がーわのたびレポ

日本各地の移動手段や観光地、宿泊施設をじっくりと紹介!

【旅行記】道後温泉駅からさらば愛媛 愛媛堪能旅⑨

こんにちは。

 

今回は愛媛旅の最終回になります。

愛媛県を巡ってきた1泊2日の旅もそろそろ終了。

松山城道後公園道後温泉を観光してきた2日目。あとは松山市駅へと戻り、リムジンバスで松山空港へ、そして飛行機で羽田空港へと戻ります。

路面電車の駅とは思えない道後温泉駅や帰りの機内からの夜景など、統一性が皆無ですが、帰路の様子を紹介していきたいと思います。

 

以下目次です。

 

 

それではスタート!!

スタバも入る!おしゃれな道後温泉駅

すべての観光を終え、松山空港へと向かいます。道後温泉駅からも松山空港行きのリムジンバスは出ていますが、荷物をホテルに預けているので、一度松山市駅へと戻る必要があります。

路面電車で戻るわけですが、路面電車にも関わらず道後温泉駅はかなり豪華な設備になっており、駅だけでも観光スポットと化しています。

そんな道後温泉駅の外観がこちら。明治時代の洋風な建物が再現されており、駅舎内にはスタバが入っています。一見駅のようには見えないですね。

 

ホーム側も洋風が意識されており、ここだけタイムスリップしたような空間になっています。

路面電車なので、料金は基本的に車内での清算。したがって列車を利用しなくても、道後温泉駅を見学することができるので、多くの観光客が道後温泉駅で写真を撮ったりと、しっかりと観光スポットとして認知されている様子でした。

 

こちらの道後温泉駅路面電車の終着駅でもあるので、かなりの本数の路面電車が勢ぞろいしています。

系統もいくつかあり、特に松山市駅に向かうのか、JR松山駅に向かうのかによって、乗る列車が異なってくるので要注意です。特に駅員が立ってどこ行きとかアナウンスがあったわけではありません。

やはり観光客を中心に、どの列車に乗ればよいのか混乱が生じている様子でした。

 

道後温泉駅には土日を中心に運行されている観光列車である坊っちゃん列車が展示されていました。

実際に見てみるとかなり小さく、この車両と同じようなものが昔は路面電車の主力を担っていたと考えると、とても興味深いです。路面電車を機関車が走る光景なんて全くイメージできません。

 

乗車する列車をしっかり確認したうえで、松山市駅へと向かいます。
車内は道後温泉から離れ、松山市駅へと向かうにつれて混雑していきました。

後面展望が楽しめる座席があったので、車内から街並みを眺めながら松山市駅へと向かいます。

写真は大街道の周辺。ここだけ見るとかなりの都会だと思います。

 

松山市駅と大街道をつなぐ銀天街

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松山市駅まで戻ってきました。リムジンバスの時間までまだ少しあるので、松山市駅周辺を少しぶらついてみます。

松山市駅のすぐそばから続いてるのが銀天街という商店街。この商店街は松山城へ行く際に路面電車を下車した大街道商店街に繋がっています。したがって松山市駅から商店街をぶらつきながらほぼ濡れることなく、松山イチの中心街である大街道まで向かうことができます。


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この銀天街はこの旅行中で最も人がいたんじゃないかという賑わい具合でした。

やはり松山市駅から、銀天街、大街道に至るラインが松山市の中心部となっているのだと思います。

銀天街を端から端まですべて歩いたわけではありませんが、印象的には全国展開をしているチェーン店が多く、観光客向けというよりは地元の人のための商店街という感じでした。


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松山市駅の地下で見つけたこの看板。

どうやら松山市駅の駅前は整備されるようで、広場が誕生するみたいです。

現在は駅前に道路が走っており、その上下線の間に路面電車の駅があるという構造になっています。そのため信号待ちが発生していたり、バスターミナルも乗り場がいろんなところにあったりで少しわかりにくくなっています。

次回訪れた時にどうなっているのか楽しみが増えました。

 

帰りの機内で一六タルト

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松山市駅からみかん色の空港リムジンバスに乗車して松山空港へと戻ってまいりました。平日だったにも関わらず、松山空港はかなりの混雑具合。

お土産を購入するレジがかなり混雑しており、大行列になっていました。

夕食は松山空港内のレストランでいただきます。愛媛名物を堪能できた朝食のおかげで、食べていない愛媛グルメはほぼ存在しなかったので、再びじゃこ天うどんを頂きました。

鯛めしはもちろん、焼き豚玉子飯やみかんスイーツなど、松山空港も愛媛グルメが充実しているので、最後まで楽しむことができますね。

 

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羽田行の飛行機に搭乗しました。外は雨。ギリギリで降られることなく旅行を進めることができ幸運でした。

機内は出張帰りのようなビジネスマンの方がほとんどで、搭乗率は6割程度でした。

雨の影響もあってか離陸直後は揺れが続き、なかなかシートベルトサインが消えませんでした。


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機内のお供は一六タルトです。

松山空港のお土産屋さんでは一六タルトがばら売りされており、さらに定番の柚子だけではなく、写真のようにいちごや抹茶、ショコラなどの取り扱いもありました。

ちょっと食べてみたいときに、ばら売りされていると本当にありがたいですよね。他にも、お土産を選ぶために試食してみるといった時にもばら売りは重宝します。

 

羽田空港へは順調に飛行を続け、千葉県側から東京港をかすめるようにして羽田空港B滑走路に着陸しました。

地方から羽田へと飛行機で帰ってくる際に東京の夜景が見えると、やはりその明るさが目につきます。今回はルート的に東京スカイツリー東京ゲートブリッジなど綺麗な夜景を堪能できるいいフライトになりました。

 

ということで愛媛旅もここまで。
夏に四国を旅した際に訪れることのできなかった愛媛県をしっかりと観光することができ、また食べたかったグルメも一六タルト天を除いてほぼ食べることができ、満足感の高い旅となりました。

ただ、これでも足りないんですよね。愛媛県には有名なスポットもまだまだあります。

いつかそう遠くないうちに、じっくりと四国を巡る機会があればいいなと思っています。

 

次回からは新シリーズ。2022年の旅行にやっと追いつきます。

2022年1発目の旅は、南九州。宮崎県と鹿児島県を旅してきましたので、次回からはそちらの旅の様子を書いていきたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

【旅行記】入りやすい日本最古湯「道後温泉飛鳥乃温泉」 愛媛堪能旅⑧

こんにちは。

 

今回も愛媛堪能旅を書いていきたいと思います。

1泊2日の旅も既に2日目の午後。路面電車の1日乗車券を購入して松山市内を観光している2日目。

松山城道後公園と訪れ、今回はラストの目的地である道後温泉周辺にて、日本最古の湯とも言われる道後温泉に浸かったり、商店街で観光地の雰囲気を堪能したりしていきます。

道後温泉はいくつかの温泉施設がありますが、あまり共同浴場に慣れていない方でも入りやすい施設を含めて紹介していきたいと思います。

 

以下目次です。

 

それではスタート!!

松山のB級グルメ鍋焼きうどん

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伊佐爾波神社の坂の下にあるお店にてようやく昼食にします。

昼食は松山のB級グルメである鍋焼きうどん。こちらのお店以外にも松山市内には鍋焼きうどんのお店が多く存在しています。ホテルの朝食には出てこなかったご当地グルメでした。

甘めの出汁に熱々のうどん、そして落とし卵がちょうどいい具合に麺に絡んで美味しくいただきました。


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鍋焼きうどんと一緒にいただいたのがこちらのかき揚げ。

なにやらイメージしていたかき揚げとは全く別物が出てきました。

お店の方によると、いりこと昆布の出汁がらを使ったかき揚げだそうです。そのまま食べても良いですが、鍋焼きうどんの出汁につけて食べると柔らかくなり、相性抜群でした。

 

工事中の道後温泉本館

お腹を満たした後はいよいよ道後温泉へと向かっていきます。

一応道後温泉本館にやってきたはずなんですが、、なんかとっても派手に囲われてます。

 

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国の重要文化財にもなっている道後温泉本館は現在、保存修理工事中。

営業はしていますが、とても長い期間の工事となっており、終了するのは2024年の12月と予定されています。

本来ならば、道後温泉商店街を抜けると、その先に風情のある道後温泉本館が目に飛び込んでくるのですが、工事終了まではその姿もお預けになりますね。

工事中とはいえ、営業はしており入浴することは可能です。

道後温泉本館内には、2つの大浴場と休憩室がありますが、訪れた時に営業していたのは少し狭めの霊の湯のみ。

道後温泉本館の大浴場は、温泉でまったりというよりも、重要文化財に指定されている歴史ある浴場の雰囲気を楽しむといった様子。そして湯上りに休憩室でまったりくつろぐというのが道後温泉の楽しみ方だそうです。

ただ工事中の訪問時はそんな楽しみ方ができない状態でした。ということで今回は本館には入らずに、外から見て楽しむことにしました。

 

道後温泉本館を見て楽しむスポットがこちらの、「道後温泉空の散歩道」。

道後温泉本館の南側にある小高い丘の上にあり、少しだけ坂を上る必要があるのでちょうどよい運動になります。

もちろん駐車場もあるので、車で登ることもできます。

 

そんな空の散歩道からの景色がこちら。

道後温泉本館の様子を上から見ることができるそう多くはないスポットになっています。

ここから見ると工事の様子がよくわかりますが、この当時は正面側が囲われているという状況でした。

また、こちらの空の散歩道には足湯があり、足湯に浸かりながらこの景色を楽しむことができます。

 

道後温泉本館にやってきたら食べておきたいグルメがあります。

本館の正面にある一六茶寮で頂くことができる、「一六タルト天」です。

その名の通り、愛媛の有名なお土産お菓子である一六タルトに衣をつけて揚げたもの。そりゃ美味いに決まってるだろ!!とこの旅の中でも相当楽しみにしていたのに、、

なんと定休日でした。

一六タルト天を食べられるのは愛媛県内でも限られた場所しかなく、今回の滞在ではてべることができませんでした…猛烈に悲しかったです。ぜっっっったいにリベンジします。

 

気楽に入れる!道後温泉飛鳥乃湯泉

道後温泉には本館以外にも外湯が存在しています。

本館は歴史的価値を感じる浴場や昔から続く休憩スタイルが特徴なのに対して、他の2つの外湯はそれぞれ異なる特徴を持っています。

本館と反対側の道後温泉商店街を抜けた先にあるのが、椿の湯です。

 

この椿の湯は地元の人向けの公衆浴場の色合いが強く、休憩室等は設けられていません。

またアメニティの設置も特になく、自分でシャンプー類も用意する必要があります。

ただその代わり3つある道後温泉の外湯の中で最もリーズナブルになっています。地元の公衆浴場の雰囲気を感じたい人にとってはいいかもしれません。

 

椿の湯の隣に位置しているのが飛鳥乃湯泉。

こちらが今回筆者が利用した外湯で、あまり公衆浴場などに慣れていない人におすすめしたい外湯です。

飛鳥乃湯泉は3つの外湯の中で最も新しく、飛鳥時代をイメージした建物、そして浴場となっています。

 

飛鳥乃湯泉を入りやすいとおすすめしたい理由は2つです。

1つ目は開放的な大浴場です。道後温泉本館とは異なり、天井が高く開放感に溢れています。また、3つの外湯では唯一の露天風呂もあります。

2つ目はアメニティ。3つの外湯では唯一シャンプーやボディソープが備え付けられており、タオルだけ有れば入浴することができます。もちろん貸しタオルやロゴ入りタオルの販売もあります。

 

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飛鳥乃湯泉は一番新しい建物ということで、清潔感もあり、現代の綺麗な浴場になっています。

もちろんお湯は源泉かけ流し、美人の湯であり、道後温泉を堪能することができます。

綺麗な施設で時間をかけてゆったり温泉を楽しむことができるので、道後温泉の外湯で最もお勧めしたい所です。

 

風呂上がりには牛乳!ではなくアイス。

道後温泉商店街にある10Factoryさんへとやってきました。こちらはみかんを使ったスイーツやみかんジュース、ジャムなどを扱うお店。

特にみかんジェラートの種類がすごいんです。様々な品種のみかんジェラートが用意されており、なかなかに悩んでしまいます。

悩み抜いた結果、人気上位らしい温州みかんと甘夏ヨーグルトのダブルを選択。温州みかんは甘さがちょうどよく、甘夏ヨーグルトは甘夏の苦さとヨーグルトの酸味がベストマッチでした!

 

 

ということで今回はここまで。

ちょっと長くなりましたので、ここで切りたいと思います。

道後温泉は歴史ある温泉で、重要文化財に今でも入浴ができるなんて相当珍しいことみたいですね。もちろんそこに入ってこそ道後温泉かもしれませんが、せっかくの温泉。まったりしたいですよね。

飛鳥乃湯泉もおすすめですので、ぜひご検討を!

 

次回は愛媛旅の最終回。

道後温泉から松山市駅、そして空港へ向かい羽田へと帰ります。

最後までお読みいただきありがとうございました。

【旅行記】松山の中心、松山城から市街地を一望 愛媛堪能旅⑥

こんにちは。

今回は愛媛県松山観光の旅行記をお届けします。

旅は2日目最終日に突入。2日目は路面電車の1日券を購入し、松山市内を観光していきます。

最初に訪れるのは松山市街地のシンボル的存在、松山城。中心部のどこからでも見えるような城山の上に建つ松山城

登るのは少し大変かもしれませんが、その代わりに松山城からは松山市内を一望することができます。そんな絶景を中心に松山城を紹介していきたいと思います。

 

以下目次です。

 

それではスタート!!

路面電車松山城の麓へ向かう

松山市駅のホテルをチェックアウトし、やってきたのは目の前にある路面電車の電停。

2日目は路面電車の1日乗車券を利用して、松山市内をぶらぶらと観光していきます。

松山市駅から松山城へ向かうには、路面電車を利用し大街道電停まで向かうのが一番のアクセス。というわけで路面電車に乗っていきます。

 

伊予鉄路面電車では坊っちゃん列車なるものが走っています。坊ちゃん列車は明治時代から伊予鉄で活躍していた蒸気機関車のことで、現在は復元されたものが市内を観光列車という位置づけで走っています。

基本的には土日祝のみの運行となっており、この日は運休中でした。

 

やってきたのは道後温泉行の列車。路面電車はいくつかの系統に分かれており、環状線を一周して再び松山市駅に戻ってくる路線や、写真の道後温泉行、JRの松山駅道後温泉を結ぶ系統などがあります。

本数自体はかなり充実しており、利便性は高いですが、しっかりと行き先を確認して乗車する必要があります。

 

松山市駅から10分かからない程度で大街道電停に到着。大街道からは松山ロープウェー商店街を進んでいきます。

この商店街には多くの愛媛名物を扱うお店が集まっているので、松山城の観光の前後に立ち寄るのがちょうどいいです。鯛めしの高級店からみかんスイーツの店、蛇口からみかんジュースが出るお店などがあります。

 

松山城へはロープウェイとリフトで登ろう

松山ロープウェー商店街をしばらく進んでゆくと、ロープウェイ乗り場が見えてきます。松山城へはいくつかの登山道がありますが、割としっかりめに登っていくことになりますので、観光客の方はこちらの乗り場からロープウェイなどを利用することをお勧めします。

 

ロープウェイ乗り場から松山城の本丸の少し手前にある長者ヶ平までは、ロープウェイとリフトの2種類で向かうことができます。どちらも料金は同じで往復520円です。往復異なる方を使うことも可能です。

ロープウェイは10分間隔の運行で、リフトはすぐに乗ることができます。

 

今回は往路をロープウェイ、復路をリフトで利用することに。感染症対策のこともありリフトをお勧めしていたことや、リフトは待ち時間なしで利用できることから、ロープウェイの利用者はほとんどいませんでした。

 

ロープウェイに乗った時は麓側を見るのが人気ですが、その景色は天守に登った時に取っておくのが筆者の流儀。これから登る山を見ていると、なんと松山城天守が見えました。

ロープウェイなら山側を見ていないと気付かない一瞬。リフトならもう少しじっくり見られるかもしれません。強制的に山側を向いていますし。

 

3分ほどで長者ヶ平に到着。

ここからまだしばらく登らなければ天守までたどり着けません。ロープウェイでショーッとカット出来たのをありがたく感じながら最後は自分の足で登っていきましょう。

ただ、この時点から石垣など城の遺構がちらほらと見えだすので、ただ登るだけではなく楽しみながら登れるはずです。

 

絶景の現存天守 松山城

やっとたどり着いた松山城の本丸。

本丸広場の端へとやってくると、松山城の特徴である連立式天守が山の上にそびえたつ様を望むことができます。ロープウェイでやってきたので達成感は全くないですが、歩いて登ってくるととてつもない達成感がありそうです。

 

松山城の看板と天守を一度に写真に収めることができるのが天守の前に広がる本丸広場。ここには休憩できるようなベンチが用意され、みかんソフトクリームなどを取り扱っている売店もありました。

天守の見学前後に一休みするにはもってこいの場所になっています。

 

松山城は現存12天守の1つに数えられ、国の重要文化財にも指定されています。現在の天守は江戸時代の幕末、黒船来航の前年に建てられたものだそうです。

そして松山城天守は連立式天守と呼ばれ、大天守、小天守、櫓がそれぞれ渡櫓で結ばれる強固な防備を持った天守になっています。この連立式天守世界遺産にもなっている姫路城と同じ構造です。

 

天守の中は現存天守ということもあって、少し暗く冷たい木の感覚、急な階段などがありちょっとした冒険気分。

そんな歴史を感じる建物の中に、VR松山城に攻め入る体験ができるというザ・令和なものがありました。VRを装着しなくても、モニターで楽しめるようにもなっていました。

 

それでは天守の最上階からの眺めを紹介していきます。

まずは南側。先ほどまでいた本丸広場が広がり、その先には松山の市街地が見えます。

城のすぐそばには大街道や松山市駅を中心とした繁華街が広がり、ビルが密集している様子が確認できます。

 

続いては西側。

城山の麓近くにはマンションが多く、南側とはまた異なる街が形成されている様子を見ることができます。そしてその先には瀬戸内海。

瀬戸内海に浮かぶ島々もいくつか見ることができました。

 

続いては東側。こちらには松山一の観光地、道後温泉方面が見えます。

こちらにも高い建物が確認できますが、ほとんどが温泉旅館。さすがに別府のように湯気が出まくってる!!というわけではありませんが、道後温泉の温泉街は名湯として、また日本最古の湯としても名高いんですよね。

この後、道後温泉の方も観光したので、そのうち記事にしていきます。

 

天守からの写真ではありませんが、本丸広場から見えた一枚を最後に。

高島屋の上に観覧車があるのが松山市駅。さすがに観覧車は目立ちます。

高島屋の隣に見えているのが、この旅で宿泊したレフ松山市駅になります。

 

帰りはリフトで空中散歩

下りはリフトで下ることにしました。

リフトは野ざらしになるので、雨天の際は運行していないこともあるそうです。

この日は昼過ぎから雨予報でしたが、ギリギリ降らずにいてくれたので、リフトで降りれます!!

11月の鳥取砂丘で乗った以来のリフト。スキーをしない筆者はリフトにめったに乗らないので、少し緊張します。

 

下りでリフトを選んだ理由としては、麓の景色を強制的に楽しむことができるからです。リフトは基本的に進行方向に体を向ける形になってしまうので、下りの方が麓に広がる景色を楽しみながら下ることができます。

もちろん想定通り麓の町並みを見ながら下ることができましたが、思ったよりも左右の木々の背が高く、見晴らしがいいとは言えませんでした。

 

松山城を離れて大街道まで戻ってきました。

この大街道のアーケードが松山一の繁華街といってもいい場所です。松山市駅やJR松山駅周辺よりも発展しており、ホテルも全国に名の知れた有名チェーンや高級ホテルが集まっているのも大街道周辺です。

おそらく松山市内を観光するとなるとこの大街道が拠点となってくるのではと思います。

この後は再び路面電車に乗車し、道後温泉の手前、道後公園を目指します。

 

 

ということで今回はここまで。

松山城への行きから松山城からの眺め、そして最後に大街道まで、だいぶ長くなりました。

松山観光をする上では外せない松山城。城の構造自体にあまり興味がなくても、天守や本丸広場から望む景色で十分に楽しめる観光地になっていると思います。

また今回は立ち寄りませんでしたが、松山城のある城山の麓には坂の上の雲ミュージアム萬翠荘など観光スポットも多々存在しています。そこを含めて松山城を楽しんでみてください。

 

次回は道後温泉の手前にある道後公園を観光していきます。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

【宿泊記】レフ松山市駅 愛媛のグルメを全部堪能できる宿泊レポ

こんにちは。

今年のGWはだいぶ人出が戻っていまして、観光関連で働く筆者にGWはありません!うれしい悲鳴です。

 

今回は現在お届けしている愛媛旅の宿泊記を書いていきたいと思います。

利用したのはレフ松山市駅byベッセルホテルズです。2021年の12月1日に開業したホテルで、筆者が利用したのは12月の15日から16日にかけて。出来立てほやほやの状態で宿泊してきました。

レフはベッセルホテル系の比較的新しいブランドで、地域性を前面に出したホテルという特徴を持つブランドになっています。

レフ松山市駅も愛媛色全開のサービスになっているので、その点に注目しつつ、じっくりと紹介していきたいと思います。

1泊朝食付き、シングルルーム利用で5800円でした。朝食付きで、松山市駅の直上と考えると破格の安さだと思います。

 

以下目次です。

 

それではスタート!!

松山市駅の直上!利便性の高い立地

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まずはホテルの外観とアクセスから。

ホテルが位置しているのはいよてつの松山市駅の直上。いよてつ高島屋の隣にあります。松山市駅の改札からは徒歩1分。路面電車の乗り場も目の前で、松山空港行きや関西方面などへ向かうバス乗り場もホテルの目の前に位置しています。


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ホテルの入口は1階。ここから濡れることなく松山市駅の改札やバス停、いよてつ高島屋へと向かうことができます。

ホテルの1階部分はエントランスとエレベーターがあるのみとなっていますが、この隣にはファミリマート、そしてドトールがあり、アクセス以外にも利便性が高い立地となっています。

 

充実の施設と嬉しいウェルカムサービス

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ベッセルホテル系列といえばウェルカムドリンクサービスです。だいたいどこのホテルにもチェックイン時間帯にかけて、ドリンクサービスがあるのですが、レフ松山市駅はその1つ上を行っています。

なんとウェルカムソフトクリームのサービスもあるんです。

しかも愛媛名物温州みかん。しかも自分で巻くタイプ。これは嬉しいサービスですよね。


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2階がフロントになっており、チェックイン/アウトともに自動機を使用することになります。そしてフロント横にフリースペースがあります。そこでチェックイン後にソフトクリームとジュースでくつろぐことが可能です。

余談ですがソフトクリームってきれいに巻くの難しいですよね…筆者もご覧の通りの出来栄えでした…


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また、フロント横にはアメニティバーがあり、ここから自分で必要なものを持っていくスタイルになっていました。


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フロント横の壁には松山市街地の大きな地図が。

しっかり見ていなかったのですが、恐らくおすすめのお店や観光スポットなどが貼られているといった様子だと思います。

開業してしばらく経つので、張り出されているお店の数も現在は増えているかもしれませんね。


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3階には大浴場があります。サウナも完備されていました。さすがに露天風呂はありませんが、外の空気が入ってくるような外気浴はありました。

また、有料にはなりますが、貸切風呂も完備されています。

そして湯上りスペースも確保されており、駅の直上でありながら快適に過ごせる設備が整っています。

 

3階には自販機コーナーがあり、通常の飲み物の自販機だけでなく、アルコール、アイス、瓶牛乳の自販機も用意されています。

瓶牛乳は四国乳業のもので、さらにはポンジュースの紙パックも売っているなど地域色がしっかりと出ていました。

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ちなみに自販機コーナには電子レンジもありました。

 

駅のホテルらしさを感じる部屋の紹介

それでは部屋の紹介へと移っていきたいと思います。

エレベーターホールと廊下は落ち着いた色合いで流石にここはみかん色ということはありませんでした。そりゃそうか。

 

お部屋に入ります。今回利用するのはシングルルームで15平米ほどの広さです。ビジネスホテルとしては平均的かすこし広いくらいのサイズでしょうか。

奥にベッド、手前に水回りという構造になっています。

 

これまでのベッセル系のホテルと同じように靴を脱いでくつろげるスタイルになっています。大浴場等へ向かうための外履きもしっかり用意されています。

 

客室に入ってすぐのドア横には姿見と荷物置きが置いてありました。

 

ハンガーが掛かっているのは、列車のつり革をイメージしたもの。

駅直上の立地から部屋の中にも鉄道を感じる要素が取り入れられています。

レフ松山市駅では伊予鉄ルームなる部屋があり、こちらの部屋では路面電車の運転台などが設置され、鉄道ファン必見のお部屋になっているそうです。

 

部屋にはユニットバスがあります。

大浴場があるので使っていませんが、そこまで狭さも感じませんでした。

 

シングルルームということもあり、デスクがあります。デスクの上は余計なものがなく、ビジネスでも広々使えるようになっています。

デスク横には空気清浄機がありました。

 

ベッドは1人で使うには広く、ダブルベッドになっています。

2人で利用することも想定して、ベッドサイドには両側に電源と照明が付いています。

 

部屋の一番奥には電気ケトルとコップ類、そして冷蔵庫が置かれています。
冷蔵庫の中は空でしたが、ウェルカムサービスが充実しているのでそれで十分でしょう。冷蔵庫の中もある程度入るようにはなっていました。

 

冷蔵庫の上にある棚には館内着が入っていました。

大浴場へは館内着で行くことができるので楽ちんです。

ちなみにですが、大浴場にはフェイスタオルが置いてあるので、部屋からはバスタオルのみ持っていけばOKでした。ありがたい。

 

テレビはベッドの正面にあり、割と大きめです。

新しいホテルだからとちょっと期待していたのですが、YouTubeなどの動画配信サービスが見られるわけではありませんでした。

 

部屋から見える景色ですが、全体は撮影し忘れたので部屋から見えたシンボル的なものを小出しにしていきます。

まずは松山城松山城は城山と呼ばれる山の上にあるため、ホテルからでもその一部を見ることができました。2日目には松山城を観光しているので、後日詳しく紹介していきます。

 

そして部屋からの伊予鉄路面電車ビューです。
松山市駅からまっすぐ伸びる路面電車をずっと眺めていることができます。

しかも結構過密運転なので、ひっきりなしに走っている様子を見ることができます。

 

愛媛グルメとみかん満載の朝食

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さてベッセルホテル系列の目玉の一つが、ご当地グルメ全開の朝食です。

もちろんここレフ松山市駅も例外ではありません。というか、これまで宿泊してきたホテルの中でも1番ご当地グルメが充実しているのではないかと思うほどの充実度でした。

この写真の中でも、宇和島鯛めし、もぶりめし、松山揚げの味噌汁、八幡浜ちゃんぽん、じゃこ天、今治焼き鳥、いもたき、とほぼほぼ愛媛のご当地グルメで占められています。


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朝から自分で宇和島鯛めしを作ることができる喜びすごいですよね。

そしてもぶりめしなんて初めて聞きました。ここで食べれなかったら、きっと知らずに終わっていたご当地グルメだと思います。


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そして今回の愛媛滞在で訪れるのを諦めた今治B級グルメ焼豚玉子飯。これも自分で作ることができちゃいます。すごすぎる。


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そして忘れてはいけないのがみかん。

デザートはみかんが用いられたスイーツをたくさん堪能することができます。

生のみかんはもちろん、みかんシャーベットに、みかんジャムやクリームを使ってみかんどら焼きやみかんパフェなんかも作ることができて、自らアレンジしたみかんスイーツを楽しむことができます。


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驚いたのがみかんジュースの飲み比べ。3種類のみかんジュースが用意されており、小さいカップを使って飲み比べを楽しむことができます。

市内のカフェなんかでも飲み比べをやっている所もありますが、朝食で体験できるなんてここくらいなのではないでしょうかね。

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そして極めつけはお酒。朝からお酒。

しかも愛媛の蔵元が作っている正真正銘ご当地のお酒になります。

筆者はさすがに飲みませんでしたが、運転する予定がなくそこまで影響ない人ならばいいかもしれませんね。

 

 

ということで以上、宿泊記でした。

サービス、部屋や館内施設の綺麗さ、立地、朝食とすべてが素晴らしすぎるホテルでした。

いろんな宿泊施設を利用してみたいという願望がある筆者はリピートすることってそこまでないのですが、愛媛に来たら絶対にまたここに泊まると決心しているレベルで素晴らしい宿でした。

観光でもそうですが、ビジネスで時間がないときに朝食であれだけご当地グルメを味わえたら幸せですよね。

どんな層にも完璧にマッチするホテルだと思うので、松山旅行をする際にはぜひ訪れてみてください。

 

次回は2日目。松山市内をじっくり観光していきます。

最後までお読みいただきありがとうございました。

【函館旅行記】GWは函館へ!桜の五稜郭公園と函館グルメ

こんにちは。

今回は特別編と題して、筆者が現在暮らしている函館の紹介をしていきたいと思います。

GWにおすすめな五稜郭公園の様子、そして函館といったら外せないグルメを紹介していきたいと思います。

 

以下目次です。

 

それではスタート!!

GWが見ごろ!五稜郭公園の桜

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4月28日現在の五稜郭公園の桜の様子をお届けしていきたいと思います。

北海道の桜は寒冷地ということもあって、本州と比較し1か月ほど遅く見ごろを迎えるのが特徴です。それがちょうどGWの大型連休に被ることから、北海道の桜の名所は旅行客で多く賑わいます。

北海道を代表する観光地函館、その中でも桜の名所であるのがここ五稜郭公園です。


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五稜郭公園にはほぼ全域に桜の木があるので、どこからでも桜を楽しむことができます。

28日は平日にもかかわらず多くの人が園内を散策したり、撮影したりしていました。

函館は風が強くて有名らしいので、そこは少し注意が必要かもしれませんね。

 

五稜郭公園の桜の楽しみ方は、地上からだけではありません。先ほどから載せている写真にもちらほら写っていますが、五稜郭タワーというタワーがあります。

高さ90mの展望台からは星の形をした五稜郭と満開の桜を上から楽しむことができます。五稜郭公園の桜を眺めるならばマストな場所です。

入場時に混雑している場合は待ち時間も発生しますので、公式HPをチェックしておきましょう。

 

函館に行ったら食べておきたいグルメ

ここからは函館に来たら必見のグルメを紹介していきます。

ラッキーピエロ

函館のグルメといえば、言わずもがな超が付くほど有名なラッキーピエロですよね。

紹介するまでもないかもしれませんが、一応載せときます。

 

最も人気なメニューが、左のチャイニーズチキンバーガーと右側のラキポテ。

ラッキーピエロに初めて訪れるならば絶対に注文すべきメニューです。

そしてラッキーピエロの特徴として店舗限定のメニューが存在したりします。余裕があればラッキーピエロ巡りなんてのもいいかもしれません。

 

②レベルが高すぎる回転寿司

函館駅前でアクセス抜群~根室はなまる~

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続いては回転寿司です。回転寿司というと1皿100円でおいしいかどうかはとりあえず置いておくみたいな寿司屋さんしか知らなかった関東出身の筆者。

北海道には激うまな回転寿司屋さんが多々あるんです。

まず紹介するのは根室はなまる。函館駅前の複合施設の地下にある好立地な回転寿司屋さんです。

 

特徴としては珍しいお寿司があること。写真は昨年10月に訪れたものですが、この時はにしんの握りがありました。

根室はなまるでは定期的にフェアが開催されており、テーマに沿った珍しいお寿司が堪能できるのと、2階建てというネタが2枚載っているお寿司があるのが特徴的かと思います。

 

函館市内に点在~函太郎~

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続いては函館市内に幾つか店舗がある函太郎。

函館空港から函館駅へと向かうリムジンバスに乗ると海沿いに店舗があるのが見えます。

今回お邪魔したのはその宇賀浦本店。函館山津軽海峡が一望できる素晴らしい立地です。


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お寿司ももちろん絶品。特に3貫盛りが充実していましたね。北海道の海の幸ももちろんありました。

個人的にはえんがわの炙りがこれでもかってほどの絶品でしたので要チェックです!

 

③ミルキッシモの絶品ジェラート

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北海道はスイーツの宝庫でもあります。筆者が函館旅行をする際には必ず寄っていたジェラート屋さんがありまして、それがミルキッシモ。

五稜郭タワーのエレベーター降り口の目の前に店舗があります。

 

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北海道の素材が存分に使用されたフレーバーが魅力的なミルキッシモ。

悩んでしまうこと間違いなしです。

五稜郭タワーを訪れた際にはぜひ立ち寄ってみて下さい。

 

 

ということで以上特別編でした。

今回はお花見ということで、五稜郭公園の桜の様子とついでにおすすめなグルメを紹介しました。

今後も函館の観光地や道南、青森の観光地も紹介していきたいと思いますので、よろしくお願いします。

 

 

【内子旅行記】短時間でタイムスリップできる内子観光 

こんにちは。

今回は愛媛県南予地方の内子町旅行記をお届けしたいと思います。

愛媛県の県庁所在地松山市の南西に位置し、愛媛県のほぼ中央にあるのが今回観光していく内子町。松山からは予讃線の特急列車で約25分の距離にあり、歴史的な街並みを中心とした観光スポットが点在している街になっています。しかもその観光スポットは駅から歩いていけるくらいの距離にあり、松山市からの距離を考えても日帰りで行けるほどの近さでショートトリップが楽しめる場所です。

今回の訪問ではあまり時間を取れませんでしたが、それでも内子の代表的な観光スポットを巡ることができました。そんな内子観光の様子を紹介していきたいと思います。

 

以下目次です。

 

それではスタート!!

旅の拠点は予讃線の内子駅

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内子町へのアクセスは公共交通機関ならば予讃線一択になるかと思います。松山駅だけではなく、大洲や八幡浜宇和島なんかからも1本でやってくることができるので、立ち寄り観光をしやすい位置にあるのが内子町です。

内子駅には特急宇和海も停車しますが、伊予大洲駅からであれば普通列車でもそこまで変わらないので今回は普通列車で向かいます。1両編成の歴史感じる気動車で向かいます。

 

伊予大洲駅より20分ほどで内子駅に到着。内子はそこまで大きな町というわけではありませんが、駅は高架駅でなかなか立派な構造になっています。駅は町の中心から少しだけ離れた山沿いにあるので、駅のホームからは内子のまちの様子を眺めることができます。駅から眺めると内子町自体が山間にある街といった印象を抱きました。

 

内子駅の駅前にはSLが展示されています。この車両は予讃線内子線で活躍した車両ということで、内子駅前に保存されています。

現在特急の走る予讃線山線が開通するまでの間は、旧内子線と呼ばれる路線があり現在の内子駅とは異なる場所に内子駅があったそうです。どうやら廃線跡内子町の観光スポットにもなっています。

 

大正時代の芝居小屋「内子座

内子観光でまず最初にやってきたのがこちらの内子座。駅から歩いて

大正天皇の即位を記念して建てられた芝居小屋で、創建されてから100年以上も経っている歴史ある建造物です。一時期取り壊しになるという話も出たそうですが、住民の懇願によって改修することとなり、現在でも様々な催しがある現役の芝居小屋となっています。イベント開催時以外は中を見学することができるので、今回は見学してみることにしました。

 

入館すると少し施設の概要や舞台装置の仕組みなどを説明してくださいます。

その後は自由見学。隅々まで見て回ることができます。もちろん2階の客席に入ることもできますし、舞台の上から演者気分で客席を眺めることもできます。

 

こちらは観客席です。枡形と呼ばれる座席ですが、このスペースに6人掛け。写真だとあまり感じないかもしれませんが、実際に見てみると猛烈に狭いです。

今の人たちだったらこのスペースに6人はキツイと思います。大正時代の人がいかに小さかったのかよくわかる構造です。

 

続いては「すっぽん」と呼ばれる仕組み。花道にあるこの仕組みですが、この地下にあるところから演者が出てくる際に使われます。いわゆる「せり」の小さいバージョンですね。

 

そして内子座見学のメインイベントといっても過言ではないのが、こちらの「奈落」を見学できることです。

「奈落」とは舞台下の地下空間のこと。先ほどのすっぽんやせり、回転する回り舞台の装置の裏側を間近で見学することができます。筆者も全然舞台には興味もないですし、よく知りませんが、これまで気にかけたことない分野に触れる貴重な体験になり、大満足の訪問になりました。

 

八日市・護国の町並み

内子座を後にしてやってきたのがこちらも内子町を代表する観光地「八日市・護国の町並み」です。江戸時代後期から明治時代にかけて木蠟の生産で栄えた内子。その時の建造物が今も残されている町並みとなっています。

観光地化されてはいますが、現在も住民の方が住んでおり、筆者が訪れた時間帯は夕方だったこともあって観光客よりも、帰宅途中の学生や住民の方が多く歩いていました。。

 

伝統的建造物群の町並みの端にあるのがこちらの町並保存センター。

内子駅からは最も遠い場所に位置しており、ここまで普通に歩いてきても20分以上はかかると思います。歩いている途中に先ほど紹介した内子座や博物館等があるので、それらに立ち寄りつつ向かえばそこまで大変と感じることはないと思います。町並保存センターで町並みを構成している家の構造を紹介した展示などがなされていました。

 

せっかくの重要伝統的建造物群保存地区にてうまく写真を撮影することができなかったので、八日市護国町並保存センターに展示されていた模型の写真になります。1本の通りに歴史を感じる建物が集まり、町並みを形成している様子がよくわかる模型になっていますよね。

 

ということで以上、内子町旅行記でした。

観光地がたくさんある愛媛県の中では少し知名度が落ちてしまうかもしれない内子町。それでも魅力的な歴史を感じるスポットがあり、1つ1つのスポットでその魅力を感じながら、良い訪問になりました。個人的には内子座が楽しかったですね。あんなに歴史のある建物を裏まで隅々見学することができるとは思っていなかったので新鮮でした。

訪れるところがたくさんあってなかなか順番が回ってこないかもしれませんが、立地やアクセスから短時間でも訪れられる内子町。ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

 

この記事は2021年12月中旬時点での情報です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

【大洲旅行記】「伊予の小京都」歴史を楽しむ大洲のまち歩き 

こんにちは。

今回は愛媛県南予地方に位置する大洲市旅行記をお届けします。

歴史的な街並みが観光資源となっている街がこぞって使用する○○の小京都。大洲市には伊予の小京都と呼ばれる歴史的な街並みが残されており、人気観光地となっています。歴史的といっても歴史の教科書でしか知らないような時代だけではなく、令和を生きる人々が懐かしいと感じるような建物もあり、それらを含めて大洲には様々な時代を感じることができる観光スポットが点在しています。今回はそんな大洲をじっくりとめぐってきましたので、大洲観光の様子を紹介していきたいと思います。

 

以下目次です。

 

それではスタート!!

松山から30分のアクセス

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愛媛県の陸路での玄関口となるJR松山駅へとやってきました。愛媛県内各地へは基本的にこの松山駅からJRやバスに乗車して移動することになります。中心部はいよてつの松山市駅の方にあり、少しだけ距離があります。

松山駅は2024年に高架駅となる予定なので、現在のこの松山駅はまもなく見納め。△お屋根が特徴の歴史を感じる駅舎になっています。余談ですが、エキナカうどん屋さんで名物じゃこ天の乗ったうどんを食べることができ、おすすめです。

 

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松山駅から予讃線を進んで大洲市の中心駅である伊予大洲駅へと向かいます。今回は予讃線松山以南の区間を走る特急宇和海に乗車していきます。特急宇和海は3両編成でうち2両は自由席になっています。

手前には岡山高松からやってきた特急しおかぜいしづちが停車しており、同一ホームでの乗り換えが可能で利便性を高めています。

 

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松山からは30分ほどの乗車時間で伊予大洲駅へとやってきました。伊予大洲駅は松山以南の予讃線の中では大きめな駅で、絶景が見られる駅として有名な下灘駅など海沿いを走ってくる海線と今回特急で走ってきた山線が合流する駅にもなっています。

大人気観光列車である伊予灘ものがたり号がやってくる駅とあって、駅舎や構内は伊予灘ものがたり号のデザインや写真がふんだんに使用されています。

 

大洲の歴史感じる建物を巡る

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伊予大洲駅から歩くこと20分ほど。おおず赤煉瓦館に到着しました。おおず赤煉瓦館は明治に建てられた大洲商業銀行の本館。当時の大洲は肱川を利用した海運や木蝋に製糸業などで栄えに栄え、その時代の名残を感じる建物となっています。

現在は物産館と休憩所として中が公開されており、当時の栄華を外からも中からも楽しむことができます。

 

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続いておおず赤煉瓦館の裏手にあるのが「ポコペン横丁」。なんとも素っ頓狂なネーミングですが、こちらは昭和30年代の商店街を再現した空間になっています。

看板の廃れ具合も昭和らしさを表しているような気がしますが、これは自然にこうなったのか、人工的なものなのでしょうか。

 

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ポコペン横丁が実際に営業されるのは4月~11月の毎週日曜と、12月から3月の第3日曜のみ。何一つかすっていないこの日は完全に無人状態。賑わっている様子を想像して楽しむことしかできませんでした。

営業日には昔ながらの飲食屋台やおもちゃの販売、昔の遊びを体験できるお店なども出るそうです。次回訪問時は営業日に来たいですね。

 

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続いてやってきたのは大洲神社。大洲のまちを発展させた所以である大洲城が築城された鎌倉時代に創建された神社で、大洲城の東方、神楽山に位置しています。

 

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この大洲神社の見どころは、境内から見る大洲のまちなみだと思います。写真には写っていませんが、木の間からは大洲城の姿も確認することができました。このロケーションの良さから、度々ドラマや映画のロケ地として使われているそうです。

 

大洲神社のそばにあるいかにもなこちらはおはなはん通り。その名の通り、昭和41年に放送されたNHKの朝ドラ「おはなはん」のロケ地となったこの通り。江戸時代の街割と街並みがそのまま残されており、また異なる時代の大洲の様子を感じることができます。

おはなはん以外にも看板にある通り、東京ラブストーリーのロケ地にもなっているみたいです。どっちも筆者が生まれる前の話なので分かりません。

 

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おはなはん通りを抜けてやってきたのが、大洲まちの駅あさもやです。こちらは観光協会やレストラン、名産品を販売している売店などが集まった、道の駅のような施設です。まちの駅なので正式には道の駅ではないのだと思います。

 

大洲のシンボル大洲城

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おはなはん通りやまちの駅を離れて、続いてやってきたのは大洲のシンボル的存在でもある大洲城です。この大洲城は平成に復元されたものではありますが、復元のために用いられた資料が豊富だったこともあって江戸時代の大洲城の姿をきっちりと復元できているそうです。そんなこともあってか日本100名城に登録されているんですね。

 

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天守の入り口までやってきました。下からはだいぶ上ることになるので覚悟が必要です。ただその分待っている景色も美しいと信じて頑張りましょう。

大洲城鎌倉時代に築城され、その後は小早川隆景藤堂高虎など名高い武将によって改築されていった経緯を持ちます。詳しくは分かりませんが、藤堂高虎は築城の名手だったはず。きっと大洲城も素晴らしい技術が使われてるんだと思います。

 

これだけ城を訪れておいて詳しくないの申し訳ないんですが、大洲城を訪れて特徴に感じたのがこちら。なんと天守内に吹き抜けがあります。建物の構造的に強度が弱ったりしそうなイメージがありますが、そこをカバーする技術を持っている人が築城したということなんでしょう。

 


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天守閣最上階からの眺めです。肱川の河畔に立つ大洲城は、北側を肘川に面し、城下町は南側に広がっています。今回の散策では先に城下町を巡ってきたので、天守から眺める城下町もあの辺に神社があって…などと振り返りながら楽しむことができました。

 

大洲城は城の中から楽しむものだけではありません。大洲城の目の前にある肱川にはJR予讃線の橋がかかっており、うまく時間を合わせれば列車と大洲城を1枚の写真に収めることができます。これは列車の下に城というちょっと惜しい構図になってしまってますが、対岸に行けば鉄道と同じ高さに城を持ってくることができます。人気の撮影地になっているはずです。

 

ということで以上、愛媛県大洲の旅行記でした。

駅から街歩きを楽しみながら大洲の観光地を巡ってきました。やはり昔の栄華を感じながら、小京都と呼ばれるにふさわしい歴史的な街並みを楽しむのがメインとなったかと思います。これでもすべてを周り切ったわけではなく、肱川の絶景を眺めることができる臥龍山荘などまだまだ名所がたくさんあるみたいです。松山観光から少し足を伸ばせば訪れることのできる場所なので、ぜひ検討してみて下さい。

 

この記事は2022年12月中旬時点での情報です。

最後までお読みいただきありがとうございました。