコンフィールドが広すぎることもあって応援歌などは少しボリュームが小さめでした。

 

どでかいスクリーンを思う存分に利用してスタメン発表がされていきます。応援歌の歌詞もスクリーンに出るので初めて来た方も応援の雰囲気を楽しめそうです。

この日の対戦カードは日本ハムvsオリックス。今考えるとパリーグ覇者と最下位チームの対戦でした。

 

プレイボール直前、ファイターズの選手が守備位置に着く際には球場が暗転しての演出がありました。新球場での演出は最新感もあり見るべきものかと思います。まだ試合開始前ということでコンコースにもかなりのお客さんがいますが、もったいない気がしちゃいますね。

 

ということでプレイボール。日ハムの先発は外国人投手のポンセ、対するオリックスは育成出身の東。試合はオリックスの一方的な展開で、1-8で日ハムが大敗を喫しました。全然打てないのにめちゃくちゃ打たれて点取られるという日ハムファンには面白くない試合内容で、回が進むにつれて空席が目立つようになりました。

 

一方的な展開の試合はそこそこに、日ハムのホームゲームでは流行りになったきつねダンスを見ることができます。スクリーンにはチアだけではなくお客さんを含めてきつねダンスを踊る様子が映し出されて、球場内はかなり盛り上がっている印象でした。割と早めの回で出てきたと記憶しているので、見逃さないように注意です。

 

北海道といえばグルメ。エスコンフィールドでも例にもれず北海道ならではのグルメ、海鮮やジンギスカンを楽しむことができるようになっています。ただ北海道に来たらエスコンフィールドでなくても楽しめる北海道グルメ。せっかくならエスコンフィールドならではのグルメがいいですよね。

今回はファイターズの選手プロデュースグルメを楽しむことにしました。写真左側は釧路出身今川選手プロデュースのスパカツ、そしてエスコン名物のきつねのレモンサワーを頂きました。

 

ラッキーセブンの攻撃前はファイターズ賛歌で盛り上がっていました。ちなみに対戦相手のオリックスのラッキーセブンの際、札幌ドーム時代はオリックスファンによる自虐ネタ満載のボードを見るのが楽しみでしたが、エスコンになってからその文化がなくなったのか、オリファンはみんな選手名タオルなどを掲げていました。

しょっぱい試合展開となったため早めに引き上げることにしたので、これにて観戦記もおしまいです。

 

ということで以上、エスコンフィールドの様子をお届けしました。

かなり長い記事となりましたが、これでもまだまだエスコンフィールド、Fビレッジの魅力を伝えきれていません。それほど見どころが多い球場だったと思います。野球ファンはもちろん、野球ファン以外でも、野球を見るという目的以外でも楽しめる新しい街が完成していました。試合開催日以外でもエスコンフィールドが解放されていて、グルメなどを楽しめる日もあるようなので、観光スポットの1つとして訪れてみてはいかがでしょうか。

 

この記事は2023年9月中旬時点での情報です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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