こんにちは。
私のブログでは何度も触れていますが、空港はその地域の魅力ががっつり詰まっていて、短時間で観光するにはもってこいの場所です。
そして最近では空港の名前にその地域の名物が入っていることが多いですよね。
今回はその一つである「徳島阿波おどり空港」を紹介していきたいと思います。
さて今回も四国旅。旅行記としては最終回です。
旅は3日目。徳島観光を十分に楽しみ、徳島空港へとやってきました。
徳島空港は徳島の市街地から少し離れており、徳島駅前からバスを利用して約28分ほど。
途中停留場に停車しながらお客さんを拾っていくので、ノンストップではありません。
他にも鳴門方面のバスもあるようですが、こちらは徳島駅と鳴門公園を結んでいるバスが徳島空港にも立ち寄るといった形になっています。
この徳島空港、グルメのほかにもこの空港ならではの場所があるので、そこまで含めて紹介していきたいと思います。
それではスタート!!
徳島駅からバスで600円、30分ほどで徳島空港に到着しました。
徳島空港は海上自衛隊徳島基地との共用になっており、旅客ターミナルは滑走路の北側右端に追いやられています。
飛行場を見つけてからターミナルビルに到着するまで割と時間がかかるんですよね。
また空港に隣接して徳島県の免許センターがあったのも面白いところだと思います。
2010年にオープンし2018年に増改築されたターミナルビルということもあってか、とても綺麗な外観になっています。
ガラス張りの建物はさながら鳴門海峡の綺麗な海をイメージしているような感じ。
徳島阿波おどり空港の看板とともに写真には写っていないですが、阿波踊りを踊る人の模型というのか、像のようなものもありました。
ターミナルは3階建てになっており、1階には到着口と航空会社のカウンターが並んでいます。
現在徳島空港に就航しているのは大手2社のみ。その2社のカウンターが並んでいます。両社が羽田線、そしてJALのみ福岡線を就航させています。
カウンターが大手2社なのは地方空港ではよくある光景でしょうか。最近ではLCCも路線を増やしており、このような光景も珍しくなっているかもしれません。
到着口から少し離れた隅っこに徳島の顔出し看板が設置されていました。
ちょっと隅っこすぎやしませんかね…到着口とは少し離れていますし…
遠慮がちな徳島空港の顔出し看板でした。
顔出し看板の後ろには3階へと続く階段があります。
2階は空港ビルの会社の事務所や有料の会議室になっているので、ほぼ用はありません。
ということで2階は飛ばして3階まで続く階段になっています。
この階段にもキャラが描かれており、一番上に書かれているのは徳島空港のキャラクターうずぴーというらしいです。あとはすだちくんも見たことあります。
徳島空港の珍しいポイント1つ目がこちら。
1階の駐機場側にガラス張りの展望スペースがあるんです。
グラウンドレベルで飛行機を眺められる機会ってそうないと思うので貴重な光景です。
しかも離島の空港のようにプロペラ機が1便とかではなく、767型機などの中型機まで飛んでいますからね。
今回の旅行では時間がなくじっくり見ることはできませんでしたが、ゆとり持って再訪したいと思える場所です。
目の前に飛行機がやってくるとこのような感じに。
飛行機を見れるだけではなく、飛行機周辺の車や到着出発準備の忙しさなどをがっつり体感することができます。
ほんとに到着から出発までずっと見ていたいくらいです、
先ほど説明したように2階部分はオフィスとなっているため、2階は一部分にしかありません。
空港のメインとなる部分は1階から3階まで吹き抜けになっており、日の出ている時間帯は空港内を明るく演出してくれています。
また空港内のいたるところがガラス張りになっているので、例えば到着待ちをしている場合、飛行機を降りてきてから早い段階で待っている人が見えるようになっています。
3階には搭乗口や搭乗待合室、保安検査場のほかに、お土産屋さんやレストラン、フードコートまであり、まさしくメインフロアとなっております。
飲食店では徳島ラーメンや徳島バーガー、肉吸い、そして海鮮と徳島名物が一通りそろっている印象です。
お土産屋さんも何店舗かあり、徳島名物のお土産はもちろん、愛媛の一六タルトをはじめとする四国各県のお土産もそろっていました。
夕食は徳島ラーメンにしました。
徳島のご当地グルメとしては全国区の知名度を誇っている徳島ラーメン。
特徴はスープと肉でしょうかね。めちゃくちゃおいしかったです。
徳島空港だけではなく、徳島駅周辺にも多くの徳島ラーメンの店があり、徳島に観光に来たなら外せない一品になっています。
徳島空港2つ目の特徴です。それは展望デッキがないこと。
展望デッキがない代わりに、特殊な展望ホールがあります。
普通の空港ターミナルビルは外にでられるようなデッキになっていますが、徳島空港は外に出られません。しかし、展望ホールが搭乗時に利用する搭乗橋の上にまで続いており、他の空港では見られないような視点から飛行機を眺めることができます。
ちょうど展望ホールの真下にある搭乗橋を使用するスポットにANAが駐機中。
この近さから飛行機を見ることができます。
本当に目の前。この景色を味わえる展望デッキはそうないはずです。
屋内にあるということもあり、天候に左右されないのも魅力的だと思います。
飛行機のいる駐機場側を見てしまいがちですが、反対側も注目。
普段飛行機を乗り降りするタイミングでしか目にしないような、ターミナルビルを駐機場側から見ることもできます。
駐機場側からだと徳島阿波おどり空港が英語表記になっていますね。
現在は飛んでいませんが、国際線もありキャセイドラゴンが香港へと飛んでいたそうです。いつ戻ってくるでしょうかね。
展望ホールから隣のスポットに到着したJAL機を撮影しました。
びっくりするほどの近さです。
一つ難点をあげるとしたら、夜間は室内の照明がガラスに反射してしまい写真を撮るのは一苦労でした。
また展望ホールは見送りやら出迎えやらに人気なようで、飛行機の発着時間帯になると多くの人で賑わっていました。
制限エリア内に入ってきました。搭乗口は3,4の2つのみで、エリア内にはJALの売店であるブルースカイが入っています。
搭乗口についている案内がターミナルビルの外観とは異なり一昔前のパネル式でした。
パラパラ変わっていくところもみたいですが、筆者の搭乗する便は本日の最終便だったので叶わず。
制限エリア内にはテレビが置かれており、ちょうどオリンピックの卓球の試合を中継していました。皆さんテレビに注目していましたね。
制限エリア内はそこまで広くなく、東京便1便があるだけで混雑しそうなほどだったのですが、国際線が休止中ということで、国内線と国際線の制限エリアを隔てる壁がなくなり解放されていました。
国際線の制限エリアには充電スペースがあり、解放されていてありがたかったです。
今後国際線が復活しても、国内線側に充電スペースが欲しいですね。
ということで今回はここまで。
阿波おどり空港の名にある通り、徳島をふんだんに詰め込んだ空港であることに加えて、ガラス張りのターミナルビルと搭乗橋の上の展望ホールと特徴が多い空港でした。
徳島空港の展望ホールはぜひとも訪れてほしい場所です。
こんなに至近距離で飛行機が眺められる空港の展望デッキは聞いたことがありません。
四国の中でも少し地味な存在の徳島ですが、しっかりと魅力があるんだということを再認識できるような空港でした。
次回は四国旅のお土産を紹介しつつ、最終回として四国旅をまとめていきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。