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【旅行記】山の中の徳島城 四国制覇旅⑯

こんにちは。

城を観光するとき、登山になりがちですよね。

山!ていう場所じゃない市街地なんかにある城でも、大手門超えたあたりから登りになる、なんてのはあるあるです。

今回は徳島駅のすぐ後ろにあるにもかかわらず、山を登る必要のある徳島城を紹介していきます。

 

さて今回も四国旅。

旅は3日目の最終日。徳島を観光しています。

目論見が甘く時間を持て余すことになっている徳島観光。

あまりにも時間があるので、超ゆっくりと徳島城を観光することができました。

というのも徳島城は城山という山の上が本丸になるんですが、特に遺構がしっかりあるわけでもなく、見晴らしがいいというわけでもないので、登ってまで見る?くらいの感覚なのですが、時間があり過ぎたので登ってみました。

今回はじっくりと徳島城を紹介していきたいと思います。

 

それではスタート!!

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徳島駅の駅ビルを出て、線路に沿って阿南方面へと歩いて行きます。

すると線路を跨ぐ歩行者用の橋があるので、それを渡って駅とは反対側へと向かって行きます。

徳島駅は駅舎と反対側を中心に列車の車庫があるので、橋の上からは止まっている列車の様子も伺うことができるので、列車好きな方にはいいスポットではないでしょうか。

 

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この看板にある案内は徳島城があった時代の案内図です。

昔は南北を川に囲まれた自然の要塞にあった徳島城。南側の寺島川は現在埋められてJR徳島駅を中心とした線路になっています。

城山を挟んで東西に御殿が配置されている珍しい形の城だったようです。

 

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取り残されたかのように残っているこちらの門は、鷲の門。

徳島城のシンボル的存在として、手前の広場などでイベントが行われたりするそうです。

明治時代になっても残されてた門のようですが、空襲によって焼失。現在の門は復元されたものです。

にしても後ろの建物たちとのミスマッチ感が半端無いですね…

 

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それでは大手門から城内へと入って行きたいと思います。

これだけしっかりした橋、石垣、枡形と続いているので期待しちゃうかもしれないんですが、

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大手門を通り過ぎても特にここから城跡という感じもせず。

現在徳島城跡はそのまま徳島中央公園として整備されており、遺構は点々と残っていたり、復元されたりしている状態になっています。

 

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こちらは徳島城博物館です。

表御殿の跡地に建てられているということもあって、少し御殿風の作りになっています。

中は撮影不可でした。展示されていたのは徳島城にゆかりのある、徳島藩主蜂須賀氏のものが多くなっていました。

名前は聞いたことあれど、実際どんな家だったのかよく分かってなかったので、じっくり見入ってしまいました。

 

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博物館内の窓から庭園を眺めることも可能ですが、徳島城博物館に入館すると、表御殿庭園も見学することが可能になっています。

庭園内は特に順路の明記がなくどこまでも入っていってしまえそうな感じでした。

立入禁止とかへいってしまうのが怖いので、そこまで奥まで入ることはしませんでした。

 

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こちらは蜂須賀家政像。

家政は秀吉時代に四国攻めに参加し、武功を挙げたことから阿波一国を与えられた大名になりました。

その後も関ヶ原など様々な分岐点がありながらも、蜂須賀家が代々徳島を治めることになります。

 

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それでは城山に登って行きます。

とにかく時間が有り余っているので、行けるっしょ!という軽い感覚で階段を登り始めてから後悔。

ご覧のように中々に急角度、しかも柵は真ん中だけというスリルある階段が永遠に続いて行きます。

訪れているのは8月の頭。真夏の暑さの中、階段を登り続けるのはキツかったです。日陰になっているのがせめてもの救いでした。

 

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しばらく登っていくと、天守跡なる広いスペースが現れました。

こちらは東二の丸に当たる場所で、築城時から天守がこの位置にあったわけではないようです。

天守は江戸時代が始まって早々に破却され、ここ東二の丸に代用となる櫓が建てられたようです。

何で本丸じゃない場所に建てられたのかなど不明な点も多いみたいですよ。

 

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やっとの思いで山頂へとやってきました。

本丸があったところということでとにかく広い空間になっています。

木が周りだけになり、日差しを思いっきり受けてしまうので暑い暑い。

特に何かの遺構があったり、復元があるわけでも無さそうでした。

 

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山頂からの景色ですが、木々に遮られてしまいあまり堪能することは叶いません。

木々の間からちらっちらっと建物が見えるくらいで、城下町全景をみるには少し物足りない気がします。

やっぱり景観に関しては眉山一択です。

 

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開けた景色を眺めることができたのはこちらの西三の丸跡。

何かの施設があるようで、その分木がなく西側の眺めはしっかりと見ることができました。

城の遺構としては特に見当たらず、写真の石碑が建つのみでした。

 

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城山を降りてくるとそこにはSLが展示されていました。

徳島で活躍していたSLのようですが、なんとあの鬼滅の刃の無限列車と同じ形のSLだそうです。

一大観光地になっていてもおかしくはないスポットですね。

 

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城山を降りて、徳島駅がよく見える場所へとやってきました。

いくつか前の回でも書きましたが、徳島駅徳島城側は車両基地があるだけになっており、写真のように駅の左右で格差が半端ないことになっています。

駅の直上にあるクレメントホテルに泊まれば、城山の様子や駅の様子がよく見えると思うので、ぜひ機会があればというか機会を作って泊まりたいです。

 

 

ということで今回はここまで。

旅行中に途切れ途切れ書いていたので、脈絡ゼロに等しいかもしれませんがお許しを。

徳島城は城というよりほぼ山でした。そこまでおお!!!ってなることはなく、登るのがキツかったというのが第一印象になっています。

観光地として万人受けするわけではなさそうです。

 

これで徳島観光は終了。

行きたかったところ、行こうとすべきだっだ他のところなど様々ありますが、最初の徳島と考えると、有名なところは大体行けたので満足しています。

 

次回は徳島の最終回。空港を見学します。

四国旅はちょっとだけ続きます。

最後までお読みいただきありがとうございました。