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【旅行記】岩国城から岩国市街と瀬戸内海を一望 山口福岡旅③

こんにちは。

 

今回も今年2月の山口福岡を巡った旅をお届します。

旅は1日目。早朝便を利用して岩国空港に到着した筆者。前回は岩国一の観光地である錦帯橋を観光しました。

今回はその錦帯橋の先に位置している岩国城を観光していきます。錦帯橋の先にある城山の山頂に位置しているのが岩国城

山を登るロープウェーで向かう必要がある山城ですが、城から望む景色もなかなか素晴らしいものです。

じっくりと紹介していきます。

 

以下目次です。

 

それではスタート!!

ロープウェーで岩国城を目指す

錦帯橋を渡り、その先の吉香公園を進んでいくと、岩国城へと向かうロープウェーの乗り場が見えてきます。

ロープウェーの乗り場は一昔前の建物になっておりかなり歴史を感じました。

 

乗り場までやってきました。

そこまで混雑することがないのか、階段を登るとすぐにロープウェー乗り場があります。待合所的な部分はそこまで広くなく、混雑すると階段に並ぶことになると思います。

 

セット券のロープウェー行きの分を渡し、ロープウェーに乗車。

ロープウェーに乗る時だいたい貸切が多かった筆者にしては珍しく、他にも2名ほどお客さんがいる状態での出発になりました。

山頂駅までは3分半ほど。眼下には岩国市街地や瀬戸内海が広がっているはずですが、今は我慢。登るときは山を見るのが筆者の流儀です。

 

山頂駅に到着しましたが、岩国城天守はもう少し先。

舗装された車も通れるような広い道と、ザ山道のような細い道の2通りで天守の方へと向かうことができます。

どっちも所要時間が大幅に変わるということはないので、行き帰りでどっちも通ってみるのが観光ですかね。

 

景色を見やすく再建された岩国城

ロープウェーの山頂駅から歩くこと数分。岩国城天守に到着しました。

写真を撮ってくださいと言わんばかりの岩国城の看板と木々に被ることなく鎮座している岩国城天守

この天守自体は昭和に入ってから再建されたもので、吉川広家によって建てられた天守はまた異なる位置にありました。

天守からの眺望を意識して、より見渡しの良い場所へと移動し再建されました。

 

もともと天守があったのは、現在の再建天守がある場所から50mほど内側へ入った場所です。

現在は当時の石積み技術を用いて修復した石垣部分のみが残されています。

確かにこの位置に天守があったらなら、観光資源という面が大きくなっている現代において天守からの眺めはイマイチになっていたかもしれません。

賛否両論あったとは思いますが、観光地としてはやはり見晴らしがいい方が見ごたえがあります。

 

岩国城天守内は博物館化されており、様々な展示物があります。

甲冑や刀のレプリカといった城に関連するものから、錦帯橋の模型など岩国ならではのものの展示されていました。

再建ということもあってか、階段はそこまで急ではなく、誰でも観光しやすいお城になっていました。

 

最上階は展望室になっています。

主に岩国市街地のある東側に向けて視界が開いており、山側にあたる西側は木々に遮られていました。

ここから見える景色については次の項目でじっくりと紹介していきます。

 

最上階の床には昔の岩国の地図が貼られていました。

かなり急に曲がっている錦川と岩国城の城下に広がる城下町がどのように広がっていたのかがわかります。

この地図を見たうえで、窓の外に目を移せば、現在の岩国のまちはどのように変化しているのかを実際に感じることができます。

 

岩国城天守からの眺め

それでは天守最上階からの眺めを紹介していきます。

見ることが出来るのは岩国城の城下町、現在の岩国市街地の方向。手前には錦帯橋

そして錦川に沿って広がる市街地と、その先の瀬戸内海の様子まで眺めることができます。

手前の錦川沿い、城の付近に広がるのは岩国城の城下町、そして河口に近くなるほど山陽本線岩国駅がある現代の岩国の中心地という構造になっています。

 

錦帯橋の近くの河原から岩国城が見えたように、岩国城からもはっきりと錦帯橋の姿を確認することができます。

下から望む姿、実際に渡ってみる姿、そして岩国城から上から眺める姿と、どこから見ても美しいアーチ状の木造の橋であることが分かります。存在感もかなり感じます。

 

錦川の河口付近には、今朝降り立った岩国錦帯橋空港のある岩国基地の姿を確認することができます。

旅客機はそこまで便数も多くないので、確認することはできませんでした。が、訓練中の米軍機はこれでもかというほど見ることができました。特に戦闘機の音は遠く離れたこの岩国城でも聞こえてくるほどでした。

 

木々に阻まれてよく見えなかった西側をちらっと紹介。

はっきりとは確認できませんが、木々の裏側に見えているのは恐らく山陽新幹線新岩国駅

新幹線の城山の裏側にあり、錦川鉄道によって岩国駅と結ばれている新幹線駅です。岩国に訪れる際に起点になる駅とは思いますが、広島駅とのアクセス等も考えると実際はどのような利用のされ方をしているのか、気になるところです。

 

岩国城からの帰り道

岩国城を見学し終えて、ロープウェーの山頂駅へと戻ってきました。

ロープウェーは15分間隔で運行されているため、時間までしばらく待つ必要があります。この写真で察してるとは思いますが、ここ山頂駅もかなりの絶景を楽しめます。

 

岩国城天守よりも低い位置からの眺めではありますが、やや南寄りに位置しているため、山に遮られることなく岩国の市街地の姿を眺めることができます。

また案内図もあるのでどこに何が位置しているのかわかりやすく楽しむことができますね。

 

そして山頂駅の前にはからくり時計なるものがありました。

ちょうどロープウェーを待っていたらからくりの時間が始まったのでびっくりしました。あんまし記憶にないですが、メモを見ると音楽が掛かってといった具合みたいですね。全然覚えてない。

 

帰りは貸し切りのロープウェーでした。

山麓駅周辺には吉香公園のほかにも、吉川家資料館や吉香神社、シロヘビの館などなど面白そうな施設がたくさんあります。

せっかくなので見ていくべきなのでしょうが、次の行程が迫っているので、山麓駅に到着してすぐに錦帯橋周辺を去ることに。

歩いて岩徳線川西駅まで向かい、岩徳線に乗車して次の目的地を目指します。

 

 

ということで今回はここまで。

歴史的には大きな出来事があったとかではない岩国城

ただ山麓にある錦帯橋とセットで映える位置にあり、岩国城から眺める岩国の景色も素晴らしい物でした。

錦帯橋を見て満足して帰ってしまうこともあるかもしれませんが、せっかくなのでその上まで行ってみることをお勧めします。

とにかく景色が素晴らしいと感じた岩国城の紹介でした。

 

次回は列車を乗り継ぎ、同じく山口県防府を目指します。

どんどん西へ西へと移動をしながら観光していきますよ。

最後までお読みいただきありがとうございました。