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【旅行記】明石駅前の巨大な公園と城跡 関西歴史旅⑲

こんにちは。

いよいよパラリンピックが開幕しますね。

せっかくなのでテレビで見てみようと思っています。どんな競技があるんでしょうかね。

 

さて今回も関西歴史旅です。

旅は3日目に入り、兵庫県を観光していきます。

今回訪れたのは明石。神戸と姫路の間らへんの街です。有名なのは淡路島へと渡る明石海峡大橋

そんな明石海峡大橋も見える明石城を見ていきます。

明石駅の目の前にあり、駅のホームからも城跡を見ることができるほどの近さを誇ります。

 

それではスタート!!

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明石駅から信号を一つ渡ってすぐ、明石公園に到着しました。

史跡明石城跡とあるように、明石城跡を中心とした公園になっています。

市民の方たちの運動の場や散歩、また通り道にもなっているようで、結構通行量は多かったです。

 

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明石公園の案内図です。

明石城跡が中心とはいえ、野球場やテニスコート陸上競技場など、スポーツ施設が大半を占めているのではないでしょうか。

広すぎて全部しっかり回っているわけではないですが、城跡と呼べるのは本丸周辺のみだと思います。

 

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この明石公園の正面入り口はしっかり城跡です。

太鼓門跡といい、現在でも少し名残を感じられるようになっています。

元々明石城の正門の役割を果たしており、西国街道に面していました。

門にあった櫓には時刻を告げる太鼓があったことから太鼓門と呼ばれたそうです。

 

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飛行機の音がしたので振り返ると、結構近距離に飛んでいる飛行機が見えます。

写真でもスカイマークだなと判別できるほどの高度を飛んでいます。

こちらは神戸空港に向かう飛行機で、神戸空港は近くに関空と伊丹があるので、西方向からの進入、西方向への離陸が多くなっています。

そのため機内からも明石の街や明石海峡大橋、淡路島、神戸の街など見どころが多いはずです。

 

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太鼓門を抜けて公園内に入ると最初に目に入ってきたのは公園管理事務所です。

事務所だけではなく隣には喫茶店もありました。外の席もあって、明石城ビューな喫茶店でした。

明石城日本100名城にも選ばれている城ですが、スタンプはこの管理事務所の建物内に設置されていました。

 

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管理事務所と石垣の間には、武蔵の庭園と呼ばれるゾーンがあります。

武蔵というのは剣豪宮本武蔵のこと。播磨地域は出生地とされており、ここ明石にもたびたび訪れる機会があったようです。

その際に明石の城下町を町割りをしたのが宮本武蔵と言われているほか、作庭にも取り組んだそうです。

既に同じ庭は存在していませんが、再現として復活しています。

 

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明石城といえばこちらというのがまさにここ。2つの櫓と石垣、これが明石城跡です。

ただやはりこれまで回ってきた他のお城と比較するとお城感がそこまでないですね。

阪神淡路大震災の際には約2割もの石垣が被害を受けたようです。

2割で済んだと考えるべきか、2割もの石垣に被害を与えるほどの大きな地震だったのかと捉え方は人それぞれだと思います。

しかしそこからきちんと復興を遂げているのが一番素晴らしいところですよね。

他の城の修復工事などで、明石城での阪神淡路からの復興工事のノウハウが活かされているそうです。

 

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それでは城跡ゾーンへと向かっていきます。

明石駅のホームから見えるほどですので、かなりの高さを登っていく必要があります。

しかし現存天守などの急な階段とは異なり、上りやすい階段になっているので、ご高齢の方などでも気軽に訪れることができるのかなとは感じました。

 

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上り切ってまず目に入るのは東側にある巽櫓。

こちらは同じく明石にあった城、船上城の移築であるとされているそうです。

しかし江戸時代に一度焼失、その後も昭和の大改修でほぼ新築同然にされているようです。

奥には明石公園の広場と、明石のビル群を望むことができます。

現代的なビルと現代とは思えない城が一枚の写真並ぶ姿は日本ならではのものではないでしょうか。

 

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巽櫓と坤櫓の間には小上がりになっている展望スペースのような場所があります。

両櫓の中は特定日に一般公開がなされているそうですが、この日は特に公開日ではありませんでした。

ということで、明石の景色を眺めるならここしかありませんね。

 

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駅方面を見てみるとこんな感じ。城跡より高い位置にあるビルがわんさかと。

かろうじてビルの間から海が覗ける程度でした…

正直あの高層マンションの方が明石市街をよく見ることができそうです…

ただ明石駅を出入りするトレインビューは必見だと思います。

 

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左側、東側にある巽櫓の方へと目を向けると、向こうには明石海峡大橋が見えるじゃないですか!!

明石の街のシンボル、明石城の建造物と明石海峡大橋を同時に見られるスポットはここしかないのでは!?

海がほとんど見えない中、橋だけはしっかり見えている状態って不思議な感じがします。

 

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こちらは坤櫓。こちらも特定日は公開されているようで、入口らしきものも見えます。

明石城天守が設置されなかったことから、天守の代用となっていたそうです。

この櫓は割と大きく、これより小さい天守を持つ城はたくさんあったようです。

また、この旅でも少しだけ触れた、伏見城からの移築であると伝わっています。

 

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坤櫓のすぐそばには天守が設置されるはずだった天守台が残されています。

熊本城と同規模の天守が設置できるほどの広さを持っています。もしここに天守ができていたら、坤櫓と相まって威圧感がすごそうです。

大分県中津城天守を移築するという計画もあったそうですよ。

 

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最後に天守台から覗いた明石トーカロ球場です。

こちらは高校野球兵庫県大会などが行われるそうで、この日はまだ開幕前でしたが、

高校野球開催の準備が行われていました。

既に甲子園が開幕していますが、各地方大会で使用される球場も特徴があってみてみるには面白いかもしれません。

中継映像などを見たことがないのでわかりませんが、城跡が見える野球場なのは確かだと思います。

 

 

ということで今回はここまで。

明石城を見てきましたが、城跡というよりかは公園の要素が強かったように感じます。

明石公園自体は駅に近く、様々な競技場もありつつ、図書館などの施設もあり、広場もありと、様々な市民の方にとって使いやすい公園だと思います。

明石城自体は姫路城ほど観光地というわけでもないので、そうやって市民に使いやすいというところを重要視しているのかなとも思います。

ただ、城跡という感じが少なかったとしても、城跡から見る景色はよかったです。

明石海峡大橋が街の景色に溶け込んでる感じが他の街にはないような景色かなと思います。

 

さて次回からはより明石海峡大橋に近い、舞子へと移動していきたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。