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【佐賀旅行記】個性的なミュージアムを巡る佐賀市内観光

こんにちは。

今回は佐賀県の県庁所在地である佐賀市旅行記をお届けします。

佐賀県の東部、佐賀平野の真ん中にあるのが佐賀市。九州の中心で大都市の博多とも1時間以内で結ばれており、ベッドタウンのような性質も持っています。ただその歴史は古く、周辺には歴史の授業で一度は学ぶ吉野ヶ里遺跡をはじめとして多くの遺跡があり、さらには明治維新に貢献した幕末の志士が生まれた地でもあります。

そんな佐賀市には深い歴史を学べる博物館や佐賀でしか楽しめないようなイベントに関する博物館があります。今回は佐賀駅から歩いて行ける範囲で佐賀の博物館を巡ってたので、その様子を紹介していきます。

 

以下目次です。

 

それではスタート!!

佐賀城跡の博物館

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佐賀駅から歩いて30分ほどの距離がある佐賀城跡にやってきました。バスだと10分ちょいで到着し、本数もかなり多いのでバスの利用をお勧めします。佐賀城跡は現在ほとんどの敷地が民間利用になっており、テレビ局や県庁もその敷地内にあります。

最初に訪れたのは佐賀県立博物館・美術館。こちらでは佐賀県の歴史を一気に学ぶことができ、常設展はなんと無料で見学することができます。

 

佐賀県立博物館から道を挟んで向かい側には佐賀城本丸歴史館があります。本丸のエリアと全体を取り囲んでいるお堀のみ城跡の形が維持されている形です。そんな本丸のエリアには当時の姿を再現した部分と、当時から残る部分が点在しています。

 

まず見学していくのは佐賀城本丸歴史館。本丸御殿の一部を再現して博物館とした施設になっています。日本で初めて本丸御殿を復元したのがこの佐賀城です。入館料としては無料になっていますが、貴重な歴史文化財を維持し後世に伝えてていくためにも募金の協力が呼びかけられています。

 

館内は幕末の佐賀藩を中心として明治維新での活躍を見せた人物の紹介、ここ佐賀城についてや佐賀県にある明治日本の産業革命遺産に登録された世界遺産の紹介などがなされており、無料では申し訳ないほどの大ボリュームでした。見終わる頃には大満足で進んで募金をしてしまうほどになっていると思います。

 

歴史館の中から見ると、本丸御殿の復元されていない部分の間取りも見ることができます。こうして見るとまだまだある本丸御殿の本当の広さがよくわかります。館内ではVRなどを用いて当時の本丸御殿の姿を体験・体感することができました。

 

こちらは佐賀城本丸の入り口に当たる鯱の門。江戸時代の佐賀城本丸再建の際に建てられた当時の門となっています。江戸時代の後半に建てられたことから軍事的なものは少なくどちらかというと装飾的に優れた門だそうです。

にも関わらず、明治時代に発生した明治政府に対する士族不満が反乱となった佐賀の乱ではここが戦場となり、門には今でも銃弾の跡を見ることができます。

 

佐賀城跡には現在、お城の象徴とも言える天守閣はありません。江戸時代の享保年間に起きた火事によって焼失し、その後再建が叶うことはありませんでした。天守閣の大きさについては諸説ありますが、天守閣が乗っかっていた天守台には今でも訪れることができます。

やはり天守閣がないと眺望としてはすこし物足りないかな…という具合ですね。

 

佐賀県庁から佐賀市を一望

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佐賀城本丸歴史館を出てしばらく歩きやってきたのは佐賀県庁です。当ブログでは定番となりつつある県庁訪問。他県民に用はないと思われがちですが、ここ佐賀県庁には無料で楽しめる展望台があります。

 


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展望台へと向かうことができるエレベーターに乗車してやってきたのは県庁の最上階である11階。SAGA360と名付けられまさに360度の展望を楽しむことができます。
展望室としてはかなり広く、営業時間は限られていますが展望レストランまであります。展望室に来るだけであればもちろん無料です。

 

360度の佐賀ビューを楽しめる展望台から眺められる景色を2つ紹介します。

まずは北側、佐賀駅をはじめとする佐賀市の中心部の眺めです。高層ビルはありませんが中低層のビルやマンションが立ち並んでいます。さすが県庁所在地。魅力度ランキングには関係なくちゃんと都会です。

 

こちらは先ほどまでいた佐賀城本丸のある南側です。遠くへと目をやると佐賀空港の管制塔やその先の有明海、うっすらとですが雲仙の様子も見ることができます。もう少し雲がなければはっきりと見えていたはずです。

写真には取り上げませんでしたが、佐賀が世界に誇るイベント佐賀バルーンフェスタの会場である嘉瀬川の河川敷も見ることができます。実際に競技が行われたら俯瞰して見ることができ面白いはずです。

 

日本で唯一のバルーンミュージアム

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佐賀県庁を出て少し歩いてやってきたのはさがバルーンミュージアム。先ほどちらっと紹介した、佐賀が世界に誇るお祭りで毎年秋に開催される佐賀インターナショナルバルーンフェスタをいつでも体感することができる施設となっています。

 

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祭りといってもただふらふらと自由に飛んでいるわけではない。実は競技でルールがあることや、バルーンの飛ぶ仕組み、バルーンの歴史から世界のバルーンまで熱気球のことをじっくりと知ることのできるミュージアムです。

バルーンのシュミレーターなるものもありました。バルーンフェスタ自体は栃木県や北海道など全国各地で開催されることがあるそうですが、ミュージアムは佐賀だけです。(筆者調べ)

 

映像で佐賀バルーンフェスタを楽しめるシアターなどもある中、印象に残っている部分をひとつだけ紹介します。

バルーン競技には操作するバルーンからターゲットと呼ばれる的に向かってマーカーと呼ばれる物を投げて、どれだけターゲットの近くに落とせたかを競うものがあります。その高さを体感することができるコーナーです。

バルーンのカゴから下を見るとちょうど十字のターゲットが見えると思います。建物にして2階部分から地上部分を狙う感じ。ただ投げるだけならまだしも、バルーンを操作しつつ、風も読みつつ投げるのは至難の技に感じます。

このミュージアムを見学したあなたは、今度は生でバルーンフェスタを見たくなること間違いなしです!!

 

県庁所在地の佐賀駅とグルメ

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バルーンミュージアムから歩いて17分ほど佐賀駅に到着しました。佐賀駅長崎本線の特急も停車し、博多駅まで1時間かからずに迎えてしまうアクセスの良い位置にあります。

高架駅になっており、高架下にはお土産屋さんやレストランなどのお店が入る商業施設、そして佐賀駅バスセンターになっています。駅周辺は金融機関やホテルが立ち並んでおり、県庁所在地の駅にふさわしい駅前の光景が広がっていました。


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佐賀の街を歩いていると偉人の銅像がよく目につきます。こちらは明治維新150周年だった2018年、さが幕末維新博覧会が開催されその記念に設置された佐賀にゆかりある偉人の銅像になります。

歴史の教科書で学ぶ大隈重信江藤新平から東京駅で有名な辰野金吾など総勢25名の銅像が佐賀の街に点在しています。

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佐賀駅前のホテルにチェックインし、夕食にやってきたのは同じ佐賀駅前の商業施設。こちらにはスーパーや佐賀の地場産品を扱うショップなどが入っています。

中にあるJAが運営するみのりカフェで夕食にします。

 

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地元食材を使ったメニューが色々ある中、選択したのは肥前さくらポークの生姜焼き定食。食事以外にもジェラートやドリンクなどで佐賀の美味しい物を堪能できるようになっています。駅目の前にあるので佐賀に来た時は立ち寄りたいですね。

 

ということで以上、佐賀市旅行記でした。

歩いて行ける範囲で巡った佐賀市観光。気づいたら博物館巡りになっていましたが、それぞれ毛色の違う展示を楽しむことができました。

中でもバルーンミュージアムはユニークすぎですね。他にはない博物館だと思います。ビビってシュミレーターを体験してこなかったことを非常に後悔してます。旅の恥はかき捨てですからね。

ここまで巡って既に魅力度ランキング最下位に納得いっていない筆者。まだまだ佐賀県の観光地を紹介していきますので次回以降もお楽しみに。

 

この記事は2022年12月中旬の情報です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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