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【京都鉄道博物館】広すぎる!京都鉄道博物館をじっくり見学 関西乗り鉄旅⑧

こんにちは。

今回は京都市に位置する京都鉄道博物館を紹介していきます。

京都にはこれでもかというほどの観光スポットがありますが、今回は乗り鉄旅。せっかくなので鉄道に関わる観光スポットを楽しんでいきたいと思います。京都の鉄道スポットというと一番最初に挙げられるのが京都鉄道博物館。2016年にそれまでの梅小路蒸気機関車館を拡大し、大阪にあった交通科学博物館を吸収する形でオープンした非常に敷地の広い鉄道博物館となっています。

普段博物館を見学するときは、多くても1時間ほどしか時間を確保しませんが、今回は広いことを見込んで2時間半ほどを確保。これだけあればゆっくり見学できるかなと考えましたが、さて実際はどれだけ京都鉄道博物館を堪能することが出来たのでしょうか。じっくりとその様子をお届けします。

 

以下目次です。

 

それではスタート!!

京都鉄道博物館の最寄りの新駅

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京都鉄道博物館は京都駅からは少しだけ離れています。徒歩でもバスでも向かうことはできますが、2019年にはすぐ近くを走っていた嵯峨野線の新駅が開業し、列車でもアクセスすることが出来るようになりました。嵯峨野線は京都でも有数の人気観光地嵐山のアクセス路線でもあるため、かなり混雑します。

京都から福知山や舞鶴宮津などヘ向かう特急列車も嵯峨野線を走っていきますが、梅小路京都西駅は通過するので乗れるのは普通列車のみです。

 

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京都駅から1駅3分ほどで京都鉄道博物館の最寄り駅である梅小路京都西駅に到着しました。まだまだ新しさの残る駅になっています。周辺には鉄道博物館以外にも梅小路公園やホテルもいくつかあり、様々な人に使われる駅となっています。

 

駅の改札を抜けて嵯峨野線の高架下を抜けると見えてきたのが京都鉄道博物館です。特徴的な建物となっており、一目見れば普通の建物ではないことがわかるかと思います。こちらのエントランスから博物館内へと入っていきます。

平日の昼過ぎに入館しましたが、混雑はそこまでしていませんでしたが、思ったよりはいたかなという印象です。決して空いているとは言えませんでした。

 

歴史ある名車と展示を楽しむ

エントランスでチケットを購入していよいよ博物館の中へと入っていきます。まずは歴史ある名車たちが待ち受けてくれるプロムナードが広がります。写真の0系新幹線のように誰もが知っているような代表的な車両からこんな車両があったのかというものまで展示がされています。

全く知識がなくても解説書きがしっかりとあるので、どのような車両でどこで活躍していたのかもしっかりとわかりやすいようになっています。

 

中には入れない車両もありますが、文化財なのだから仕方ない。中に入れない車両でも、窓から中の様子を伺うことはできます。0系の車内なんかは今の新幹線との違いを感じられたりと初っ端から面白い展示でした。他にも見ごたえのある車両だらけで、プロムナードだけでもかなりの時間を費やしてしまいました。

 

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やっと本館へとやってきました。本館には京都鉄道博物館を象徴する3車両が展示されています。左側はエヴァコラボした500系新幹線、そして真ん中は寝台特急でも昼行の特急としても使用できた581形、右側は北陸で活躍していた特急車両489形となっています。500系は今でも山陽新幹線で乗ることができますが、それ以外はここでしか見られない貴重な車両です。

 

本館は吹き抜けになっており広々としています。1階は車両が展示されている関係から高さがあり、2階もかなり上にあるように思えます。そして3階部分には新幹線と同じ青の2本のラインが入っています。ちょっとした遊び心ですね。車両ばかりに気を取られないで、ぜひ上も見上げてみてください。

 

1階には車両展示のほかに鉄道の歴史を紹介しているエリアや車両の仕組みを実際に触れながら体験できるエリアが広がっています。正直じっくり見たりすべて体験しようとすると1日がかりになってしまうのではないかと思うほどのボリュームがありました。

車両ももちろん貴重なものですが、展示されている資料にも貴重なものがあるので、こちらも見ておきたいエリアです。

 

1階には外の線路とつながっている展示スペースがあります。ここでは時期によって実際に全国各地で活躍している列車が展示されていることがあります。博物館に直接線路をつなげているからこそできる展示ですね。訪問時は特にイベントは開催されておらず、トワイライトエクスプレスの車両がいくつか展示されていました。

 

体験コンテンツと屋上デッキを楽しむ

見るだけが楽しみじゃないのが京都鉄道博物館。シュミレーターがたくさん設置されており、実際に運転体験を楽しむことができます。事前に予約が必要になりますが、体験時間が10分と短く枠が多くあるため取りやすくなっています。料金は1回100円でした。

在来線と新幹線の2種類がありますが、予約の際に選択することができます。映像はCGでしたが、かなり難しく大人の人でもやりごたえは感じられそうです。基本的には家族連れが多かったですね。

 

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シュミレーターと同じく2階にはジオラマがあります。日本最大級の大きさを誇り、ジオラマを囲むようにして観覧席が設けられています。これだけ広いので座席の場所によっては見える部分が変わってきます。1日6回プログラムが上映されており、やはりそのタイミングでジオラマを見学するのが一番いいですね。

 

今回見学したプログラムは鉄道150周年のプログラム。新幹線はもちろんJR西日本で活躍する特急列車に普通列車、関西私鉄各社の列車が登場してきます。線路がたくさんあり、ひっきりなしに列車が走っている状態のため、退屈することがありません。

正直目の前を通過していく列車たちに夢中でプログラムがどんな内容だったか覚えていませんが、今は知っている列車がなんなのかしっかり解説をしてくれていました。

 

3階の屋上にあるスカイテラスへとやってきました。京都鉄道博物館の目の前にはJRの京都線東海道新幹線が通り、さらには京都駅もほど近いためひっきりなしに列車が走っていく様子を見ることができます。また、京都ということで高い建物もそこまで多くなく、見晴らしも良くなっています。

 

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スカイテラスにはリアルタイムで列車が走っている位置を教えてくれるシステムが設置されています。隣には位置情報の見方を解説してくれているので、初めて見た人でもわかりやすくなっているはずです。列車を見るのはもちろんですが、このリアルタイムで更新されていく様子を見ているのも面白かったです。

 

そしてこのスカイテラスからの眺めでぜひ押さえておきたいのは、東寺の五重塔と手前を走る列車を一緒に見れるこの景色です。今回は関空特急はるかで撮影しましたが、もちろん新幹線もやってくるので、新幹線とお寺という外国人観光客が喜びそうな組み合わせを存分に楽しむことができます。

 

屋外の展示を爆速見学

スカイテラスからの景色を楽しんだ後は屋外の展示を中心に見ていきたいのですが、時間がない。元々2時間半程度の見学時間を確保していたはずが、既に2時間が過ぎ残り時間は30分ほど。ここからも見どころは多いのですが、時間がないため流し見をしていきます。

写真は本館のすぐ横に位置するトワイライトプラザ。大阪と札幌を結んだ寝台特急トワイライトエクスプレスが展示されているエリアです。車内は入れませんが、当時の食堂車などを窓から覗くことができました。

 

続いてこちらは梅小路蒸気機関車庫。梅小路蒸気機関車館として京都鉄道博物館の完成前から公開されていた施設で、主にSLが展示されています。SLのかなり近くまで近づくことが出来るようになっています。いわゆる扇形機関庫になっているため見渡す限りのSLを楽しむことができますが、カメラですべてを納めるのは難易度が高すぎました。

こちらは京都鉄道博物館の出口に位置しているグッズショップ。旧二条駅舎を利用しており京都市有形文化財にもなっている建物です。こちらはチケットなしでも入れるようになっています。グッズショップのほかにも展示も少しあるので、グッズショップは思ったよりも狭いかなという印象です。

 

ということで以上、京都鉄道博物館旅行記でした。

単刀直入にいうと2時間半では完全に足りませんでした。それくらい広くて見ごたえもあって大人でも楽しめた博物館でした。おそらく全部きっちり見ようとするとほぼ1日かける必要があるかと思います。館内には駅弁屋さんや線路を眺めることが出来るレストランがあるので、1日中遊んでいられるようになっています。

今回紹介できなかったエリアでもまだまだ面白いところだらけでしたので、京都に訪れたらぜひ、他に行きたいところもたくさんあるかもしれませんが、選択肢には入れておきたい場所ですね。

 

この記事は2023年1月下旬時点での情報です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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