こんにちは。
四国の観光地として外せないのはお城。
4県それぞれに城跡がいくつかあり、全国に12しかない現存天守のうちの4つが四国に存在します。
そんなお城王国の四国の入り口、瀬戸大橋のすぐ近くにあるのが今回の丸亀城です。
さて今回も四国旅。
旅は2日目。四国大移動の日。
高松を出発し、高知へ向かう途中の丸亀で下車し、丸亀城を観光していきます。
そんな歴史のある天守を持っているのにもかかわらず、一番有名なのはたかーい石垣な丸亀城。
天守も石垣も本丸からの景色も楽しめる丸亀城を、1回丸々使って丸亀城を紹介していきたいと思います。
それではスタート!!
亀山公園という碑が立っていますが、丸亀城は亀山という標高66mほどの山に建っている平山城です。
そのため山上にある天守の姿を大手門からしっかりと望むことができます。
大手門の堀には鯉と亀が泳いでいました。
丸亀の地名の由来は、丸亀城のある亀山とその城下町に付けられた円亀から来ているそうです。亀山は亀の形に似ているから、その名がついたんだとか。
それだけかなと思いましたが、亀山のお堀にはしっかり亀さんがいました。丸亀の亀。愛されてそうですね。
大手門を抜けた枡形には、幸運のハート石なるものがありました。
ハート形に見え…見えますね!
大手門を入り天守へ向かうのとは反対側にある玄関先御門へとやってきました。
こちらも江戸初期に建てられたもので、藩主の居館の表門として用いられていました。
この玄関先御門から天守を望む景色は丸亀城の中でも屈指の眺めになっています。
それでは天守方面へと登っていきます。
天守があるのは標高66mということで、そこまで登る必要があるわけです。
丸亀城の場合、石段のようなものは特になく、坂道でどんどん登っていきます。
最初、三の丸まで向かうのがこの見返り坂。
あまりにも傾斜がキツくて振り返りたくなるような坂道ということから、見返り坂という名が付けられたとか付けられなかったとか。
真夏にこの坂を登るのはガチでキツかったです…
そんなところを部活の練習なのかひょいひょい坂ダッシュで登っている地元の学生たち…凄すぎます。
でも高校の時城跡で練習できるって筆者にとってはちょっと憧れます。
見返り坂を登った先からは丸亀城の名物大迫力の石垣を見ることができます。
高さ20mほどを誇る石垣もあり、その高さは日本一ともされています。その石垣から丸亀城は石の城として形容されているようです。
三の丸の南東方向には月見櫓跡があります。
ここからの景色も素晴らしく、讃岐富士と呼ばれる飯野山を目の前に見ることができます。
香川県にはザ山というか三角錐型の山が多いように感じますが、その象徴がここから見える飯野山だそうです。
続いては二の丸。こちらには桜が植えられており、春になるとこちらも見所になります。
二の丸にはいつでも見れる見所があり、それがこちらの井戸です。
日本一深い井戸と呼ばれており、水面までも遠く、さらに水深も30m以上あるそうです。
三の丸、二の丸ときてやっと本丸へと上がることができます。
見返り坂ほどではありませんが、それぞれを移動する際も坂道になっています。
3層3階の造りで15mほどの高さがあります。
四国の現存天守の中でも最も古く、その歴史は360年ほどを数えます。
もちろん中を見学することが可能です。
天守の最上階から、丸亀の城下町と瀬戸内海、そして島が一望できます。
右端には少し見切れていますが、瀬戸大橋もしっかりと見ることができます。
しっかり右を見れば、四国から伸びる瀬戸大橋の姿を望むことも可能です。
あまりにも天気がいいですからね。
本丸には現在、天守しか残っていませんが、隅櫓と渡櫓もあったそうです。
いまは広い敷地になっており、地元の散歩中と思しき方々が木陰で一休みしたり、坂ダッシュしてきた学生が水分補給をしていたりと、観光地らしくないような一面も見ることができました。
のどかで、旅情を感じるとてもいい場所でした。酷暑であること以外は…
本丸からみた瀬戸大橋方面です。
先程の天守3階よりは低い位置ではありますが、それでも遮るものなく眺めることができます。
確証は持てませんが、これは岡山側の橋の始点まで見えてるんじゃないですかね。
手前に見える高いタワーは宇多津ゴールドタワー。ここからは瀬戸内海や瀬戸大橋をさらに近くから見ることができます。
続いてこちらは南側の眺望。
讃岐平野に広がる住宅街とその向こうの山々を見ることができます。
琴平などの香川県の名所もこちら側。
最後に城の南西側に見えた工事現場。
2018年に石垣の一部が崩落してしまったようで、現在修復作業を行なっているそうです。
広い敷地にずらっと並んでいるのは、一旦取り出された石垣の石でしょうか。
こんな光景まず見られるものではないと思います。
ということで今回はここまで。
城というと歴史と密接に関わっていて、日本史に対する知識が最低限必要な観光地というイメージがあります。
丸亀城はそんなことはなく、日本一の〇〇だとか、瀬戸内海や香川の景色をただ楽しむことができる場所でした。
まだまだ敷地は広く、城の南側や石垣の修復事業を見学できる場所、そして資料館など見所もまだあります。
時間的に厳しかったので今回これで次なる目的地、高知へと向かうことにしました。
次回は高知への道中、そしてユニークな高知駅を紹介したいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。