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【内子旅行記】短時間でタイムスリップできる内子観光 

こんにちは。

今回は愛媛県南予地方の内子町旅行記をお届けしたいと思います。

愛媛県の県庁所在地松山市の南西に位置し、愛媛県のほぼ中央にあるのが今回観光していく内子町。松山からは予讃線の特急列車で約25分の距離にあり、歴史的な街並みを中心とした観光スポットが点在している街になっています。しかもその観光スポットは駅から歩いていけるくらいの距離にあり、松山市からの距離を考えても日帰りで行けるほどの近さでショートトリップが楽しめる場所です。

今回の訪問ではあまり時間を取れませんでしたが、それでも内子の代表的な観光スポットを巡ることができました。そんな内子観光の様子を紹介していきたいと思います。

 

以下目次です。

 

それではスタート!!

旅の拠点は予讃線の内子駅

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内子町へのアクセスは公共交通機関ならば予讃線一択になるかと思います。松山駅だけではなく、大洲や八幡浜宇和島なんかからも1本でやってくることができるので、立ち寄り観光をしやすい位置にあるのが内子町です。

内子駅には特急宇和海も停車しますが、伊予大洲駅からであれば普通列車でもそこまで変わらないので今回は普通列車で向かいます。1両編成の歴史感じる気動車で向かいます。

 

伊予大洲駅より20分ほどで内子駅に到着。内子はそこまで大きな町というわけではありませんが、駅は高架駅でなかなか立派な構造になっています。駅は町の中心から少しだけ離れた山沿いにあるので、駅のホームからは内子のまちの様子を眺めることができます。駅から眺めると内子町自体が山間にある街といった印象を抱きました。

 

内子駅の駅前にはSLが展示されています。この車両は予讃線内子線で活躍した車両ということで、内子駅前に保存されています。

現在特急の走る予讃線山線が開通するまでの間は、旧内子線と呼ばれる路線があり現在の内子駅とは異なる場所に内子駅があったそうです。どうやら廃線跡内子町の観光スポットにもなっています。

 

大正時代の芝居小屋「内子座

内子観光でまず最初にやってきたのがこちらの内子座。駅から歩いて

大正天皇の即位を記念して建てられた芝居小屋で、創建されてから100年以上も経っている歴史ある建造物です。一時期取り壊しになるという話も出たそうですが、住民の懇願によって改修することとなり、現在でも様々な催しがある現役の芝居小屋となっています。イベント開催時以外は中を見学することができるので、今回は見学してみることにしました。

 

入館すると少し施設の概要や舞台装置の仕組みなどを説明してくださいます。

その後は自由見学。隅々まで見て回ることができます。もちろん2階の客席に入ることもできますし、舞台の上から演者気分で客席を眺めることもできます。

 

こちらは観客席です。枡形と呼ばれる座席ですが、このスペースに6人掛け。写真だとあまり感じないかもしれませんが、実際に見てみると猛烈に狭いです。

今の人たちだったらこのスペースに6人はキツイと思います。大正時代の人がいかに小さかったのかよくわかる構造です。

 

続いては「すっぽん」と呼ばれる仕組み。花道にあるこの仕組みですが、この地下にあるところから演者が出てくる際に使われます。いわゆる「せり」の小さいバージョンですね。

 

そして内子座見学のメインイベントといっても過言ではないのが、こちらの「奈落」を見学できることです。

「奈落」とは舞台下の地下空間のこと。先ほどのすっぽんやせり、回転する回り舞台の装置の裏側を間近で見学することができます。筆者も全然舞台には興味もないですし、よく知りませんが、これまで気にかけたことない分野に触れる貴重な体験になり、大満足の訪問になりました。

 

八日市・護国の町並み

内子座を後にしてやってきたのがこちらも内子町を代表する観光地「八日市・護国の町並み」です。江戸時代後期から明治時代にかけて木蠟の生産で栄えた内子。その時の建造物が今も残されている町並みとなっています。

観光地化されてはいますが、現在も住民の方が住んでおり、筆者が訪れた時間帯は夕方だったこともあって観光客よりも、帰宅途中の学生や住民の方が多く歩いていました。。

 

伝統的建造物群の町並みの端にあるのがこちらの町並保存センター。

内子駅からは最も遠い場所に位置しており、ここまで普通に歩いてきても20分以上はかかると思います。歩いている途中に先ほど紹介した内子座や博物館等があるので、それらに立ち寄りつつ向かえばそこまで大変と感じることはないと思います。町並保存センターで町並みを構成している家の構造を紹介した展示などがなされていました。

 

せっかくの重要伝統的建造物群保存地区にてうまく写真を撮影することができなかったので、八日市護国町並保存センターに展示されていた模型の写真になります。1本の通りに歴史を感じる建物が集まり、町並みを形成している様子がよくわかる模型になっていますよね。

 

ということで以上、内子町旅行記でした。

観光地がたくさんある愛媛県の中では少し知名度が落ちてしまうかもしれない内子町。それでも魅力的な歴史を感じるスポットがあり、1つ1つのスポットでその魅力を感じながら、良い訪問になりました。個人的には内子座が楽しかったですね。あんなに歴史のある建物を裏まで隅々見学することができるとは思っていなかったので新鮮でした。

訪れるところがたくさんあってなかなか順番が回ってこないかもしれませんが、立地やアクセスから短時間でも訪れられる内子町。ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

 

この記事は2021年12月中旬時点での情報です。

最後までお読みいただきありがとうございました。